JPS6348511A

JPS6348511A - 光スキヤナ用モ−タ

Info

Publication number: JPS6348511A
Application number: JP19224386A
Authority: JP
Inventors: Toshinori Hichiya; 比知屋　利法
Original assignee: Nidec Copal Corp
Current assignee: Nidec Precision Corp
Priority date: 1986-08-18
Filing date: 1986-08-18
Publication date: 1988-03-01
Anticipated expiration: 2010-12-20
Also published as: JPH07119898B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈発明の技術分野〉本発明は、レーザー光等を走査するためのポリゴンミラ
ーを一体に矧み付けた光スキャナ用モータ、更に詳しく
は、ミラー精度の許容範囲が比較的大きい低置型の光ス
キャナ用モータに関する。

〈発明の背景〉レーザープリンタ、レーザービーム走査式変位測定機等
、ポリゴンミラーの回転によってレーザー光を走査する
ようにした機器は近時増加の一途を辿っており、ポリゴ
ンミラーを回転・駆動するための光スキャナ用モータの
普及は著しい。

ところで、光スキャナ用モータを用いる顧る機器はその
用途によフて、モータの回転数が比較的小さく（ＰｉＩ
ｌえば約１０．ＯＯＯｒｐｍ以下）且つミラー精度の許
容範囲も比較的大きいが、コストダウンを計るため低価
格の光スキャナ用モークを要求する場合がある。また、
用途によっては各面のミラー角度が異なるポリゴンミラ
ーをもつ光スキャナ用モータが求められることもある。

〈従来技術およびその問題点〉光スキャナモータの回転子に固着されるポリゴンミラー
は、一般的に、ＡＱ等の金属材料を切削によって偏平多
面体に形成し、表面を鏡面仕上げしたものが用いられる
。そして、このように金属材料から切削・餅形によって
形成されたポリゴンミラーは、その中心大部分を、回転
子のロータシャフト等に固着されるようになっており、
ミラー面の仕上げ精度・ロータシャフトへの取り付は位
置精度が良好であれは、ミラー精度は良好なものとなる
。また、ミラー全体が金属材料で出来ているため、高速
回転時の機械的・熱的変形に対する信頼性も高い。

しかしながら、上述のようにポリゴンミラーを金属材料
から切削・研暦て形成すると、ミラーの加工が面倒で生
産性が悪く、コストダウンの障害となる上、ミラー全体
のｔｆｆｔがかさんだ。また、ポリゴンミラーの各面の
ミラー角度（回転軸心と平行な線分に対するミラー面の
傾き角度）が異なると、著しく加工作業性が劣下するも
のであった。

一方、加工性を向上させると共に、コストダウンとミラ
ー重量の軽減とをはかるために、ポリゴンミラー全体を
プラスチックスで成型し、多角円面にＡＱ等の金属膜を
薄膜技術で形成することも一部で試みられている。この
ようにプラスチックスてミラーを形成すると、ミラー精
度は若干落ちるが、各面のミラー角度が異なっても容易
に生産性良くこれに対処出来る。

しかしながら、ポリゴンミラー全体をプラスチックスて
形成すると、機械的・熱的変形に対する信頼性が乏しく
、経時使用・過酷条件使用において信頼性、寿命を保証
し難いものであった。

〈発明の目的〉従って本発明の解決すべき技術的：５ａは上記従来欠点
の解消にあり、その目的とするところは、生産性が良く
、コストダウン或はミラー重量の軽減が可能で、且つ、
機械的・熱的変形に対する信頼性も保証出来るポリゴン
ミラーをもつ光スキャナ用モータを提供するにある。

く問題点を解決するための技術的手段〉本発明の上記し
た目的は、駆動マグネットを備えた回転子にポリゴンミ
ラーを固着し、該ポリゴンミラーの回転によって光のス
キャンニングを行う光スキャナ用モータにおいて、薄肉
金属またはセラミックスからなり、且つ、一方を有底と
した中空・略偏平多角柱状の台座部材の多角外周面上に
、薄肉のプラスチックス膜を成型によって一体に被着・
形成すると共に、該プラスチックス膜上に金属薄膜を被
着したものを、ポリゴンミラーとすることによって、概
略達成される。

〈作用〉中空・略偏平多角柱状の台座部材は、例えは金属［？ｎ
り加工することによって形成され、その多角外周面上に
成型によってプラスチックス膜が被着される。この際、
台座部材の多角外周面に多少の寸法誤差があっても、成
型金型の精度さえ維持されていれば（勿論、成型金型内
への台座部１才の位置決め精度は要求されるが、プレス
によって穿設される中心穴の精度は良好であるので、二
の中心穴を基準として成型金型への台座部材の位置決め
は容易に達成できる。）、ミラー面下地となるプラスチ
ックス膜の表面の寸法精度は所期のものとなる。よフて
、このプラスチックス膜上に公知の７ＦＡ膜技術で金属
薄膜を被着すれはポリゴンミラーが、生産性良く形成で
き、且つ軽量・安価なものとなる。また、台座部材は機
械的強度も優れ、モータの回転子に正確に取り付け・位
置決めてき、回転時の機械的・熱的変形に対する信頼性
も高い。

また、台座部材をセラミックスで形成し、上記と同一手
法でプラスチックス膜及び金属薄膜を形成してポリゴン
ミラーとすれば、これも軽量で機械的強度に優れたもの
が、回産性良く形成てきる。

なお、現状セラミックスは比較的高価であるが将来的に
はコストダウンが期待てきるし、セラミックスを用いる
と熱的変形に対する信頼性が一層向上する。

更にまた、上記２例共に各面のミラー角度が異なる異形
ポリゴンミラーであっても、生産性を損なうことなしに
所定精度を持つものを容易に提供できる。

〈実施例〉以下、本発明を第１図に示した１実施例によって説明す
る。

図において、１はケーシングて、亜鉛ダイキャスト等か
ら形成され、中央円筒部２、底板部３、外周円筒部４等
が一体に形成されている。５．５はベアリングで、内・
外輪とこの間に介在されたボールとをもつ公知の構成を
とり、上記中央円筒部２内に圧入・固着されている。６
は金属製のロータシャフトで、上記ベアリング５．５に
圧入・軸支され、図示上側のベアリング５の内輪と必要
に応じ接着剤で固着される。７はＡＱ、　　黄銅等の非
磁性金属よりなるスリーブで、上記ロータシャフト６に
圧入・固着され、必要に応じスラスト方向予圧を付与し
た状態で（図示下向きに力を加えスリーブ７のボス７ａ
をベアリング５の内輪に押し付けた状態で）、コータシ
ャフト６とスリーブ７とは接着剤で固着されろ。８は駆
動マグネットで、上記スリーブ７の図示下端に固着され
ている。

９は、リング状のヨークで、前記ケーシング１の外周円
筒部４に取り付は板１０を介してネジ】１止めされてい
る。１２・・・は、区示せぬ絶縁支持体上に形成・保持
された空芯積層型のコイルで、適宜手段によってヨーク
９の内周部分に取り付けられている。そして、前記駆動
マグネット８、ヨーク９およびコイル１２の共働で、回
転子たる、ロータシャフト６、スリーブ７、駆動マグネ
ット８および後述するポリゴンミラーが一体となって高
速回転するようになっていると共に、ラジアル方向に磁
気吸引力が作用してスリーブ７を微屯変形させても、ポ
リゴンミラーの回転精度には全く悪影響を与えないよう
に考慮されている。

符号Ｐで総括的に示したポリゴンミラーは、中空・略偏
平多角柱状の台座部材１３と、該台座部材１３の多角外
周面（例えば５角形）上：こ成型によって一体に被着・
形成されたプラスチックス膜１４と、該プラスチックス
膜１４上に公知の３膜技術で形成された金属薄膜１５と
からなっている。

そして、該実施例においては上記台座部材１３は、金属
板（例えは、Ａ＜２、黄銅等）を絞り加工によって５角
形の盆状に形成しであると共に、多角外周面の各面のミ
ラー角度（回転軸心と平行な線分に対するミラー面の傾
き角度で、図示では例えばα、βで示しである）が異な
るように設定しである。このように金属板の紋り加工に
よって台座部材１３を形成するようになすと、極めて量
産性に富むが、製造上凸は難いミラー面の寸法誤差が生
じることは否めない。しかしながら、これは後述するプ
ラスチックス膜１４の形成によって許容・吸収される。

また、ミラー面同志のコーナ一部分にはＲ（丸み）がつ
くことになるが、ミラー面の実効面積部分にこのＲ部分
を含めなければ実用上回等差しつかえがない。

上述の台座部材１３の多面外周上には、ポリカーボネイ
ト等からなるプラスチックス膜１４がアウトサート成型
によって全面に被着・形成される。

この成型に際し、台座部材１３は正確に穿設されたその
中心穴１３ａを位置決め基準として成型金型内に正確に
位置決めされ、同じく精度良く形成された金型のキャビ
ティ形成面と台座部材１３の外周面との間の微少間隙内
に溶融樹脂が射出されて成型が行われる。従って、例え
台座部材１３の多角外周面の精度がバラライでいても、
これにならって樹脂の膜厚が可変・追従し、プラスチッ
クス膜１４の外面（表面）の寸法精度は金型のキャビテ
ィ形成面で決定される所期の良好な値が得られることに
なる。なお、図示のように、プラスチックス膜１４と台
座部材１３との密着強度を向上させるため、台座部材１
３の外周に適宜の小穴を穿設しておけば、プラスチック
ス膜１４と一体の抜は止め用膨出部１４ａを形成させる
ことができる。

上記のように形成されたプラスチックス膜１４上には、
ＡＱ等よりなる金属薄膜１５が蒸着等の薄膜技術で被着
され、更にこの上に５ｉ０２よりなる保護薄膜が同じく
蒸着等の手段で被着される。

そして、このように作製されたポリゴンミラーＰは、台
座部材１３の中心穴１３ａを前記ローダシャフト６に血
合されて位置決めされろと共ここ、取り付はネジ１６に
よって前記スリーブ７と固着され、回転子と一体化され
る。

以上の如き該実施例構成においては、従前のように機械
的切削・研廚によフてポリゴンミラーＰを形成するので
はなく、量産性に富んだ手法を採っているのでコスト低
減に大きく寄与すると共に、ミラー重量も軽減できる。

また、ポリゴンミラーＰの円面にのみプラスチックス膜
１４を用い、他は補強材として機能する金属製の台座部
材１３を使用しているので、機械的・熱的変形に対する
信頼性も高い。

本発明は上述した実施例以外にも種々の変形が可能で、
台座部材１３を金属板をプレスで折り曲げ形成等しても
良く、また、台座部材１３をセラミックスで形成しても
良い。台座部材１３をセラミックスで形成する場合、公
知の成型・焼結法で形成し、前記実施例と同様にアウト
サート成型でプラスチックス膜１４を形成し、同様にＡ
Ｑよりなる金属薄膜】５ｆ２びに５ｉ０２薄膜を被着す
る。

この場合も、セラミックス製台座部材のミラー面の多少
の寸法誤差は樹脂成型工程で吸収・許容され、量産性に
富むと共に、ミラーの重量軽減が計れる。また、宍械的
・熱的変形に対する信頼性も高く、特に熱的変形に対す
る信頼性は一層向上する。

く効果〉以上のように本発明によれば、生産性が良く、コストダ
ウン或はミラー重量の軽減が可能で、且つ、機械的・熱
的変形に対する信頼性も保証出来るポリゴンミラーをも
つ光スキャナ用モータを提供でき、その価値は多大であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例に係る光スキャナ用モータの
正面断端面図である。ｌ・・・・・・ケーシング５・・・・・・ヘアリング６・・・・・・ロータシャフト７・・・・・・スリーブ８・・・・・・駆動マグネット９・・・・・・ヨーク１２・・・・・・コイルＰ・・・・・・ポリゴンミラー１３・・・・・・台座部材１４・・・・・・プラスチックス膜１５・・・・・・金属７ｒｉ膜

Claims

【特許請求の範囲】

（１）駆動マグネットを備えた回転子にポリゴンミラー
を固着し、該ポリゴンミラーの回転によって光のスキャ
ンニングを行う光スキャナ用モータにおいて、薄肉金属またはセラミックスからなり、且つ、一方を有
底とした中空・略偏平多角柱状の台座部材の多角外周面
上に、薄肉のプラスチックス膜を成型によって一体に被
着・形成すると共に、該プラスチックス膜上に金属薄膜
を被着したものを、ポリゴンミラーとしたことを特徴と
する光スキャナ用モータ。
（２）前記回転子のロータシャフトには、駆動マグネッ
トを取り付けた非磁性金属よりなるスリーブが固着され
ていることを特徴とする特許請求の範囲（１）項記載の
光スキャナ用モータ。