JPS6348389A

JPS6348389A - 連続式コ−クス炉

Info

Publication number: JPS6348389A
Application number: JP61191825A
Authority: JP
Inventors: Shinpei Makino; 槙野　新平
Original assignee: Chugai Ro Co Ltd
Current assignee: Chugai Ro Co Ltd
Priority date: 1986-08-15
Filing date: 1986-08-15
Publication date: 1988-03-01
Also published as: CN87105585A; KR900004504B1; JPH0114271B2; DE3726870A1; KR880002976A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は連続式コークス炉に関ずるしのである。

（従来技術とその問題点）従来、豆炭状，ビレット状．スラブ状などの成型炭から
コークスを製造するための連続式コークス炉として、た
とえば、特公昭４９−、２１０８３号公報に開示ずろち
のがある。

この連続式コークス炉は、成塑炭を乾留処理する乾留室
を複数に区画し、この各区画室に、それぞれ直火式バー
ナ、排気口および加熱温度制御装置を設けて、炉内搬送
装置であるメッノユヘルト上に成型炭を積載して連続的
に成型炭を乾留処理ずるしのである。

ところで、成型炭の乾留処理は、単に、成型炭から良質
のコークスを得るばかりてなく、乾留処理時に発生する
生成ガスなどの副産物をら効果的に回収する必要がある
。

しかしながら、前記従来の連続式コークス炉ては、乾留
室全域に、直火式バーナ力Ｎ　Ｍ凸段されており、乾留
処理時に発生ずる生成ガスに、バーナの燃焼排ガスが混
入し、良質の生成ガスを効果的に回収することかできな
い。

一方、良質の生成ガスを効果的に回収するために、乾留
室全域に、ラジアントチューブなどの間接加熱手段を配
役して、間接加熱による乾留方法も考えられるが、前記
生成ガスは可燃性ガスであるため、操業的に、外気が装
入口あるいは抽出口から炉内に侵入すると、爆発する危
険性を有するともらに、間接加熱では加熱効率が悪いと
い、う問題がある。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
、成型炭の乾留処理に際し、比較的安価で、しかも確実
な方法で良質の生成ガスを効率よく回収できるばかりか
、熱効率がよく、しかも操業上の安全性を確保できる連
続式コークス炉を堤供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明にかかる連続式コークス炉は、前記目的を達成す
るために、連続式コークス炉の乾留室を、第１直火式加
熱帯、ラジアントチューブ式加熱帯および第２直火式加
熱帯に区画するとともに、前記各直火式加熱帯のバーナ
を低過剰空気率で燃焼させるバーナとし、かつ、第１直
火式加熱帯の装入側および第２直火式加熱帯の抽出側に
排ガス口を、まｆこ、ラジアントチューブ式加熱帯に生
成ガス取出口を設け、成型炭を順次移行させながら乾留
処理を行なうようにしたちのである。

（実施例）つぎに、本発明を一実施例である図面にしたがって説明
する。

本発明にかかる連続式コークス炉の乾留室１は、大略、
装入側から第１直火式加熱帯２Ａ、ラジアントチューブ
式加熱帯６．第２直火式加熱帯２Ｂとからなり、各帯域
は仕切壁１４により区画され、ラジアントチューブ式加
熱帯６と第１．第２直火式加熱帯２Ａ・２Ｂ間での炉気
の流通を防止している。

そして、前記第１直火式加熱帯２Ａの装入側には、ダン
パー４を備えた排気口３を有するとと乙に、帯域内に直
火バーナ５を有する。同様に、第２直火式加熱帯２Ｂら
排気口３が抽出口側にあることを除いて同一構成である
。

前記ラジアントチューブ式加熱帯６は、その帯域内にラ
ジアントチューブ７を備えるとともに、天井部にダンパ
９を備えた生成ガス取出口８と、水蒸気供給手段ｌＯと
を有している。

また、炉装入端および抽出端には、それぞれベスチブル
ｌａ、ｌｔ＋を設け、炉気の流出および外気の流入を出
来るだけ防止して、作業環境および安全操業の確保を図
るとともに、炉内には炉内搬送手段であるメツシュベル
トｌｌが設けである。なお、１２は前記メツシュベルト
１１の支持ローラ、１３は成型炭投入用のホッパーであ
る。

つぎに、前記連続式コークス炉の操業について述べる。

まず、ホッパー１３内の豆炭状の成型炭は、メツツユヘ
ルド１１により装入ベスチブル１ａから乾留室１内に装
入され、順次バーナ５、ラジアントチューブ７、バーナ
５により加熱され、その間に成型炭は乾留（コークス化
）され、抽出ベスチブル１ｂから抽出されろものである
。

ところで、前記第１．第２直火式加熱帯２Ａ、２Ｂにお
いては、バーナ５はμ＝１．１程度の低過剰空気率で燃
焼し、かつ、その燃焼ガスは、前記ランアントチューブ
式加熱帯６と反対側に流れて排気口３．３から排出され
るため、燃焼排ガスがラジアントチューブ式加熱帯６に
入ることはない。

したがって、乾留室１の大部分を占めるラジアントチュ
ーブ式加熱帯６において発生する生成ガス（ＣＩＩ、、
ＣｎＨｍの炭化水素およびＣＯ、Ｈ７等）は、前記燃焼
ガスを含むことなく、良質の生成ガスとして取出口８か
ら抽気され、所定場所にて回収されることになる。

また、第１．第２直火式加熱帯２Ａ、２Ｂにおいても、
可燃性で爆発性の大なる生成ガスが発生するが、バーナ
５は低過剰空気率で燃焼するため、当該帯域での可燃物
濃度はその燃焼ガスにより低下し、爆発の危険性がない
。

なお、前記生成ガスは、炭化水素およびＣＯを含有する
ため浸炭性か強く、長年の使用によってメツシュベルト
１１、支持ローラ１２、ラジアントチューブ７その他の
炉内金物等が浸炭腐蝕することかある。

しかしながら、露点を上昇させろと浸炭性が低下するた
め、実施例では、ラジアントチューブ式調熱帯６に水蒸
気供給手段１０を接続し、水蒸気を供給して、炉気のカ
ーボンボテンンヤルを低下させて浸炭腐蝕の防止を図っ
ている。

また、成型炭の乾留時に、Ｈ、Ｓが発生し、硫化腐蝕を
生じることがあるが、前記のように水蒸気を供給するこ
とによりＳｏｔに転換し、硫化腐蝕をも防止することら
できる。

前記実施例では、炉内搬送手段としてメツシュベルト１
１を使用したが、第４図に示すようにハースローラ２１
として、成型炭をトレイ２２上に載置して搬送してもよ
く、また、成型炭としてビレット状あるいはスラブ状の
らのを使用する場合には、第５図、第６図に示すように
、前記トレイ２２上に数段積みとする一方、炉内に循環
ファン２３、直火式バーナ５の燃焼ガスおよびラジアン
トチューブ７により加熱された高温熱風を帯域の側方に
設けたバッフル２４から成型炭に向けて噴出するように
すればよい。

さらに、前記ローラハース型炉で、段積み状幌で処理す
る場合には、第４図に示すように、乾留室１の装入側と
抽出側とに不活性ガス置換方式のベスチブルを設けても
よく、いずれの形式のものでも第２直火式加熱帯２Ｂの
抽出側に冷却帯を設けてもよい。

（発明の効果）以上の説明で明らかなように、本発明によれば、乾留室
を、第１直火式加熱帯、ラジアントチューブ式加熱帯お
よび第２直火式加熱帯で構成し、第１、第２直火式加熱
帯ではバーナを低過剰空気率で燃焼させ、この燃焼ガス
を装入側あるいは抽出側から排気するため、ラジアント
チューブ式加熱帯で発生した生成ガスは燃焼ガスが混合
しない良質なものとして取り出せる。また、生成ガスの
一部は、第１．第２直火式加熱帯に、昆人するが、燃焼
ガスはＯｆが少なく、かつ、燃焼ガスと混合して可燃物
濃度が低下するため爆発の危険性がなく、操炉中の安全
性を確保することができる。

さらに、成型炭の加熱手段として、特に、大量の熱量を
必要とする加熱初期に直火式バーナを採用することにな
るため加熱効率がよく、廉価な方法で省エネルギーをも
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる連続式コークス炉の概略断面図
、第２図は第１図の■−■線断面図、第３図は第１図の
■−■線断面図、第４図は他の実施例の概略断面図、第
５図は第・１図の■−Ｖ線断面図で、第６図は第４図の
Ｖｌ−ＶＩ線断面図である。１〜乾留室、２Ａ〜第１直火式加熱帯、２Ｂ〜第２直火
式加熱帯、３〜排気口、５〜バーナ、６〜ラジアントチ
ユ一ブ式加熱帯、７〜ラジアントチューブ、８〜生成ガ
ス排気口、１０〜水蒸気供給手段、１１．２１〜搬送手
段、１３〜ホツパー。特許出願人　　　　中外枦工業株式会社代理人　弁理士
　　　　前出　葆ほか２名手続補正書昭和６１年ｉｏ月２３日昭和６１年特許願第　　　１９１８２５　　　号２、発
明の名称連続式コークヌ炉３補正をする者事件との関係　特許出願人４代理人（２）図面第１図。７、補正の内容（１）明細書中、次の箇所をＳＲ正する。 ■第２頁９行「連続的に成型炭を」とあるを、「連続的
に搬送しながら、前記成型炭を常温から１０００°Ｃ曲
後まで加熱して」と補正する。 ■第６頁１行「燃焼し、」とあるを、「燃焼するととも
に、当該帯域内の温度を８００℃以上に保持し、」とＮ
ｆ７正する。 ■第６頁３〜４行「排出されるため、・・・ない。」と
あるを、「排出される。」と補正する。 ■第６頁１３〜１６行「燃焼するため、・・・なお、」
とあろを、次の通り補正する。「燃焼し、かつ、当該帯域は８００°Ｃ以上に保持する
ため、当該帯域での可燃物濃度はその燃焼ガスにより低
下するとと乙に、可燃物は当該帯域内で燃焼（焼却）し
、爆発の危険性がない。なお、第１、第２直火式加熱帯
２Δ、２Ｂには、可燃物検出装置またはＯ３検出装置あ
るいは両装置を設けて、当該帯域可燃物０度または０２
ａ度あるいは画濃度によりバーナ５の空燃比（μ）を制
御して、良好な可燃物の燃焼（焼却）を図っている。また、」 ■第８頁１７〜１８行「混合して」とあるを、「混合し
、化合して」と補正する。 ■第９頁１３行「８〜生成ガス排気口」とあるを、「８
〜生成ガス取出ロヨと補正する。（２）図面第１図を別紙の通り補正する。以上

Claims

【特許請求の範囲】

（１）連続式コークス炉の乾留室を、第１直火式加熱帯
、ラジアントチューブ式加熱帯および第２直火式加熱帯
に区画するとともに、前記各直火式加熱帯のバーナを低
過剰空気率で燃焼させるバーナとし、かつ、第１直火式
加熱帯の装入側および第２直火式加熱帯の抽出側に排ガ
ス口を、また、ラジアントチューブ式加熱帯に生成ガス
取出口を設け、成型炭を順次移行させながら乾留処理を
行なうことを特徴とする連続式コークス炉。
（２）前記ラジアントチューブ式加熱帯が、水蒸気供給
管を備えたものであることを特徴とする前記特許請求の
範囲第１項に記載の連続式コークス炉。