JPS6348322Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348322Y2 JPS6348322Y2 JP2711183U JP2711183U JPS6348322Y2 JP S6348322 Y2 JPS6348322 Y2 JP S6348322Y2 JP 2711183 U JP2711183 U JP 2711183U JP 2711183 U JP2711183 U JP 2711183U JP S6348322 Y2 JPS6348322 Y2 JP S6348322Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wedge
- shaft
- elastic body
- tip
- shaped plate
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(a) 考案の技術分野
この考案は、マシニングセンターなどで工具の
自動補正用にボーリングヘツドに取り付けるボー
リングバーのせり出し機構についてのものであ
り、さらに詳しくいえば弾性体にスリワリを入
れ、このスリワリにクサビを挿入することにより
スリワリの端部を支点にして弾性体の先端を回転
させ、弾性体の先端に取り付けたチツプをせり出
すようにしたボーリングバーのせり出し機構につ
いてのものである。
自動補正用にボーリングヘツドに取り付けるボー
リングバーのせり出し機構についてのものであ
り、さらに詳しくいえば弾性体にスリワリを入
れ、このスリワリにクサビを挿入することにより
スリワリの端部を支点にして弾性体の先端を回転
させ、弾性体の先端に取り付けたチツプをせり出
すようにしたボーリングバーのせり出し機構につ
いてのものである。
(b) 従来技術
まず、従来機構の構成図を第1図に示す。第1
図は構成部品の分解斜視図であり、1は弾性体、
2は半円形のブロツク、3はクサビ、4はチツプ
である。
図は構成部品の分解斜視図であり、1は弾性体、
2は半円形のブロツク、3はクサビ、4はチツプ
である。
弾性体1にはスリワリ11を入れ、スリワリ1
1の端部には穴12をあける。また、弾性体1の
軸方向には穴12までは達しないザグリ穴13を
あけ、スリワリ11と穴13に連結する穴14を
穴12と同じ方向にあける。
1の端部には穴12をあける。また、弾性体1の
軸方向には穴12までは達しないザグリ穴13を
あけ、スリワリ11と穴13に連結する穴14を
穴12と同じ方向にあける。
穴14にはブロツク2を入れ、穴13にはクサ
ビ3を入れる。クサビ3には、両端で厚さが変わ
るようにテーパ部31をつける。
ビ3を入れる。クサビ3には、両端で厚さが変わ
るようにテーパ部31をつける。
次に、第1図の組立断面図を第2図に示す。第
2図は第1図の穴14にブロツク2の円形部分が
上側になるようにしてブロツク2を入れ、穴13
にクサビ3を挿入している状態図である。
2図は第1図の穴14にブロツク2の円形部分が
上側になるようにしてブロツク2を入れ、穴13
にクサビ3を挿入している状態図である。
クサビ3を第2図の矢印方向に挿入していく
と、クサビ3のテーパ部31がブロツク2を持ち
あげるようになり、この結果スリワリ11で形成
された第2図の開口部15を矢印方向に持ちあげ
るようになる。
と、クサビ3のテーパ部31がブロツク2を持ち
あげるようになり、この結果スリワリ11で形成
された第2図の開口部15を矢印方向に持ちあげ
るようになる。
したがつて、穴12の部分を支点として弾性体
1を回転させ、弾性体1の先端に取り付けたチツ
プ4を矢印方向にせり出していく。
1を回転させ、弾性体1の先端に取り付けたチツ
プ4を矢印方向にせり出していく。
なお、第2図ではクサビ3の薄い方をチツプ4
側に入れているが、クサビ3の厚い方をチツプ4
側にして穴13に入れてもよい。この場合は、ク
サビ3の移動方向とチツプ4の移動方向は第2図
の場合と逆になる。
側に入れているが、クサビ3の厚い方をチツプ4
側にして穴13に入れてもよい。この場合は、ク
サビ3の移動方向とチツプ4の移動方向は第2図
の場合と逆になる。
第2図のボーリングバーをボーリングヘツドに
組み込み、ボーリングヘツド内の駆動装置により
クサビ3を出し入れして加工用のチツプ4の位置
を調節する。このようにして位置を調節されたチ
ツプ4はボーリングヘツドとともに回転し、中ぐ
り穴加工に使用される。
組み込み、ボーリングヘツド内の駆動装置により
クサビ3を出し入れして加工用のチツプ4の位置
を調節する。このようにして位置を調節されたチ
ツプ4はボーリングヘツドとともに回転し、中ぐ
り穴加工に使用される。
(c) 従来技術の問題点
第2図のような従来機構では、クサビ3とクサ
ビ3の駆動装置を直結しており、駆動装置の動き
によつてはクサビ3の先端が「みそすり」運動を
したり、クサビ3と駆動装置との間の心ずれによ
つてクサビ3が異常な動きをしたりすることがあ
る。
ビ3の駆動装置を直結しており、駆動装置の動き
によつてはクサビ3の先端が「みそすり」運動を
したり、クサビ3と駆動装置との間の心ずれによ
つてクサビ3が異常な動きをしたりすることがあ
る。
(d) 考案の目的
この考案は、クサビ3と駆動装置の間に連結機
構をおき、この連結機構によりクサビ3と駆動装
置を半径方向に対してフローテイング状態で連結
し、従来技術の問題点を解決しようとするもので
ある。
構をおき、この連結機構によりクサビ3と駆動装
置を半径方向に対してフローテイング状態で連結
し、従来技術の問題点を解決しようとするもので
ある。
(e) 考案の実施例
まず、この考案による実施例の構成図を第3図
に示す。第3図は構成部品の分解斜視図であり、
5はクサビ、6はU字プレート、7はドライブネ
ジ、8はドライブナツトである。
に示す。第3図は構成部品の分解斜視図であり、
5はクサビ、6はU字プレート、7はドライブネ
ジ、8はドライブナツトである。
第3図のクサビ5には、第1図のクサビ3と同
じようにテーパ部51がある。
じようにテーパ部51がある。
この他に、第3図ではクサビ5にシヤフト52
と端部53を設ける。端部53はシヤフト52の
外側に設けられ、シヤフト52の径より大きくな
つている。
と端部53を設ける。端部53はシヤフト52の
外側に設けられ、シヤフト52の径より大きくな
つている。
U字プレート6にはU字溝61を設け、クサビ
5のシヤフト52をU字溝61にはめ込めるよう
になつている。
5のシヤフト52をU字溝61にはめ込めるよう
になつている。
U字溝61の径は、シヤフト52よりも大き
く、端部53よりも小さく構成する。
く、端部53よりも小さく構成する。
ドライブネジ7とドライブナツト8とはクサビ
5の駆動装置であり、ドライブナツト8が回転す
るとドライブネジ7が前後進する。この場合、ド
ライブネジ7のキー71が図示を省略したキー溝
に沿つて移動するようになつている。
5の駆動装置であり、ドライブナツト8が回転す
るとドライブネジ7が前後進する。この場合、ド
ライブネジ7のキー71が図示を省略したキー溝
に沿つて移動するようになつている。
また、ドライブネジ7には、クサビ5の端部5
3を収容できる凹部72を設けている。
3を収容できる凹部72を設けている。
凹部72は、端部53よりも大きくなつてい
る。
る。
次に、第3図の組立断面図を第4図に示す。
第4図はクサビ5のシヤフト52をU字プレー
ト6のU字溝61にはめ込み、クサビ5の端部5
3をドライブネジ7の凹部72に入れ、U字プレ
ート6とドライブネジ7でクサビ5を保持してい
る状態図である。
ト6のU字溝61にはめ込み、クサビ5の端部5
3をドライブネジ7の凹部72に入れ、U字プレ
ート6とドライブネジ7でクサビ5を保持してい
る状態図である。
第3図と第4図から明らかなように、U字プレ
ート6とドライブネジ7でクサビ5を保持してい
る。そしてU字プレートのU字溝61の径は、ク
サビ5のシヤフト52の径よりも大きく、端部5
3の径よりも小さく構成し、ドライブネジ7の凹
部72の径は、端部53を収容するように構成
し、クサビ5は半径方向に対してフローテイング
状態で駆動装置と連結している。また、クサビ5
とU字プレート6の隙間を少なくし、シヤフト5
2をU字溝61にはめ込むようにしているので、
ドライブネジ7が前後進すれば、その動きはその
ままクサビ5に伝えられ、クサビ5が前後進す
る。
ート6とドライブネジ7でクサビ5を保持してい
る。そしてU字プレートのU字溝61の径は、ク
サビ5のシヤフト52の径よりも大きく、端部5
3の径よりも小さく構成し、ドライブネジ7の凹
部72の径は、端部53を収容するように構成
し、クサビ5は半径方向に対してフローテイング
状態で駆動装置と連結している。また、クサビ5
とU字プレート6の隙間を少なくし、シヤフト5
2をU字溝61にはめ込むようにしているので、
ドライブネジ7が前後進すれば、その動きはその
ままクサビ5に伝えられ、クサビ5が前後進す
る。
(f) 考案の効果
この考案によれば、クサビ5とクサビ5の駆動
装置の間を半径方向に対してフローテイング状態
に連結しているので、クサビ5と駆動装置の間の
心ずれや「みそすり」運動を完全に吸収すること
ができる。
装置の間を半径方向に対してフローテイング状態
に連結しているので、クサビ5と駆動装置の間の
心ずれや「みそすり」運動を完全に吸収すること
ができる。
また、U字プレート6とドライブネジ7の間を
離すことにより、クサビ5を駆動装置から分離す
ることができるので、クサビ5を容易に交換する
ことができる。
離すことにより、クサビ5を駆動装置から分離す
ることができるので、クサビ5を容易に交換する
ことができる。
第1図は従来機構の構成図、第2図は第1図の
組立断面図、第3図はこの考案による実施例の構
成図、第4図は第3図の組立断面図。 1……弾性体、2……ブロツク、3……クサ
ビ、4……チツプ、5……クサビ、6……U字プ
レート、7……ドライブネジ、8……ドライブナ
ツト、11……スリワリ、12〜14……穴、1
5……開口部、31……テーパ部、51……テー
パ部、52……シヤフト、53……端部、61…
…U字溝、71……キー、72……凹部。
組立断面図、第3図はこの考案による実施例の構
成図、第4図は第3図の組立断面図。 1……弾性体、2……ブロツク、3……クサ
ビ、4……チツプ、5……クサビ、6……U字プ
レート、7……ドライブネジ、8……ドライブナ
ツト、11……スリワリ、12〜14……穴、1
5……開口部、31……テーパ部、51……テー
パ部、52……シヤフト、53……端部、61…
…U字溝、71……キー、72……凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 弾性体にスリワリを入れ、前記スリワリにクサ
ビを挿入することにより前記スリワリの端部を支
点にして前記弾性体の先端を回転させ、前記弾性
体の先端に取り付けたチツプをせり出すボーリン
グバーのせり出し機構において、 前記クサビの駆動装置側に設けたシヤフトと、 前記シヤフトの外側に設けた前記シヤフトの径
より大きい端部と、 前記シヤフトよりも径が大きく、前記端部より
も径の小さいU字溝をもち、前記シヤフトにはめ
込むU字プレートと、 前記端部を収容する凹部をもつ駆動装置とを備
え、 前記U字プレートと前記駆動装置の凹部で前記
端部を保持することを特徴とするボーリングバー
せり出し機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2711183U JPS59136207U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | ボ−リングバ−のせり出し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2711183U JPS59136207U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | ボ−リングバ−のせり出し機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59136207U JPS59136207U (ja) | 1984-09-11 |
JPS6348322Y2 true JPS6348322Y2 (ja) | 1988-12-13 |
Family
ID=30158005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2711183U Granted JPS59136207U (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | ボ−リングバ−のせり出し機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59136207U (ja) |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP2711183U patent/JPS59136207U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59136207U (ja) | 1984-09-11 |
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