JPS6345950B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6345950B2 JPS6345950B2 JP55093750A JP9375080A JPS6345950B2 JP S6345950 B2 JPS6345950 B2 JP S6345950B2 JP 55093750 A JP55093750 A JP 55093750A JP 9375080 A JP9375080 A JP 9375080A JP S6345950 B2 JPS6345950 B2 JP S6345950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuous
- group
- peaks
- sheet
- spun
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 41
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 10
- 229920001059 synthetic polymer Polymers 0.000 claims description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 4
- 230000001788 irregular Effects 0.000 claims description 3
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 3
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 3
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 9
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 7
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 5
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 4
- 235000013162 Cocos nucifera Nutrition 0.000 description 3
- 244000060011 Cocos nucifera Species 0.000 description 3
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 3
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 3
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 229920001038 ethylene copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004816 latex Substances 0.000 description 1
- 229920000126 latex Polymers 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000012768 molten material Substances 0.000 description 1
- 230000000877 morphologic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
本発明は熱可塑性合成重合体の連続線条によつ
て立体網状に成形されたマツト状構造物の一方の
面に通水性シート状物が接着されてなる土木用材
料の製造方法に関するものである。 河川敷、法面、トンネル、コンクリート構造物
の擁壁裏面等の排水、吸出防止、強化保護などを
目的とした土木用材料として、合成樹脂ストラン
ドをループ状に絡み合せてなるマツト状構造物の
片面に、織布、不織布、網状物などのシートを貼
り合せたものが使用されている。 しかしながら従来の上記土木用材料におけるマ
ツト状構造物は、適度な柔軟性を有し、地盤にな
じみ易いという利点を有しているが、絡み合つて
いる合成樹脂ストランドの多数のループは実質的
にコイル状をなしているためシートとの接合強度
が低く、その上シート状物との接合は、合成樹脂
ストランドによつてマツト状構造物を製造したの
ち、接着剤によつてあるいは熱融着の手段によつ
て行なわれていることから、マツト状構造物の製
造工程とは別個にシート状物との接合工程を必要
とし、労力やコストの点において決して有利では
ない。また上記した製造工程の短縮を計るため、
シート状物を展開して移動させ、その表面に合成
樹脂ストランドを溶融状態で自由落下させるとい
う方法が提案されているが、この方法による場合
にはストランド群を強制的に成形して規則的な起
伏を有するマツト状構造物を得ることができず、
更にストランド群の自重のみによつてシート状物
と接合されることから、マツト状構造物を形成す
る合成樹脂ストランドとの融着親和性の極めて良
好な材質のマツト状構造物を使用しない限り強固
に接合することができない。 本発明は規則的な山部を谷部をする空隙率の大
きいマツト状構造物を成形しながらその山部にお
いてシート状物を強固に接合することができ、そ
の結果、空隙率が大きいにも拘らず圧縮強度に富
んだマツト状構造物の表面にシート状物が強固に
接合された土木用材料の能率的な製造が達成され
る土木用材料の製造方法を提供するものであつ
て、熱可塑性合成重合体の溶融物を孔径が0.2〜
2.0m/mの多数の紡糸ノズルを有する紡糸口金
より連続線条として紡出し、該紡糸口金の下方に
おいて、表面に直角方向に屈曲しながら延びる多
数の畝をなした頂部が平坦な山部と該山部間にお
いて窪んだ溝をなした谷部を備えたベルトコンベ
ア型搬送体を上記紡出連続線条群の落下速度より
も遅い速度で移動させ、該搬送体上に上記紡出連
続線条群を自然落下せしめて個々の連続線条に不
規則なループを描かしめながら上記搬送体の表面
形状に沿つて集積し、その集積時に連続線条相互
をその交差点において自己融着せしめるとともに
集積された連続線条群が固化せざる間に少なくと
も熱接着性合成重合体成分が10%以上含有してな
る通水性シート状物を上記搬送体の山部上に集積
された連続線条群上に加圧しながら供給し、成形
された連続線条群によるマツト状構造物の山部に
通水性シート状物を直接接着することを特徴とす
るものである。 以下添付した図面にもとづいて、本発明を具体
的に説明すると、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性合成
重合体を溶融部1内で溶融し、その溶融物を孔径
0.2〜2.0m/mの多数の紡糸ノズルを列設した紡
糸口金2から連続線条3,3として紡出し、該紡
糸口金2の下方において上記連続線条3,3の落
下速度よりも1/3〜1/5の遅い表速でもつて回動し
ているベルトコンベア型搬送体4上に実質的に溶
融状態で落下せしめる。該搬送体4の表面には第
2図に示したごとく、直角方向に屈曲しながら斜
めに延びる多数の畝をなした頂部が平坦な山部
5,5および該山部5,5間において溝をなした
谷部6,6を備える。したがつて該搬送体4の表
面に落下せしめられた軟い状態の多数の連続線条
群3はそれぞれ個々に不規則なループを描き相互
に交差しながら上記山部5と谷部6に沿つて集積
成形され、その集積時にそれぞれの交差点におい
て自己融着される。そして集積された連続線条群
が固化せざる間に該搬送体4の上方から該搬送体
4の山部5に集積されている連続線条群上に通水
性シート状物7を供給する。供給するシート状物
7としては、ヤシ繊維、シユロ等の耐蝕性天然繊
維、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリアミド等の合成繊維またはこれ
らの混合物からなる繊維をシート状に展延したの
ち、樹脂含浸やニードルパンチン等の方法によつ
て強化したもの、あるいはスパンボンド方式によ
つて得られた不織布シートが好適であるが、該シ
ート状物7の少なくとも下面(上記連続線条群と
接合する面)には、上記連続線条と熱接着可能な
合成重合体、例えば上記連続線条と同系の合成繊
維あるいは該連続線条との熱接着性を有する接着
剤を10%以上含有せしめたものを使用する。 供給方法としては第1図から理解し得るように
搬送体4の上方にロール状に巻回した長尺のシー
ト状物7を配置するとともに、連続線条群3の落
下位置の搬送体4の進行側に回転自在な加圧ロー
ラ8を設け、シート状物7を引き出しながら該加
圧ローラ8の下面側に該シート状物7を誘導し、
該加圧ローラ8によつて該シート状物7を搬送体
4の表面に向つて加圧しながら該搬送体4と共に
移送させるとよい。上記加圧ローラ8は第3図に
示したごとく上下方向には自由に移動でき、また
連続線条3の種類や太さの変更などによる固化の
遅速に対応するため、前後方向の位置を調節でき
るように支持しておくことが望ましく、更にウエ
イト(W)あるいはスプリング(図示せず)等の
手段により下方向に積極的に加圧しておくとよ
い。 このようにして搬送体4上に集積された連続線
条群3が未だ固化せざる間に、少なくとも熱接着
性合成重合体成分が10%以上含有してなる通水性
シート状物7を上記搬送体4の山部5上に集積さ
れた連続線条群上に加圧しながら供給することに
よつて、各山部5,5上の連続線条群3は偏平化
されながらシート状物7の下面に押圧され、該連
続線条3とシート状物7の熱接性合成重合体成分
とが熱接着される。しかるのち冷却しながら搬送
体4から取り出せば、第4図に示したごとく、連
続線条群によつて形成された畝をなした山部11
と溝をなした谷部12を有する空隙率の大きい網
状のマツト状構造物13の片面に通水性シート状
物7が接着されてなる土木用材料となる。図中1
4,15は空気または水を噴射させる形式の冷却
装置、そして16,17はガイドロールである。 なお紡糸口金2から搬送体4上に落下した連続
線条群3がシート状物7との加圧位置に達する間
において固化が進行し、その結果シート状物7と
の熱接着が充分なし得ない場合、例えば連続線条
3が比較的細い場合には、図示を省略しているが
連続線条群の落下域に赤外線ヒータを照射して連
続線条群を加熱して固化を抑制するとよい。 実施例 孔径1.0m/mの紡出ノズルを間隔10m/mに
おいて千鳥状に200個列設した長方形の紡糸口金
2を用いてポリプロピレンと少量のエチレン共重
合体(メルトインデツクス6)を溶融紡糸し、第
2図に示したごとく屈曲しながら延びる山部5と
谷部6を備え、山部5の長さ(l)が45m/m、高さ
(H)が14m/m、間隔(P)が15m/m、傾斜角(A)
が80゜、そして山部の不連続部分の長さ(l1)が10
m/mであり、隣接する山部5,5間に連結部9
を有した表面構造の成形プレート10,10が進
行方向に複数板並設されてなり、表面速度0.8
米/分でもつて矢印方向に移動しているベルトコ
ンベア型の搬送体4上に落下させた。そして上記
連続線条群3の落下位置から10〜20cm前方に外径
150m/mの加圧ローラ8を設置し、該加圧ロー
ラ8と搬送体4との間に下記2種の通水性シート
状物7を供給した。 (a) 厚さ5m/m、目付300g/m2のポリプロピ
レン繊維100%のニードルフエルト。 (b) 厚さ8m/m、目付550g/m2のヤシ繊維80
%、ポリプロピレン繊維20%のフエルト状マツ
トの片面に、マツトの繊維重量に対して約15%
のS、B、Rラテツクス(エマルジヨン)を付
着させたヤシ繊維マツト。 接合条件および接合状況は表1に示し、得られ
た土木用材料の物性は表2の通りであつた。
て立体網状に成形されたマツト状構造物の一方の
面に通水性シート状物が接着されてなる土木用材
料の製造方法に関するものである。 河川敷、法面、トンネル、コンクリート構造物
の擁壁裏面等の排水、吸出防止、強化保護などを
目的とした土木用材料として、合成樹脂ストラン
ドをループ状に絡み合せてなるマツト状構造物の
片面に、織布、不織布、網状物などのシートを貼
り合せたものが使用されている。 しかしながら従来の上記土木用材料におけるマ
ツト状構造物は、適度な柔軟性を有し、地盤にな
じみ易いという利点を有しているが、絡み合つて
いる合成樹脂ストランドの多数のループは実質的
にコイル状をなしているためシートとの接合強度
が低く、その上シート状物との接合は、合成樹脂
ストランドによつてマツト状構造物を製造したの
ち、接着剤によつてあるいは熱融着の手段によつ
て行なわれていることから、マツト状構造物の製
造工程とは別個にシート状物との接合工程を必要
とし、労力やコストの点において決して有利では
ない。また上記した製造工程の短縮を計るため、
シート状物を展開して移動させ、その表面に合成
樹脂ストランドを溶融状態で自由落下させるとい
う方法が提案されているが、この方法による場合
にはストランド群を強制的に成形して規則的な起
伏を有するマツト状構造物を得ることができず、
更にストランド群の自重のみによつてシート状物
と接合されることから、マツト状構造物を形成す
る合成樹脂ストランドとの融着親和性の極めて良
好な材質のマツト状構造物を使用しない限り強固
に接合することができない。 本発明は規則的な山部を谷部をする空隙率の大
きいマツト状構造物を成形しながらその山部にお
いてシート状物を強固に接合することができ、そ
の結果、空隙率が大きいにも拘らず圧縮強度に富
んだマツト状構造物の表面にシート状物が強固に
接合された土木用材料の能率的な製造が達成され
る土木用材料の製造方法を提供するものであつ
て、熱可塑性合成重合体の溶融物を孔径が0.2〜
2.0m/mの多数の紡糸ノズルを有する紡糸口金
より連続線条として紡出し、該紡糸口金の下方に
おいて、表面に直角方向に屈曲しながら延びる多
数の畝をなした頂部が平坦な山部と該山部間にお
いて窪んだ溝をなした谷部を備えたベルトコンベ
ア型搬送体を上記紡出連続線条群の落下速度より
も遅い速度で移動させ、該搬送体上に上記紡出連
続線条群を自然落下せしめて個々の連続線条に不
規則なループを描かしめながら上記搬送体の表面
形状に沿つて集積し、その集積時に連続線条相互
をその交差点において自己融着せしめるとともに
集積された連続線条群が固化せざる間に少なくと
も熱接着性合成重合体成分が10%以上含有してな
る通水性シート状物を上記搬送体の山部上に集積
された連続線条群上に加圧しながら供給し、成形
された連続線条群によるマツト状構造物の山部に
通水性シート状物を直接接着することを特徴とす
るものである。 以下添付した図面にもとづいて、本発明を具体
的に説明すると、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性合成
重合体を溶融部1内で溶融し、その溶融物を孔径
0.2〜2.0m/mの多数の紡糸ノズルを列設した紡
糸口金2から連続線条3,3として紡出し、該紡
糸口金2の下方において上記連続線条3,3の落
下速度よりも1/3〜1/5の遅い表速でもつて回動し
ているベルトコンベア型搬送体4上に実質的に溶
融状態で落下せしめる。該搬送体4の表面には第
2図に示したごとく、直角方向に屈曲しながら斜
めに延びる多数の畝をなした頂部が平坦な山部
5,5および該山部5,5間において溝をなした
谷部6,6を備える。したがつて該搬送体4の表
面に落下せしめられた軟い状態の多数の連続線条
群3はそれぞれ個々に不規則なループを描き相互
に交差しながら上記山部5と谷部6に沿つて集積
成形され、その集積時にそれぞれの交差点におい
て自己融着される。そして集積された連続線条群
が固化せざる間に該搬送体4の上方から該搬送体
4の山部5に集積されている連続線条群上に通水
性シート状物7を供給する。供給するシート状物
7としては、ヤシ繊維、シユロ等の耐蝕性天然繊
維、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリアミド等の合成繊維またはこれ
らの混合物からなる繊維をシート状に展延したの
ち、樹脂含浸やニードルパンチン等の方法によつ
て強化したもの、あるいはスパンボンド方式によ
つて得られた不織布シートが好適であるが、該シ
ート状物7の少なくとも下面(上記連続線条群と
接合する面)には、上記連続線条と熱接着可能な
合成重合体、例えば上記連続線条と同系の合成繊
維あるいは該連続線条との熱接着性を有する接着
剤を10%以上含有せしめたものを使用する。 供給方法としては第1図から理解し得るように
搬送体4の上方にロール状に巻回した長尺のシー
ト状物7を配置するとともに、連続線条群3の落
下位置の搬送体4の進行側に回転自在な加圧ロー
ラ8を設け、シート状物7を引き出しながら該加
圧ローラ8の下面側に該シート状物7を誘導し、
該加圧ローラ8によつて該シート状物7を搬送体
4の表面に向つて加圧しながら該搬送体4と共に
移送させるとよい。上記加圧ローラ8は第3図に
示したごとく上下方向には自由に移動でき、また
連続線条3の種類や太さの変更などによる固化の
遅速に対応するため、前後方向の位置を調節でき
るように支持しておくことが望ましく、更にウエ
イト(W)あるいはスプリング(図示せず)等の
手段により下方向に積極的に加圧しておくとよ
い。 このようにして搬送体4上に集積された連続線
条群3が未だ固化せざる間に、少なくとも熱接着
性合成重合体成分が10%以上含有してなる通水性
シート状物7を上記搬送体4の山部5上に集積さ
れた連続線条群上に加圧しながら供給することに
よつて、各山部5,5上の連続線条群3は偏平化
されながらシート状物7の下面に押圧され、該連
続線条3とシート状物7の熱接性合成重合体成分
とが熱接着される。しかるのち冷却しながら搬送
体4から取り出せば、第4図に示したごとく、連
続線条群によつて形成された畝をなした山部11
と溝をなした谷部12を有する空隙率の大きい網
状のマツト状構造物13の片面に通水性シート状
物7が接着されてなる土木用材料となる。図中1
4,15は空気または水を噴射させる形式の冷却
装置、そして16,17はガイドロールである。 なお紡糸口金2から搬送体4上に落下した連続
線条群3がシート状物7との加圧位置に達する間
において固化が進行し、その結果シート状物7と
の熱接着が充分なし得ない場合、例えば連続線条
3が比較的細い場合には、図示を省略しているが
連続線条群の落下域に赤外線ヒータを照射して連
続線条群を加熱して固化を抑制するとよい。 実施例 孔径1.0m/mの紡出ノズルを間隔10m/mに
おいて千鳥状に200個列設した長方形の紡糸口金
2を用いてポリプロピレンと少量のエチレン共重
合体(メルトインデツクス6)を溶融紡糸し、第
2図に示したごとく屈曲しながら延びる山部5と
谷部6を備え、山部5の長さ(l)が45m/m、高さ
(H)が14m/m、間隔(P)が15m/m、傾斜角(A)
が80゜、そして山部の不連続部分の長さ(l1)が10
m/mであり、隣接する山部5,5間に連結部9
を有した表面構造の成形プレート10,10が進
行方向に複数板並設されてなり、表面速度0.8
米/分でもつて矢印方向に移動しているベルトコ
ンベア型の搬送体4上に落下させた。そして上記
連続線条群3の落下位置から10〜20cm前方に外径
150m/mの加圧ローラ8を設置し、該加圧ロー
ラ8と搬送体4との間に下記2種の通水性シート
状物7を供給した。 (a) 厚さ5m/m、目付300g/m2のポリプロピ
レン繊維100%のニードルフエルト。 (b) 厚さ8m/m、目付550g/m2のヤシ繊維80
%、ポリプロピレン繊維20%のフエルト状マツ
トの片面に、マツトの繊維重量に対して約15%
のS、B、Rラテツクス(エマルジヨン)を付
着させたヤシ繊維マツト。 接合条件および接合状況は表1に示し、得られ
た土木用材料の物性は表2の通りであつた。
【表】
【表】
【表】
以上の通り本発明は、表面に直角方向に屈曲し
ながら延びている多数の畝をなした頂部が平坦な
山部と溝をなした谷部とを有するベルトコンベア
型搬送体上に連続線条群を溶融状態で落下させ、
搬送体の緩やかな移動によつて自己融着された立
体網状のマツト状構造物を成形しながら、成形初
期の未だ固化せざる状態のマツト状構造物の山部
に通水性シート状物を加圧しながら供給してマツ
ト状構造物の片面に通水性シートを熱融着して土
木用材料となすものであるから、製造工程が短縮
され、かつ能率よく生産することができる。その
上シート状物はマツト状構造物の連続している山
部の頂部において熱接着され、接着部分は直角方
向に屈曲しながら線状に延びていることから接着
強度が大きく、またマツト状構造物の耐圧縮性を
助長し、過激な施工条件に耐え、施工後の形態安
定の優れた土木用材料を得ることができる。
ながら延びている多数の畝をなした頂部が平坦な
山部と溝をなした谷部とを有するベルトコンベア
型搬送体上に連続線条群を溶融状態で落下させ、
搬送体の緩やかな移動によつて自己融着された立
体網状のマツト状構造物を成形しながら、成形初
期の未だ固化せざる状態のマツト状構造物の山部
に通水性シート状物を加圧しながら供給してマツ
ト状構造物の片面に通水性シートを熱融着して土
木用材料となすものであるから、製造工程が短縮
され、かつ能率よく生産することができる。その
上シート状物はマツト状構造物の連続している山
部の頂部において熱接着され、接着部分は直角方
向に屈曲しながら線状に延びていることから接着
強度が大きく、またマツト状構造物の耐圧縮性を
助長し、過激な施工条件に耐え、施工後の形態安
定の優れた土木用材料を得ることができる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は製造方
法を略示した側面図、第2図は搬送体のプレート
の斜視図、第3図は加圧ローラ部の側面図、そし
て第4図は得られた土木用材料の1部を破断して
示した斜視図である。 1は溶融部、2は紡糸口金、3は連続線条、4
は搬送体、5は搬送体の山部、6は搬送体の谷
部、3は通水性シート、8は加圧ローラ。
法を略示した側面図、第2図は搬送体のプレート
の斜視図、第3図は加圧ローラ部の側面図、そし
て第4図は得られた土木用材料の1部を破断して
示した斜視図である。 1は溶融部、2は紡糸口金、3は連続線条、4
は搬送体、5は搬送体の山部、6は搬送体の谷
部、3は通水性シート、8は加圧ローラ。
Claims (1)
- 1 熱可塑性合成重合体の溶融物を孔径0.2〜2.0
m/mの多数の紡糸ノズルを有する紡糸口金より
連続線条として紡出し、該紡糸口金の下方におい
て、表面に直角方向に屈曲しながら延びる多数の
畝をなした頂面が平坦な山部と該山部間において
窪んだ溝をなした谷部を備えたベルトコンベア型
搬送体を上記紡出連続線条群の落下速度よりも遅
い速度で移動させ、該搬送体上に上記紡出連続線
条群を自然落下せしめて個々の連続線条に不規則
ループを描かしめながら上記搬送体の表面形状に
沿つて集積し、その集積時に連続線条相互をその
交差点において自己融着せしめるとともに集積さ
れた連続線条群が固化せざる間に少なくとも熱接
着性合成重合体成分が10%以上含有してなる通水
性シート状物を上記搬送体の畝をなした山部上に
集積された連続線条群上に加圧しながら供給し、
成形された連続線条群によるマツト状構造物の山
部に通水性シート状物を直接接着することを特徴
とする土木用材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9375080A JPS5718235A (en) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | Manufacture of material for engineering work |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9375080A JPS5718235A (en) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | Manufacture of material for engineering work |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5718235A JPS5718235A (en) | 1982-01-30 |
JPS6345950B2 true JPS6345950B2 (ja) | 1988-09-13 |
Family
ID=14091094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9375080A Granted JPS5718235A (en) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | Manufacture of material for engineering work |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5718235A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3909184B2 (ja) * | 2000-03-07 | 2007-04-25 | 大和紡績株式会社 | 網状体およびその製造方法 |
JP4523711B2 (ja) * | 2000-10-10 | 2010-08-11 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 立体網状体及びその製造方法 |
JP6134490B2 (ja) * | 2012-10-09 | 2017-05-24 | ダイワボウホールディングス株式会社 | トンネル用排水材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5071976A (ja) * | 1973-10-31 | 1975-06-14 | ||
JPS528181A (en) * | 1975-07-09 | 1977-01-21 | Akzo Nv | Mattlike molding and its manufacture |
-
1980
- 1980-07-08 JP JP9375080A patent/JPS5718235A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5071976A (ja) * | 1973-10-31 | 1975-06-14 | ||
JPS528181A (en) * | 1975-07-09 | 1977-01-21 | Akzo Nv | Mattlike molding and its manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5718235A (en) | 1982-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2376693B1 (en) | Patterned spunbond fibrous webs and methods of making and using the same | |
US8753459B2 (en) | Needling loops into carrier sheets | |
USRE31599E (en) | Low density matting and process | |
US5283106A (en) | Nonwoven material of two or more layers, in particular with long-term filter properties and manufacture thereof | |
JP3834601B2 (ja) | 非延伸状態で強靭であり、耐久性溶融結合可能なマクロデニールの熱可塑性多成分フィラメント | |
US3841951A (en) | Nonwoven fabrics | |
EP2152948B1 (en) | Anchoring loops of fibers needled into a carrier sheet | |
US4587148A (en) | Flocked floor mat with foraminous layer | |
US4411722A (en) | Method for producing a non-woven fabric of cross-laminated warp and weft webs of elongated stocks | |
NL8003154A (nl) | Spinvlies met hoge dimensiestabiliteit en werkwijze voor het vervaardigen van dit spinvlies. | |
CN100588360C (zh) | 一次性清洁工具 | |
US3738884A (en) | Method for producing non-woven fibrous products | |
US9388519B1 (en) | Needling fibrous webs | |
PL174979B1 (pl) | Materiał pętelkowy dla systemu zapięcia haczykowego i pętelkowego | |
US3740302A (en) | Spray spun nonwoven sheets | |
US3676239A (en) | Method of producing spray spun nonwoven sheets | |
US3607588A (en) | Nonwoven fibrous products and methods and apparatus for producing such products | |
US3819452A (en) | Apparatus for the production of spray spun nonwoven sheets | |
JPS6345950B2 (ja) | ||
JPS6242978Y2 (ja) | ||
JPS6353332B2 (ja) | ||
US2794237A (en) | Method of producing fiber glass mats | |
JPS623263B2 (ja) | ||
US20210323296A1 (en) | Carrier material comprising a first part of a form-fit connection | |
JPH0211455Y2 (ja) |