JPS6347531Y2 - - Google Patents

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JPS6347531Y2
JPS6347531Y2 JP4861684U JP4861684U JPS6347531Y2 JP S6347531 Y2 JPS6347531 Y2 JP S6347531Y2 JP 4861684 U JP4861684 U JP 4861684U JP 4861684 U JP4861684 U JP 4861684U JP S6347531 Y2 JPS6347531 Y2 JP S6347531Y2
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JP
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heater
flow path
vehicle speed
hot water
vehicle
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JP4861684U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のような車両に用いる暖房装
置の改良に関するものである。
【従来の技術】
一般に前記暖房装置は、ヒータおよびブロワを
有する通風ダクトの一端部を自動車のカウル部左
右方向中間部で外気に開口させ、通風ダクトの他
端部を車室内に開口させると共に、エンジンのラ
ジエータ回路を流れる温水を前記ヒータのコアに
通し、通風ダクトを経て車室内に供給される空気
を加熱している。 そこで特開昭56−31813号公報に記載されてい
るように、車室内への供給熱量を車速と関係なく
自動的に一定に保つようにした車両用暖房装置が
知られている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしこの車両用暖房装置では、自動車の車速
変化によつて暖房性能が変化するので、温度調節
ダイヤルを車速変化に応じて手動操作することに
より、ほぼ一定の暖房性能が得られるようにして
おり、前記ダイヤルの操作が煩しいという欠点が
あつた。 また上記先行技術の暖房装置は、マイクロコン
ピユータを用いて通風ダクト内に設けたダンパの
開度、ブロワへの供給電力を車速に応じて制御し
ているので、構成が複雑で高価になるという問題
がある。 本考案は、車速変化によつて暖房性能が変化す
る要因がヒータのコアへの温水流量と通風ダクト
を通る空気流量であることに着目し、前述した問
題を解決し、簡単な構成でありながら低速から高
速まで車速変化に応じて自動的に暖房性能を一定
に保つことのできる車両用暖房装置を提供するこ
とを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案の車両用暖
房装置は、自動車のカウル部に設けられた外気取
入口に一端部を開口し、他端部を車室内に開口さ
せた通風ダクトに、ヒータとブロワとを配設し、
上記ヒータのコアにエンジン冷却水が循環するヒ
ータ流路を連通形成した車両用暖房装置におい
て、上記外気取入口を、車両の走行時に風圧が0
ないしマイナスになる上記カウル部の少なくとも
左右両側部近傍に形成し上記ヒータ流路に、上記
ヒータのコアをバイパスするバイパス流路を設
け、上記バイパス流路に、車速が所定車速以上の
時に、温水の一部を上記バイパス流路へバイパス
させる流量調整弁を設け、車速が所定車速以上の
時に、上記ヒータ流路の温水圧に応じて上記流量
調整弁を開くことによつて、温水の一部を上記バ
イパス流路を介してバイパスさせ、上記ヒータの
コアを通る温水流量を一定に保つようにしたもの
である。
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。 第1図に示すように通風ダクト1にはヒータ2
およびブロワ3が内蔵され、通風ダクト1の一端
部が第2図に示すように自動車のカウル部4に設
けた外気取入口5を介して外気に開口され、通風
ダクト1の他端部が車室6内に開口されている。
なおブロワ3は、高,中,低速の3段階に回転数
が切換えられるように構成されている。 第2図に示すように外気取入口5は、カウル部
4の左右両側部の走行時に風圧が0ないしマイナ
スになる部位に配設されている。なお、第2図に
従来の一般的な外気取入口を鎖線で示し、第3図
にカウル部の車幅方向の圧力分布を示してある。 第4図はエンジンの冷却系を示す。この冷却系
には自動車に搭載したエンジン7とラジエータ8
の間で冷却水が循環されるラジエータ回路9が形
成され、ラジエータ回路9のエンジン7からの冷
却水出口側端部にサーモスタツト弁10が設けら
れ、エンジン7で駆動されるポンプ11がエンジ
ン7近傍に配設されており、ポンプ11によつて
ラジエータ回路9を冷却水が循環するように構成
されている。そしてラジエータ8と並列に前記ヒ
ータのコア2aを設けたヒータ流路12がラジエ
ータ回路9に設けられ、ヒータ流路12はエンジ
ン7で加温され温水となつた冷却水がラジエータ
回路9のエンジン7への冷却水戻り側に前記コア
2aを経て流れるように構成されている。 第4図,第5図に示すようにヒータ流路12に
は、コア2aをバイパスするバイパス流路13の
一端部が接続され、バイパス流路13の上流側端
部には流量調整弁14が設けられ、バイパス流路
13の他端部がラジエータ回路9の戻り側に接続
されている。この流量調整弁14は、コイルばね
14aおよびこれに支持された弁体14bが円錘
台筒状の弁筐14c内に設けられ、温水圧によつ
て開弁し、開度とバイパスする温水量が比例する
ように構成されている。 以上のように構成された実施例の暖房装置は、
エンジン7の運転と共にポンプ11が駆動され、
エンジン7で加温された冷却水からなる温水の一
部がヒータ流路12に導かれてヒータのコア2a
を通り、ブロワ3の駆動によつて外気取入口5か
ら通風ダクト1に吸込まれた外気とコア2aを通
る温水とがヒータ2で熱交換され、暖められた空
気が車室6内に供給されて暖房が行われる。そし
て暖房が必要な冬期などの低気温時には、コア2
aを通る温水温度は自動車がどのような車速で走
行していても、サーモスタツト弁10の開弁温度
付近に抑えられてほぼ一定である。このため、車
速と無関係に通風ダクト1から車室6に供給され
る空気量と、ヒータのコア2aを通る温水流量と
を、一定に保つことで暖房性能を一定化すること
ができる。 この実施例では、通風ダクト1の外気取入口5
をカウル部4の走行時に風圧が0ないしマイナス
になる部位に設けたので、従来のもののようにプ
プラス圧による通風ダクト1への吸込み外気量の
増加がなく、したがつて第6図の実線に示すよう
に、ブロワ3の高,中,低の回転数に応じて吸込
み外気量が車速と関係なく一定にできる。なお第
6図中の破線は、外気取入口を走行時に風圧がプ
ラスになる部位に設けた場合の車速と外気量の関
係を示す。また車速の増加に伴うポンプ11の高
速回転によりヒータ流路12を通る温水流量が増
加するが、この流量は車速が50Km/時などの所定
車速以上になると流量調整弁14が開弁して、ヒ
ータ流路12からヒータのコア2aをバイパスす
るバイパス流路13を経てエンジン7側に一部の
温水が戻され、車速に応じて高速になるに従つて
バイパス流路13を流れる温水流量が増加し、第
7図の実線に示すようにヒータのコア2aを通る
温水流量が一定となる。このため、車速が一定値
以上の時のヒータ2の熱量が一定となり、所定の
暖房性能が得られる。なお第7図中の破線は、バ
イパス流路13および流量調整弁14を設けない
場合の車速とヒータのコア2aを流れる温水流量
の関係を示す。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、外気取
入口を、車両の走行時に風圧が0ないしマイナス
になるカウル部の少なくとも左右両側部近傍に形
成したので、通風ダクトからの吸込み外気量を一
定にすることができる。 さらに、ヒータ流路に設けたヒータのコアをバ
イパスするバイパス流路を設け、バイパス流路
に、車速が所定車速以上の時に、温水の一部をバ
イパス流路へバイパスさせる流量調整弁を設け、
車速が所定車速以上の時に、ヒータ流路の温水圧
に応じて流量調整弁を開くことによつて、温水の
一部をバイパス流路を介してバイパスさせ、上記
ヒータのコアを通る温水流量を一定に保つように
したので、車速が低速から高速までの全領域にわ
たつて一定の暖房性能が自動的に得られる。 さらにまた、温度調整ダイヤルを操作する必要
がなく、しかも、通風ダクトの外気への開口位置
の変更とバイパス流路と弁との付加だけの簡単な
構成で、自動的に車速変化に対応して暖房温度の
自動制御ができ、このような車両用暖房装置を安
価に提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による通風ダクト部
を示す概略構成図、第2図は同自動車のカウル部
を示す平面図、第3図はカウル部の風圧分布図、
第4図は本考案の一実施例による自動車の冷却系
を示す概略構成図、第5図は同要部の拡大図、第
6図は本考案の一実施例の車速と吸込み外気量の
関係を示す図、第7図は同車速とヒータのコアを
通る温水流量の関係を示す図である。 1……通風ダクト、2……ヒータ、2a……ヒ
ータのコア、3……ブロワ、4……カウル部、5
……外気取入口、6……車室、7……エンジン、
8……ラジエータ、9…ラジエータ回路、10…
…サーモスタツト弁、11……ポンプ、12……
ヒータ流路、13……バイパス流路、14……流
量調整弁、14a……コイルばね、14b……弁
体、14c……弁筐。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車のカウル部に設けられた外気取入口に一
    端部を開口し、他端部を車室内に開口させた通風
    ダクトに、ヒータとブロワとを配設し、上記ヒー
    タのコアにエンジン冷却水が循環するヒータ流路
    を連通形成した車両用暖房装置において、 上記外気取入口を、車両の走行時に風圧が0な
    いしマイナスになる上記カウル部の少なくとも左
    右両側部近傍に形成し、 上記ヒータ流路に、上記ヒータのコアをバイパ
    スするバイパス流路を設け、 上記バイパス流路に、車速が所定車速以上の時
    に、温水の一部を上記バイパス流路へバイパスさ
    せる流量調整弁を設け、 車速が所定車速以上の時に、上記ヒータ流路の
    温水圧に応じて上記流量調整弁を開くことによつ
    て、温水の一部を上記バイパス流路を介してバイ
    パスさせ、上記ヒータのコアを通る温水流量を一
    定に保つようにしたことを特徴とする車両用暖房
    装置。
JP4861684U 1984-04-02 1984-04-02 車両用暖房装置 Granted JPS60160215U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4861684U JPS60160215U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 車両用暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4861684U JPS60160215U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 車両用暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60160215U JPS60160215U (ja) 1985-10-24
JPS6347531Y2 true JPS6347531Y2 (ja) 1988-12-08

Family

ID=30565042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4861684U Granted JPS60160215U (ja) 1984-04-02 1984-04-02 車両用暖房装置

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JP (1) JPS60160215U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60160215U (ja) 1985-10-24

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