JPS6348454A - 多層分析素子 - Google Patents

多層分析素子

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JPS6348454A
JPS6348454A JP19199586A JP19199586A JPS6348454A JP S6348454 A JPS6348454 A JP S6348454A JP 19199586 A JP19199586 A JP 19199586A JP 19199586 A JP19199586 A JP 19199586A JP S6348454 A JPS6348454 A JP S6348454A
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JP
Japan
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layer
substance
analytical element
reagent
reagent layer
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JP19199586A
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Mikio Kamiyama
幹夫 神山
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体を試料とし、その中のアナライト(分析
目標成分)を定量するフィルム状多層分析素子に関する
〔従来の技術〕
シート状又はフィルム状の分析素子は、分析試薬や必要
な操作の一部を、素子中にドライの形で組込み、液体試
料をその上に、点着させることで、簡便かつ迅速に液体
試料中のアナライトを分析することが可能である。これ
ら分析素子のうち、単層のもので試薬を担持する層の材
料として、1紙、メンブレンフィルター等を用いるもの
(特公昭56−4198号、米国特許第3bo709s
号等)がある。
また、単なる積層やはく離を前提とした非−体型多層分
析素子として、ガラスフィルターやメンブレンフィルタ
ーを用いたり(特開昭49−11595号)、2枚のP
紙の上に網をかけたもの(特開昭54−151096号
、米国特許第3526480号)などが知られている。
これら単層あるいは単なる積IiI型多層の分析素子は
、半定量用として用いられているが、定量用としては十
分な信頼性を得ているとはいいがたい。
液体不浸透性、光透過性支持体上に複数の層を配置し、
かつ各層間が流体接触という言葉で示される各層が隙間
なく接着された状態で積層された多層分析素子が、特公
昭!!−21677号、特開昭55−164359号、
同55−90859号、同57−197466号、同5
7−101761号、同57−101760号各公報等
に開示されている。これらは、透明支持体の片側に、多
孔性展開層及び機能層が多膚状に配置されはく離できな
い状態で一体化されている。多孔性展開層は最外層、す
なわち最上層に位置し、液体試料が点着供給される層で
、点着された液体試料を展開作用、すなわち、試料の容
量にほぼ比例して液が広がる。換言すれば、単位面積当
シはぼ一足量の試料が分布するように、点着供給された
液体試料を広げる作用をする層で、展延層又は計i(メ
ータリング)層とも称せられ、この層によって展開され
た液体試料は、直ちに1下層に位置する機能層に均一に
(単位面積当りほぼ一定量の試料が分布するように)供
給される。
機能層とは、代表的には試薬層であり頁に、反応層、検
出層、元遮へい層、元反射層、f過励、半透明層、バリ
ヤー層、トラップ層、吸水層、前処理層、マイグレーシ
ョン阻止層、その他多くの種類があり、分析に必要な試
薬や機能を受けもつものである。展開層も機能層も一層
一機能の場合と一層多機能の場合とがある。例えば展開
層が分析試薬の一部を含んでいて、試薬層を兼ねること
もあり、また分析試薬の全部を含んでいて試薬層と反応
層とを兼ねる展開層であることもある。
各NIt−構成するための材料として、展開層は、特公
昭53−21677号公報記載のプラッシュポリマー看
、特開昭55164559号公報に記載の織物、編物、
特開昭57−197466号公報記載のバラバラの繊維
及び反応性高分子材料から成る繊維展開層、及び特開昭
55−90859号、同57−101760号、同57
−101761号各公報に示される粒状構造物等が一般
的である。
また、機能層はゼラチン、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アガロース等
の親水性高分子材料、セルロース誘導体等を挙けること
が可能である。
前述の多層分析素子の中で、オキシダーゼを用いて過酸
化水素を生成させ、この過酸化水素の作用により検知可
能な有色の物質を生成することのできる組成物(呈色試
薬)の組合せによって、定量全行うものがある。これら
は、例えばグルコース検出に用いられるトリンダー試薬
として知られる試薬組成物及びそれに類するものが挙け
られる。例えば、Ann、 C11n、 Bioche
m。
第6巻 第24頁〜第27頁(1969年)K記載の文
献、米国特許第5992158号F!AIIJU書、特
公昭56−45599号公報等の記載が参照される〇 この試薬組成物を用いた分析は溶血の影響があることが
知られている。これらは主として全血における赤血球中
のカタラーゼやヘムタンパクによる過酸化水素の消費作
用等に起因することが知られている。このような影響を
排除するための方法として、米国特許第3535069
号、同第5349006号、同第5862885号等各
明細VKは、カタラーゼ阻害剤金、オキシダーゼt−含
む試薬に含有させ、液体試料とオキシダーゼが反応時に
カタラーゼ活性を有する物質の影響を除去し、更に検知
可能な呈色試薬を含む試薬と反応させることが開示され
ている。
更に、特開昭59−I Q9192号公報には、多層分
析素子の展開層に近い層又は展開層にカタラーゼ阻害剤
を含有させることが開示されている。これIri該公報
によれば、展開層素材にカタラーゼ阻害剤溶液を含浸、
乾燥させるか、又はスプレーすることで展開層中にtV
させることができることが開示されている。これらは前
記米国特許と同様に溶血の影響を排除できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、カタラーゼ阻害剤は、過酸化水素を呈色
試薬によって検知可能な呈色物質に変化する際の触媒で
あるペルオキシダーゼをも阻害することが知られておタ
、呈色色素濃度を低下させ、その結果感[1著しく低下
させる。
これによって、分析の精度すなわち同時再現性の悪化と
いう結果を引起す0 本発明の目的は、オキシダーゼにより生成する過酸化水
素の作用で検知可能な物質を与える反応性組成物試薬系
を含有する多層分析素子において、溶血の影響が排除さ
れた多層分析素子を提供することにおる。
また本発明の目的は、カタラーゼ阻害剤を含有した多層
分析素子において、反射濃度低下、感度低下、ひいては
同時再現性の劣化を回避した一体型多層分析素子を提供
することにおる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は多層分析素子に関する発
明であって、液体不浸透性でかつ光透過性の支持体上に
、過酸化水素の作用を受けて検知可能な物質を生成する
反応性組成物を含む試薬層、及び該試薬層の上方に多孔
性展開層を有する分析素子において、該試薬層がカタラ
ーゼ活性阻害剤を含有し、過酸化水素を検知可能な呈色
物質に変換させる物質が、該試薬層よシも、より該展開
層に近い側の層及び/又は該展開層に含有されているこ
とを特徴とする。
本発明者らは、実験を重ねた結果、カタラーゼ活性阻害
剤全上記試薬層に含有させ、かつ、過酸化水素を検知可
能な呈色物質に変換させる物質を、該試薬層よりも、よ
り該展開層は近い側の層及び/又は展開層に含有させる
ことにより前記欠点が解消されることを見出して本発明
に到達した。
本発明の多層分析素子に用いられるカタラーゼ活性阻害
剤は、公知の27タラーゼ活性を阻害するものであれば
良く、例えばシアン化合物、アジド化合物、フッ素化合
物、ギ酸及びその塩、酢駿及びその塩、アミノトリアゾ
ール類、アスコルピン酸、2価鋼イオン、セミカルバジ
ド、ピラゾール、ジエチルジチオカルバミン酸塩、亜硝
酸塩、N−エチルマレイミド等を挙げることができる。
特に、アジド化合物、フッ素化合物、アミノトリアゾー
ル類、酢酸塩等は阻害効果が強く好ましい。
これらカタラーゼ活性阻害剤の添加量は、1×10″″
1〜I X 10−4モル/m3でよく、好ましくは5
 X 1 0−2〜I  X 1 0−3モル/rn”
である。
本発明の多層分析素子は、水不浸透性でかつ光透過性の
支持体上に、過酸化水素の作用を受けて検知可能な物質
を生成する反応性組成物全室む試薬層、及び多孔性展開
層を必須の構成層として有するが、必要に応じて他の機
能を有する機能層(例えば、元反射層、−退潮、バリャ
−層、マイグレーション阻止層等)、若しくは構造補助
層(例えば接着層等)を有していても良い。
前記カタラーゼ活性阻害剤は試薬層に含有される。該阻
害剤を試薬層に含有させることにより、均一に含有され
、大面積をとっても、その位置に依存せず、均一に分布
させることができる0 オキシダーゼの関与の下に生成したH2Ch k、検知
可能な呈色物質に変換させるためには、ペルオキシダー
ゼ様活性又は過酸化物活性を示す物質が必要である。一
般にペルオキシダーゼが用いられるが、他に合成ペルオ
キシダーゼ、ヘミン、メトヘモグロビン、オキシヘモグ
ロビン、ヘモグロビン、ヘモクロモータン、アルカリヘ
マチン、ヘミン誘導体、スルホシアン酸鉄、タンニン酸
鉄、フェロシアン化鉄、クロム酸塩等も本発明の実施に
有用である。
上記、ペルオキシダーゼ様活性又は過酸化物活性を示す
物質は試薬層よりも、展開層に近い側の層又は展開層に
含有される。この含有方法は多孔性展開層の態様によっ
て、種々の方法がとれる。
多孔性展開層としては特開昭57−197466号公報
に開示されている、バラバラの繊維及び反応性高分子か
ら成る繊維展開層、特公昭53−21677号公報に開
示された、非繊維質多孔性媒体層、いわゆるプラッシュ
・ポリマー層、特開昭57−101760号及び同57
−101761公報公報に開示された粒子が直接又は低
分子化合物を介して結合され次粒子結合体、特開昭55
−90859号公報に開示された粒子と接着剤微粒子か
ら成る粒状構造物、特開昭55−164556号公報記
載の親水化処理された織物等が挙けられる。
上記展開層には、ペルオキシダーゼ様活性又は過酸化物
活性を示す物質は、上記展開層の形態、積層方法等によ
って分散、溶解など各棟の方法によって官有させること
ができる。
例えば、繊維展開層や、非繊維質多孔性媒体層、粒子結
合体及び粒状構造体において、有機溶媒を用いて積層す
る場合、前記活性を示す物質は分散によって含有される
。上記物質はそのま1分散されてもよいが、特にペルオ
キシダーゼ、ヘモグロビン誘導体のようなタン白質の場
合、特願昭60−19324号明細書に記載のごとく、
上記活性を阻害しないタン白質、例えばウシ血清アルブ
ミン等と混合し、活性タン白質を気腫して、分散するこ
とが好ブしい。
4f4、水、及び前記活性物質を溶解することが可能な
有機溶媒で前述の多孔性展開層を積層する場合は、その
塗布液中に前記活性を示す物質を同時に溶解し積層すれ
ば良い。
更にプラッシュポリマー層としてのメンブレンフィルタ
ー、親水化処理された織物のように、あらかじめ多孔性
の膜であるものは、前記活性を示す物質の溶液に、該多
孔性膜を浸漬し、乾燥した後に積層することができる。
轟然のことながら、アナライト分析のために必要な#累
や緩衝剤を含有することができる0過酸化水素の存在で
、検知可能な変化を生じる呈色組成物は、任意に適当な
組成物を用いることができる。使用しうる代表的な例と
しては、必要に応じて発色剤と共に下記の物質を含むも
のが挙げられる。
モノアミン類、例えばアニリン及びその誘導体、ジアミ
ン類、例えば0−フェニレンジアミン、ベンジジン等、
フェノール類、?’lJ、tハフエノール、チモール、
クレゾール、ナフトール等、ポリフェノール類、例えば
カテコール、グアヤコール、ピロガロール等、芳香族カ
ルボン酸、例えばサリチル酸、没食子酸等、ロイコ染料
、例えばロイコマラカイトグリーン、米国特許第408
9747号明細書に記載されているトリアリールイミダ
ゾール類及びトリアリールメタン類(B、E、  パブ
(B、E、 Babb )及びり、S、  ダニx 、
n、 (D、阻Danie1)らの名で1984年5月
21日にIflllBされた米国特許出願用61250
9号明細書に記載されているものを含む〕、着色した染
料、例えば2,6−ジクロロフエノールインドフェノー
ル、種々の生物学的物質、例えばエピネフリン、7ラボ
ン酸、チロシン等、及びその他、臨床化学における轟業
者に公知のもの。
特に有用な呈色組成物は、前記のロイコ染料及び特に米
国特許明細畜に記載されたトリ了り−ルイミダゾール含
有物である。
他の好ましい呈色組成物は、酸化可能な顕色化合物と反
応して色の変化を生じうる色形成発色剤を含むものであ
る。有用な色形成発色剤は、米国特許第4251629
号、同第4260679号及び同第4396714号各
明細嘗、公報昭58−.22200号公報、ヨーロッパ
特許出願第68556号明細書、英国特許第21078
65号明細書及び特公昭58−898号公報に記載され
ているものを含めて置換アニリン類(すなわち、トルイ
ジン類)を含むものである。代表的な酸化可能な顕色化
合物には、ベンジジン及びその同族体、p−フェニレン
ジアミン、p−アミノフェノール、アミノアンチピリン
、例えば4−アミノアンチピリン等が含まれる。好まし
い顕色化合物は4−アミノアンチピリンである0 更に上記4−アミノアンチピリンに代表される顕色化合
物を含む水素供与性化合物は、試薬層より上層の展開層
を含む層にその一部又は全部を含有されていることが好
ましい。それによって、不望の感度低下を阻止すること
ができる。
本発明に組込むことが可能なオキシダーゼ酵素としては
、グルコースオキシダーゼ、ウリカーゼ、コレステロー
ルオキシダーゼ、ザルコシンオキシダーゼ、ピルビン駿
オキシダーゼ、グリセリンオキシダーゼ、グリセロリン
酸オキシダーゼ、コリンオキシダーゼ、乳酸オキシダー
ゼ等が挙けられる。
更に、アナライトとして、コレステロールのように疎水
性の化合物であって試薬層に代表される親水性ポリマー
マトリックス中に拡散することが困難な化合物の場合、
オキシダーゼ酵素テあるコレステロールオキシダーゼは
展開層あるいは展開層に隣接する層に含有することが好
ましいが、この場合本発明が好ましく適用される一例と
して挙げられる。
これらオキシダーゼ酵素は、アナライトに従って選択さ
れ、また他の酵素と組合せて使用される。更に、好まし
いpH範囲及び濃度の緩衝剤と組合せて使用するのが、
当然望ましいことである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例−1 下引き済み、厚さ180μmの透明なポリエチレンテレ
フタレート支持体上に、下記の組底の試薬層を塗布乾燥
した。
ゼラチン           15..0997m”
アジ化ナトリウム          第1表参照4−
アミノアンチピリン塩敵塩     α823 f /
 m”1.7−シヒドロキシナフタレン     α6
12F/m”ジメドン            α13
797m”リン酸カリウム緩衝液(pH6,7へ6.9
)    五2271/mエアルカノールXC(商品名
)        25047m”1.2−ビス(ビニ
ルスルホニル)エタン    100 M9/ m”か
ら放る乾燥膜厚16μmの試薬層。
上記試薬層上に、下記のごとく調製した塗布液を塗布し
展開層とした。
キシレン300fにトリトンx−1oo(商品名、ロー
ム アンド ハース社)の13002を溶解し、更にス
チレン−グリシジルメタクリレート共重合体(重合比9
:1)24.5Fを溶解した。J!Kかくはん中に、コ
レステロールオキシダーゼ、コレステロールエステラー
ゼ及びベルオキクダーゼ含有ウシ血清アルブミン2.4
f(ウシ血清アルブミン1tに対して、コレステロール
オキシダーゼ、コレステロールエステラーゼを共に10
00IU含M1及びペルオキシダーゼを4500IU含
有)全添加し、かくはんを行った。
P紙粉末(300メツシュ以上)     1o ty
 y7.、xトリトンX −1001too t/m’
ペルオキシダーゼ         15500117
m”コレステロールオキシダーゼ     30000
7m”コレステロールエステラーゼ    5000 
U/ m”牛血清アルブミン           I
 OOf /m’から成る乾燥膜厚300μmの展開層
@更に、比較分析素子+11として前記試薬層の組成に
、ペルオキシダーゼを1550007m”になるように
添加し、かつ展開層中のペルオキシダーゼを除き、かつ
、展開層にカタラーゼ活性阻害剤溶液を第1表に示す量
になるようにスプレーを行った。
上記本発明の分析素子+11、+21.比較分析素子(
1)に総コレステロール量が180.300゜450 
”97 dlの血清を用い、10tdt−点着し、37
℃7分間インキュベーションを行った後、546nmの
フィルターを用い、反射ls度を測定した。反射濃度の
同時再現性の測定結果を第2表に示す。更にヒト全血か
ら赤血球を分離し、超音波処理を行って溶血させ、赤血
球膜を除去してヘモグロビン溶液とし、ヘモグロビン量
が0.50.100,200.300.500q7dt
になるように添加を行った。ただし、この時の総コレス
テロール量は180■7eLtになるようにした。同様
に点着、インキュベーションの後、546nmで反射濃
度を測定した。結果を第3表に示す。
第  1  表 第  2  表 (各n=10) 第  5  表 以上の結果より、本発明の分析素子は、十分な感度、及
び良好な同時再現aを有している。
更に赤血球の溶血に対して、どのレベルにおいても、溶
血がない血清に対して、反射濃度の変動が認められない
これに対して、比較分析素子は、コレステロール高値で
、反射濃度の低下が著るしく十分な感度があるとはいい
難い。また、溶血の影響も十分に排除しているとは言い
難いことは明らかである。
実施例−2 実施例−1と同様に下塗り済み、厚さ180Am のポ
リエチレンテレフタレート支持体上に前記組成で試薬層
、展開層を積層した。但し、アジ化ナトリクムは試薬層
にα64f/m”で官有させ、更に試薬層中の4−アミ
ノアンチピリン・塩酸塩は第4表に示し良量で各層に含
有させた。更に試薬層と展開層の間に第2の試薬層を積
層した。第2の試薬Mは、バインダーとしてルビスコー
ルMA−28(商品名、BASFより購入、N−ビニル
ピロリドンと酢酸ビニルの2二Bの共重合体)1.5t
/m”及び4−アミノアンチビリンを含有させた。同様
に童は第4表に示した。
第  4  表 上記本発明の分析素子(3)〜(7)に実施例−1と同
様に総コレステロール量が180.300.450岬7
dtの血清を用い、10μtを点着し、37℃7分間、
インキュベーションを行った後、546nmのフィルタ
ーを用いて、反射111度を測定した。反射濃度の同時
再現性を第5表に示し九。次いで実施例−1と同様にヒ
ト全血から赤血球を分離し、超音波処理を行い溶血させ
、赤血球膜を除去しヘモグロビン溶液とし、総コレステ
ロールtが180岬/dtでかつヘモグロビン量が0,
50,100.200.500、s o o vxt7
dtになるように調製した。この検体を用い、同様に1
0μを点着、7分間57℃インキュベーションの後、5
46nmで反!N濃度t−測定し穴。結果を第6衣に示
した。
第5表 (谷n=10) 第  6  表 以上の結果より、本発明の分析素子(3)〜(41Fi
良好な感度、同時再現性を有するのみならず、実施例−
1で示した本発明の分析素子(2)に比しても良好な感
度を示していることが明らかでらる0 更に、溶血による血中のカタラーゼの影響も認められな
いことが、第6表から明らかである。
実施例−3 下塗り済み、厚さ180μmの透F3Aなポリエチレン
テレフタレート支持体上に、下記組成の試薬層を塗布し
た。
ゼラチン            109/m”ウリカ
ーゼ(酵母由来)250U/m”フタル酸ジプチル  
         &7f/m”ホウ酸塩緩衝剤(pH
a5 )         7.5 t/rn”アジ化
ナトリウム           α12697m”か
ら成る乾燥膜厚約15μmの試薬層 更に、上記試薬層上に、下記組成の展開層を塗布した。
粉末2紙(300メツシュ以上)       105
t/m”トリ)7X−1001(1297m” ペルオキシダーゼ(西洋ワサビ由来)       7
000U/m”アスコルピン酸オキシダーゼ(キュウリ
由来)  10000U/m’から放る乾燥膜厚約30
0μmの展開層上記の尿酸分析素子を、本発明の分析素
子(8)とした。
不発明の分析素子(8)に、尿酸濃度が4・5岬/az
9、51q/d!、 、  1己5η/dtのヒト血清
を、10μを点着し、37℃7分間インキュベーション
を行った後、546nmのフィルターを用い反射濃度を
測定した。更に、尿酸濃度9.5 Wli/(1tのヒ
ト血清に、カタラーゼ(シグマ社友)が、O8,U/m
/、1000 B、、U/ゴ、2500 S、U/鴫5
000 B、07m、10000 S、U/−になるよ
うに添加した血清を用い同様に測定を行つ九〇結果を第
7表及び第8表に示す。
第  7  表 第  8  表 以上のように本発明の分析素子は尿酸分析においても良
好な感度を有し、血中カタラーゼの影響を受けないこと
が明らかである。
実施例−4 実施例−1で示した本発明の分析素子の試薬層のアジ化
ナトリウムを、下記第9表に示したカタラーゼ活性阻害
剤に代えた以外は同一の分析素子を作成した。
これらコレステロール分析素子を、本発明の分析素子(
9)、(ト)とした。
第  9  表 上記本発明の分析素子(9)、αQに、実施例−1と同
様にして総コレステロール量が180.300、45 
oHI!/azの血清を用い、10μtを点着し、37
℃7分間インキュベーションを行った後、546nmの
フィルターを用い反射濃度?:測足した。結果を第10
表に示す。
第10茨 更に、同様にヘモグロビン量が、0.50.100.2
00,300.snowq、”azになるように添加し
た、総コレステロール量が18011v/dtの血清を
用い、同様に10μを点着の後、37℃7分間インキュ
ベーションし、その後546nmで反射濃度を測定した
。結果を第11表に示す。
第11表 以上の結果より、カタラーゼ活性阻害剤を、フッ化ナト
リウム又はアミノトリアゾールに代えた場合でも本発明
の分析素子は溶血の影響を十分に排除していることが明
らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の分析素子によれば、溶血
の影響が排除されると共に、感度低下ひいては同時再現
性の劣化を回避することができるという顕著な効果が奏
せられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液体不浸透性でかつ光透過性支持体上に、過酸化水
    素の作用を受けて検知可能な物質を生成する反応性組成
    物を含む試薬層、及び該試薬層の上方に多孔性展開層を
    有する分析素子において、該試薬層がカタラーゼ活性阻
    害剤を含有し、過酸化水素を検知可能な呈色物質に変換
    させる物質が、該試薬層よりも、より該展開層に近い側
    の層及び/又は該展開層に含有されていることを特徴と
    する分析素子。 2、該過酸化水素を検知可能な呈色物質に変換させる物
    質が、ペルオキシダーゼ、合成ペルオキシダーゼ、ヘミ
    ン、メトヘモグロビン、オキシヘモグロビン、ヘモグロ
    ビン、ヘモクロモーゲン、アルカリヘマチン、ヘミン誘
    導体、スルホシアン酸鉄、タンニン酸鉄、フェロシアン
    化鉄及びクロム酸塩よりなる群から選択した少なくとも
    1種の物質である特許請求の範囲第1項記載の分析素子
    。 3、該カタラーゼ活性阻害剤が、シアン化合物、アジド
    化合物、フッ素化合物、ギ酸及びその塩、酢酸及びその
    塩、アミノトリアゾール類、アスコルピン酸、2価銅イ
    オン、セミカルバジド、ピラゾール、ジエチルジチオカ
    ルバミン酸塩、亜硝酸塩及びN−エチルマレイミドより
    なる群から選択した少なくとも1種の物質である特許請
    求の範囲第1項記載の分析素子。 4、該過酸化水素を検知可能な呈色物質に変換させる物
    質がペルオキシダーゼであり、かつ該カタラーゼ活性阻
    害剤が、アジド化合物、フッ素化合物、アミノトリアゾ
    ール類及び酢酸塩よりなる群から選択した少なくとも1
    種の物質である特許請求の範囲第1項記載の分析素子。 5、該過酸化水素の作用を受けて検知可能な物質を生成
    する反応性組成物のうち水素供与体は、該試薬層及び/
    又は該試薬層より上方の層に含有されている特許請求の
    範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の分析素子。
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