JPS6347903B2 - - Google Patents
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- JPS6347903B2 JPS6347903B2 JP56037533A JP3753381A JPS6347903B2 JP S6347903 B2 JPS6347903 B2 JP S6347903B2 JP 56037533 A JP56037533 A JP 56037533A JP 3753381 A JP3753381 A JP 3753381A JP S6347903 B2 JPS6347903 B2 JP S6347903B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- intake
- fuel
- throttle valve
- air
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M11/00—Multi-stage carburettors, Register-type carburettors, i.e. with slidable or rotatable throttling valves in which a plurality of fuel nozzles, other than only an idling nozzle and a main one, are sequentially exposed to air stream by throttling valve
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B31/00—Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder
- F02B31/08—Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder having multiple air inlets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、気化器に設けた一次側・二次側の各
燃料供給系からの燃料を、別々の吸気導通路を介
して燃焼室に案内させるようにした内燃機関にお
いて、吸気行程時に気体をインダクシヨン通路か
ら燃焼室内に噴出させることにより、燃焼室内に
スワール(渦流)を生起させるようにした内燃機
関の吸気装置に関するものである。
燃料供給系からの燃料を、別々の吸気導通路を介
して燃焼室に案内させるようにした内燃機関にお
いて、吸気行程時に気体をインダクシヨン通路か
ら燃焼室内に噴出させることにより、燃焼室内に
スワール(渦流)を生起させるようにした内燃機
関の吸気装置に関するものである。
従来から、低負荷運転域における燃料の霧化の
促進と中・高負荷運転域における出力低下防止を
可能とするために、低負荷運転域に応じた一次側
の燃料供給系と、中・高負荷運転域において作動
する二次側の燃料供給系とから構成される複合気
化器が案出されている。
促進と中・高負荷運転域における出力低下防止を
可能とするために、低負荷運転域に応じた一次側
の燃料供給系と、中・高負荷運転域において作動
する二次側の燃料供給系とから構成される複合気
化器が案出されている。
斯る複合気化器の各燃料供給系からの燃料を、
別々の吸気導通路を介して燃焼室内に案内するよ
うにした内燃機関において、低負荷運転域におけ
る火炎伝播速度を向上させるためには、混合気又
は空気等の気体を吸気行程時にインダクシヨンパ
イプから燃焼室内に噴出させて、燃焼室内に強い
スワールを生起させることが考えられる。
別々の吸気導通路を介して燃焼室内に案内するよ
うにした内燃機関において、低負荷運転域におけ
る火炎伝播速度を向上させるためには、混合気又
は空気等の気体を吸気行程時にインダクシヨンパ
イプから燃焼室内に噴出させて、燃焼室内に強い
スワールを生起させることが考えられる。
このスワール発生のための気体源としては、二
次側の吸気導通路のスロツトルバルブ上流とする
ことが考えられる。然し乍ら、この様に、インダ
クシヨンパイプを二次側の吸気導通路のみに連通
させたのでは、インダクシヨンパイプから燃焼室
に噴出させる気体の量が一次側・二次側のスロツ
トルバルブの開度が増大するにつれて減少して、
中・高負荷運転域における火炎伝播速度が低下
し、未燃炭化成分等の発生量を抑制し得ない一原
因となる虞れがある。
次側の吸気導通路のスロツトルバルブ上流とする
ことが考えられる。然し乍ら、この様に、インダ
クシヨンパイプを二次側の吸気導通路のみに連通
させたのでは、インダクシヨンパイプから燃焼室
に噴出させる気体の量が一次側・二次側のスロツ
トルバルブの開度が増大するにつれて減少して、
中・高負荷運転域における火炎伝播速度が低下
し、未燃炭化成分等の発生量を抑制し得ない一原
因となる虞れがある。
一方、多気筒エンジンにおいては、混合気を一
個の気化器から各気筒に吸気マニホールドを介し
て分配する様にしているのが普通である。斯る吸
気マニホールドは鋳物製であるため、その各ブラ
ンチの内面の表面粗さを均一にするのは困難であ
る。この結果、吸気マニホールドの各ブランチの
流体抵抗は微小に異なる。この流体抵抗の相違
は、アイドリング時および低負荷域等の混合気の
発生量の少ない領域における、混合気の各気筒へ
の分配が不均一となる、一原因となつていた。
個の気化器から各気筒に吸気マニホールドを介し
て分配する様にしているのが普通である。斯る吸
気マニホールドは鋳物製であるため、その各ブラ
ンチの内面の表面粗さを均一にするのは困難であ
る。この結果、吸気マニホールドの各ブランチの
流体抵抗は微小に異なる。この流体抵抗の相違
は、アイドリング時および低負荷域等の混合気の
発生量の少ない領域における、混合気の各気筒へ
の分配が不均一となる、一原因となつていた。
本発明は、これらの問題を解消した内燃機関の
吸気装置を提供することを目的とするものであ
る。
吸気装置を提供することを目的とするものであ
る。
本発明は、インダクシヨン通路への気体供給源
を、一次側のスロツトルバルブ下流および二次側
のスロツトルバルブの上流とすることにより、イ
ンダクシヨン通路から燃焼等に噴出される気体の
量が運転状態の変化に関係なくほぼ一定となるよ
うにすると共に、各気筒へのインダクシヨン通路
にスロー燃料供給系から燃料を供給可能に設ける
ことにより、アイドリング時、低負荷域における
各気筒への燃料の供給を均一にさせる様にしたこ
とを特徴とするものである。
を、一次側のスロツトルバルブ下流および二次側
のスロツトルバルブの上流とすることにより、イ
ンダクシヨン通路から燃焼等に噴出される気体の
量が運転状態の変化に関係なくほぼ一定となるよ
うにすると共に、各気筒へのインダクシヨン通路
にスロー燃料供給系から燃料を供給可能に設ける
ことにより、アイドリング時、低負荷域における
各気筒への燃料の供給を均一にさせる様にしたこ
とを特徴とするものである。
以下、本発明の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
明する。
第1図において、1はシリンダヘツド、2は燃
焼室、3はシリンダヘツド1に形成された二次側
の吸気ポート、4は吸気ポート3途中に連通する
一次側の吸気ポート、5は吸気ポート3の燃焼室
2への開閉をさせる吸気バルブである。この吸気
ポート3,4は燃焼室2の周方向に向けて燃焼室
2に開口している。
焼室、3はシリンダヘツド1に形成された二次側
の吸気ポート、4は吸気ポート3途中に連通する
一次側の吸気ポート、5は吸気ポート3の燃焼室
2への開閉をさせる吸気バルブである。この吸気
ポート3,4は燃焼室2の周方向に向けて燃焼室
2に開口している。
また、第1図中、6は気化器、7は吸気マニホ
ールド、8は吸気マニホールド7の各プランチと
シリンダヘツド1との間に介装されたアダプタで
ある。図中、9は吸気マニホールド7内の一次側
の吸気通路、10は吸気マニホールド7内の二次
側の吸気通路、11はアダプタ8内の一次側の吸
気通路、12はアダプタ8内の二次側の吸気通
路、13は吸気マニホールド7とアダプタ8とシ
リンダヘツド1とに跨つて形成された冷却水通
路、14は吸気通路9と冷却水通路13とを区画
する壁、15は冷却水通路13内に向けて壁14
に設けられた吸熱フインである。
ールド、8は吸気マニホールド7の各プランチと
シリンダヘツド1との間に介装されたアダプタで
ある。図中、9は吸気マニホールド7内の一次側
の吸気通路、10は吸気マニホールド7内の二次
側の吸気通路、11はアダプタ8内の一次側の吸
気通路、12はアダプタ8内の二次側の吸気通
路、13は吸気マニホールド7とアダプタ8とシ
リンダヘツド1とに跨つて形成された冷却水通
路、14は吸気通路9と冷却水通路13とを区画
する壁、15は冷却水通路13内に向けて壁14
に設けられた吸熱フインである。
16は気化器6のフロート室である。この気化
器6は一次側の燃料供給系と二次側の燃料供給系
を有する。
器6は一次側の燃料供給系と二次側の燃料供給系
を有する。
一次側の燃料供給系は、一次側のメイン燃料供
給系と一次側のスロー燃料供給系を有する。この
一次側のメイン燃料供給系は、ベンチユリ17
と、このベンチユリ17内に配設されたメインノ
ズル18と、メインノズル18とフロート室16
の底部とを連通させている燃料ウエル19と、燃
料ウエル19のフロート室16側に設けられたメ
インジエツト20と、メインノズル18とエアク
リーナ側の通路6aとを連通させているパツセー
ジ21と、パツセージ21内に設けられたメイン
エアジエツト22を有する。
給系と一次側のスロー燃料供給系を有する。この
一次側のメイン燃料供給系は、ベンチユリ17
と、このベンチユリ17内に配設されたメインノ
ズル18と、メインノズル18とフロート室16
の底部とを連通させている燃料ウエル19と、燃
料ウエル19のフロート室16側に設けられたメ
インジエツト20と、メインノズル18とエアク
リーナ側の通路6aとを連通させているパツセー
ジ21と、パツセージ21内に設けられたメイン
エアジエツト22を有する。
図中、23はメインノズル18の上流側に設け
られたチヨークバルブ、24はメインノズル18
下流の吸気通路、25は吸気通路24内に装着さ
れた一次側のスロツトルバルブである。
られたチヨークバルブ、24はメインノズル18
下流の吸気通路、25は吸気通路24内に装着さ
れた一次側のスロツトルバルブである。
また、一次側のスロー燃料供給系は、スロツト
ルバルブ25の直上流に開口するバイパスポート
26と、スロツトルバルブ25の直下流に開口す
るアイドルポート27と燃料ウエル19と通路6
aに連通するパツセージ21′と、パツセージ2
1′途中に設けられたスロージエツト28と、パ
ツセージ21′の通路6a側に設けられたスロー
エアジエツト22′とバイパスポート26及びア
イドルポート27とパツセージ21とを連通させ
ているパツセージ29と、アイドルポート27の
開度調整させるスクリユー30を有する。
ルバルブ25の直上流に開口するバイパスポート
26と、スロツトルバルブ25の直下流に開口す
るアイドルポート27と燃料ウエル19と通路6
aに連通するパツセージ21′と、パツセージ2
1′途中に設けられたスロージエツト28と、パ
ツセージ21′の通路6a側に設けられたスロー
エアジエツト22′とバイパスポート26及びア
イドルポート27とパツセージ21とを連通させ
ているパツセージ29と、アイドルポート27の
開度調整させるスクリユー30を有する。
なお、吸気通路24,9,11と吸気ポート4
からなる一次側の吸気導通路は、ベンチユリ17
と吸気ポート3とを連通させている。
からなる一次側の吸気導通路は、ベンチユリ17
と吸気ポート3とを連通させている。
二次側の燃料供給系も、二次側のメイン燃料供
給系と二次側のスロー燃料供給系を有する。
給系と二次側のスロー燃料供給系を有する。
二次側のメイン燃料供給系は、ベンチユリ31
と、ベンチユリ31内に配設されたメインノズル
32と、メインノズル32とフロート室の底部を
連通させている燃料ウエル33と、燃料ウエル3
3のフロート室16側に設けられたメインジエツ
ト34と、メインノズル32とベンチユリ上流の
通路6bとを連通させているパツセージ35と、
パツセージ35に設けられたメインエアジエツト
36を有する。
と、ベンチユリ31内に配設されたメインノズル
32と、メインノズル32とフロート室の底部を
連通させている燃料ウエル33と、燃料ウエル3
3のフロート室16側に設けられたメインジエツ
ト34と、メインノズル32とベンチユリ上流の
通路6bとを連通させているパツセージ35と、
パツセージ35に設けられたメインエアジエツト
36を有する。
図中、37はメインノズル31下流の吸気通
路、38は吸気通路11内に装着された二次側の
スロツトルバルブである。
路、38は吸気通路11内に装着された二次側の
スロツトルバルブである。
また、二次側のスロー燃料供給系は、スロツト
ルバルブ38の直上流に開口するバイパスポート
39,40とこのバイパスポート39,40と通
路6bとを連通させているパツセージ41(スロ
ー燃料通路)と、パツセージ41の通路6b側端
部に設けられたスローエアジエツト42と、燃料
ウエル33とパツセージ41を連通させているパ
ツセージ43とパツセージ43内に設けられたス
ロージエツト43aを有する。
ルバルブ38の直上流に開口するバイパスポート
39,40とこのバイパスポート39,40と通
路6bとを連通させているパツセージ41(スロ
ー燃料通路)と、パツセージ41の通路6b側端
部に設けられたスローエアジエツト42と、燃料
ウエル33とパツセージ41を連通させているパ
ツセージ43とパツセージ43内に設けられたス
ロージエツト43aを有する。
なお、吸気通路37,10,12と吸気ポート
3からなる二次側の吸気導通路は、ベンチユリ3
1と燃焼室2を連通させている。
3からなる二次側の吸気導通路は、ベンチユリ3
1と燃焼室2を連通させている。
図中、44は吸気ポート3に連通するアダプタ
ー8の排気吸入用のポート、45はポート44と
図示しない排気通路とを連通させている通路、4
6は通路45途中に介装されたEGRバルブであ
る。また、47はスロツトルバルブ25を支持し
ているスロツトルシヤフト、48はスロツトルバ
ルブ38を支持しているシヤフト、49はスロツ
トルシヤフト47に固定されたレバー50はレバ
ー49と図示しないアクセルペダルを連結してい
るワイヤーである。
ー8の排気吸入用のポート、45はポート44と
図示しない排気通路とを連通させている通路、4
6は通路45途中に介装されたEGRバルブであ
る。また、47はスロツトルバルブ25を支持し
ているスロツトルシヤフト、48はスロツトルバ
ルブ38を支持しているシヤフト、49はスロツ
トルシヤフト47に固定されたレバー50はレバ
ー49と図示しないアクセルペダルを連結してい
るワイヤーである。
二次側のスロツトルバルブ38は、吸気負圧を
利用したバルブ操作装置により開閉操作されると
共に、一次側のスロツトルバルブに連繋するリン
ク機構により開度が制限されるようになつてい
る。以下、このバルブ操作装置およびリンク機構
につき詳述する。
利用したバルブ操作装置により開閉操作されると
共に、一次側のスロツトルバルブに連繋するリン
ク機構により開度が制限されるようになつてい
る。以下、このバルブ操作装置およびリンク機構
につき詳述する。
本実施例ではバルブ操作装置としてアクチエー
タ51を用いている。このアクチエータ51は、
本体52と本体52に装着された蓋体53と、本
体52と蓋体53との間に挾持されたダイヤフラ
ム54と、ダイヤフラム54に支持されたロツド
55と、ダイヤフラム54ダイヤフラム54と蓋
体53との間に介装された圧縮コイルスプリング
56を有する。図中、Aは蓋体53とダイヤフラ
ム54との間に形成された負圧導入室、Bはダイ
ヤフラム54と本体52との間に形成された大気
開放室である。
タ51を用いている。このアクチエータ51は、
本体52と本体52に装着された蓋体53と、本
体52と蓋体53との間に挾持されたダイヤフラ
ム54と、ダイヤフラム54に支持されたロツド
55と、ダイヤフラム54ダイヤフラム54と蓋
体53との間に介装された圧縮コイルスプリング
56を有する。図中、Aは蓋体53とダイヤフラ
ム54との間に形成された負圧導入室、Bはダイ
ヤフラム54と本体52との間に形成された大気
開放室である。
この様なアクチエータ51のロツド55は、ス
ロツトルシヤフト48に一体に固着されたレバー
57の先端部に枢着されている。
ロツトルシヤフト48に一体に固着されたレバー
57の先端部に枢着されている。
また、58はベンチユリ17内に開口する一次
側の負圧取入口、59はベンチユリ31内に開口
する二次側の負圧取入口である。この負圧取入口
58は通路60,61とオリフイス62,63を
介して負圧導入室Aに連通し、負圧取入口59は
通路60,64とオリフイス62,65を介して
負圧導入室Aに連通している。そして、アクチエ
ータ51は、一次側のスロツトルバルブ25が全
開近くまで開弁したときの負圧取入口58に作用
する圧力で作動して、二次側のスロツトルバルブ
38を開弁する様に設定されている。
側の負圧取入口、59はベンチユリ31内に開口
する二次側の負圧取入口である。この負圧取入口
58は通路60,61とオリフイス62,63を
介して負圧導入室Aに連通し、負圧取入口59は
通路60,64とオリフイス62,65を介して
負圧導入室Aに連通している。そして、アクチエ
ータ51は、一次側のスロツトルバルブ25が全
開近くまで開弁したときの負圧取入口58に作用
する圧力で作動して、二次側のスロツトルバルブ
38を開弁する様に設定されている。
上述したリンク機構は、スロツトルシヤフト4
7に装着されたレバー66と、レバー部67a,
67bを有し且つスロツトルシヤフト48に回転
自在に支持されたレバー67と、レバー部67b
に一体に設けられた析曲部68と、レバー66と
レバー部67aを連結しているロツド69を有す
る。
7に装着されたレバー66と、レバー部67a,
67bを有し且つスロツトルシヤフト48に回転
自在に支持されたレバー67と、レバー部67b
に一体に設けられた析曲部68と、レバー66と
レバー部67aを連結しているロツド69を有す
る。
70はレバー57の端部に突設した制限ピン
で、この制限ピン70はレバー57の反時計方向
への回動に伴ないレバー57と一体に回動して折
曲部68に当接し得る様に設定されている。
で、この制限ピン70はレバー57の反時計方向
への回動に伴ないレバー57と一体に回動して折
曲部68に当接し得る様に設定されている。
更に、二次側のベンチユリ31の上側側には、
内部の吸気負圧により開閉する可変バルブ71が
装着されている。この可変バルブ71は、気化器
6の突部72と、この突部72に取り付けられた
蓋体73と突部72と蓋体73との間に挾持され
たダイヤフラム74と、通路6b内に設けられた
突部75と、ダイヤフラム74に支持され且つ突
部75に対して進退自在に保持されたピストンバ
ルブ76と、蓋体73とダイヤフラム74との間
に介装された圧縮コイルスプリング77とを有す
る。そして、突部75とダイヤフラム74との間
には大気開放室Cが形成され、ダイヤフラム74
と蓋体73との間には負圧導入室Dが形成されて
いる。この大気開放室Cは気化器6の通路78を
介してエアクリーナ側に連通し、負圧導入室Dは
ピストンバルブ76に形成した孔79を介してピ
ストンバルブ76と突部75との間の可変ベンチ
ユリ80に連通している。
内部の吸気負圧により開閉する可変バルブ71が
装着されている。この可変バルブ71は、気化器
6の突部72と、この突部72に取り付けられた
蓋体73と突部72と蓋体73との間に挾持され
たダイヤフラム74と、通路6b内に設けられた
突部75と、ダイヤフラム74に支持され且つ突
部75に対して進退自在に保持されたピストンバ
ルブ76と、蓋体73とダイヤフラム74との間
に介装された圧縮コイルスプリング77とを有す
る。そして、突部75とダイヤフラム74との間
には大気開放室Cが形成され、ダイヤフラム74
と蓋体73との間には負圧導入室Dが形成されて
いる。この大気開放室Cは気化器6の通路78を
介してエアクリーナ側に連通し、負圧導入室Dは
ピストンバルブ76に形成した孔79を介してピ
ストンバルブ76と突部75との間の可変ベンチ
ユリ80に連通している。
第1図中、吸気通路11,12を区画している
隔壁81には、スロツトルバルブ38の直上流側
と吸気通路11とを連通させている側路82が形
成されている。
隔壁81には、スロツトルバルブ38の直上流側
と吸気通路11とを連通させている側路82が形
成されている。
また、吸気バルブ5直上流と一次側のスロツト
ルバルブ25直下流および二次側のスロツトルバ
ルブ38の直上流とは、後述するインダクシヨン
通路を介して連通している。
ルバルブ25直下流および二次側のスロツトルバ
ルブ38の直上流とは、後述するインダクシヨン
通路を介して連通している。
このインダクシヨン通路は、シリンダヘツド1
に装着され、且つ先端が各気筒の吸気バルブ5直
上流に開口するインダクシヨンパイプ83と、こ
の各々のインダクシヨンパイプ83の基端に連通
する通路84と、各通路84に連通する一つの集
合通路85(第3図参照)を有する。この集合通
路85は、冷却水通路13に近接し且つ、各気筒
に跨る様にアダプタ8に形成されている。この集
合通路84と冷却水通路13を区画する隔壁86
は、図から明らかな如く、隔壁14よりも十分に
薄肉に形成されている。なお、インダクシヨンパ
イプ83は吸気ポート3,4と同方向に向けられ
ている。
に装着され、且つ先端が各気筒の吸気バルブ5直
上流に開口するインダクシヨンパイプ83と、こ
の各々のインダクシヨンパイプ83の基端に連通
する通路84と、各通路84に連通する一つの集
合通路85(第3図参照)を有する。この集合通
路85は、冷却水通路13に近接し且つ、各気筒
に跨る様にアダプタ8に形成されている。この集
合通路84と冷却水通路13を区画する隔壁86
は、図から明らかな如く、隔壁14よりも十分に
薄肉に形成されている。なお、インダクシヨンパ
イプ83は吸気ポート3,4と同方向に向けられ
ている。
また、インダクシヨン通路は、集合通路85に
連通するアダプタ8の通路87と、通路87に連
通し且つ一次側のスロツトルバルブ25近傍まで
延びる通路88(吸気マニホールド7に形成され
ている)と、スロツトルバルブ25直下流と通路
88とを連通させている孔89を有する。
連通するアダプタ8の通路87と、通路87に連
通し且つ一次側のスロツトルバルブ25近傍まで
延びる通路88(吸気マニホールド7に形成され
ている)と、スロツトルバルブ25直下流と通路
88とを連通させている孔89を有する。
更に、インダクシヨン通路は、スロツトルバル
ブ38直上流に位置させて各吸気通路12内に突
設され且つ通路84に連通するパイプ90(第1
図、第3図参照)と、各パイプ90内に設けられ
たジエツト91を有する。
ブ38直上流に位置させて各吸気通路12内に突
設され且つ通路84に連通するパイプ90(第1
図、第3図参照)と、各パイプ90内に設けられ
たジエツト91を有する。
この様なインダクシヨン通路の集合通路85
は、通路92を介して各気筒のパツセージ41の
バイパスポート39下流に連通している。そし
て、このパツセージ41内には、第4図の如く、
バイパスポート39と通路92のパツセージ41
への開口部との間に位置して計量用のオリフイス
93が設けられている。
は、通路92を介して各気筒のパツセージ41の
バイパスポート39下流に連通している。そし
て、このパツセージ41内には、第4図の如く、
バイパスポート39と通路92のパツセージ41
への開口部との間に位置して計量用のオリフイス
93が設けられている。
次に、この様な構成の内燃機関の吸気装置の作
用を説明する。
用を説明する。
(1) アイドリング時
アイドリング時には一次側のスロツトルバル
ブ25及び二次側のスロツトルバルブ38は全
閉となつている。このために、アイドリング時
における吸気行程時にはアイドルポート27、
及びインダクシヨンパイプ83の部分に高吸気
負圧が作用する。
ブ25及び二次側のスロツトルバルブ38は全
閉となつている。このために、アイドリング時
における吸気行程時にはアイドルポート27、
及びインダクシヨンパイプ83の部分に高吸気
負圧が作用する。
この結果、メインジエツト20を介してフロ
ート室10から燃料ウエル19内に供給された
燃料がパツセージ21、スロージエツト28を
介してパツセージ29内に吸引される。また、
これと同時にエアクリーナからエアがスローエ
アジエツト22及びパツセージ21を介してパ
ツセージ29内に吸引される。このようにして
パツセージ29内に吸引されたエア及び燃料は
混合されてアイドルポート27から一次側のス
ロツトルバルブ25の下流に噴霧される。この
噴霧された混合気は、一次側の吸気通路9,1
1、吸気ポート4を介して燃焼室2内に周方向
に向けて高速で噴出される。なお、この際、混
合気は、側路82を介して吸気通路11内に吸
入される二次側からの空気によつて撹拌され
て、更に微粒化が促進される。
ート室10から燃料ウエル19内に供給された
燃料がパツセージ21、スロージエツト28を
介してパツセージ29内に吸引される。また、
これと同時にエアクリーナからエアがスローエ
アジエツト22及びパツセージ21を介してパ
ツセージ29内に吸引される。このようにして
パツセージ29内に吸引されたエア及び燃料は
混合されてアイドルポート27から一次側のス
ロツトルバルブ25の下流に噴霧される。この
噴霧された混合気は、一次側の吸気通路9,1
1、吸気ポート4を介して燃焼室2内に周方向
に向けて高速で噴出される。なお、この際、混
合気は、側路82を介して吸気通路11内に吸
入される二次側からの空気によつて撹拌され
て、更に微粒化が促進される。
また、アイドリング時における吸気行程時に
はメインジエツト34を介してフロート室10
から燃料ウエル33内に供給された燃料がパツ
スージ43、スロージエツト43aを介してパ
ツセージ41内に吸引される。これと同時に、
エアクリーナ側からのエアがスローエアジエツ
ト42を介してパツセージ41内に吸引され
る。このようにしてパツセージ41内に吸引さ
れた燃料およびエアは、混合された後にオリフ
イス93、通路92を介して集合通路85に案
内された後、各気筒への通路84内に吸引され
る。
はメインジエツト34を介してフロート室10
から燃料ウエル33内に供給された燃料がパツ
スージ43、スロージエツト43aを介してパ
ツセージ41内に吸引される。これと同時に、
エアクリーナ側からのエアがスローエアジエツ
ト42を介してパツセージ41内に吸引され
る。このようにしてパツセージ41内に吸引さ
れた燃料およびエアは、混合された後にオリフ
イス93、通路92を介して集合通路85に案
内された後、各気筒への通路84内に吸引され
る。
一方、インダクシヨンパイプ83に作用する
吸気負圧によつて、エアクリーナ側のエア又は
混合気(スーパーリーン)可変ベンチユリ8
0、通路6b、ベンチユリ31、吸気通路10
を介して吸気通路12に吸入される。そして、
このエア又は混合気は、パイプ90を介して通
路84内に吸入されてパツセージ41からの燃
料と混合される。
吸気負圧によつて、エアクリーナ側のエア又は
混合気(スーパーリーン)可変ベンチユリ8
0、通路6b、ベンチユリ31、吸気通路10
を介して吸気通路12に吸入される。そして、
このエア又は混合気は、パイプ90を介して通
路84内に吸入されてパツセージ41からの燃
料と混合される。
この混合された混合気はインダクシヨンパイ
プ83を介して燃焼室2内に周方向(吸気ポー
ト3,4から燃焼室2に吸入される混合気と同
方向)に向けて高速で噴出される。
プ83を介して燃焼室2内に周方向(吸気ポー
ト3,4から燃焼室2に吸入される混合気と同
方向)に向けて高速で噴出される。
従つて、アイドリング時における吸気行程時
には、燃焼室2内に混合気の強い渦流が形成さ
れる。
には、燃焼室2内に混合気の強い渦流が形成さ
れる。
(2) 軽負荷時(低負荷域)
図示しないアクセルペダルによりワイヤー5
0を操作して、レバー49を時計方向に回動さ
せることにより、一次側のスロツトルバルブ2
5が開弁し、その開度が増大する。
0を操作して、レバー49を時計方向に回動さ
せることにより、一次側のスロツトルバルブ2
5が開弁し、その開度が増大する。
この結果、吸気行程時における吸気負圧が一
次側のベンチユリ17にも作用し、エアクリー
ナからのエアが一次側のベンチユリ17を介し
て一次側のスロツトルバルブ25側に吸引され
る。これによつて、メインジエツト20を介し
てフロート室10から燃料ウエル19内に吸入
された燃料がメインノズル18内に吸入される
と共に、エアクリーナ側からのエアがメインエ
アジエツト22、パツセージ21を介してメイ
ンノズル18内に吸入される。このようにして
メインノズル18内に吸入された燃料およびエ
アは、メインノズル18から一次側のベンチユ
リ17内に噴霧されて、エアクリーナからのエ
アと混合される。この混合気は、吸気通路2
4,9,11吸気ポート4を介して燃焼室2内
に周方向に向けて噴出される。
次側のベンチユリ17にも作用し、エアクリー
ナからのエアが一次側のベンチユリ17を介し
て一次側のスロツトルバルブ25側に吸引され
る。これによつて、メインジエツト20を介し
てフロート室10から燃料ウエル19内に吸入
された燃料がメインノズル18内に吸入される
と共に、エアクリーナ側からのエアがメインエ
アジエツト22、パツセージ21を介してメイ
ンノズル18内に吸入される。このようにして
メインノズル18内に吸入された燃料およびエ
アは、メインノズル18から一次側のベンチユ
リ17内に噴霧されて、エアクリーナからのエ
アと混合される。この混合気は、吸気通路2
4,9,11吸気ポート4を介して燃焼室2内
に周方向に向けて噴出される。
この燃焼室2内に噴出される混合気の量およ
び速度は一次側のスロツトルバルブ25の開度
が大きくなるにしたがつて増大する。
び速度は一次側のスロツトルバルブ25の開度
が大きくなるにしたがつて増大する。
一方、スロツトルバルブ25の開弁によつ
て、一次側のメイン燃料供給系からの混合気が
燃焼室2内に供給されると、この混合気の一部
は孔89、通路88,87、及ば集合通路8
5、を介して通路84内に吸入される。この混
合気(適正)は、パイプ90及通路89を介し
て通路84内に吸入された二次側からのエア又
は混合気(スーパーリーン)とパツセージ41
からの燃料に合流して、インダクシヨンパイプ
83から燃焼室2内に周方向に向けて噴出さ
れ、燃焼室2内に強いスワールを形成する。こ
の際に孔89からインダクシヨンパイプ83側
に吸入される混合気の量はスロツトルバルブ2
5の開度変化によつてほとんど変化しないの
で、インダクシヨンパイプ83からの燃焼室2
内に噴出される混合気の量は負荷が変化しても
ほとんど変化しない。
て、一次側のメイン燃料供給系からの混合気が
燃焼室2内に供給されると、この混合気の一部
は孔89、通路88,87、及ば集合通路8
5、を介して通路84内に吸入される。この混
合気(適正)は、パイプ90及通路89を介し
て通路84内に吸入された二次側からのエア又
は混合気(スーパーリーン)とパツセージ41
からの燃料に合流して、インダクシヨンパイプ
83から燃焼室2内に周方向に向けて噴出さ
れ、燃焼室2内に強いスワールを形成する。こ
の際に孔89からインダクシヨンパイプ83側
に吸入される混合気の量はスロツトルバルブ2
5の開度変化によつてほとんど変化しないの
で、インダクシヨンパイプ83からの燃焼室2
内に噴出される混合気の量は負荷が変化しても
ほとんど変化しない。
また、この際は一次側のベンチユリ17の下
流側の吸気負圧が負圧取入口58、通路61オ
リフイス63,62、通路60を介してアクチ
エータ51の負圧導入室A内に導入される。こ
の吸気負圧は圧縮コイルスプリング56のバネ
力よりも十分に小さいので、アクチエータ51
は作動しない。
流側の吸気負圧が負圧取入口58、通路61オ
リフイス63,62、通路60を介してアクチ
エータ51の負圧導入室A内に導入される。こ
の吸気負圧は圧縮コイルスプリング56のバネ
力よりも十分に小さいので、アクチエータ51
は作動しない。
(3) 中・高負荷時(中・高負荷域)
(イ) 一次側のスロツトバルブ25が低負荷域か
ら中負荷域まで開弁させられると、一次側の
ベンチユリ17内を流れる流体の速度が増大
して、負圧取入口58に発生する負圧が更に
増大する。
ら中負荷域まで開弁させられると、一次側の
ベンチユリ17内を流れる流体の速度が増大
して、負圧取入口58に発生する負圧が更に
増大する。
この負圧は上述したようにアクチユエタタ
51の負圧導入室Aに作用しており、しか
も、この中負荷域の吸気負圧はアクチエータ
51の圧縮コイルスプリング56のバネ力よ
りも大きいので、中負荷域まで一次側のスロ
ツトルバルブ25が開弁させられると、アク
チユエータ51のダイヤフラム54及びロツ
ド55が負圧取入口58からの吸気負圧によ
り圧縮コイルスプリング56に抗して蓋体5
3側に変位させられる。これによつてレバー
57及び二次側のスロツトルバルブ38が反
時計方向に回動変位させられて、二次側のス
ロツトルバルブ38が開弁させられる。
51の負圧導入室Aに作用しており、しか
も、この中負荷域の吸気負圧はアクチエータ
51の圧縮コイルスプリング56のバネ力よ
りも大きいので、中負荷域まで一次側のスロ
ツトルバルブ25が開弁させられると、アク
チユエータ51のダイヤフラム54及びロツ
ド55が負圧取入口58からの吸気負圧によ
り圧縮コイルスプリング56に抗して蓋体5
3側に変位させられる。これによつてレバー
57及び二次側のスロツトルバルブ38が反
時計方向に回動変位させられて、二次側のス
ロツトルバルブ38が開弁させられる。
(ロ) この様に、二次側のスロツトルバルブ38
が開弁させられると、スロツトルバルブ38
下流の吸気負圧が吸気通路10,37及び可
変ベンチユリ80に作用する。この可変ベン
チユリ80に作用する吸気負圧は、通路79
を介して負圧導入室Dに導入されて、ダイヤ
フラム74を圧縮コイルスプリング77に抗
して右方に変位させようとする。
が開弁させられると、スロツトルバルブ38
下流の吸気負圧が吸気通路10,37及び可
変ベンチユリ80に作用する。この可変ベン
チユリ80に作用する吸気負圧は、通路79
を介して負圧導入室Dに導入されて、ダイヤ
フラム74を圧縮コイルスプリング77に抗
して右方に変位させようとする。
然し乍ら、可変バルブ71のピストンバル
ブ76は、負圧導入室B内の圧力が所定値に
達しないと、右変に変位して開度が増大しな
い。しかも、負圧は細径の通路79を介して
負圧導入室Dに伝達されるので、可変ベンチ
ユリ80に所定の吸気負圧が作用した時点か
ら負圧導入室D内の圧力が所定値に達するま
では若干の時間を要する。また、ピストンバ
ルブ76を右方に変位させるには、吸気負圧
がピストンバルブ76の質量による慣性力に
抗する必要がある。この結果、可変ベンチユ
リ80に所定の吸気負圧が作用した時点から
可変バルブ71の開度(可変ベンチユリ80
の開度)が増大し始めるまでには若干時間遅
れがある。
ブ76は、負圧導入室B内の圧力が所定値に
達しないと、右変に変位して開度が増大しな
い。しかも、負圧は細径の通路79を介して
負圧導入室Dに伝達されるので、可変ベンチ
ユリ80に所定の吸気負圧が作用した時点か
ら負圧導入室D内の圧力が所定値に達するま
では若干の時間を要する。また、ピストンバ
ルブ76を右方に変位させるには、吸気負圧
がピストンバルブ76の質量による慣性力に
抗する必要がある。この結果、可変ベンチユ
リ80に所定の吸気負圧が作用した時点から
可変バルブ71の開度(可変ベンチユリ80
の開度)が増大し始めるまでには若干時間遅
れがある。
一方、吸気通路10,37内の吸気負圧が
所定値に達するまでは、一次側の吸気負圧の
低下が生じて、燃料の蒸発が損われて、一次
側の混合気が適正でなくなる。しかし、吸気
通路10,37内の吸気負圧が所定値に達し
た後一定時間経過するまでは、可変バルブ7
1の開度が非常に小さいため、エアクリーナ
からのエアはほとんどベンチユリ31側に吸
入されることなく、燃料がメインノズル32
からベンチユリ31内に噴霧される。従つ
て、二次側の作動し始めに一次側の混合気の
適正化が損われても、この二次側で発生する
燃料流が一次側の混合気と吸気ポート3内で
混合されて、適正な値の混合気が燃焼室2内
に吸入される。
所定値に達するまでは、一次側の吸気負圧の
低下が生じて、燃料の蒸発が損われて、一次
側の混合気が適正でなくなる。しかし、吸気
通路10,37内の吸気負圧が所定値に達し
た後一定時間経過するまでは、可変バルブ7
1の開度が非常に小さいため、エアクリーナ
からのエアはほとんどベンチユリ31側に吸
入されることなく、燃料がメインノズル32
からベンチユリ31内に噴霧される。従つ
て、二次側の作動し始めに一次側の混合気の
適正化が損われても、この二次側で発生する
燃料流が一次側の混合気と吸気ポート3内で
混合されて、適正な値の混合気が燃焼室2内
に吸入される。
この様に、二次側の作動し始めには、一次
的なチヨーク効果が得られるので、過度特性
に於ける燃料の出遅れにより生ずる一時的な
混合比(A/F)のリーン化(希薄化)が防
止できる。この結果、二次側の作動し始めに
おける運転の円滑性が改善され、しかも、燃
料の微粒化も改善されて、安定した燃焼が得
られる。
的なチヨーク効果が得られるので、過度特性
に於ける燃料の出遅れにより生ずる一時的な
混合比(A/F)のリーン化(希薄化)が防
止できる。この結果、二次側の作動し始めに
おける運転の円滑性が改善され、しかも、燃
料の微粒化も改善されて、安定した燃焼が得
られる。
(ハ) 更に、スロツトバルブ38の開度の増大に
伴ない可変ベンチユリ80に作用する吸気負
圧が増大すると、可変ベンチユリ80の開度
が増大させられる。
伴ない可変ベンチユリ80に作用する吸気負
圧が増大すると、可変ベンチユリ80の開度
が増大させられる。
これに伴ない、その開度に応じた量のエア
がベンチユリ31内を流れるので、スロツト
ルバルブ38の開度の増大に伴ない、ベンチ
ユリ31内では適正な値の混合気が発生し
て、燃焼室2内に吸入される。
がベンチユリ31内を流れるので、スロツト
ルバルブ38の開度の増大に伴ない、ベンチ
ユリ31内では適正な値の混合気が発生し
て、燃焼室2内に吸入される。
また、スロツトルバルブ38の開弁によつ
て、スロツトルバルブ38直上流を通過する
混合気の一部がパイプ90からインダクシヨ
ンパイプ83側に吸入される。この混合気
は、一次側からの混合気と合流してインダク
シヨンパイプ83から燃焼室2内の周方向に
噴出され、燃焼室2内に強いスワールを形成
する。
て、スロツトルバルブ38直上流を通過する
混合気の一部がパイプ90からインダクシヨ
ンパイプ83側に吸入される。この混合気
は、一次側からの混合気と合流してインダク
シヨンパイプ83から燃焼室2内の周方向に
噴出され、燃焼室2内に強いスワールを形成
する。
(ニ) 一方、このような作用とは別に、一次側の
スロツトルバルブ25の開度が増大すると、
レバー66が時計方向にスロツトルバルブ2
5と一体に回動する。この回動は、ロツド6
9を介してレバー67に伝達され、レバー6
7が反時計方向に回動させられている。
スロツトルバルブ25の開度が増大すると、
レバー66が時計方向にスロツトルバルブ2
5と一体に回動する。この回動は、ロツド6
9を介してレバー67に伝達され、レバー6
7が反時計方向に回動させられている。
したがつて、アクチエータ51によつて二
次側のスロツトルバルブ38が反時計方向に
回動させられても、レバー57の制限ピン7
0がレバー67の折曲部68に当接するの
で、スロツトルバルブ38は一次側のスロツ
トルバルブ25に若干遅れて追従することに
なる。
次側のスロツトルバルブ38が反時計方向に
回動させられても、レバー57の制限ピン7
0がレバー67の折曲部68に当接するの
で、スロツトルバルブ38は一次側のスロツ
トルバルブ25に若干遅れて追従することに
なる。
(ホ) また、減速時等において、二次側の吸気通
路37,10,12の底壁を伝わつてスロツ
トルバルブ38側に流れる液状燃料は、パイ
プ90内に吸入されずに側路82から一次側
に高速で噴出して、一次側を流れる混合気と
混合され、微粒化される。
路37,10,12の底壁を伝わつてスロツ
トルバルブ38側に流れる液状燃料は、パイ
プ90内に吸入されずに側路82から一次側
に高速で噴出して、一次側を流れる混合気と
混合され、微粒化される。
本発明は、以上説明したように、インダクシヨ
ン通路への気体供給源を、一次側のスロツトルバ
ルブ下流および二次側のスロツトルバルブ上流と
したので、インダクシヨン通路から燃焼室に噴出
される気体の量が運転状態の変化に関係なくほぼ
一定とすることができる。この結果、中・高速域
における火炎伝播速度の低下を防止できるので、
未燃炭化成分の発生量を抑制できる。
ン通路への気体供給源を、一次側のスロツトルバ
ルブ下流および二次側のスロツトルバルブ上流と
したので、インダクシヨン通路から燃焼室に噴出
される気体の量が運転状態の変化に関係なくほぼ
一定とすることができる。この結果、中・高速域
における火炎伝播速度の低下を防止できるので、
未燃炭化成分の発生量を抑制できる。
しかも、各気筒へのインダクシヨン通路にスロ
ー燃料供給系から燃料を供給可能に設けたので、
アイドリング時、低負荷域における各気筒への燃
料の供給を均一にさせることができる。この結
果、無負荷時(アイドリング時)及び低負荷域の
燃料の気化が促進され、混合比A/Fのリーン
(希薄)側で安定した燃焼が得られるので、排出
ガス中の有害成分が減少し且つ燃料消費の低減に
つながる。
ー燃料供給系から燃料を供給可能に設けたので、
アイドリング時、低負荷域における各気筒への燃
料の供給を均一にさせることができる。この結
果、無負荷時(アイドリング時)及び低負荷域の
燃料の気化が促進され、混合比A/Fのリーン
(希薄)側で安定した燃焼が得られるので、排出
ガス中の有害成分が減少し且つ燃料消費の低減に
つながる。
また、スロー燃料供給通路、インダクシヨン通
路系の内面が機械加工によつて滑らかに形成され
ているので、気筒間の圧力バランスが良く、低負
荷時の混合気の分配が均一になり、安定した燃焼
が得られる。その上、連コースチング時に特別の
装置(例えばスロツトルポジシヨナー、ダツシユ
ポツト、コースチングリツチヤー、その他)を使
わなくても、適性な混合気が供給でき触媒の焼損
あるいは有害成分の減少になる。
路系の内面が機械加工によつて滑らかに形成され
ているので、気筒間の圧力バランスが良く、低負
荷時の混合気の分配が均一になり、安定した燃焼
が得られる。その上、連コースチング時に特別の
装置(例えばスロツトルポジシヨナー、ダツシユ
ポツト、コースチングリツチヤー、その他)を使
わなくても、適性な混合気が供給でき触媒の焼損
あるいは有害成分の減少になる。
また、集合通路の近傍に冷却水通路を設けた場
合には、冷却水通路からの熱によつて集合通路内
の燃料が系熱されるので、その霧化が促進され
る。
合には、冷却水通路からの熱によつて集合通路内
の燃料が系熱されるので、その霧化が促進され
る。
更に、集合通路と冷却水通路を区画している隔
壁を薄肉に形成した場合には、インダクシヨン通
路から燃焼室に噴出される混合気の霧化をより促
進できる。
壁を薄肉に形成した場合には、インダクシヨン通
路から燃焼室に噴出される混合気の霧化をより促
進できる。
更に、気筒毎のスロー燃料通路のバイパスポー
ト下流に配設したオリフイスの径を各々選定する
ことにより、インダクシヨン通路への燃料供給量
を緻密に制御可能となり、有害成分の排出を減少
でき、安定した燃焼が得られることによつて、低
燃費ならびに運転の円滑性が得られる。
ト下流に配設したオリフイスの径を各々選定する
ことにより、インダクシヨン通路への燃料供給量
を緻密に制御可能となり、有害成分の排出を減少
でき、安定した燃焼が得られることによつて、低
燃費ならびに運転の円滑性が得られる。
第1図は、本発明の一実施例を示す内燃機関の
吸気装置の断面図。第2図は、第1図に示した気
化器の平面図。第3図は、第1図の−線断面
図。第4図は、第1図の二次側のスロツトルバル
ブ付近の拡大断面図。 2……燃焼室、3,4……吸気ポート、5……
バルブ、6……気化器、9,10,11,12,
24,37……吸気通路、13……冷却水通路、
17……ベンチユリ(一次側)、25……スロツ
トルバルブ(一次側)、31……ベンチユリ(二
次側)、38……スロツトルバルブ(二次側)、3
9,40……バイパスポート、83……インダク
シヨンパイプ(インダクシヨン通路)、84,8
7,88……通路(インダクシヨン通路)、85
……集合通路(インダクシヨン通路)、89……
孔(インダクシヨン通路)、90……パイプ(イ
ンダクシヨン通路)、92……通路(インダクシ
ヨン通路)、93……オリフイス(インダクシヨ
ン通路)、86……隔壁(インダクシヨン通路)。
吸気装置の断面図。第2図は、第1図に示した気
化器の平面図。第3図は、第1図の−線断面
図。第4図は、第1図の二次側のスロツトルバル
ブ付近の拡大断面図。 2……燃焼室、3,4……吸気ポート、5……
バルブ、6……気化器、9,10,11,12,
24,37……吸気通路、13……冷却水通路、
17……ベンチユリ(一次側)、25……スロツ
トルバルブ(一次側)、31……ベンチユリ(二
次側)、38……スロツトルバルブ(二次側)、3
9,40……バイパスポート、83……インダク
シヨンパイプ(インダクシヨン通路)、84,8
7,88……通路(インダクシヨン通路)、85
……集合通路(インダクシヨン通路)、89……
孔(インダクシヨン通路)、90……パイプ(イ
ンダクシヨン通路)、92……通路(インダクシ
ヨン通路)、93……オリフイス(インダクシヨ
ン通路)、86……隔壁(インダクシヨン通路)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 気化器に設けた一次側・二次側の各燃料供給
系からの燃料を、別々の吸気導通路を介して燃焼
室に案内させると共に、前記吸気導通通路の燃焼
室への開口部を吸気バルブで開閉させるようにし
た多気筒の内燃機関において、先端を各気筒の前
記吸気バルブ直上流に開口させた各インダクシヨ
ン出口通路の基端側を共通の集合通路に連通さ
せ、該集合通路を前記一次側の吸気導通路内のス
ロツトルバルブ下流に連通させ、且つ、前記各イ
ンダクシヨン出口通路を前記各気筒に連通する二
次側の吸気導通路内のスロツトルバルブ上流にそ
れぞれ開口させると共に、前記二次側の燃料供給
系のスロー燃料通路を前記インダクシヨン通路に
連通させたことを特徴とする内燃機関の吸気装
置。 2 特許請求の範囲第1項記載の内燃機関の吸気
装置において、集合通路の近傍にエンジンの冷却
水通路を設けたもの。 3 特許請求の範囲第2項記載の内燃機関の吸気
装置において、集合通路と冷却水通路を区画する
隔壁を溝内に形成したもの。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
一つに記載の内燃機関の吸気装置において、集合
通路をスロー燃料通路のバイパスポート下流に連
通させると共に、前記集合通路のスロー燃料通路
への開口部とバイパスポートとの間にオリフイス
を設けたもの。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56037533A JPS57151051A (en) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Intake device for internal combustion engine |
GB8203653A GB2093919B (en) | 1981-02-27 | 1982-02-09 | A two barrel air-fuel mixture intake construcion for ic engines |
US06/347,191 US4470391A (en) | 1981-02-27 | 1982-02-09 | Air-fuel mixture intake construction for internal combustion engines |
CA000396245A CA1196238A (en) | 1981-02-27 | 1982-02-15 | Air-fuel mixture intake construction for internal combustion engines |
IT19721/82A IT1151511B (it) | 1981-02-27 | 1982-02-18 | Complesso di aspirazione di una miscela aria-combustibile per motori a combustione interna |
DE3207020A DE3207020C2 (de) | 1981-02-27 | 1982-02-26 | Ansaugvorrichtung für eine Brennkraftmaschine mit einem Registervergaser |
FR8203273A FR2500886A1 (fr) | 1981-02-27 | 1982-02-26 | Dispositif d'admission de melange pour moteur a combustion interne |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56037533A JPS57151051A (en) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Intake device for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57151051A JPS57151051A (en) | 1982-09-18 |
JPS6347903B2 true JPS6347903B2 (ja) | 1988-09-26 |
Family
ID=12500158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56037533A Granted JPS57151051A (en) | 1981-02-27 | 1981-03-16 | Intake device for internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57151051A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58102727U (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-13 | スズキ株式会社 | 側流への混合気導入装置 |
-
1981
- 1981-03-16 JP JP56037533A patent/JPS57151051A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57151051A (en) | 1982-09-18 |
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