JPS6345917Y2 - - Google Patents
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- JPS6345917Y2 JPS6345917Y2 JP1985078218U JP7821885U JPS6345917Y2 JP S6345917 Y2 JPS6345917 Y2 JP S6345917Y2 JP 1985078218 U JP1985078218 U JP 1985078218U JP 7821885 U JP7821885 U JP 7821885U JP S6345917 Y2 JPS6345917 Y2 JP S6345917Y2
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Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
Description
本考案は、合成樹脂製中空簀棒溶封用加熱部材
に関する。 〔従来の技術〕 現在実用されている合成樹脂製海苔簀の大半
は、合成樹脂製中空簀棒の表面に付着性付与処理
(放電処理、薬剤処理など)したものを多数本並
設し、該簀棒の長手方向と直交する方向に編糸で
編組したものである。そしてこの中空簀棒の両端
は、通常溶封されている。 これは、海苔抄きの際に中空体内部に水が入る
と海苔簀上の未乾燥海苔の乾燥に長時間を要する
ほか、海苔簀の迅速な繰り返し使用に不便である
という理由による。 該溶封物若しくは溶封方法については、実公昭
34−10195号、実開昭54−11985号若しくは実開昭
57−146891号、特開昭57−150369号に示されてい
る。 中でも、特開昭57−150369号(以下先行例1)
の方法および器具、装置によつて製造されると解
される実開昭57−146891号(以下先行例2)の海
苔簀は、その簀棒の溶封端部が、丸味をおびた形
状となる旨説明されているが、該先行例1に記載
されている方法に使用されているものと同様の装
置を用いて該簀棒の両端を溶封すると特にその溶
封用加熱部材の構造に次のような問題点のあるこ
とが明白になつた。それらの問題点とは下記の如
くである。 該加熱部材は、その構造からしてその表面温
度(註.中空簀棒の両端と接触する温度)を
400℃程度までしか上げることができない。す
なわち該構造とは、アルミニウム、銅、鉄のよ
うな導電性の金属部材の内部にニクロム線など
の発熱体を内蔵してしたものであり、若しも前
記温度を例えば450〜550℃のように上昇させよ
うとすると該発熱部材を被覆している絶縁体が
短時間で破壊される。 先行例1の加熱部材の処理面に合成樹脂製中
空簀棒を編組した海苔簀の両端を圧接摺動させ
ると熱可塑化された該簀棒の端部が溶封される
過程で一部糸引き状となり、溶封された端部の
外側に不規則異形の突起を生じ易い。 加熱部材の処理面温度(400℃以下)に合わ
せて海苔簀用簾材の走行速度を遅くすると、溶
封部の形状がU状にならず凸状になり易く外観
的にもその後の取扱い上も形状的に望ましくな
い。 上述の溶封のための処理時間が長いことに起
因して、海苔簀用簾材の両端溶封部に近い部分
の各簀棒の表面処理(註.海苔の付着性を調整
するためのスパーク処理、薬剤塗布処理など)
が破壊され、このようにして溶封処理された海
苔簀を用いて乾海苔を製造すると、その両端に
近い部分の付着力が弱いため、該乾海苔の両端
が縮み不良な乾海苔製品しか得られない。 〔考案の目的〕 本考案者等は、海苔簀用中空簀棒の両端溶封に
係る以上の技術問題を解決すべく研究した結果、
該加熱部材自身を抵抗発熱体とすることによつて
該溶封用の加熱体の温度を400℃を超える温度好
ましくは450〜750℃に保持可能とすること及び好
ましくは、該加熱部材が中空簀棒の端部と接触す
る圧接部の断面形状を溝状にすると上述の〜
の問題点を凡て解消できることを知つて本考案を
完成した。 したがつて本考案の目的は、先行例特に先行例
1の問題点を解消することの可能な構造の中空簀
棒溶封用加熱部材を提供することである。 〔考案の構成、効果〕 本考案は、下記(1)の構成を有する。 (1)合成樹脂製中空簀棒を多数本並設し、該簀棒
の長手方向と直交する方向へ編糸で編組してなる
海苔簀用簾材を水平方向に走行させ、その間該簾
材の両端を左右方向から押圧加熱して溶封せしめ
る摺動面を有する如く金属製抵抗発熱体を成形し
てなる中空簀棒溶封用加熱部材の構造。 以下図面により本考案を説明する。 第1図は、本考案の加熱部材1を取付けた海苔
簀の両端溶封装置の平面説明図であり、第2図
は、そのA−A断面図である。 第1図において、2,3,4,5はそれぞれ加
熱部材1に通電して発熱させるための低圧トラン
ス、加変々圧器、電流計および電圧計である。 該装置の中央の架台(図示せず)に合成樹脂製
の海苔簀用簾材6が置かれ、このものは、該簾材
を構成する合成樹脂製中空簀棒が複数本の編糸7
で編まれ、該並設された簀棒は、間欠的に端棒8
に置換されている。隣接する二本の端棒8間の該
簾材6の部分が後の切離し処理によつて一枚の海
苔簀となる。 該簾材6は、図面上上から下へ走行する間に2
本の加熱部材1で構成される溶封部を通過する。
該溶封部出口の間隔は、前記中空簀棒の長さより
幾分短かくなつているので、走行する簾材6を構
成する各簀棒9の両端は、加熱部材1の溝部10
内を押圧されつつ摺動される。 該加熱部材1は、自体が、抵抗発熱性の金属例
えば、鉄クロム、鉄ニツケル若しくはステンレス
等で構成され、通電されることにより発熱する。
該部材1の形状および寸法は限定されないが、第
1図に加熱部材1として示したような矩形短棒状
の加熱部に通電のための電線取付用脚部を持つも
のが使用し易い。この脚部は、該部材を本考案に
係る海苔簀用廉材溶封装置の架台に固定するため
の脚部を兼ねることもできる。 第1図の加熱部材1の寸法は限定されないが、
断面矩形短棒状の場合、厚さ2〜10mm、巾3〜40
mm、長さ30〜250mm程度が使用し易い。 抵抗発熱体を兼ねる加熱部材1に負荷する電圧
は、安全性の点から30V以下好ましくは50mV〜
25Vである。また、通電する電流は、加熱部材1
の抵抗によつて異なるが、配線の容易さの為に
は、500A以下好ましくは50A〜400Aになるよう
に金属板の抵抗を調整する必要がある。 電源としては、商業用のものを低圧大電流用ト
ランスを用いて降圧し、更に加熱部材1の温度の
調節を可能にするためにトランス2の一次側に可
変々圧器3を取付ける。 加熱部材1に設ける溝部の形状は、〓,〓,
⊃,>,〓状等がよいが中空簀棒の端部を丸味を
帯びた取扱上安全で外観の良好な溶封形状とする
ためには、〓形若しくは〓形のように側面に傾斜
を有するものが望ましい。該溝部の深さは、0.2
〜10mm好ましくは0.5〜5mmであり、該溝部の巾
は、底部で中空簀棒の外径の100〜180%、好まし
くは100〜160%、開口部で150〜400%、好ましく
は150〜300%である。また、本考案の加熱部材を
利用した中空簀棒の溶封の補足手段として、溶封
された中空簀棒の該溶封部をロールを用いて上下
方向から押圧し、または、空気を吹きつけて冷却
するような装置で処理することもできる。 以下実施例によつて本考案を説明する。 加熱部材: A 厚さ4mmのステンレス板(SUS304)を巾15
mmに切断し、加熱部分(廉材の両端と接触する
部分)の長さを125mmとし、長さ方向に深さ約
2mmのテーパー溝(第2図参照)を削設した。
この加熱部材の脚部は第1図の示す構造とし
た。 B 加熱部分にテーパー溝を設けない以外は、上
記Aと同様に製造した。 C 厚さ20mm、巾50mm、加熱部分の長さ600mmの
砲金製部材の内部にニクロム線を埋込んだもの
を製造した。 海苔簀用廉材: ポリプロピレン樹脂(チツソ(株)製No.5017)に対
し、タルク16重量%を配合した組成物を用い、押
出成形により外径約2mmの6角形の中空簀棒を製
造し、該簀棒の表面を放電処理した後、所定の寸
法に切断した。該簀棒と同一寸法の端棒とを所定
の比率で編糸で編織して海苔簀用廉材を製造し
た。 実施例 1 海苔簀端部溶封装置の架台上の所定位置に前述
Aの加熱部材2個を対向させて設置し、両者の間
隔を海苔簀用廉材の入口に近い方の部分において
該廉材の巾より2mm広くし、出口に近い方の部分
において該よ2mm狭くる如く固定した。たゞし、
上記間隔は、二つの加熱部材Aに設けられた溝部
の底面間の間隔とした(第2図参照)。 以上のように設置された二つの加熱部材Aに
は、それぞれ第1図に示すように低圧トランス2
および加変々圧器3を接続し、電流を流して該加
熱部材の表面温度を所定の温度(550℃)に調節
した。 この状態で、前記架台上に前述の廉材を約12
m/分の速度で水平に走行させ、該廉材を構成す
る中空簀棒の両端の溶封を行つた。処理条件と結
果を表1に示す(以下の参考例、比較例において
も同様)。 参考例 1 加熱部材Aの表面温度を400℃とし、廉材の走
行速度を4m/分とする以外は、実施例1と同様
に実施した。 参考例 2 加熱部材Aの代わりに加熱部材Bを用いる以外
は、実施例1と同様に実施した。たゞし、この場
合の両加熱部材の間隔は、両者の対向面の距離と
なる。 比較例 1 加熱部材Aの代りに加熱部材Cを用い、該部材
の表面温度を400℃とした以外は、実施例1と同
様に実施した。たゞしこの場合の両部材の間隔も
参考例2の場合と同様である。 比較例 2 廉材の走行速度を4m/分とした以外は、比較
例1と同様に実施した。 比較例 3 加熱部材の表面温度を350℃とした以外は比較
例2と同様に実施した。
に関する。 〔従来の技術〕 現在実用されている合成樹脂製海苔簀の大半
は、合成樹脂製中空簀棒の表面に付着性付与処理
(放電処理、薬剤処理など)したものを多数本並
設し、該簀棒の長手方向と直交する方向に編糸で
編組したものである。そしてこの中空簀棒の両端
は、通常溶封されている。 これは、海苔抄きの際に中空体内部に水が入る
と海苔簀上の未乾燥海苔の乾燥に長時間を要する
ほか、海苔簀の迅速な繰り返し使用に不便である
という理由による。 該溶封物若しくは溶封方法については、実公昭
34−10195号、実開昭54−11985号若しくは実開昭
57−146891号、特開昭57−150369号に示されてい
る。 中でも、特開昭57−150369号(以下先行例1)
の方法および器具、装置によつて製造されると解
される実開昭57−146891号(以下先行例2)の海
苔簀は、その簀棒の溶封端部が、丸味をおびた形
状となる旨説明されているが、該先行例1に記載
されている方法に使用されているものと同様の装
置を用いて該簀棒の両端を溶封すると特にその溶
封用加熱部材の構造に次のような問題点のあるこ
とが明白になつた。それらの問題点とは下記の如
くである。 該加熱部材は、その構造からしてその表面温
度(註.中空簀棒の両端と接触する温度)を
400℃程度までしか上げることができない。す
なわち該構造とは、アルミニウム、銅、鉄のよ
うな導電性の金属部材の内部にニクロム線など
の発熱体を内蔵してしたものであり、若しも前
記温度を例えば450〜550℃のように上昇させよ
うとすると該発熱部材を被覆している絶縁体が
短時間で破壊される。 先行例1の加熱部材の処理面に合成樹脂製中
空簀棒を編組した海苔簀の両端を圧接摺動させ
ると熱可塑化された該簀棒の端部が溶封される
過程で一部糸引き状となり、溶封された端部の
外側に不規則異形の突起を生じ易い。 加熱部材の処理面温度(400℃以下)に合わ
せて海苔簀用簾材の走行速度を遅くすると、溶
封部の形状がU状にならず凸状になり易く外観
的にもその後の取扱い上も形状的に望ましくな
い。 上述の溶封のための処理時間が長いことに起
因して、海苔簀用簾材の両端溶封部に近い部分
の各簀棒の表面処理(註.海苔の付着性を調整
するためのスパーク処理、薬剤塗布処理など)
が破壊され、このようにして溶封処理された海
苔簀を用いて乾海苔を製造すると、その両端に
近い部分の付着力が弱いため、該乾海苔の両端
が縮み不良な乾海苔製品しか得られない。 〔考案の目的〕 本考案者等は、海苔簀用中空簀棒の両端溶封に
係る以上の技術問題を解決すべく研究した結果、
該加熱部材自身を抵抗発熱体とすることによつて
該溶封用の加熱体の温度を400℃を超える温度好
ましくは450〜750℃に保持可能とすること及び好
ましくは、該加熱部材が中空簀棒の端部と接触す
る圧接部の断面形状を溝状にすると上述の〜
の問題点を凡て解消できることを知つて本考案を
完成した。 したがつて本考案の目的は、先行例特に先行例
1の問題点を解消することの可能な構造の中空簀
棒溶封用加熱部材を提供することである。 〔考案の構成、効果〕 本考案は、下記(1)の構成を有する。 (1)合成樹脂製中空簀棒を多数本並設し、該簀棒
の長手方向と直交する方向へ編糸で編組してなる
海苔簀用簾材を水平方向に走行させ、その間該簾
材の両端を左右方向から押圧加熱して溶封せしめ
る摺動面を有する如く金属製抵抗発熱体を成形し
てなる中空簀棒溶封用加熱部材の構造。 以下図面により本考案を説明する。 第1図は、本考案の加熱部材1を取付けた海苔
簀の両端溶封装置の平面説明図であり、第2図
は、そのA−A断面図である。 第1図において、2,3,4,5はそれぞれ加
熱部材1に通電して発熱させるための低圧トラン
ス、加変々圧器、電流計および電圧計である。 該装置の中央の架台(図示せず)に合成樹脂製
の海苔簀用簾材6が置かれ、このものは、該簾材
を構成する合成樹脂製中空簀棒が複数本の編糸7
で編まれ、該並設された簀棒は、間欠的に端棒8
に置換されている。隣接する二本の端棒8間の該
簾材6の部分が後の切離し処理によつて一枚の海
苔簀となる。 該簾材6は、図面上上から下へ走行する間に2
本の加熱部材1で構成される溶封部を通過する。
該溶封部出口の間隔は、前記中空簀棒の長さより
幾分短かくなつているので、走行する簾材6を構
成する各簀棒9の両端は、加熱部材1の溝部10
内を押圧されつつ摺動される。 該加熱部材1は、自体が、抵抗発熱性の金属例
えば、鉄クロム、鉄ニツケル若しくはステンレス
等で構成され、通電されることにより発熱する。
該部材1の形状および寸法は限定されないが、第
1図に加熱部材1として示したような矩形短棒状
の加熱部に通電のための電線取付用脚部を持つも
のが使用し易い。この脚部は、該部材を本考案に
係る海苔簀用廉材溶封装置の架台に固定するため
の脚部を兼ねることもできる。 第1図の加熱部材1の寸法は限定されないが、
断面矩形短棒状の場合、厚さ2〜10mm、巾3〜40
mm、長さ30〜250mm程度が使用し易い。 抵抗発熱体を兼ねる加熱部材1に負荷する電圧
は、安全性の点から30V以下好ましくは50mV〜
25Vである。また、通電する電流は、加熱部材1
の抵抗によつて異なるが、配線の容易さの為に
は、500A以下好ましくは50A〜400Aになるよう
に金属板の抵抗を調整する必要がある。 電源としては、商業用のものを低圧大電流用ト
ランスを用いて降圧し、更に加熱部材1の温度の
調節を可能にするためにトランス2の一次側に可
変々圧器3を取付ける。 加熱部材1に設ける溝部の形状は、〓,〓,
⊃,>,〓状等がよいが中空簀棒の端部を丸味を
帯びた取扱上安全で外観の良好な溶封形状とする
ためには、〓形若しくは〓形のように側面に傾斜
を有するものが望ましい。該溝部の深さは、0.2
〜10mm好ましくは0.5〜5mmであり、該溝部の巾
は、底部で中空簀棒の外径の100〜180%、好まし
くは100〜160%、開口部で150〜400%、好ましく
は150〜300%である。また、本考案の加熱部材を
利用した中空簀棒の溶封の補足手段として、溶封
された中空簀棒の該溶封部をロールを用いて上下
方向から押圧し、または、空気を吹きつけて冷却
するような装置で処理することもできる。 以下実施例によつて本考案を説明する。 加熱部材: A 厚さ4mmのステンレス板(SUS304)を巾15
mmに切断し、加熱部分(廉材の両端と接触する
部分)の長さを125mmとし、長さ方向に深さ約
2mmのテーパー溝(第2図参照)を削設した。
この加熱部材の脚部は第1図の示す構造とし
た。 B 加熱部分にテーパー溝を設けない以外は、上
記Aと同様に製造した。 C 厚さ20mm、巾50mm、加熱部分の長さ600mmの
砲金製部材の内部にニクロム線を埋込んだもの
を製造した。 海苔簀用廉材: ポリプロピレン樹脂(チツソ(株)製No.5017)に対
し、タルク16重量%を配合した組成物を用い、押
出成形により外径約2mmの6角形の中空簀棒を製
造し、該簀棒の表面を放電処理した後、所定の寸
法に切断した。該簀棒と同一寸法の端棒とを所定
の比率で編糸で編織して海苔簀用廉材を製造し
た。 実施例 1 海苔簀端部溶封装置の架台上の所定位置に前述
Aの加熱部材2個を対向させて設置し、両者の間
隔を海苔簀用廉材の入口に近い方の部分において
該廉材の巾より2mm広くし、出口に近い方の部分
において該よ2mm狭くる如く固定した。たゞし、
上記間隔は、二つの加熱部材Aに設けられた溝部
の底面間の間隔とした(第2図参照)。 以上のように設置された二つの加熱部材Aに
は、それぞれ第1図に示すように低圧トランス2
および加変々圧器3を接続し、電流を流して該加
熱部材の表面温度を所定の温度(550℃)に調節
した。 この状態で、前記架台上に前述の廉材を約12
m/分の速度で水平に走行させ、該廉材を構成す
る中空簀棒の両端の溶封を行つた。処理条件と結
果を表1に示す(以下の参考例、比較例において
も同様)。 参考例 1 加熱部材Aの表面温度を400℃とし、廉材の走
行速度を4m/分とする以外は、実施例1と同様
に実施した。 参考例 2 加熱部材Aの代わりに加熱部材Bを用いる以外
は、実施例1と同様に実施した。たゞし、この場
合の両加熱部材の間隔は、両者の対向面の距離と
なる。 比較例 1 加熱部材Aの代りに加熱部材Cを用い、該部材
の表面温度を400℃とした以外は、実施例1と同
様に実施した。たゞしこの場合の両部材の間隔も
参考例2の場合と同様である。 比較例 2 廉材の走行速度を4m/分とした以外は、比較
例1と同様に実施した。 比較例 3 加熱部材の表面温度を350℃とした以外は比較
例2と同様に実施した。
【表】
【表】
表から明らかなように、実施例によると本考案
に係る溶封処理の生産性が飛躍的に向上(註.走
行速度に比例)するばかりでなく、中空簀棒の両
端の穴の閉塞は完全になり、糸引きも全く発生し
ない。これは、中空簀棒の両端において熔融した
樹脂が高温度であるため低粘度となり、中空部に
流入し易く、糸引状となる前に切れ易く、また、
本考案の加熱部材に押圧され溶融した部分の一部
は熱分解し気化するため、結局簀棒の両端のめく
れも少なくなるためであると考えられる。 之に対し、比較各例の場合のように、加熱部材
の長さは長いが、加熱時の温度が400℃程度の比
較各例の場合は、海苔簀用廉材の走行速度を速く
することにより溶封速度はある程度速くすること
ができる。しかしながら、その際の中空簀棒の両
端の穴の溶封による閉塞は、不完全なものが発生
し易く、信頼性に乏しい。 また、前記加熱により溶融した樹脂の粘度が高
く、該樹脂の一部の分解気化も殆どないので、該
加熱部材に圧接摺動された該中空簀棒の両端がめ
くれたり、一旦加熱部材面に付着した溶融樹脂が
不規則に該簀棒の端部によつて引取られ、該端部
に糸引き状に固化する。 さらに該加熱部材の温度が350℃のように低い
場合は、処理された海苔簀用廉材を構成する中空
簀棒の両端の穴は殆ど溶封されないのみならず、
前述の糸引状の樹脂が該簀棒の端部に付着し、目
的の両端が溶封された海苔簀を取得できない。 しかしながら、本考案の加熱部材(特に摺動面
の断面形状を溝型としたもの)を用いると海苔簀
用廉材の押圧溶融摺動による中空簀棒の両端のめ
くれは殆どなくなるか若しくは極めて軽微とな
り、結局、該加熱部材の温度が400℃程度であつ
ても、簀棒の両端の溶封が完全で該溶封部の形状
の良好な海苔簀を能率的に製造できる。 さらに表から明らかなように、本考案の加熱部
材は、比較例のものより温度の上昇速度が著るし
く速いから、海苔簀端部溶接装置の能率的稼動が
可能となり、公知の加熱部材を使用した場合に比
べて消費電力も節約できる。 また、本考案の加熱部材は、比較例のものに比
較して構造が簡単なため経済的に製造でき、か
つ、故障も少ない。
に係る溶封処理の生産性が飛躍的に向上(註.走
行速度に比例)するばかりでなく、中空簀棒の両
端の穴の閉塞は完全になり、糸引きも全く発生し
ない。これは、中空簀棒の両端において熔融した
樹脂が高温度であるため低粘度となり、中空部に
流入し易く、糸引状となる前に切れ易く、また、
本考案の加熱部材に押圧され溶融した部分の一部
は熱分解し気化するため、結局簀棒の両端のめく
れも少なくなるためであると考えられる。 之に対し、比較各例の場合のように、加熱部材
の長さは長いが、加熱時の温度が400℃程度の比
較各例の場合は、海苔簀用廉材の走行速度を速く
することにより溶封速度はある程度速くすること
ができる。しかしながら、その際の中空簀棒の両
端の穴の溶封による閉塞は、不完全なものが発生
し易く、信頼性に乏しい。 また、前記加熱により溶融した樹脂の粘度が高
く、該樹脂の一部の分解気化も殆どないので、該
加熱部材に圧接摺動された該中空簀棒の両端がめ
くれたり、一旦加熱部材面に付着した溶融樹脂が
不規則に該簀棒の端部によつて引取られ、該端部
に糸引き状に固化する。 さらに該加熱部材の温度が350℃のように低い
場合は、処理された海苔簀用廉材を構成する中空
簀棒の両端の穴は殆ど溶封されないのみならず、
前述の糸引状の樹脂が該簀棒の端部に付着し、目
的の両端が溶封された海苔簀を取得できない。 しかしながら、本考案の加熱部材(特に摺動面
の断面形状を溝型としたもの)を用いると海苔簀
用廉材の押圧溶融摺動による中空簀棒の両端のめ
くれは殆どなくなるか若しくは極めて軽微とな
り、結局、該加熱部材の温度が400℃程度であつ
ても、簀棒の両端の溶封が完全で該溶封部の形状
の良好な海苔簀を能率的に製造できる。 さらに表から明らかなように、本考案の加熱部
材は、比較例のものより温度の上昇速度が著るし
く速いから、海苔簀端部溶接装置の能率的稼動が
可能となり、公知の加熱部材を使用した場合に比
べて消費電力も節約できる。 また、本考案の加熱部材は、比較例のものに比
較して構造が簡単なため経済的に製造でき、か
つ、故障も少ない。
第1図は、本考案の加熱部材を取付けた海苔簀
端部溶接装置の説明用平面図であり、第2図は、
第1図のA−A部位体断面図である。 両図において、1……加熱部材、2……低圧ト
ランス、3……可変々圧器、4……電流計、5…
…電圧計、6……海苔簀用廉材、7……編糸、8
……端棒、9……中空簀棒、10……溝部。
端部溶接装置の説明用平面図であり、第2図は、
第1図のA−A部位体断面図である。 両図において、1……加熱部材、2……低圧ト
ランス、3……可変々圧器、4……電流計、5…
…電圧計、6……海苔簀用廉材、7……編糸、8
……端棒、9……中空簀棒、10……溝部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成樹脂製中空簀棒を多数本並設し、該簀棒
の長手方向と直交する方向へ編糸で編組してな
る海苔簀用簾材を水平方向に走行させ、その間
該簾材の両端を左右方向から押圧加熱して溶封
せしめる摺動面を有する如く金属製抵抗発熱体
を成形してなる中空簀棒溶封用加熱部材の構
造。 (2) 金属製抵抗発熱体用の金属材料として、鉄ニ
ツケル、鉄クロム若しくはステンレスを使用し
てなる実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の
加熱部材の構造。 (3) 合成樹脂製中空簀棒を押圧加熱せしめる摺動
面の断面形状を溝型としてなる実用新案登録請
求の範囲第(1)項に記載の加熱部材の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985078218U JPS6345917Y2 (ja) | 1985-05-25 | 1985-05-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985078218U JPS6345917Y2 (ja) | 1985-05-25 | 1985-05-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61193794U JPS61193794U (ja) | 1986-12-02 |
JPS6345917Y2 true JPS6345917Y2 (ja) | 1988-11-29 |
Family
ID=30621999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985078218U Expired JPS6345917Y2 (ja) | 1985-05-25 | 1985-05-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6345917Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4831578A (ja) * | 1971-08-25 | 1973-04-25 | ||
JPS57150369A (en) * | 1981-03-13 | 1982-09-17 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | Drainboard for laver |
-
1985
- 1985-05-25 JP JP1985078218U patent/JPS6345917Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4831578A (ja) * | 1971-08-25 | 1973-04-25 | ||
JPS57150369A (en) * | 1981-03-13 | 1982-09-17 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | Drainboard for laver |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61193794U (ja) | 1986-12-02 |
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