JPS6348810Y2 - - Google Patents
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- JPS6348810Y2 JPS6348810Y2 JP17913684U JP17913684U JPS6348810Y2 JP S6348810 Y2 JPS6348810 Y2 JP S6348810Y2 JP 17913684 U JP17913684 U JP 17913684U JP 17913684 U JP17913684 U JP 17913684U JP S6348810 Y2 JPS6348810 Y2 JP S6348810Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air supply
- supply passage
- air
- guide
- movable table
- Prior art date
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- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、静圧空気軸受を用いて移動テーブ
ルをガイド部に対し非接触状態で移動させるよう
にしたスライドテーブル装置に関するものであ
る。
ルをガイド部に対し非接触状態で移動させるよう
にしたスライドテーブル装置に関するものであ
る。
従来の技術
静圧空気軸受を用いたスライドテーブル装置
は、第10図及び第11図に示すように、テーブ
ルガイド1にこれを抱持するように移動テーブル
2を設け、かつ、テーブルガイド1と移動テーブ
ル2との間の微小な軸受すきま3を形成し、この
軸受すきま3へ圧縮空気を導入して適当な圧力分
布を作り、これに荷重を負荷させて移動テーブル
2を移動させるように構成してある。このような
スライドテーブル装置は軸受すきま3へ圧縮空気
を導く方法として通常、移動テーブル2へエアー
ホース4を介して圧縮空気を供給し、移動テーブ
ル2から軸受すきま3へ圧縮空気を噴出させてい
る。
は、第10図及び第11図に示すように、テーブ
ルガイド1にこれを抱持するように移動テーブル
2を設け、かつ、テーブルガイド1と移動テーブ
ル2との間の微小な軸受すきま3を形成し、この
軸受すきま3へ圧縮空気を導入して適当な圧力分
布を作り、これに荷重を負荷させて移動テーブル
2を移動させるように構成してある。このような
スライドテーブル装置は軸受すきま3へ圧縮空気
を導く方法として通常、移動テーブル2へエアー
ホース4を介して圧縮空気を供給し、移動テーブ
ル2から軸受すきま3へ圧縮空気を噴出させてい
る。
考案が解決しようとする問題点
前述の如きスライドテーブル装置は、高精度な
直進性及び位置決めが要求される分野で使用さ
れ、近時ではサブミクロンの高精度が要求される
分野でも使用される。ところが、移動テーブル2
にエアーホース4が接続されていると、移動テー
ブル2の移動に伴うエアーホース4の撓み時の抵
抗を受けて移動テーブル2の直進性が損なわれ、
サブミクロンの高精度な直進性及び位置決めが得
られないと云つた問題があつた。
直進性及び位置決めが要求される分野で使用さ
れ、近時ではサブミクロンの高精度が要求される
分野でも使用される。ところが、移動テーブル2
にエアーホース4が接続されていると、移動テー
ブル2の移動に伴うエアーホース4の撓み時の抵
抗を受けて移動テーブル2の直進性が損なわれ、
サブミクロンの高精度な直進性及び位置決めが得
られないと云つた問題があつた。
即ち、移動テーブル2に接続されているエアー
ホース4は大量の圧縮空気を流通させる為に、太
い径のチユーブが用いられており、可撓性を有す
る素材で形成してあつても、圧縮空気の流通時に
は棒状になろうとする為、移動テーブル2の移動
に伴つてエアーホース4が撓むときには抵抗が大
きく直進性が損なわれることがあつた。また、抵
抗を小さくする為にエアーホース4の径を細くす
ると、圧縮空気の流量が不足して軸受性能が低下
すると云つた問題を生じる。更に、エアーホース
4は移動テーブル2の移動を許容できるように長
尺なものが使用される為、このエアーホース4が
テーブルガイド1や移動テーブル2と干渉しない
ように配設せねばならず、広い設置スペースが必
要であつた。
ホース4は大量の圧縮空気を流通させる為に、太
い径のチユーブが用いられており、可撓性を有す
る素材で形成してあつても、圧縮空気の流通時に
は棒状になろうとする為、移動テーブル2の移動
に伴つてエアーホース4が撓むときには抵抗が大
きく直進性が損なわれることがあつた。また、抵
抗を小さくする為にエアーホース4の径を細くす
ると、圧縮空気の流量が不足して軸受性能が低下
すると云つた問題を生じる。更に、エアーホース
4は移動テーブル2の移動を許容できるように長
尺なものが使用される為、このエアーホース4が
テーブルガイド1や移動テーブル2と干渉しない
ように配設せねばならず、広い設置スペースが必
要であつた。
そこで、上述の問題点を解決するためには、テ
ーブルガイド1にエアーホース4を設けてテーブ
ルガイド1側から軸受すきま3へ向けて圧縮空気
を供給するようにすればよいが、このようにする
には多くの問題があつた。
ーブルガイド1にエアーホース4を設けてテーブ
ルガイド1側から軸受すきま3へ向けて圧縮空気
を供給するようにすればよいが、このようにする
には多くの問題があつた。
即ち、スライドテーブル装置は、移動テーブル
2がどの位置に移動しても、テーブルガイド1と
移動テーブル2との間に全面に亘つて圧縮空気を
供給せねばならない。ところが、移動テーブル2
の移動範囲の全域に圧縮空気を供給できるよう
に、第12図に示す如く、テーブルガイド1に長
手方向に給気通路5を形成し、かつ、給気通路5
から分岐させて給気孔6,6…をテーブルガイド
1の略全面に設けると、移動テーブル2と対向し
ない給気孔6,6…から圧縮空気が漏れて大量に
放出されるので、圧縮空気の消費量が多くなつて
ランニングコストが高くつくと共に給気通路5の
内圧も低くなつて軸受の負荷容量も低下すると云
つた問題もあつた。従つて、移動テーブル2の移
動ストロークが長くなると適用できない。
2がどの位置に移動しても、テーブルガイド1と
移動テーブル2との間に全面に亘つて圧縮空気を
供給せねばならない。ところが、移動テーブル2
の移動範囲の全域に圧縮空気を供給できるよう
に、第12図に示す如く、テーブルガイド1に長
手方向に給気通路5を形成し、かつ、給気通路5
から分岐させて給気孔6,6…をテーブルガイド
1の略全面に設けると、移動テーブル2と対向し
ない給気孔6,6…から圧縮空気が漏れて大量に
放出されるので、圧縮空気の消費量が多くなつて
ランニングコストが高くつくと共に給気通路5の
内圧も低くなつて軸受の負荷容量も低下すると云
つた問題もあつた。従つて、移動テーブル2の移
動ストロークが長くなると適用できない。
また、移動テーブル2の移動ストロークが短い
場合には、第13図に示すように、移動テーブル
2の移動範囲内でテーブルガイド1の中央部に集
合させて給気通路5から分岐して給気孔7,7…
を形成すると、圧縮空気の漏れがなく、負荷容量
も高くなるが、移動テーブル2の移動に伴つて軸
受すきま3圧力分布が不均一になつて移動テーブ
ル2が傾き、極端な場合には移動テーブル2がテ
ーブルガイド1に接触して移動不可能となると云
つた問題があつた。
場合には、第13図に示すように、移動テーブル
2の移動範囲内でテーブルガイド1の中央部に集
合させて給気通路5から分岐して給気孔7,7…
を形成すると、圧縮空気の漏れがなく、負荷容量
も高くなるが、移動テーブル2の移動に伴つて軸
受すきま3圧力分布が不均一になつて移動テーブ
ル2が傾き、極端な場合には移動テーブル2がテ
ーブルガイド1に接触して移動不可能となると云
つた問題があつた。
また、軸受すきま3全体へ圧縮空気を均一に供
給する為に、第14図に示すように、テーブルガ
イド1の中央部に給気通路5から分岐して給気孔
8を形成し、移動テーブル2の内面に給気孔8と
対応させて移動方向にポケツト9を形成し、ポケ
ツト9から軸受すきま3へ圧縮空気を噴出させる
ようにすると、テーブルガイド1と移動テーブル
2との間に均一な圧力分布を作るには容量の大き
いポケツト9が必要で、その為深さを深くする
と、空気の圧縮性の為に自励振動を生じて直進性
が損なわれると云つた問題があつた。従つて、サ
ブミクロンの位置決めが要求されるものでは、テ
ーブルガイド1側へエアーホースを接続すること
ができなかつた。
給する為に、第14図に示すように、テーブルガ
イド1の中央部に給気通路5から分岐して給気孔
8を形成し、移動テーブル2の内面に給気孔8と
対応させて移動方向にポケツト9を形成し、ポケ
ツト9から軸受すきま3へ圧縮空気を噴出させる
ようにすると、テーブルガイド1と移動テーブル
2との間に均一な圧力分布を作るには容量の大き
いポケツト9が必要で、その為深さを深くする
と、空気の圧縮性の為に自励振動を生じて直進性
が損なわれると云つた問題があつた。従つて、サ
ブミクロンの位置決めが要求されるものでは、テ
ーブルガイド1側へエアーホースを接続すること
ができなかつた。
問題点を解決するための手段
この考案は、テーブルガイドに沿つて移動テー
ブルが短い範囲内で移動するスライドテーブル装
置に於いて、テーブルガイドの中心部に長手方向
に給気通路を形成し、かつ、給気通路から分岐し
てテーブルガイドの表面に開口する給気孔を形成
し、前記移動テーブルの内面に前記給気孔と対向
させて、該給気孔の直径より僅かに広い幅で、か
つ、移動テーブルの移動ストロークと同等或いは
それより僅かに長い長さの溝を形成し、この溝と
連通する給気通路を移動テーブルの内部にそのテ
ーブルの移動方向に形成すると共に、この給気通
路と連通する給気通路を上記給気通路と同方向に
沿つて形成し、更に、この給気通路の数個所に該
給気通路から分岐して移動テーブルの内面に開口
され、その内端部に圧縮空気を絞る為のオリフイ
スを設けた給気孔を形成したものである。
ブルが短い範囲内で移動するスライドテーブル装
置に於いて、テーブルガイドの中心部に長手方向
に給気通路を形成し、かつ、給気通路から分岐し
てテーブルガイドの表面に開口する給気孔を形成
し、前記移動テーブルの内面に前記給気孔と対向
させて、該給気孔の直径より僅かに広い幅で、か
つ、移動テーブルの移動ストロークと同等或いは
それより僅かに長い長さの溝を形成し、この溝と
連通する給気通路を移動テーブルの内部にそのテ
ーブルの移動方向に形成すると共に、この給気通
路と連通する給気通路を上記給気通路と同方向に
沿つて形成し、更に、この給気通路の数個所に該
給気通路から分岐して移動テーブルの内面に開口
され、その内端部に圧縮空気を絞る為のオリフイ
スを設けた給気孔を形成したものである。
作 用
この考案は、テーブルガイドの給気通路から給
気孔を介して移動テーブルの溝に圧縮空気を供給
し、この溝から移動テーブルの各給気通路を介し
て均一な圧力で圧縮空気を軸受すきまに送り、軸
受すきまの圧力分布を均一になすようにしたもの
である。
気孔を介して移動テーブルの溝に圧縮空気を供給
し、この溝から移動テーブルの各給気通路を介し
て均一な圧力で圧縮空気を軸受すきまに送り、軸
受すきまの圧力分布を均一になすようにしたもの
である。
実施例
第1図乃至第3図はこの考案のスライドテーブ
ル装置の一実施例を示す図面である。この図面に
於いて、10はテーブルガイドで、門形に形成さ
れ、その水平なガイド部10aの中心部に長手方
向に沿つて一方の端部から第1給気通路11を形
成し、この第1給気通路11の先端付近から分岐
して上下面に開口された僅かに小径の第1給気孔
12を形成してある。
ル装置の一実施例を示す図面である。この図面に
於いて、10はテーブルガイドで、門形に形成さ
れ、その水平なガイド部10aの中心部に長手方
向に沿つて一方の端部から第1給気通路11を形
成し、この第1給気通路11の先端付近から分岐
して上下面に開口された僅かに小径の第1給気孔
12を形成してある。
13はテーブルガイド10のガイド部10aに
スライド自在に抱持させた移動テーブルで、適当
な大きさの4枚の板材13a,13a,13b,
13bで角筒状に形成され、その内面とテーブル
ガイド10のガイド部10aの外面との間に微小
な軸受すきま14a,14bを形成してある。移
動テーブル13の上下の板材13a,13aは、
第4図乃至第6図に示すように、その内面に排気
溝15を形成して中央部に短冊形状のランド部1
6とその両側に略正方形状の軸受部17を移動方
向に沿つて複数個、例えば、3個宛形成してい
る。そして、ランド部16に、テーブルガイド1
0の第1給気孔12と対向させて移動方向に沿つ
て第1給気孔12の直径より僅かに広い幅で、か
つ、移動テーブル13の移動ストロークと同等或
いはそれより僅かに長さの長い中央溝18を形成
し、この中央溝18の外側で、かつ、板材13a
の内部に、移動方向に沿つて複数個、例えば、4
個の第2給気孔19で中央溝18と連通される第
2給気通路20を形成している。第2給気通路2
0はその略中間位置に、該第2給気通路20と直
交させて第3給気通路21を形成し、この第3給
気通路21の第2給気通路20を挟んだ対称位置
に、移動方向に沿つて第3給気通路21と直交さ
せて第4給気通路22を形成していると共に、第
3給気通路21の両端部付近から分岐して板材1
3aの内面に開口される第3給気孔23を形成し
ている。第4給気通路22は、その途中数個所、
例えば、3個所に、第4給気通路22から分岐し
て軸受部17に開口され、かつ、内端部に圧縮空
気を絞る為のオリフイス24を設けた第4給気孔
25を形成し、この第4給気孔25を取囲む軸受
溝26を軸受部17に形成し、更に、第4給気孔
25と軸受溝26との間に、圧縮空気を効果的に
分散させる補助溝27を形成している。次に、移
動テーブル13の両側の板材13b,13bは、
第7図乃至第9図に示すように、その内面に排気
溝28を形成して略正方形状の軸受部29を移動
方向に沿つて複数個、例えば3個形成し、かつ、
内部に上下の板材13aの第3給気通路21と第
3給気孔23を介して連通する第5給気通路30
を形成している。そして、第5給気通路30の略
中間位置に、該第5給気通路30と直交させて第
6給気通路31を形成し、この第6給気通路31
の途中数個所、例えば、3個所に、第6給気通路
31から分岐して軸受部29に開口され、かつ、
内端部に圧縮空気を絞る為のオリフイス32を設
けた第5給気孔33を形成し、この第5給気孔3
3を取囲む軸受溝34を軸受部29に形成し、更
に、第5給気孔33と軸受溝34との間に、圧縮
空気を効果的に分散させる補助溝35を形成して
いる。36はテーブルガイド10の第1給気通路
11に接続したエアーホースで、外部のコンプレ
ツサー(図示せず)にて発生させられた圧縮空気
を第1給気通路11に供給する。
スライド自在に抱持させた移動テーブルで、適当
な大きさの4枚の板材13a,13a,13b,
13bで角筒状に形成され、その内面とテーブル
ガイド10のガイド部10aの外面との間に微小
な軸受すきま14a,14bを形成してある。移
動テーブル13の上下の板材13a,13aは、
第4図乃至第6図に示すように、その内面に排気
溝15を形成して中央部に短冊形状のランド部1
6とその両側に略正方形状の軸受部17を移動方
向に沿つて複数個、例えば、3個宛形成してい
る。そして、ランド部16に、テーブルガイド1
0の第1給気孔12と対向させて移動方向に沿つ
て第1給気孔12の直径より僅かに広い幅で、か
つ、移動テーブル13の移動ストロークと同等或
いはそれより僅かに長さの長い中央溝18を形成
し、この中央溝18の外側で、かつ、板材13a
の内部に、移動方向に沿つて複数個、例えば、4
個の第2給気孔19で中央溝18と連通される第
2給気通路20を形成している。第2給気通路2
0はその略中間位置に、該第2給気通路20と直
交させて第3給気通路21を形成し、この第3給
気通路21の第2給気通路20を挟んだ対称位置
に、移動方向に沿つて第3給気通路21と直交さ
せて第4給気通路22を形成していると共に、第
3給気通路21の両端部付近から分岐して板材1
3aの内面に開口される第3給気孔23を形成し
ている。第4給気通路22は、その途中数個所、
例えば、3個所に、第4給気通路22から分岐し
て軸受部17に開口され、かつ、内端部に圧縮空
気を絞る為のオリフイス24を設けた第4給気孔
25を形成し、この第4給気孔25を取囲む軸受
溝26を軸受部17に形成し、更に、第4給気孔
25と軸受溝26との間に、圧縮空気を効果的に
分散させる補助溝27を形成している。次に、移
動テーブル13の両側の板材13b,13bは、
第7図乃至第9図に示すように、その内面に排気
溝28を形成して略正方形状の軸受部29を移動
方向に沿つて複数個、例えば3個形成し、かつ、
内部に上下の板材13aの第3給気通路21と第
3給気孔23を介して連通する第5給気通路30
を形成している。そして、第5給気通路30の略
中間位置に、該第5給気通路30と直交させて第
6給気通路31を形成し、この第6給気通路31
の途中数個所、例えば、3個所に、第6給気通路
31から分岐して軸受部29に開口され、かつ、
内端部に圧縮空気を絞る為のオリフイス32を設
けた第5給気孔33を形成し、この第5給気孔3
3を取囲む軸受溝34を軸受部29に形成し、更
に、第5給気孔33と軸受溝34との間に、圧縮
空気を効果的に分散させる補助溝35を形成して
いる。36はテーブルガイド10の第1給気通路
11に接続したエアーホースで、外部のコンプレ
ツサー(図示せず)にて発生させられた圧縮空気
を第1給気通路11に供給する。
上記構造のスライドテーブル装置は、コンプレ
ツサーにて発生した圧縮空気を、エアーホース3
6を介してテーブルガイド10の第1給気通路1
1に供給すると、圧縮空気は第1給気通路11か
ら第1給気孔12を通り該第1給気孔12と対向
する移動テーブル13の中央溝18に供給され、
中央溝18から各第2給気孔19を通り第2給気
通路20に導入され、第2給気通路20から第3
給気通路21に導かれてここで第4給気通路22
と第3給気孔23へ分散される。第4給気通路2
2へ分散された圧縮空気は、第4給気孔25から
オリフイス24にて絞られてテーブルガイド10
のガイド部10aと移動テーブル13の板材13
aとの間の軸受すきま14aに噴出され、ここで
移動テーブル13の板材13aの軸受部17に形
成された軸受溝26と補助溝27により均一な圧
力分布を形成して静圧空気軸受を構成する。一
方、第3給気孔23へ分散された圧縮空気は、第
5給気通路30に導入され、第5給気通路30か
ら第6給気通路31に導かれて第5給気孔33か
らオリフイス32にて絞られてテーブルガイド1
0のガイド部10aと移動テーブル13の板材1
3bとの間の軸受すきま14bに噴出され、ここ
で移動テーブル13の板材13bの軸受部29に
形成された軸受溝34と補助溝35により均一な
圧力分布を形成して静圧空気軸受を構成する。こ
れにより、移動テーブル13を非接触状態でテー
ブルガイド10のガイド部10aに支持させる。
そして、この状態でボールネジ或いはリニヤモー
タ等の適宜の駆動手段(図示せず)にて移動テー
ブル13を往復移動させて移動テーブル13上の
装置により各種加工を行う。
ツサーにて発生した圧縮空気を、エアーホース3
6を介してテーブルガイド10の第1給気通路1
1に供給すると、圧縮空気は第1給気通路11か
ら第1給気孔12を通り該第1給気孔12と対向
する移動テーブル13の中央溝18に供給され、
中央溝18から各第2給気孔19を通り第2給気
通路20に導入され、第2給気通路20から第3
給気通路21に導かれてここで第4給気通路22
と第3給気孔23へ分散される。第4給気通路2
2へ分散された圧縮空気は、第4給気孔25から
オリフイス24にて絞られてテーブルガイド10
のガイド部10aと移動テーブル13の板材13
aとの間の軸受すきま14aに噴出され、ここで
移動テーブル13の板材13aの軸受部17に形
成された軸受溝26と補助溝27により均一な圧
力分布を形成して静圧空気軸受を構成する。一
方、第3給気孔23へ分散された圧縮空気は、第
5給気通路30に導入され、第5給気通路30か
ら第6給気通路31に導かれて第5給気孔33か
らオリフイス32にて絞られてテーブルガイド1
0のガイド部10aと移動テーブル13の板材1
3bとの間の軸受すきま14bに噴出され、ここ
で移動テーブル13の板材13bの軸受部29に
形成された軸受溝34と補助溝35により均一な
圧力分布を形成して静圧空気軸受を構成する。こ
れにより、移動テーブル13を非接触状態でテー
ブルガイド10のガイド部10aに支持させる。
そして、この状態でボールネジ或いはリニヤモー
タ等の適宜の駆動手段(図示せず)にて移動テー
ブル13を往復移動させて移動テーブル13上の
装置により各種加工を行う。
また、軸受すきま14a,14bに噴出された
圧縮空気は、移動テーブル13の板材13a,1
3bの軸受部17,29に形成された補助溝2
7,35及び軸受溝26,34を経て排気溝1
5,28に流れ込み、排気溝15,28から大気
中へ放出される。
圧縮空気は、移動テーブル13の板材13a,1
3bの軸受部17,29に形成された補助溝2
7,35及び軸受溝26,34を経て排気溝1
5,28に流れ込み、排気溝15,28から大気
中へ放出される。
考案の効果
この考案のスライドテーブル装置は、移動テー
ブルの内面に移動方向に沿つて形成した該移動テ
ーブルの移動ストロークと同等或いはそれより僅
かに長い長さの溝に圧縮空気を導入し、この溝か
ら移動テーブルの各軸受部のオリフイスに圧縮空
気を給気通路並びに給気孔を介して導かせたの
で、移動テーブルがどの位置に移動しても、軸受
すきまに均一な圧縮空気の圧力分布を作ることが
でき、負荷容量の高いスライドテーブル装置を構
成できる。更に、外部のコンプレツサーから圧縮
空気を供給するエアーホースをテーブルガイドに
設けることができるので、移動テーブルの移動時
の抵抗が少なく、高精度な位置決めを行い得るこ
とができ、ビデオデイスクの原板に情報を記録す
る位置決め装置等に適用すれば、高精度な位置決
めを行うことができる。
ブルの内面に移動方向に沿つて形成した該移動テ
ーブルの移動ストロークと同等或いはそれより僅
かに長い長さの溝に圧縮空気を導入し、この溝か
ら移動テーブルの各軸受部のオリフイスに圧縮空
気を給気通路並びに給気孔を介して導かせたの
で、移動テーブルがどの位置に移動しても、軸受
すきまに均一な圧縮空気の圧力分布を作ることが
でき、負荷容量の高いスライドテーブル装置を構
成できる。更に、外部のコンプレツサーから圧縮
空気を供給するエアーホースをテーブルガイドに
設けることができるので、移動テーブルの移動時
の抵抗が少なく、高精度な位置決めを行い得るこ
とができ、ビデオデイスクの原板に情報を記録す
る位置決め装置等に適用すれば、高精度な位置決
めを行うことができる。
第1図はこの考案のスライドテーブル装置の斜
面図、第2図及び第3図は第1図のA−A線及び
B−B線に於ける縦断面図、第4図は移動テーブ
ルの上下の板材の平面図、第5図及び第6図はそ
の側面図及び正面図、第7図は移動テーブルの両
側の板材の平面図、第8図及び第9図はその側面
図及び正面図、第10図は従来のスライドテーブ
ル装置の斜面図、第11図はスライドテーブル装
置の原理を示す図面、第12図乃至第14図は従
来の不都合を示す要部断面図である。 10……テーブルガイド、10a……ガイド
部、11……第1給気通路、12……第1給気
孔、13……移動テーブル、13a,13b……
板材、14a,14b……軸受すきま、15……
排気溝、16……ランド部、17……軸受部、1
8……中央溝、19……第2給気孔、20……第
2給気通路、21……第3給気通路、22……第
4給気通路、23……第3給気孔、24……オリ
フイス、25……第4給気孔、26……軸受溝、
27……補助溝、28……排気溝、29……軸受
部、30……第5給気通路、31……第6給気通
路、32……オリフイス、33……第5給気孔、
34……軸受溝、35……補助溝、36……エア
ーホース。
面図、第2図及び第3図は第1図のA−A線及び
B−B線に於ける縦断面図、第4図は移動テーブ
ルの上下の板材の平面図、第5図及び第6図はそ
の側面図及び正面図、第7図は移動テーブルの両
側の板材の平面図、第8図及び第9図はその側面
図及び正面図、第10図は従来のスライドテーブ
ル装置の斜面図、第11図はスライドテーブル装
置の原理を示す図面、第12図乃至第14図は従
来の不都合を示す要部断面図である。 10……テーブルガイド、10a……ガイド
部、11……第1給気通路、12……第1給気
孔、13……移動テーブル、13a,13b……
板材、14a,14b……軸受すきま、15……
排気溝、16……ランド部、17……軸受部、1
8……中央溝、19……第2給気孔、20……第
2給気通路、21……第3給気通路、22……第
4給気通路、23……第3給気孔、24……オリ
フイス、25……第4給気孔、26……軸受溝、
27……補助溝、28……排気溝、29……軸受
部、30……第5給気通路、31……第6給気通
路、32……オリフイス、33……第5給気孔、
34……軸受溝、35……補助溝、36……エア
ーホース。
Claims (1)
- 移動テーブルをテーブルガイドに把持させると
共に、移動テーブルとテーブルガイドとの間に微
小な軸受すきまを形成し、この軸受すきまへ圧縮
空気を導入して適当な圧力分布を作り、これに荷
重を負荷させて移動テーブルを短い範囲内で移動
させるスライドテーブル装置に於いて、テーブル
ガイドの中心部に給気通路を形成し、かつ、給気
通路から分岐してテーブルガイドの表面に開口す
る給気孔を形成し、前記移動テーブルの内面に前
記給気孔と対向させて、該給気孔の直径より僅か
に広い幅で、かつ、移動テーブルの移動ストロー
クと同等或いはそれより僅かに長い長さの溝を形
成し、この溝と連通する給気通路を移動テーブル
の内部に形成すると共に、この給気通路と連通す
る給気通路を移動テーブルの移動方向に沿つて形
成し、更に、この給気通路の数個所に該給気通路
から分岐して移動テーブルの内面に開口され、そ
の内端部に圧縮空気を絞る為のオリフイスを設け
た給気孔を形成したことを特徴とするスライドテ
ーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17913684U JPS6348810Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17913684U JPS6348810Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193623U JPS6193623U (ja) | 1986-06-17 |
JPS6348810Y2 true JPS6348810Y2 (ja) | 1988-12-15 |
Family
ID=30736699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17913684U Expired JPS6348810Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6348810Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI338912B (en) * | 2003-05-12 | 2011-03-11 | Nikon Corp | Stage device and exposing device |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP17913684U patent/JPS6348810Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6193623U (ja) | 1986-06-17 |
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