JPS6348932Y2 - - Google Patents

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JPS6348932Y2
JPS6348932Y2 JP13929582U JP13929582U JPS6348932Y2 JP S6348932 Y2 JPS6348932 Y2 JP S6348932Y2 JP 13929582 U JP13929582 U JP 13929582U JP 13929582 U JP13929582 U JP 13929582U JP S6348932 Y2 JPS6348932 Y2 JP S6348932Y2
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JP
Japan
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lever
insulator
lift
force
main body
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JP13929582U
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English (en)
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JPS5943060U (ja
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  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、本体に形成された略円錐状の凹部に
略円錐状の絶縁物をリフトの力を用いて押し込
み、両者の間に接触面圧を生じさせ、所定の絶縁
耐圧を得る構造の高圧絶縁構造に関する。
例えば、電子顕微鏡においては、電子銃のフイ
ラメント交換作業を容易にするため、フイラメン
トを含むユニツトが本体から分離可能に構成され
ている場合が多い。第1図は、この種の電子顕微
鏡の電子銃部分の一例を示すもので、図中、1は
略円錐状の絶縁物で、本体2に形成された略円錐
状の凹部にリフト3の力によつて押し込まれてい
る。この絶縁物1の下部1aには、フイラメント
が収納されており、このフイラメントはコネクタ
4を介して外部の電源に接続されている。フイラ
メントの交換は、まず、加速管5内に空気を導入
した後、リフト3の駆動軸と連結されたアーム6
を上昇させ、絶縁物1を持ち上げてその下部1a
を本体外に出すことによつて行う。フイラメント
交換後、元の位置にセツトするのも、リフト3に
よつて行う。
ところで、この装置における高圧絶縁構造で
は、接触面圧を生じさせるのに、リフト3の力を
そのまま絶縁物1に加え、押し込み力としている
ため、リフト3として大型のものを用いなければ
ならない。又、リフト3の推力が大きいため、そ
れを伝えるアーム6等としても剛性の高いものが
要求され、これらとリフト3を合せた設置スペー
スが非常に大きくなるという問題があつた。又、
コスト的な問題も生じていた。
本考案は、これらの問題に鑑みてなされたもの
で、本体に形成された略円錐状の凹部に略円錐状
の絶縁物をリフトの力を用いて押し込み両者間に
接触面圧を生じさせることにより、所定の絶縁耐
圧を得る構造の高圧絶縁構造において、前記絶縁
物に押え部材を固着し、更に、該押え部材に前記
リフトの移動方向と略平行な平面内での回動が可
能なようにレバーを枢着し、該レバーの一端側を
リフト側に係合可能とすると共に、他方側を本体
側と係合可能とし、前記リフトの力を前記レバー
を介して前記絶縁物に与え、前記接触面圧を生じ
させるように構成することにより、リフトとして
大型のものを要求せず、又、上記のコスト的な問
題も解決する高圧絶縁構造を提供するものであ
る。
以下、図面を参照し、本考案を詳細に説明す
る。
第2図は、本考案の一実施例(電子顕微鏡にお
けるもの)の要部を示す断面図で、図中、10は
略円錐状の絶縁物で、この絶縁物10の上部に
は、押え部材11が固着されている。12は押え
部材11の外方の突起部11aにピン13でもつ
て枢着されたレバーで、リフト(第2図では図示
せず)の移動方向と平行で且つ絶縁物1の中心軸
を含む平面内で回動できるようになつている。該
レバー12の左端側12aは、本体側に固定され
た係合部材14のコ字状凹部14a上下面と係合
可能になつており、右端側12bは、リフト側に
固着され第2図の上下方向に移動する係合部材1
5のコ字状凹部15aの上下面と係合可能になつ
ている。レバー12の右端側12bの中間部分に
は、ボール16が一部露出した状態で埋め込まれ
ており、係合部材15のコ字状凹部15a上面と
レバー12の右端側12bとの上記係合は、該ボ
ール16を介してなされる。17はレバー12を
第2図の反時計回り方向に回動付勢するスプリン
グである。第2図においては、レバー12の左端
側12aと押え部材11の突起部11aとの間に
張設したコイルスプリングを示したが、どのよう
なスプリングであつてもよい。上記押え部材11
の中央部は上方に突出し、そのフランジ部11b
の下面は、係合部材15の上面と対向している。
上記レバー12は、好ましくは、周縁に沿つて3
個以上配設されている。
このように構成された実施例の操作及び作動を
次に説明する。
まず、リフトにて係合部材15を下げる場合に
ついて説明する。係合部材15が上方にあるとき
(フイラメントの交換作業中等)は、係合部材1
5の上面と押え部材11のフランジ11bの下面
との当接によつて絶縁物10が支えられている。
又、スプリング17によつてレバー12は反時計
回り方向に付勢され、レバー12の左端側12a
は絶縁物10の中心軸側に寄つている。従つて、
リフトの動きに応じて係合部材15が下降してく
ると、レバー12の左端側12aの先端は係合部
材14のコ字状凹部14a内に入る。又、一定量
の降下で絶縁物10が停止するため、コ字状凹部
15aの上面によつてボール16が押し下され、
レバー12が時計回り方向に回動し、レバー12
の左端側12aが係合部材14のコ字状凹部14
aの上面に当接する。この状態において、リフト
によつて係合部材15に更に下方の力が加わる
と、その力はボール16に作用し、ピン13即ち
押え部材11は、次式で示されるF3なる力を受
ける。
F3=F1+F2 但し、F1;ボール16に作用する力 F2;ピン13とボール16との間隔をL1とし、
ピン13とレバー12の左端側12aの力
の作用点との間隔をL2としたとき、F1・
L1/L2で示される力 この力は、そのまま絶縁物10に伝えられ、本
体に略円錐状に形成された凹部18と絶縁物10
との間に面圧を生じさせる。
次に、絶縁物10を引き上げる場合について説
明する。この場合においては、まず、係合部材1
5の上昇に応じてレバー12が反時計回り方向に
回動し、左端側12aが係合部材14の下面に当
接する。更に係合部材15が上昇すると、コ字状
凹部15aの下面がレバー12の右端側12bに
当接し、レバー12を反時計回り方向に更に回動
させようとする。この時、押え部材11に作用す
る力F5は、ピン13とレバー12の左端側12
a,右端側12bの力の作用点との距離をL3,
L4とすれば、次のようになる。
F5=F4(L3+L4)/L3 但し、F4;係合部材15からレバー12に
働く力 この力によつて絶縁物10が徐々に引き抜か
れ、係合部材15が上昇し、レバー12が反時計
回り方向に回動していくと、係合部材15の上面
とフランジ部11bの下面が当接し、以後、リフ
トの力が直接押え部材11に作用し、絶縁物10
を更に上方に引き上げる。尚、この状態に移ると
き、レバー12の左端側12aはスプリング17
によつて絶縁物10の中心軸側に引き寄せられ、
係合部材14のコ字状凹部14aからは抜け出
す。
この実施例においては、絶縁物10と本体の凹
部18との間に面圧を与える場合の力F3がリフ
トの力F1を拡大したものとなつている。又、絶
縁物10を引き抜く場合の力F5もリフトの力F4
を拡大としたものとなつている。尚、てこ比を変
えることによつて、容易に力の拡大率を変えるこ
とができる。
以上説明したように、本考案によれば、絶縁物
と本体凹部との接触時(この場合においてのみ大
きな力が必要となる)における絶縁物への作用力
を拡大できるので、リフトとして極めて小型なも
のを使用できる。このため、上述の問題点を全て
解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高圧絶縁構造の一例を示す断面
図、第2図は本考案の一実施例の要部を示す断面
図である。 10……絶縁物、11……押え部材、12……
レバー、13……ピン、14,15……係合部
材、16……ボール、17……スプリング、18
……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体に形成された略円錐状の凹部に略円錐状の
    絶縁物をリフトの力を用いて押し込み、両者間に
    接触面圧を生じさせることにより、所定の絶縁耐
    圧を得る構造の高圧絶縁構造において、前記絶縁
    物に押え部材を固着し、更に、該押え部材に前記
    リフトの移動方向と略平行な平面内での回動が可
    能なようにレバーを枢着し、該レバーの一端側を
    リフト側に係合可能とすると共に、他方側を本体
    側と係合可能とし、前記リフトの力を前記レバー
    を介して前記絶縁物に与え、前記接触面圧を生じ
    させるように構成したことを特徴とする高圧絶縁
    構造。
JP13929582U 1982-09-13 1982-09-13 高圧絶縁構造 Granted JPS5943060U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13929582U JPS5943060U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 高圧絶縁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13929582U JPS5943060U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 高圧絶縁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5943060U JPS5943060U (ja) 1984-03-21
JPS6348932Y2 true JPS6348932Y2 (ja) 1988-12-15

Family

ID=30312258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13929582U Granted JPS5943060U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 高圧絶縁構造

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JP (1) JPS5943060U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5943060U (ja) 1984-03-21

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