JPS6347676A

JPS6347676A - 実負荷測定装置

Info

Publication number: JPS6347676A
Application number: JP61191667A
Authority: JP
Inventors: Teruo Eshiya; 江刺家　照夫
Original assignee: Toshiba Engineering Corp
Current assignee: Toshiba Engineering Corp
Priority date: 1986-08-18
Filing date: 1986-08-18
Publication date: 1988-02-29
Anticipated expiration: 2010-07-26
Also published as: JPH0769353B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野〉本発明は、絶縁変流器（ＣＴ）を使用している配電盤な
どの装置において、ＣＴ２次回路確認試験を行うための
実負荷測定装置に関する。

（従来の技術）電力系統設備の運用開始において、絶縁変流器（ＣＴ）
を使用している全ての装置（保護継電器盤、制御監視盤
、その他の配電盤など）では、ＣＴ回路の最終確認とし
て電力負荷（実負荷、実潮流）により、ＣＴ２次回路の
電流値とＰＴ２次電圧電圧基準相角とを測定し、ＣＴ回
路の極性、保護継電器の方向、ＣＴ比などのシステムと
しての確認試験を行なっている。

これらのＣＴを使用したシステムの確認試験を行なう従
来の実負荷測定装置１としては、第３図に示すように母
線Ｒ，Ｓ、ＴのＰＴから電圧Ｖをとり、送電線Ｒ’　、
Ｓ’　、Ｔ’のＣＴから電流丁をとった距離継電器２を
有する保護継電器盤３において、そのＣＴ２次テストタ
ーミナルＴ、Ｔに電流計Ａと位相計Ｆとを直列に接続し
て構成している。

そしてその実負荷測定装置１によって実負荷測定を行な
う場合は、ＣＴの２次テストターミナルＴ、ＴによりＣ
Ｔ回路がオープンしないよう慎重に操作をし、測定回路
にＣＴ２次電流を流して電流値と位相角とを記録する。

測定が終了したら、２次テストターミナルＴ、Ｔを元の
位置に戻して電流計Ａに電流が流れていないことを確認
し、測定リード線を外して次の相を同様な操作で測定す
る。この測定操作の繰り返しで仝相（Ｒ，Ｓ、Ｔ。

Ｎ）の測定を実施していた。

（発明が解決しようとする問題点）このため、従来の実負荷測定装置１においては、測定回
路構成上にミスがあり、ＣＴ２次テストターミナルＴ、
Ｈの操作ミスに起因するＣＴ回路オープン事故の危険性
が多分に含まれている。またＣＴ２次テストターミナル
Ｔ、Ｈの操作による相切換は、慎重に実施するため実負
荷測定には相当な作業時間を費やしていた。場合によっ
ては、測定している間に負荷（潮流）が変化するため、
各相の記録がバラツキ、再測定を実施しなければならな
いときがある。

本発明の目的は、ＣＴ２次測定回路の簡素化と、オープ
ンしない切換器を開発し、作業時間の短縮を図った実負
荷測定装置を提供するにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明の実負荷測定装置は、電力系統に絶縁変流器ＣＴ
および計器用変成器ＰＴを使用した配電盤などにおいて
、そのＣＴの２次回路の各相に直列に挿入したシャント
抵抗と、この各相のシャント抵抗のそれぞれの両端子に
接続された固定接点とこれを選択的に相選択とともに切
り換える切換接点とを有する切換スイッチと、この切換
スイッチの相選択と固定接点の切換によって生じる各相
のシャント抵抗の電圧とＰＴの２次電圧を基準電圧とす
る電圧との位相角を計測する位相計とから構成したこと
を特徴とするものである。

（作　用）本発明においては、実負荷測定を実施するときは、切換
スイッチの切換接点を切換操作することにより、Ｒ，Ｓ
、Ｔ、Ｎの相選択と各相のシャント抵抗の固定接点の選
択とを同時に行なうことができる。そして各相毎にシャ
ント抵抗の電圧とＰＴの２次電圧を基準電圧とする電圧
とを入力とするデジタル位相計によって位相角を計測す
ることができる。

（実施例）以下本発明を第１図および第２図に示す実施例について
説明する。第１図および第２図において、第３図と同一
符号は同一部分を示すものであるからその説明を省略す
る。

まず第１図において、本発明の実負荷測定装置１０は、
２７５ＫＶ送電線の保護継電器盤３に適用したもので、
送電線Ｒ’　、Ｓ’　、Ｔ’に流れている２０ＯＡの一
次負荷電流が２０００１５ＡのＣＴによって０．５Ａに
変流され、このＣＴの二次電流を保護継電器盤３のＣＴ
２次テストターミナルＴ、Ｔに接続されて全体を構成し
ている。

その実負荷測定装置１０は、大別すると切換操作部１１
および計測部１２よりなり、切換操作部１１および計測
部１２は第２図に示すようにそれぞれ単体枠内にまとめ
られてその相互間を専用コード１３で接続して使用され
る。

切換操作部１１はＣＴの２次側のＣＴ２次テストターミ
ナルＴ、Ｈにより各相に接続されたシャント抵抗部１４
と、その両端出力電圧（５０ｍＶ）を相選択する切換ス
イッチ１５とを備えている。また計測部１２は専用コー
ド１３を介して入力してくる切換操作部１１の電圧を電
流値換算してデジタル電流計１６で表示される電流と、
ＰＴの２次電圧（ＶＲ−Ｎ＝６３．５Ｖ）を基準電圧と
するデジタル電圧計１７で表示される電圧とを、電圧−
電圧位相計１８に印加して電流値と位相角とを計測する
。

このように構成された本発明の実負荷測定装置１０にお
いては、ＣＴの２次テストターミナルＴ。

Ｔで各相毎にシャント抵抗１４を直列に挿入し、その両
端から導出した固定接点Ｒ■、Ｒ■→Ｓ■。

Ｓ■→Ｔ■、Ｔ■→Ｎ■、Ｎ■を各相毎に切換接点１５
ｔで切換え、その出力電圧をデジタル式に電流値換算し
て数値表示を行なう。

すなわち、第１図において、切換スイッチ１５の切換接
点１５ｔがＯＦＦ、ＯＦＦ位置におるときは実負荷測定
を行なっていない状態にある。切換接点１５ｔを固定接
点Ｒ■、Ｒ■に接続するとＲ相の測定を実施することが
できる。この手順で切換接点１５ｔを各々の固定接点Ｓ
■、Ｓ■→Ｔ■、Ｔ■→Ｎ■、Ｎ■へと切換えてＳ相、
Ｔ相、Ｎ相を測定することになる。

位相角については、ＰＴ２次電圧電圧準とし、この低電
圧との位相を高感度デジタル位相計による電圧−電圧位
相として計測する。この方式では、ＣＴ２次電流電流相
切換は行なわず、出力電圧を切換るため、切換操作に起
因するＣＴ２次回路のオープン事故は無い。

なお、以上の実施例では、シャント抵抗値は０．５Ω（
５Ａ１５００ｍＶ　＞を使用しており、ＣＴ２次電流電
流、５Ａの時の換算値は５０ｍＶとなり、表示は０．５
０Ａのデジタル表示とした。位相計１８は５０ｍＶで計
測できる高感度デジタル位相計を使用する。計測誤差と
しては、実負荷測定の目的から±５％、±５度以下の精
度で充分である。さらに精度を上げる必要がある場合は
、シャント抵抗値を上げて出力電圧を上げることにより
可能となる。

測定器の構成としては、切換操作部用と計測部１２とを
分割して携帯運搬形とし、接続は専用コード１３を用い
て測定回路構成を効率よく確実に作り、操作性の向上も
図れる。

［発明の効果］以上のように本発明によれば、ＣＴ２次回路の各相に直
列に挿入したシャント抵抗とこれを切換える切換スイッ
チとよりなる切換操作部と計測部とを具備したことによ
り、測定回路の構成ミス、相切換時のＣＴ２次テステス
トターミナル操作ミスによるＣＴ回路オープン事故の激
減と、測定回路構成の簡素化、切換スイッチ操作方式で
の取扱い作業性の向上などにより測定作業時間の省力化
も可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実負荷測定装置を保護継電器盤に適用
した場合を示す回路図、第２図はその実負荷測定装置の
構成図、第３図に従来の実負荷測定装置を示す回路図で
ある。１．１０・・・実負荷測定装置２・・・距離継電器３・・・保護継電器盤１１・・・切換操作部１２・・・計測部１３・・・専用コード１４・・・シャント抵抗１５・・・切換スイッチ１６・・・デジタル電流計１７・・・デジタル電圧計１８・・・デジタル位相計（８７３３）代理人　弁理士　猪　股　祥　晃（ほか　
１名）第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電力系統に絶縁変流器ＣＴおよび計器用変成器Ｐ
Ｔを使用した配電盤などにおいて、そのＣＴの２次回路
の各相に直列に挿入したシャント抵抗と、この各相のシ
ャント抵抗のそれぞれの両端子に接続された固定接点と
これを選択的に相選択とともに切り換える切換接点とを
有する切換スイッチと、この切換スイッチの相選択と固
定接点の切換によって生じる各相のシャント抵抗の電圧
とＰＴの２次電圧を基準電圧とする電圧との位相角を計
測する位相計とから構成した実負荷測定装置。