JPS6348262B2 - - Google Patents
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- JPS6348262B2 JPS6348262B2 JP14245880A JP14245880A JPS6348262B2 JP S6348262 B2 JPS6348262 B2 JP S6348262B2 JP 14245880 A JP14245880 A JP 14245880A JP 14245880 A JP14245880 A JP 14245880A JP S6348262 B2 JPS6348262 B2 JP S6348262B2
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Description
この発明は、α,β―不飽和―α―アミノ酸エ
ステルの新規な製法に関する。 テトラヘドロン・レターズ、27,2525(1979)
には、シアノギ酸エステルと活性メチレン化合物
とを、金属ハライドおよび塩基の存在下に反応さ
せて、α,β―不飽和―α―アミノ酸エステルを
製造する方法が開示されている。この方法によれ
ば、活性メチレン化合物として、シアノ酢酸エス
テルまたはマロノニトリルを使用すると、目的生
成物が低収率でしか得られず、反応に使用する金
属ハライドおよび塩基の回収に繁雑な操作を必要
とする。 ブルテイン・オブ・ケミカル・ソサイアテイ・
オブ・ジヤパン、35,1730(1962)には、シアノ
酢酸エチルを酸化セレンで酸化してジシアノジエ
トキシカルボニルエチレンを生成させ、ついでこ
れをアンモニア水溶液で処理して、1―アミノ―
2―シアノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチ
レンを製造する方法についての記載がある。この
方法は、第1段の酸化収率が10%と極端に低く、
工業的に有利な方法ではない。 この発明の目的は、α,β―不飽和―α―アミ
ノ酸エステルを収率良く得ることのできる新規な
製法を提供することにある。この発明の他の目的
は、反応系に原料以外の化合物を存在させること
なく、α,β―不飽和―α―アミノ酸エステルを
効率的に製造する方法を提供することにある。 この発明は、 式 (式中、R1およびR2は、それぞれ、炭素数1
〜4のアルキル基を示し、Xは酸素原子または硫
黄原子を示す)で表わされるイミノ酢酸エステル
類と、 式 (式中、YおよびZは、それぞれ、炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜5の脂
肪族アシル基、シアノ基またはベンゾイル基を示
す)で表わされる活性メチレン化合物とを反応さ
せることを特徴とする 式 (式中、R1、YおよびZは、それぞれ、前記
と同じ意味を有する)で表わされるα,β―不飽
和―α―アミノ酸エステルの製法である。 この発明によれば、公知法におけるような化合
物を反応系に存在させることなく、α,β―不飽
和―α―アミノ酸エステルを収率良く得ることが
でき、特に、式〔〕において、Yがシアノ基で
あり、Zがシアノ基またはアルコキシカルボニル
基であるα,β―不飽和―α―アミノ酸エステル
を高収率で得ることができる。 この発明で得られるα,β―不飽和―α―アミ
ノ酸エステルは、医薬、農薬、ポリマー添加剤の
中間体として有用である。 式〔〕においてXが硫黄原子であるイミノ酢
酸エステルは新規化合物であり、この化合物は、
たとえば、シアノギ酸アルキルエステルとアルキ
ルメルカプタンとを含む有機溶媒に低温で塩化水
素を飽和させた後、反応させることによつて合成
することができる(参考例1参照)。 式〔〕で表わされるイミノ酢酸エステル類の
具体例としては、メトキシイミノ酢酸メチル、メ
トキシイミノ酢酸エチル、メトキシイミノ酢酸ブ
チル、エトキシイミノ酢酸エチル、エトキシイミ
ノ酢酸ブチル、ブトキシイミノ酢酸ブチル、エチ
ルチオイミノ酢酸エチル、エチルチオイミノ酢酸
ブチル、ブチルチオイミノ酢酸ブチルなどが挙げ
られる。 式〔〕で表わされる活性メチレン化合物の具
体例としては、 マロノニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢
酸エチル、シアノ酢酸プロピル、シアノ酢酸ブチ
ル、ベンゾイル酢酸エチル、ベンゾイル酢酸プロ
ピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ア
セト酢酸プロピル、プロピオニル酢酸エチル、ブ
チリル酢酸エチル、バレリル酢酸エチル、マロン
酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロ
ピル、ジベンゾイルメタンなどが挙げられる。 活性メチレン化合物の使用量は、イミノ酢酸エ
ステル類1モル当り、1モル以上であることが好
ましい。 反応は反応溶媒の存在下または不存在下に行な
うことができる。反応溶媒の具体例としては、た
とえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素、塩化メチレン、塩化エチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、クロルベンゼンなどの
ハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジブチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ベンゾニトリルなどのニトリル化合物、ニト
ロメタン、ニトロエタンなどのニトロ化合物、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
のアミド化合物、ジメチルスルホキシド、ジエチ
ルスルホキシドなどのスルホキシドが挙げられ
る。また、反応条件下で液状を呈す活性メチレン
化合物自体を反応溶媒として使用することもでき
る。 目的生成物の収率の面で、活性メチレン化合物
としてマロノニトリルを使用する場合は上記反応
溶媒を使用することが好ましく、マロノニトリル
以外の活性メチレン化合物を使用する場合は、活
性メチレン化合物自体を反応溶媒として使用する
ことが好ましい。 イミノ酢酸エステル類と活性メチレン化合物と
の反応は実質的に無水の条件下に行なうことが望
ましい。 反応温度については特に制限はないが、過度に
高いと目的生成物の収率が低下するので、通常、
10〜150℃の範囲の温度が採用される。 反応時間は、原料の種類、反応温度などによつ
て種々異なり一律に規定することはできないが、
通常0.5〜120時間である。 反応によつて生成するα,β―不飽和―α―ア
ミノ酸エステルは、それ自体公知の単離方法によ
つて、反応生成混合物から単離することができ
る。 式〔〕で表わされるα,β―不飽和―α―ア
ミノ酸エステルの具体例としては、 1―アミノ―2,2―ジシアノ―1―メトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジシアノ―1―エトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―1―ブトキシカルボニル―2,2
―ジシアノエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジメトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1―エトキシカルボ
ニル―2―メトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ブトキシカルボニル―2―シ
アノ―1―エトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジブトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ベンゾイル―1,2―ジメト
キシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ベンゾイル―1,2―ジエト
キシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ベンゾイル―1―エトキシカ
ルボニル―2―プロポキシカルボニルエチレン、 1―アセチル―2―アミノ―1,2―ジメトキ
シカルボニルエチレン、 1―アセチル―2―アミノ―1,2―ジエトキ
シカルボニルエチレン、 1―アセチル―2―アミノ―2―エトキシカル
ボニル―1―プロポキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニル―
2―プロピオニルエチレン、 1―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニル―
2―ブチリルエチレン、 1―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニル―
2―バレリルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジメトキシカルボニル―
1―エトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―1,2,2―トリエトキシカルボ
ニルエチレン、 1―アミノ―1―ブトキシカルボニル―2,2
―ジエトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジプロポキシカルボニル
―1―エトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジベンゾイル―1―エト
キシカルボニルエチレン、 などが挙げられる。 つぎに参考例および実施例を示す。実施例にお
いて、α,β―不飽和―α―アミノ酸エステルの
収率は、使用したイミノ酢酸エステル基準の収率
である。 参考例 1 シアノギ酸エチル100.0ミリモルとエチルメル
カプタン100.0ミリモルを含むn―ヘキサン40ml
に、撹拌下に、−30℃以下で塩化水素を飽和する
まで通じたのち、0℃以下で7日間、室温で1時
間反応させた。 反応生成混合物に室温で炭酸カリウム108.5ミ
リモルを加えたのち、0℃以下で水30mlを加え
た。混合物を分液し、水層を塩化メチレン30mlで
抽出した。有機溶媒層と抽出溶液を一緒にして、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ついで濃縮した。
残渣を減圧下に蒸留して、沸点103〜105℃/20mm
Hgの留分として、エチルチオイミノ酢酸エチル
の無色液体9.40gを得た。その元素分析値をつぎ
に示す。 C H N S 分析値 45.06 6.74 8.67 19.91 計算値 44.70 6.88 8.69 19.89 (C6H11NO2Sとして) 実施例 1 マロノニトリル14.7ミリモルを含む塩化エチレ
ン30mlにエトキシイミノ酢酸エチル12.0ミリモル
を加え、撹拌下に室温で96時間反応させた。 反応生成混合物を過して、1―アミノ―2,
2―ジシアノ―1―エトキシカルボニルエチレン
の結晶0.81gを得た。液を減圧下に濃縮し、残
渣をベンゼン60mlで熱時抽出した。抽出液を放冷
して、上記目的生成物の結晶0.76gを得た。合計
収率は80%であつた。上記結晶をベンゼンで再結
晶して、融点143〜144℃の黄色柱状結晶を得た。
その元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 51.17 4.27 25.36 計算値 50.91 4.27 25.44 (C7H7N3O2として) 実施例 2 マロノニトリル27.5ミリモルを含む塩化エチレ
ン40mlにエトキシイミノ酢酸エチル27.6ミリモル
を加え、還流下に2時間反応させた。 反応生成混合物を放冷後、減圧下に濃縮し、残
渣にジイソプロピルエーテル50mlを加えて過
し、1―アミノ―2,2―ジシアノ―1―エトキ
シカルボニルエチレンの結晶4.01g(収率:96
%)得た。 実施例 3 マロノニトリル7.6ミリモルを含む塩化エチレ
ン20mlにエチルチオイミノ酢酸エチル7.5mlを含
む塩化エチレン10mlを滴下し、撹拌下に室温で96
時間反応させた。 反応生成混合物を過して、1―アミノ―2,
2―ジシアノ―1―エトキシカルボニルエチレン
の結晶0.49gを得た。液を減圧下に濃縮し、残
渣にベンゼン30mlを加えて過し、上記目的生成
物の結晶0.54gを得た。合計収率は84%であつ
た。 実施例 4 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとシア
ノ酢酸エチル10.0ミリモルとの混合物を、撹拌下
に50℃で11時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル10mlを加えて過し、1―ア
ミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシカルボニ
ルエチレンの結晶1.52gを得た。液を減圧下に
濃縮し、残渣にジイソプロピルエーテル1mlを加
えて過し、上記目的生成物の結晶(融点76〜77
℃)0.18gを得た。合計収率は80%であつた。 実施例 5 エトキシイミノ酢酸エチル11.1ミリモルとシア
ノ酢酸エチル11.1ミリモルとを撹拌下に100℃で
1時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣をジイ
ソプロピルエーテル50mlで熱時抽出した。抽出液
を放冷した後、過して、1―アミノ―2―シア
ノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチレンの結
晶0.19gを得た。液を減圧下に濃縮し、残渣に
ジイソプロピルエーテル5mlを加えて過し、上
記目的生成物の結晶0.93gを得た。液を、シリ
カゲル(和光純薬製、ワコーゲルC―200)70g
を充填したカラム(直径3cm)に通し、ベンゼン
2容量部と酢酸エチル1容量部との混合溶液350
mlで溶離し、溶離液を減圧下に濃縮して、上記目
的生成物0.72gを得た。合計収率は78%であつ
た。 実施例 6 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとシア
ノ酢酸エチル100.0ミリモルとを撹拌下に100℃で
30分間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル10mlを加えて過し、1―ア
ミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシカルボニ
ルエチレンの結晶1.38gを得た。液を減圧下に
濃縮し、残渣を、シリカゲル(和光純薬製、ワコ
ーゲルC―200)40gを充填したカラム(直径3
cm)に通し、ベンゼン350mlで溶離し、ついでベ
ンゼン100mlで溶離し、溶離液を減圧下に濃縮し、
残渣にジイソプロピルエーテル4mlを加えて過
し、上記目的生成物の結晶0.45gを得た。合計収
率は86%であつた。 実施例 7 シアノ酢酸エチル10.0ミリモルを含むジメチル
ホルムアミド30mlにエトキシイミノ酢酸エチル
10.0ミリモルを加え、撹拌下に100℃で5時間反
応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル7mlを加えたのち、過し
て、1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキ
シカルボニルエチレンの結晶1.42g(収率:67
%)を得た。 実施例 8 シアノ酢酸エチル10.0ミリモルを含むジメチル
スルホキシド30mlに、エトキシイミノ酢酸エチル
10.0ミリモルを加え、撹拌下に100℃で5時間反
応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮した。残渣に水
5mlを加えて過したのち、集した結晶を水5
ml、ついでジイソプロピルエーテル5mlで洗つ
て、1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキ
シカルボニルエチレンの結晶1.42g(収率:67
%)を得た。 実施例 9 シアノ酢酸エチル10.0ミリモルを含むクロロベ
ンゼン30mlにエトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリ
モルを加え、撹拌下に100℃で5時間反応させた。 反応生成混合物をガスクロマトグラフイーで分
析したところ、シアノ酢酸エチルおよびエトキシ
イミノ酢酸エチルが、それぞれ、6.2ミリモルお
よび5.2ミリモルが残存し、1―アミノ―2―シ
アノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチレン
0.79g(収率:37%)の生成が認められた。 実施例 10 クロロベンゼンに代えてニトロメタン30mlを使
用し、還流下に5時間反応させた以外は実施例9
を繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン0.77g(収率36%)の生成が
認められた。 実施例 11 ニトロメタンに代えてプロピオニトリル30mlを
使用した以外は実施例10を繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン1.04g(収率49%)の生成が
認められた。 実施例 12 クロロベンゼンに代えてトルエン30mlを使用
し、反応時間を3時間に変えた以外は実施例9を
繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン0.84g(収率40%)の生成が
認められた。 実施例 13 ニトロメタンに代えてジオキサン30mlを使用し
た以外は実施例10を繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン0.88g(収率41%)の生成が
認められた。 実施例 14 エトキシイミノ酢酸エチル40.0ミリモルとシア
ノ酢酸メチル40.1ミリモルとを撹拌下55℃で3時
間反応させた。 反応生成混合物にジイソプロピルエーテル50ml
を加えて過し、1―アミノ―2―シアノ―1―
エトキシカルボニル―2―メトキシカルボニルエ
チレンの結晶6.36g(収率80%)を得た。この結
晶をトルエンで再結晶して、融点115〜116℃の黄
色結晶を得た。その元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 48.49 5.14 14.25 計算値 48.48 5.09 14.14 (C8H10N2O4として) 実施例 15 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとベン
ゾイル酢酸エチル10.0ミリモルとを撹拌下に100
℃で5時間反応させた。 反応生成混合物にシクロヘキサン20mlを加えて
過し、1―アミノ―2―ベンゾイル―1,2―
ジエトキシカルボニルエチレンの結晶1.63g(収
率56%)を得た。この結晶をベンゼンで再結晶し
て、融点138〜139℃の微黄色針状結晶を得た。そ
の元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 62.03 5.64 5.05 計算値 61.85 5.88 4.81 (C15H17NO5として) 実施例 16 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとベン
ゾイル酢酸イソプロピル10.0ミリモルとを撹拌下
に100℃で7時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル10mlを加えて過し、1―ア
ミノ―2―ベンゾイル―1―エトキシカルボニル
―2―イソプロポキシカルボニルエチレンの結晶
0.72gを得た。液を減圧下に濃縮し、残渣を、
シリカゲル(和光純薬製、ワコーゲルC―200)
70gを充填したカラム(直径3cm)に通した。ベ
ンゼン350ml、ついでベンゼンと酢酸エチルとの
等容量混合溶媒100mlで溶離し、この後上記混合
溶媒150mlで溶離して得た溶液を減圧下に濃縮し
た。残渣にジイソプロピルエーテル5mlを加えて
過し、1―アミノ―2―ベンゾイル―1―エト
キシカルボニル―2―イソプロポキシカルボニル
エチレンの結晶0.32gを得た。合計収率は34%で
あつた。 上記結晶をジイソプロピルエーテルで再結晶し
て、融点106℃の無色塊状結晶を得た。その元素
分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 63.35 6.12 4.46 計算値 62.94 6.27 4.59 (C16H19NO5として) 実施例 17 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとアセ
ト酢酸エチル100.0ミリモルとを撹拌下に100℃で
11時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にn―
ヘキサン25mlを加えて過し、1―アセチル―2
―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチレ
ンの結晶1.92g(収率84%)を得た。この結晶を
ベンゼンで再結晶して、融点88〜89℃の無色塊状
結晶を得た。その元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 52.46 6.30 5.84 計算値 52.39 6.60 6.11 (C10N15NO5として) 実施例 18 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとアセ
ト酢酸イソプロピル10.0ミリモルとを撹拌下に
100℃で14.5時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣をシリ
カゲル(和光純薬製、ワコーゲルC―200)70g
を充填したカラム(直径3cm)通し、塩化エチレ
ン500mlで溶離した後、ベンゼン4容量部と酢酸
エチル1容量部との混合溶媒200mlで溶離し、こ
の溶離液を減圧下に濃縮して、1―アセチル―2
―アミノ―2―エトキシカルボニル―1―イソプ
ロポキシカルボニルエチレンの結晶1.31g(収率
54%)を得た。この結晶をn―ヘキサンで再結晶
して、融点64〜66℃の無色結晶を得た。この元素
分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 54.56 7.02 5.66 計算値 54.31 7.04 5.76 (C11H17NO5として) 実施例 19 エトキシイミノ酢酸エチル9.5ミリモルとマロ
ン酸ジエチル165ミリモルとを撹拌下に150℃で15
時間反応させた。 反応生成混合物をガスクロマトグラフイーで分
析したところ、1―アミノ―1,2,2―トリエ
トキシカルボニルエチレン0.84g(収率34%)の
生成が認められた。 実施例 20 エチルチオイミノ酢酸エチル4.2ミリモルとマ
ロン酸ジエチル65.9ミリモルとを150℃で4時間
反応させた。 反応生成混合物をガスクロマトグラフイーで分
析したところ、1―アミノ―1,2,2―トリエ
トキシカルボニルエチレン0.35g(収率32%)の
生成が認められた。
ステルの新規な製法に関する。 テトラヘドロン・レターズ、27,2525(1979)
には、シアノギ酸エステルと活性メチレン化合物
とを、金属ハライドおよび塩基の存在下に反応さ
せて、α,β―不飽和―α―アミノ酸エステルを
製造する方法が開示されている。この方法によれ
ば、活性メチレン化合物として、シアノ酢酸エス
テルまたはマロノニトリルを使用すると、目的生
成物が低収率でしか得られず、反応に使用する金
属ハライドおよび塩基の回収に繁雑な操作を必要
とする。 ブルテイン・オブ・ケミカル・ソサイアテイ・
オブ・ジヤパン、35,1730(1962)には、シアノ
酢酸エチルを酸化セレンで酸化してジシアノジエ
トキシカルボニルエチレンを生成させ、ついでこ
れをアンモニア水溶液で処理して、1―アミノ―
2―シアノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチ
レンを製造する方法についての記載がある。この
方法は、第1段の酸化収率が10%と極端に低く、
工業的に有利な方法ではない。 この発明の目的は、α,β―不飽和―α―アミ
ノ酸エステルを収率良く得ることのできる新規な
製法を提供することにある。この発明の他の目的
は、反応系に原料以外の化合物を存在させること
なく、α,β―不飽和―α―アミノ酸エステルを
効率的に製造する方法を提供することにある。 この発明は、 式 (式中、R1およびR2は、それぞれ、炭素数1
〜4のアルキル基を示し、Xは酸素原子または硫
黄原子を示す)で表わされるイミノ酢酸エステル
類と、 式 (式中、YおよびZは、それぞれ、炭素数2〜
5のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜5の脂
肪族アシル基、シアノ基またはベンゾイル基を示
す)で表わされる活性メチレン化合物とを反応さ
せることを特徴とする 式 (式中、R1、YおよびZは、それぞれ、前記
と同じ意味を有する)で表わされるα,β―不飽
和―α―アミノ酸エステルの製法である。 この発明によれば、公知法におけるような化合
物を反応系に存在させることなく、α,β―不飽
和―α―アミノ酸エステルを収率良く得ることが
でき、特に、式〔〕において、Yがシアノ基で
あり、Zがシアノ基またはアルコキシカルボニル
基であるα,β―不飽和―α―アミノ酸エステル
を高収率で得ることができる。 この発明で得られるα,β―不飽和―α―アミ
ノ酸エステルは、医薬、農薬、ポリマー添加剤の
中間体として有用である。 式〔〕においてXが硫黄原子であるイミノ酢
酸エステルは新規化合物であり、この化合物は、
たとえば、シアノギ酸アルキルエステルとアルキ
ルメルカプタンとを含む有機溶媒に低温で塩化水
素を飽和させた後、反応させることによつて合成
することができる(参考例1参照)。 式〔〕で表わされるイミノ酢酸エステル類の
具体例としては、メトキシイミノ酢酸メチル、メ
トキシイミノ酢酸エチル、メトキシイミノ酢酸ブ
チル、エトキシイミノ酢酸エチル、エトキシイミ
ノ酢酸ブチル、ブトキシイミノ酢酸ブチル、エチ
ルチオイミノ酢酸エチル、エチルチオイミノ酢酸
ブチル、ブチルチオイミノ酢酸ブチルなどが挙げ
られる。 式〔〕で表わされる活性メチレン化合物の具
体例としては、 マロノニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢
酸エチル、シアノ酢酸プロピル、シアノ酢酸ブチ
ル、ベンゾイル酢酸エチル、ベンゾイル酢酸プロ
ピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ア
セト酢酸プロピル、プロピオニル酢酸エチル、ブ
チリル酢酸エチル、バレリル酢酸エチル、マロン
酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジプロ
ピル、ジベンゾイルメタンなどが挙げられる。 活性メチレン化合物の使用量は、イミノ酢酸エ
ステル類1モル当り、1モル以上であることが好
ましい。 反応は反応溶媒の存在下または不存在下に行な
うことができる。反応溶媒の具体例としては、た
とえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素、塩化メチレン、塩化エチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、クロルベンゼンなどの
ハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジブチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ベンゾニトリルなどのニトリル化合物、ニト
ロメタン、ニトロエタンなどのニトロ化合物、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど
のアミド化合物、ジメチルスルホキシド、ジエチ
ルスルホキシドなどのスルホキシドが挙げられ
る。また、反応条件下で液状を呈す活性メチレン
化合物自体を反応溶媒として使用することもでき
る。 目的生成物の収率の面で、活性メチレン化合物
としてマロノニトリルを使用する場合は上記反応
溶媒を使用することが好ましく、マロノニトリル
以外の活性メチレン化合物を使用する場合は、活
性メチレン化合物自体を反応溶媒として使用する
ことが好ましい。 イミノ酢酸エステル類と活性メチレン化合物と
の反応は実質的に無水の条件下に行なうことが望
ましい。 反応温度については特に制限はないが、過度に
高いと目的生成物の収率が低下するので、通常、
10〜150℃の範囲の温度が採用される。 反応時間は、原料の種類、反応温度などによつ
て種々異なり一律に規定することはできないが、
通常0.5〜120時間である。 反応によつて生成するα,β―不飽和―α―ア
ミノ酸エステルは、それ自体公知の単離方法によ
つて、反応生成混合物から単離することができ
る。 式〔〕で表わされるα,β―不飽和―α―ア
ミノ酸エステルの具体例としては、 1―アミノ―2,2―ジシアノ―1―メトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジシアノ―1―エトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―1―ブトキシカルボニル―2,2
―ジシアノエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジメトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1―エトキシカルボ
ニル―2―メトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ブトキシカルボニル―2―シ
アノ―1―エトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジブトキシ
カルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ベンゾイル―1,2―ジメト
キシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ベンゾイル―1,2―ジエト
キシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2―ベンゾイル―1―エトキシカ
ルボニル―2―プロポキシカルボニルエチレン、 1―アセチル―2―アミノ―1,2―ジメトキ
シカルボニルエチレン、 1―アセチル―2―アミノ―1,2―ジエトキ
シカルボニルエチレン、 1―アセチル―2―アミノ―2―エトキシカル
ボニル―1―プロポキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニル―
2―プロピオニルエチレン、 1―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニル―
2―ブチリルエチレン、 1―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニル―
2―バレリルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジメトキシカルボニル―
1―エトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―1,2,2―トリエトキシカルボ
ニルエチレン、 1―アミノ―1―ブトキシカルボニル―2,2
―ジエトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジプロポキシカルボニル
―1―エトキシカルボニルエチレン、 1―アミノ―2,2―ジベンゾイル―1―エト
キシカルボニルエチレン、 などが挙げられる。 つぎに参考例および実施例を示す。実施例にお
いて、α,β―不飽和―α―アミノ酸エステルの
収率は、使用したイミノ酢酸エステル基準の収率
である。 参考例 1 シアノギ酸エチル100.0ミリモルとエチルメル
カプタン100.0ミリモルを含むn―ヘキサン40ml
に、撹拌下に、−30℃以下で塩化水素を飽和する
まで通じたのち、0℃以下で7日間、室温で1時
間反応させた。 反応生成混合物に室温で炭酸カリウム108.5ミ
リモルを加えたのち、0℃以下で水30mlを加え
た。混合物を分液し、水層を塩化メチレン30mlで
抽出した。有機溶媒層と抽出溶液を一緒にして、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ついで濃縮した。
残渣を減圧下に蒸留して、沸点103〜105℃/20mm
Hgの留分として、エチルチオイミノ酢酸エチル
の無色液体9.40gを得た。その元素分析値をつぎ
に示す。 C H N S 分析値 45.06 6.74 8.67 19.91 計算値 44.70 6.88 8.69 19.89 (C6H11NO2Sとして) 実施例 1 マロノニトリル14.7ミリモルを含む塩化エチレ
ン30mlにエトキシイミノ酢酸エチル12.0ミリモル
を加え、撹拌下に室温で96時間反応させた。 反応生成混合物を過して、1―アミノ―2,
2―ジシアノ―1―エトキシカルボニルエチレン
の結晶0.81gを得た。液を減圧下に濃縮し、残
渣をベンゼン60mlで熱時抽出した。抽出液を放冷
して、上記目的生成物の結晶0.76gを得た。合計
収率は80%であつた。上記結晶をベンゼンで再結
晶して、融点143〜144℃の黄色柱状結晶を得た。
その元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 51.17 4.27 25.36 計算値 50.91 4.27 25.44 (C7H7N3O2として) 実施例 2 マロノニトリル27.5ミリモルを含む塩化エチレ
ン40mlにエトキシイミノ酢酸エチル27.6ミリモル
を加え、還流下に2時間反応させた。 反応生成混合物を放冷後、減圧下に濃縮し、残
渣にジイソプロピルエーテル50mlを加えて過
し、1―アミノ―2,2―ジシアノ―1―エトキ
シカルボニルエチレンの結晶4.01g(収率:96
%)得た。 実施例 3 マロノニトリル7.6ミリモルを含む塩化エチレ
ン20mlにエチルチオイミノ酢酸エチル7.5mlを含
む塩化エチレン10mlを滴下し、撹拌下に室温で96
時間反応させた。 反応生成混合物を過して、1―アミノ―2,
2―ジシアノ―1―エトキシカルボニルエチレン
の結晶0.49gを得た。液を減圧下に濃縮し、残
渣にベンゼン30mlを加えて過し、上記目的生成
物の結晶0.54gを得た。合計収率は84%であつ
た。 実施例 4 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとシア
ノ酢酸エチル10.0ミリモルとの混合物を、撹拌下
に50℃で11時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル10mlを加えて過し、1―ア
ミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシカルボニ
ルエチレンの結晶1.52gを得た。液を減圧下に
濃縮し、残渣にジイソプロピルエーテル1mlを加
えて過し、上記目的生成物の結晶(融点76〜77
℃)0.18gを得た。合計収率は80%であつた。 実施例 5 エトキシイミノ酢酸エチル11.1ミリモルとシア
ノ酢酸エチル11.1ミリモルとを撹拌下に100℃で
1時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣をジイ
ソプロピルエーテル50mlで熱時抽出した。抽出液
を放冷した後、過して、1―アミノ―2―シア
ノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチレンの結
晶0.19gを得た。液を減圧下に濃縮し、残渣に
ジイソプロピルエーテル5mlを加えて過し、上
記目的生成物の結晶0.93gを得た。液を、シリ
カゲル(和光純薬製、ワコーゲルC―200)70g
を充填したカラム(直径3cm)に通し、ベンゼン
2容量部と酢酸エチル1容量部との混合溶液350
mlで溶離し、溶離液を減圧下に濃縮して、上記目
的生成物0.72gを得た。合計収率は78%であつ
た。 実施例 6 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとシア
ノ酢酸エチル100.0ミリモルとを撹拌下に100℃で
30分間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル10mlを加えて過し、1―ア
ミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシカルボニ
ルエチレンの結晶1.38gを得た。液を減圧下に
濃縮し、残渣を、シリカゲル(和光純薬製、ワコ
ーゲルC―200)40gを充填したカラム(直径3
cm)に通し、ベンゼン350mlで溶離し、ついでベ
ンゼン100mlで溶離し、溶離液を減圧下に濃縮し、
残渣にジイソプロピルエーテル4mlを加えて過
し、上記目的生成物の結晶0.45gを得た。合計収
率は86%であつた。 実施例 7 シアノ酢酸エチル10.0ミリモルを含むジメチル
ホルムアミド30mlにエトキシイミノ酢酸エチル
10.0ミリモルを加え、撹拌下に100℃で5時間反
応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル7mlを加えたのち、過し
て、1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキ
シカルボニルエチレンの結晶1.42g(収率:67
%)を得た。 実施例 8 シアノ酢酸エチル10.0ミリモルを含むジメチル
スルホキシド30mlに、エトキシイミノ酢酸エチル
10.0ミリモルを加え、撹拌下に100℃で5時間反
応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮した。残渣に水
5mlを加えて過したのち、集した結晶を水5
ml、ついでジイソプロピルエーテル5mlで洗つ
て、1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキ
シカルボニルエチレンの結晶1.42g(収率:67
%)を得た。 実施例 9 シアノ酢酸エチル10.0ミリモルを含むクロロベ
ンゼン30mlにエトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリ
モルを加え、撹拌下に100℃で5時間反応させた。 反応生成混合物をガスクロマトグラフイーで分
析したところ、シアノ酢酸エチルおよびエトキシ
イミノ酢酸エチルが、それぞれ、6.2ミリモルお
よび5.2ミリモルが残存し、1―アミノ―2―シ
アノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチレン
0.79g(収率:37%)の生成が認められた。 実施例 10 クロロベンゼンに代えてニトロメタン30mlを使
用し、還流下に5時間反応させた以外は実施例9
を繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン0.77g(収率36%)の生成が
認められた。 実施例 11 ニトロメタンに代えてプロピオニトリル30mlを
使用した以外は実施例10を繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン1.04g(収率49%)の生成が
認められた。 実施例 12 クロロベンゼンに代えてトルエン30mlを使用
し、反応時間を3時間に変えた以外は実施例9を
繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン0.84g(収率40%)の生成が
認められた。 実施例 13 ニトロメタンに代えてジオキサン30mlを使用し
た以外は実施例10を繰返した。 1―アミノ―2―シアノ―1,2―ジエトキシ
カルボニルエチレン0.88g(収率41%)の生成が
認められた。 実施例 14 エトキシイミノ酢酸エチル40.0ミリモルとシア
ノ酢酸メチル40.1ミリモルとを撹拌下55℃で3時
間反応させた。 反応生成混合物にジイソプロピルエーテル50ml
を加えて過し、1―アミノ―2―シアノ―1―
エトキシカルボニル―2―メトキシカルボニルエ
チレンの結晶6.36g(収率80%)を得た。この結
晶をトルエンで再結晶して、融点115〜116℃の黄
色結晶を得た。その元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 48.49 5.14 14.25 計算値 48.48 5.09 14.14 (C8H10N2O4として) 実施例 15 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとベン
ゾイル酢酸エチル10.0ミリモルとを撹拌下に100
℃で5時間反応させた。 反応生成混合物にシクロヘキサン20mlを加えて
過し、1―アミノ―2―ベンゾイル―1,2―
ジエトキシカルボニルエチレンの結晶1.63g(収
率56%)を得た。この結晶をベンゼンで再結晶し
て、融点138〜139℃の微黄色針状結晶を得た。そ
の元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 62.03 5.64 5.05 計算値 61.85 5.88 4.81 (C15H17NO5として) 実施例 16 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとベン
ゾイル酢酸イソプロピル10.0ミリモルとを撹拌下
に100℃で7時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にジイ
ソプロピルエーテル10mlを加えて過し、1―ア
ミノ―2―ベンゾイル―1―エトキシカルボニル
―2―イソプロポキシカルボニルエチレンの結晶
0.72gを得た。液を減圧下に濃縮し、残渣を、
シリカゲル(和光純薬製、ワコーゲルC―200)
70gを充填したカラム(直径3cm)に通した。ベ
ンゼン350ml、ついでベンゼンと酢酸エチルとの
等容量混合溶媒100mlで溶離し、この後上記混合
溶媒150mlで溶離して得た溶液を減圧下に濃縮し
た。残渣にジイソプロピルエーテル5mlを加えて
過し、1―アミノ―2―ベンゾイル―1―エト
キシカルボニル―2―イソプロポキシカルボニル
エチレンの結晶0.32gを得た。合計収率は34%で
あつた。 上記結晶をジイソプロピルエーテルで再結晶し
て、融点106℃の無色塊状結晶を得た。その元素
分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 63.35 6.12 4.46 計算値 62.94 6.27 4.59 (C16H19NO5として) 実施例 17 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとアセ
ト酢酸エチル100.0ミリモルとを撹拌下に100℃で
11時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣にn―
ヘキサン25mlを加えて過し、1―アセチル―2
―アミノ―1,2―ジエトキシカルボニルエチレ
ンの結晶1.92g(収率84%)を得た。この結晶を
ベンゼンで再結晶して、融点88〜89℃の無色塊状
結晶を得た。その元素分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 52.46 6.30 5.84 計算値 52.39 6.60 6.11 (C10N15NO5として) 実施例 18 エトキシイミノ酢酸エチル10.0ミリモルとアセ
ト酢酸イソプロピル10.0ミリモルとを撹拌下に
100℃で14.5時間反応させた。 反応生成混合物を減圧下に濃縮し、残渣をシリ
カゲル(和光純薬製、ワコーゲルC―200)70g
を充填したカラム(直径3cm)通し、塩化エチレ
ン500mlで溶離した後、ベンゼン4容量部と酢酸
エチル1容量部との混合溶媒200mlで溶離し、こ
の溶離液を減圧下に濃縮して、1―アセチル―2
―アミノ―2―エトキシカルボニル―1―イソプ
ロポキシカルボニルエチレンの結晶1.31g(収率
54%)を得た。この結晶をn―ヘキサンで再結晶
して、融点64〜66℃の無色結晶を得た。この元素
分析値をつぎに示す。 C H N 分析値 54.56 7.02 5.66 計算値 54.31 7.04 5.76 (C11H17NO5として) 実施例 19 エトキシイミノ酢酸エチル9.5ミリモルとマロ
ン酸ジエチル165ミリモルとを撹拌下に150℃で15
時間反応させた。 反応生成混合物をガスクロマトグラフイーで分
析したところ、1―アミノ―1,2,2―トリエ
トキシカルボニルエチレン0.84g(収率34%)の
生成が認められた。 実施例 20 エチルチオイミノ酢酸エチル4.2ミリモルとマ
ロン酸ジエチル65.9ミリモルとを150℃で4時間
反応させた。 反応生成混合物をガスクロマトグラフイーで分
析したところ、1―アミノ―1,2,2―トリエ
トキシカルボニルエチレン0.35g(収率32%)の
生成が認められた。
1 下記式()、
(式中、R1は
Claims (1)
- (式中、R1、YおよびZは、それぞれ、前記
と同じ意味を有する)で表わされるα,β―不飽
和―α―アミノ酸エステルの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14245880A JPS5767545A (en) | 1980-10-14 | 1980-10-14 | Preparation of of alpha,beta-unsaturated alpha-amino acid ester |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14245880A JPS5767545A (en) | 1980-10-14 | 1980-10-14 | Preparation of of alpha,beta-unsaturated alpha-amino acid ester |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5767545A JPS5767545A (en) | 1982-04-24 |
| JPS6348262B2 true JPS6348262B2 (ja) | 1988-09-28 |
Family
ID=15315778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14245880A Granted JPS5767545A (en) | 1980-10-14 | 1980-10-14 | Preparation of of alpha,beta-unsaturated alpha-amino acid ester |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5767545A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01175350U (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-13 |
-
1980
- 1980-10-14 JP JP14245880A patent/JPS5767545A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01175350U (ja) * | 1988-06-01 | 1989-12-13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5767545A (en) | 1982-04-24 |
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