JPS6348370A - オキシダント検知用インキ組成物 - Google Patents

オキシダント検知用インキ組成物

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JPS6348370A
JPS6348370A JP61191918A JP19191886A JPS6348370A JP S6348370 A JPS6348370 A JP S6348370A JP 61191918 A JP61191918 A JP 61191918A JP 19191886 A JP19191886 A JP 19191886A JP S6348370 A JPS6348370 A JP S6348370A
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potassium iodide
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Masashi Yamamoto
山本 雅司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気中や室内等の一定雰囲気中におけるオゾン
等のオキシダント検知用インキ組成物に関する。さらに
詳しくは紙、不織布等基材に印刷等手段で塗布、乾燥す
ることにより、簡便に使用でき且つ低濃度のオキシダン
トも検知できる高感度のオキシダント検知用インジケー
ターを得ることができるオキシダント検知用インキ組成
物に関する。
(従来の技術) 最近、オゾンの反応性を利用して1食品2手(・トi用
具等の物品或いは手術室環一定雰囲気中の殺菌、消毒或
いは滅菌が行われるようになった。
係る殺菌、消毒或いは滅菌においては殺菌や薮菌術室等
殺菌や消毒においては、オゾンの毒性ゆえに前記処理時
のオゾン濃度だけでなく、処理後のオゾン濃度が環境規
制値である6 0 ppb以下であるか否かを検知する
必要がある。
また、光化学スモッグ予報のため空気中のオキシダント
s度も検知されている。
従来、オゾンやオキシダントの測定には主としてKl□
しの反応による変色が利用されている。
これら装置あるいは器具としては、定量的に測定するも
のとして、沃化カリ溶液にオゾンを含むガスを導入し1
発生する沃素の量に比例した変色く無色から黄褐色とな
る)の程度を比色計にて光学的に測定するもの、また蒲
易型のものとして検知管や、沃化カリと澱粉を紙に含浸
させた。沃化カリ−殿粉紙が市販されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、光学的に測定するものは装置が非常に高価で、
簡便に測定することが出来ず、室内等複数箇所を測定す
るには費用と操作の点で問題がある。
検知管はやや簡便で感度も高いが比較的高価であり。
またその都度手動によりオキシダントを吸引させる。
あるいは、自動的にオキシダントを吸引させる装置が必
要であり同様に費用と操作の点で問題がある。
また、沃化カリ−澱粉紙は廉価で簡便であるが、感度が
低いため数百ppb以下の低05度のオキシダントの検
知には使用できない。
本発明はかかる問題点を解決し、廉価で、測定環境に置
くだけという簡単な操作で、しかも数百ppb以下、ま
た環境規制値60pρb以下の低濃度のオキシダントを
も検知可能である。高感度のオキシダント検知用インジ
ケーターが得られるオキシダント検知用インキ組成物を
得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、前記組成物を得るべく鋭意研究の結果。
沃化カリ、水、および水溶性高分子よりなる水溶液にシ
リカゲルの微粉末を適量添加することにより。
従来品に比較して、オキシダントに対する感度を飛躍的
る向上しうろことを知見し本発明を完成したものである
即ち1本発明は。
a、沃化カリ        0.2〜40.0重量部
b、水         25.0〜96.0重量部C
9水溶性高分子     2.0〜40.0重量部d、
シリカゲル微粉末   2.0〜50.0重量部を必須
成分として含有することを特徴とするものである。
本発明で使用される沃化カリは公知の化学反応(KX−
!−2−!−Iλ)を利用したオキシダントを検知する
ための変色成分であり、組成物全量に対して0.2〜4
0゜0重量部(以下単に部と記す)が、好ましくは1.
0部〜30.0部が使用される。
沃化カリは過少であると変色の色差が少なくなり。
感度も低くなる。
また過剰になると相対的に他の成分が少な(なり塗布適
正が悪くなる不都合がある。
本発明で使用される水は溶媒として使用されるもので、
蒸留水やイオン交換脱塩による純水が望ましく、水道水
は塩素を含有するため沃化カリと反応して変色する恐れ
があり望ましくない。
本発明における水は組成物全量に対して25.0〜96
.0部が、好ましくは30.0〜70.0部が使用され
る。
水は過少で゛あると水溶性高分子や沃化カリの溶解が不
十分となり、均一な組成物が得られない。
また過剰になると9組成物の粘度が低くなりすぎ。
シリカゲルの微粉末を均一に分散することができなくな
る。
本発明における水溶性高分子は7結合剤として使用され
るもので2組成物に適度な粘性を付与すると共に7本発
明の組成物を使用して、インジケーターを得るとき紙等
基材に印刷等手段で塗布しやす<シ。
かつ塗布復水が蒸発したときは、乾燥固化して沃化カリ
及び後述するシリカゲルの微粉末を基材に対して均一に
接着固定させる。
水溶性高分子としては、アルギン酸ソーダ・アラビアゴ
ム・カゼイン・プルラン・デンプン等の天然高分子、或
いはデキストリン・メチルセルロース・エチルセルロー
ス・カルボキシメチルセルロース・ヒドロキシエチルセ
ルロース・ポリビニルアルコール等の半合成、或いは合
成高分子が例示でき、このうち白色または無色のものが
インジケーターとしたときの変色が鮮明となるので望ま
しい。これら水溶性同分子は単独或いは複数を組成物全
量に対して、2゜0〜40.0部が、好ましくは5.0
〜30.0部が使用される。水溶性高分子は過少である
と組成物の粘度が低くなり塗布適正が悪く、またインキ
の接着性が不良となって、特にシリカゲルの微粉末がバ
ラパラトはげおちる。
また過剰であると組成物の粘度が高くなって塗布適正が
悪(なる。
本発明におけるシリカゲルの微粉末は一種の増感剤とし
て使用されるもので1組成物全量に対して2゜0〜50
.0部が、好ましくは5.0〜35.0部が使用される
シリカゲル微粉末は過少であるとオキシダントに対する
感度が非常に低くなり、過剰であるとインキとしての塗
布適正が悪くなる。
なお、シリカゲル微粉末は水溶性高分子との重量比(シ
リカゲル微粉末/水溶性高分子)が0.3〜8.0とな
る範囲で用いることが望ましい。
この比が小さくなりすぎると、シリカゲル微粉末の表面
が水溶性高分子に厚く覆われるため、オキシダントに対
する感度が非常に低くなる。
また大きくなりすぎると、水溶性高分子が少なくなりす
ぎるため、シリカゲル微粉末が完全に固定されずバラバ
ラとはげおちるものとなる。
この比の最適値はシリカゲル微粉末の粒径と関係があり
、50μ程度の場合は1以上必要であるが、アエロジル
のような0.01μ程度の極微粒子では0.3でも有効
である。
その他本発明においては必要に応じて、初期変色を抑制
するチオ硫酸塩、調色成分として酸化チタン等白色顔料
や淡色の顔料あるいは水溶性染料また界面活性剤や安息
香酸等防腐剤等を添加できる。
本発明の組成物を製造するには1例えば沃化カリ。
水溶性高分子、水を適量秤量し、必要に応じて加熱攪拌
して均一な溶液とし、それにシリカゲル微粉末を添加、
攪拌し均一に分散させればよい。
(作用) 本発明の組成物は2紙等基材に印刷等手段で塗布し乾燥
することにより、高感度のオキシダント検知用インジケ
ーターを得ることが出来る。
得られたインジケーターは、シリカゲル微粉末が高いガ
ス吸着能力を有するため、微量のオキシダントををも吸
着し、  (Kにtユ)の反応を促進するよう作用する
。なおシリカゲル微粉末は白色であり、オキシダントを
検知したときは白色−褐色に変色する。
従って、60ppb程度の低濃度のオキシダント雰囲気
においても、塗布面が白色−黄褐色に変色し、検知した
ことが確認できる。
なお1本発明の組成物を用いたインジケーターは。
高感度であるため製造工程や保存中に大気中に含まれる
微量のオキシダントにより変色する恐れがあるので、暗
室等紫外線を遮断した環境で装造する 。
あるいは1本発明者が別に知見した定量の各種チオ硫酸
塩を添加して初期変色を抑制することが望ましい。
なお、得られたインジケーターは、褐色ガラスビンに密
封して保存しておくと品質が非常に安定するので望まし
い。
(実施例) 以下実施例により本発明を詳説する。
実施例1 沃化カリ3.0部、デキストリン(松谷化学工業製。
商品名:スタコデノクス)15.0部、シリカゲル微粉
3(和光純薬製、商品名:ワコーゲルB−0)35゜ζ
“; 0を純水47.0部に投入、加熱攪拌し、シリカゲル微
粉末が均一に分散した水溶液とし2本発明のオキシダン
ト検知用インキ組成物を得た。
得られた組成物をシルクスクリーン印刷にて紙よりなる
基材に塗布し、乾燥してカード状、白色のインジケータ
ーを得た。
このインジケ−ターをオゾン濃度100ppb(室温)
の雰囲気においた処、10分間で白色より黄褐色に変色
し、検知したことが確認できた。
また、60ppb(室温)の雰囲気に於いては30分で
同様に変色した。
第1図のグラフ■はオキシダント濃度100 ppb 
雰囲気に於ける本実施例によるインジケーターの変色状
態を示すものであり、グラフ■はシリカゲル微粉末を含
有しない比較例の変色状態を示す。
両グラフより本発明の効果が明らかである。
比較例の組成は次の通りである。
沃化カリ                3.0部純
水               82.0部デキスト
リン(スタコデノクス)    15.0部以下同様に
して実施例2乃至6を得た。各実施例について所定のオ
ゾン雰囲気における変色の状態を第2図に示す。
いずれも500 ppb以下の低4度のオキシダント雰
囲気で、白色より淡黄色あるいは淡紫色、また黄褐色乃
至褐色あるいは紫色に変色し、オキシダントを検知した
ことが確認された。
実施例2 沃化カリ                 4.0部
水                        
   71.0部澱粉 (玉子ナシコナル製、    
    15.0部商品名:クレアジェルA) シリカゲル微粉末 (ワコーゲルB−0)   10.
0部実施例3 沃化カリ                 5.0部
水                        
   55.0部デキストリン           
   30.0部(松谷化学工業製、0品名:パインテ
ソクス#2)シリカゲル微粉末           
10.0部(日本アエロジル製、商品名:アエロジル2
00)実施例4 沃化カリ                 3.0部
水                        
   59.0部カルボキシメチルセルローズナトリウ
ム  8.0部(第−工業製薬製、商品名:セロゲン7
A)シリカゲル微粉末(ワコーゲルB−0)    3
0.0部実施例5 沃化カリ               20.0部水
                         
  45.0部デキストリン(スタコデックス”)  
    15.0部シリカゲル微粉末(ワコーゲルB−
0)    20.0部実施例6 沃化カリ                3.0部水
                         
   50.OBドデキストリン(パインテックス#2
)     2.0部ポリビニルアルコール     
     5.0部(クラレ製、商品名:ボバール10
5)シリカゲル微粉末(ワコーゲルB−0)    4
0.0部(発明の効果) 以上の様に9本発明によれば廉価で、測定環境に置くだ
けという簡単な操作で、しかも数百Ppb以下。
また環境規制値60 ppb以下の低濃度のオキシダン
トをも検知可能である。高感度のオキシダント検知用イ
ンジケーターを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例と比較例を用いたインジ
ケーターの変色状態を示すグラフである。 第2図は本発明の各実施例と比較例を用いたインジケー
ターの変色状態を示す表である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a、沃化カリ0.2〜40.0重量部 b、水25.0〜96.0重量部 c、水溶性高分子2.0〜40.0重量部 d、シリカゲル微粉末2.0〜50.0重量部を必須成
    分として含有することを特徴とするオキシダント検知用
    インキ組成物。
  2. (2)水溶性高分子とシリカゲル微粉末との重量比が、
    0.3乃至8.0である特許請求の範囲第1項のオキシ
    ダント検知用インキ組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5356465A (en) * 1993-07-23 1994-10-18 Midsun Group, Inc. Oil-spill marking method and composition

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5356465A (en) * 1993-07-23 1994-10-18 Midsun Group, Inc. Oil-spill marking method and composition
WO1995003366A1 (en) * 1993-07-23 1995-02-02 Midsun Group, Inc. Oil-spill marking method and composition

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