JPS6345824B2 - - Google Patents
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- JPS6345824B2 JPS6345824B2 JP59010585A JP1058584A JPS6345824B2 JP S6345824 B2 JPS6345824 B2 JP S6345824B2 JP 59010585 A JP59010585 A JP 59010585A JP 1058584 A JP1058584 A JP 1058584A JP S6345824 B2 JPS6345824 B2 JP S6345824B2
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Links
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は着衣温度調整装置に関する。従来、寒
冷地で高熱作業(たとえば高炉作業)をしなけれ
ばならない場合や、反対に高温地で冷温作業(た
とえば冷凍庫内での作業)をおこなう場合には、
作業員は耐寒服と耐熱服の両方を用意し、作業に
あわせて着換える必要があり、この着換えがわず
らわしいと共に着換えの際の体温変化により体調
が狂いやすく、健康を害するおそれがある。
冷地で高熱作業(たとえば高炉作業)をしなけれ
ばならない場合や、反対に高温地で冷温作業(た
とえば冷凍庫内での作業)をおこなう場合には、
作業員は耐寒服と耐熱服の両方を用意し、作業に
あわせて着換える必要があり、この着換えがわず
らわしいと共に着換えの際の体温変化により体調
が狂いやすく、健康を害するおそれがある。
そこで本発明はかかる問題点を解消した着衣温
度調整装置を提供するものであつて、その特徴と
するところは、還元状態の金属粉粒体を内封した
発熱器と、該発熱器の吐出口を着衣の吸入口に連
通させる連通パイプと、発熱器内に酸素供給管を
介して酸素を供給するための酸素供給器と、発熱
器内に不活性ガス供給管を介して低温不活性ガス
を供給するための不活性ガス供給器と、上記酸素
供給管および不活性ガス供給管にそれぞれ介在さ
せられた開閉弁と、着衣に設けた温度センサから
の入力信号に基づいて上記各開閉弁を適宜に開閉
する温度制御器とからなることにある。かかる構
成によれば、低温所で作業する場合には、酸素供
給器の元栓を開放する。すると、その酸素供給器
から噴出する酸素が発熱器内の金属粉粒体(たと
えば鉄粉)と化学反応して発熱し、その熱は連通
管を介して着衣内に供給され、作業員の体を暖め
る。一方、着衣の温度は温度センサにより検出さ
れ、その検出値に基づいて温度制御器により酸素
供給管の開閉弁が適宜に開閉させられ、酸素の供
給量が調整されて発熱器内における発熱量が調整
されるものである。したがつて着衣内の温度を常
に適正に保つことができる。また反対に高温所で
作業する場合には、酸素供給器の元栓を閉じた
後、不活性ガス供給器の元栓を開放する。する
と、その不活性ガス供給器から噴出する低温不活
性ガスが発熱器内に入つて金属粉粒体の酸化を阻
止し、発熱を押えた後、連通管を介して着衣内に
供給され、作業員の体を冷やす。また着衣の温度
は温度センサにより検出され、その検出値に基づ
いて温度制御器により不活性ガス供給管の開閉弁
が適宜に開閉させられ、不活性ガスの供給量が調
整されて冷却能力が調整されるものである。した
がつてこの場合にも着衣内の温度を常に適正に保
つことができる。故に寒冷地で高熱作業をする場
合や高温地で冷温作業をする場合でも、一着の着
衣で対応することができ、着換える必要がなく、
着換えの際の体温変化により体調が狂うというこ
とはない。作業員は健康を容易に維持することが
できる。
度調整装置を提供するものであつて、その特徴と
するところは、還元状態の金属粉粒体を内封した
発熱器と、該発熱器の吐出口を着衣の吸入口に連
通させる連通パイプと、発熱器内に酸素供給管を
介して酸素を供給するための酸素供給器と、発熱
器内に不活性ガス供給管を介して低温不活性ガス
を供給するための不活性ガス供給器と、上記酸素
供給管および不活性ガス供給管にそれぞれ介在さ
せられた開閉弁と、着衣に設けた温度センサから
の入力信号に基づいて上記各開閉弁を適宜に開閉
する温度制御器とからなることにある。かかる構
成によれば、低温所で作業する場合には、酸素供
給器の元栓を開放する。すると、その酸素供給器
から噴出する酸素が発熱器内の金属粉粒体(たと
えば鉄粉)と化学反応して発熱し、その熱は連通
管を介して着衣内に供給され、作業員の体を暖め
る。一方、着衣の温度は温度センサにより検出さ
れ、その検出値に基づいて温度制御器により酸素
供給管の開閉弁が適宜に開閉させられ、酸素の供
給量が調整されて発熱器内における発熱量が調整
されるものである。したがつて着衣内の温度を常
に適正に保つことができる。また反対に高温所で
作業する場合には、酸素供給器の元栓を閉じた
後、不活性ガス供給器の元栓を開放する。する
と、その不活性ガス供給器から噴出する低温不活
性ガスが発熱器内に入つて金属粉粒体の酸化を阻
止し、発熱を押えた後、連通管を介して着衣内に
供給され、作業員の体を冷やす。また着衣の温度
は温度センサにより検出され、その検出値に基づ
いて温度制御器により不活性ガス供給管の開閉弁
が適宜に開閉させられ、不活性ガスの供給量が調
整されて冷却能力が調整されるものである。した
がつてこの場合にも着衣内の温度を常に適正に保
つことができる。故に寒冷地で高熱作業をする場
合や高温地で冷温作業をする場合でも、一着の着
衣で対応することができ、着換える必要がなく、
着換えの際の体温変化により体調が狂うというこ
とはない。作業員は健康を容易に維持することが
できる。
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。Aは着衣であつて、次のものから構成されて
いる。1は多数の穴2を有する表ゴム層、3は該
表ゴム層1の裏面に配設されたアルミニウム層で
あつて、凹凸状に形成されると共にその凸部3A
が表ゴム層1に接着剤4により接着されかつ多数
の穴5を有している。なお、アルミニウムを使用
したのは、外力に強くてしかも軽量であるからで
あり、アルミニウム層としては薄いものが使用さ
れ、たとえばアルミニウム箔が使用される。6は
アルミニウム層3の裏面に配設されると共にその
凸部6Aがアルミニウム層3の凸部3Aに接着剤
7により接着された、たとえばゼラチンとかポバ
ール(ポリビニルアルコール)などからなる吸湿
伸長層であつて、乾燥状態では第3図に示すごと
くアルミニウム層3の裏面に密着し、高湿状態で
は吸湿して伸長し、第4図に示すごとく、その凹
部6Bがアルミニウム層3の凹部3Bから離間さ
せられるものである。8は吸湿伸長層6に多数形
成された穴であつて、アルミニウム層3の穴5と
は位置ずれしている。9は吸湿伸長層6の裏面に
配設されると共に多数の穴10を有する裏ゴム
層、11は該裏ゴム層9の裏面に配設された毛層
であつて、裏ゴム層9に貼着された布地部11A
と、基端が布地部11Aに固着されたポリエステ
ル、アクリルなどからなる起毛部11Bとから構
成されている。12は裏ゴム層9と吸湿伸長層6
との間の間〓内に充填された綿である。14は裏
ゴム層9と吸湿伸長層6との間において着衣Aの
胴部全体に配設された可撓性熱媒体供給管であつ
て、適所に熱媒体放出口を形成してある。なお、
腕部およびズボンにも熱媒体供給管14を配設し
てもよい。Bは温度調整装置であつて、次のもの
から構成されている。16は発熱器であつて、還
元状態の金属粉粒体17≪たとえば鉄粉≫を内封
したカートリツジ18と、該カートリツジ18の
上面と下面とに被せられたキヤツプ19,20と
から構成されている。21,22はカートリツジ
18の上板と底板とに多数形成された通気口、2
3,24は各キヤツプ19,20に形成された吐
出口と吸入口である。25は一端が上方キヤツプ
19の吐出口23に設けた接続具26に接続され
ると共に他端が前記熱媒体供給管14の吸入口に
接続された連通管、27は一端が下方キヤツプ2
0の吸入口24に設けた接続具28に接続される
と共に他端が三方向エルボ29に接続された中間
パイプ、30は酸素供給ボンベ、31は該酸素供
給ボンベ30と三方向エルボ29とをつなぐ酸素
供給管であつて、途中に開閉弁32≪たとえば電
磁弁≫を介在させてある。33は酸素供給ボンベ
30の元栓、34は不活性ガス供給ボンベであつ
て、その内部に液化炭酸ガス、液化窒素などの不
活性ガスを充填してある。35は不活性ガス供給
ボンベ34と三方向エルボ29とをつなぐ不活性
ガス供給管であつて、途中に開閉弁36を介在さ
せてある。37は不活性ガス供給ボンベ34の元
栓、38は着衣Aの適所に配設された温度セン
サ、39は該温度センサ38からの入力信号を受
けて各開閉弁32,36を適宜に制御する温度制
御器であつて、高温用と低温用とに切換えができ
るようになつている。40はベルト41付き携帯
ケースであつて、その中には発熱器16、両ボン
ベ30,34、両開閉弁32,36および温度制
御器39などを入れてある。
る。Aは着衣であつて、次のものから構成されて
いる。1は多数の穴2を有する表ゴム層、3は該
表ゴム層1の裏面に配設されたアルミニウム層で
あつて、凹凸状に形成されると共にその凸部3A
が表ゴム層1に接着剤4により接着されかつ多数
の穴5を有している。なお、アルミニウムを使用
したのは、外力に強くてしかも軽量であるからで
あり、アルミニウム層としては薄いものが使用さ
れ、たとえばアルミニウム箔が使用される。6は
アルミニウム層3の裏面に配設されると共にその
凸部6Aがアルミニウム層3の凸部3Aに接着剤
7により接着された、たとえばゼラチンとかポバ
ール(ポリビニルアルコール)などからなる吸湿
伸長層であつて、乾燥状態では第3図に示すごと
くアルミニウム層3の裏面に密着し、高湿状態で
は吸湿して伸長し、第4図に示すごとく、その凹
部6Bがアルミニウム層3の凹部3Bから離間さ
せられるものである。8は吸湿伸長層6に多数形
成された穴であつて、アルミニウム層3の穴5と
は位置ずれしている。9は吸湿伸長層6の裏面に
配設されると共に多数の穴10を有する裏ゴム
層、11は該裏ゴム層9の裏面に配設された毛層
であつて、裏ゴム層9に貼着された布地部11A
と、基端が布地部11Aに固着されたポリエステ
ル、アクリルなどからなる起毛部11Bとから構
成されている。12は裏ゴム層9と吸湿伸長層6
との間の間〓内に充填された綿である。14は裏
ゴム層9と吸湿伸長層6との間において着衣Aの
胴部全体に配設された可撓性熱媒体供給管であつ
て、適所に熱媒体放出口を形成してある。なお、
腕部およびズボンにも熱媒体供給管14を配設し
てもよい。Bは温度調整装置であつて、次のもの
から構成されている。16は発熱器であつて、還
元状態の金属粉粒体17≪たとえば鉄粉≫を内封
したカートリツジ18と、該カートリツジ18の
上面と下面とに被せられたキヤツプ19,20と
から構成されている。21,22はカートリツジ
18の上板と底板とに多数形成された通気口、2
3,24は各キヤツプ19,20に形成された吐
出口と吸入口である。25は一端が上方キヤツプ
19の吐出口23に設けた接続具26に接続され
ると共に他端が前記熱媒体供給管14の吸入口に
接続された連通管、27は一端が下方キヤツプ2
0の吸入口24に設けた接続具28に接続される
と共に他端が三方向エルボ29に接続された中間
パイプ、30は酸素供給ボンベ、31は該酸素供
給ボンベ30と三方向エルボ29とをつなぐ酸素
供給管であつて、途中に開閉弁32≪たとえば電
磁弁≫を介在させてある。33は酸素供給ボンベ
30の元栓、34は不活性ガス供給ボンベであつ
て、その内部に液化炭酸ガス、液化窒素などの不
活性ガスを充填してある。35は不活性ガス供給
ボンベ34と三方向エルボ29とをつなぐ不活性
ガス供給管であつて、途中に開閉弁36を介在さ
せてある。37は不活性ガス供給ボンベ34の元
栓、38は着衣Aの適所に配設された温度セン
サ、39は該温度センサ38からの入力信号を受
けて各開閉弁32,36を適宜に制御する温度制
御器であつて、高温用と低温用とに切換えができ
るようになつている。40はベルト41付き携帯
ケースであつて、その中には発熱器16、両ボン
ベ30,34、両開閉弁32,36および温度制
御器39などを入れてある。
上記構成において、たとえば寒冷地で高熱作業
をする場合には作業前に作業員が着衣Aを着て、
腰にベルト41を掛け、温度制御器39を低温用
に切換え、元栓33を開ける。すると酸素供給ボ
ンベ30内の酸素が酸素供給管31を介して発熱
器16のカートリツジ18内に噴出し、金属粉粒
体17と酸素とが化学反応して発熱する。その発
熱は連通管25を介して着衣Aの熱媒体供給管1
4内に入り、体を暖める。一方、着衣Aでは寒冷
により乾燥しているので、吸湿伸長層6はアルミ
ニウム層3に密着している。したがつて、第3図
に示すごとく表ゴム層1の穴2から服地内に入つ
た冷気はアルミニウム層3と吸湿伸長層6により
阻止され、それ以上服地内に入り込むことはな
い。したがつて作業員は毛層11と綿12の断熱
効果により保温され、かつ体表面から蒸発する水
分は綿12に吸収される。またこの間、温度セン
サ38により着衣A内の温度が検出され、この検
出信号は温度制御器39に入力される。そして着
衣A内の温度が上限設定温度より高くなると、温
度制御器39により開閉弁32が閉じられ、酸素
の供給を停止する。したがつて着衣Aの温度上昇
が押えられる。次に着衣A内の温度が下限設定温
度より低くなると、それを検出する温度センサ3
8からの入力信号を受ける温度制御器39により
開閉弁32が開けられ、再び酸素がカートリツジ
18内に噴出し、発熱する。したがつて着衣A内
は常に一定の温度範囲内で暖められる。
をする場合には作業前に作業員が着衣Aを着て、
腰にベルト41を掛け、温度制御器39を低温用
に切換え、元栓33を開ける。すると酸素供給ボ
ンベ30内の酸素が酸素供給管31を介して発熱
器16のカートリツジ18内に噴出し、金属粉粒
体17と酸素とが化学反応して発熱する。その発
熱は連通管25を介して着衣Aの熱媒体供給管1
4内に入り、体を暖める。一方、着衣Aでは寒冷
により乾燥しているので、吸湿伸長層6はアルミ
ニウム層3に密着している。したがつて、第3図
に示すごとく表ゴム層1の穴2から服地内に入つ
た冷気はアルミニウム層3と吸湿伸長層6により
阻止され、それ以上服地内に入り込むことはな
い。したがつて作業員は毛層11と綿12の断熱
効果により保温され、かつ体表面から蒸発する水
分は綿12に吸収される。またこの間、温度セン
サ38により着衣A内の温度が検出され、この検
出信号は温度制御器39に入力される。そして着
衣A内の温度が上限設定温度より高くなると、温
度制御器39により開閉弁32が閉じられ、酸素
の供給を停止する。したがつて着衣Aの温度上昇
が押えられる。次に着衣A内の温度が下限設定温
度より低くなると、それを検出する温度センサ3
8からの入力信号を受ける温度制御器39により
開閉弁32が開けられ、再び酸素がカートリツジ
18内に噴出し、発熱する。したがつて着衣A内
は常に一定の温度範囲内で暖められる。
次に作業員が高熱作業を開始するときには、元
栓33を閉じ、元栓37を開け、温度制御器39
を高温用に切換える。すると不活性ガス供給ボン
ベ34内の不活性ガスがカートリツジ18内に噴
出し、このカートリツジ18内を無酸素状態にす
る。したがつて金属粉粒体17は発熱しなくな
る。次にカートリツジ18内に入つた低温の不活
性ガスは連通管25を介して熱媒体供給管14内
に入り、体を冷やす。一方、高熱作業によつて生
じる汗などの水分を吸湿伸長層6が吸収して伸長
し、第4図に示すごとくアルミニウム層3と吸湿
伸長層6との間に間〓13が生じ、その間〓13
を通じてアルミニウム層3の穴5と吸湿伸長層6
の穴8とが連通し、作業服内の熱がその穴5,8
および間〓を介して服地内を通過し、外部へ逃げ
るので、作業員の身体の冷却を促進する。またこ
の間、温度センサ38により着衣A内の温度が検
出され、前記したのと同じように温度制御器39
により開閉弁36が適宜に開閉され、着衣A内が
常に一定の温度範囲内で冷やされる。
栓33を閉じ、元栓37を開け、温度制御器39
を高温用に切換える。すると不活性ガス供給ボン
ベ34内の不活性ガスがカートリツジ18内に噴
出し、このカートリツジ18内を無酸素状態にす
る。したがつて金属粉粒体17は発熱しなくな
る。次にカートリツジ18内に入つた低温の不活
性ガスは連通管25を介して熱媒体供給管14内
に入り、体を冷やす。一方、高熱作業によつて生
じる汗などの水分を吸湿伸長層6が吸収して伸長
し、第4図に示すごとくアルミニウム層3と吸湿
伸長層6との間に間〓13が生じ、その間〓13
を通じてアルミニウム層3の穴5と吸湿伸長層6
の穴8とが連通し、作業服内の熱がその穴5,8
および間〓を介して服地内を通過し、外部へ逃げ
るので、作業員の身体の冷却を促進する。またこ
の間、温度センサ38により着衣A内の温度が検
出され、前記したのと同じように温度制御器39
により開閉弁36が適宜に開閉され、着衣A内が
常に一定の温度範囲内で冷やされる。
次に金属粉粒体17が酸化して発熱しなくなつ
たならば、キヤツプ19,20をカートリツジ1
8から外して新しいカートリツジ18と交換すれ
ばよい。
たならば、キヤツプ19,20をカートリツジ1
8から外して新しいカートリツジ18と交換すれ
ばよい。
以上述べたごとく本発明によれば、低温所で作
業する場合には、酸素供給器の元栓を開放する。
すると、その酸素供給器から噴出する酸素が発熱
器内の金属粉粒体と化学反応して発熱し、その熱
は連通管を介して着衣内に供給され、作業員の体
を暖める。一方、着衣の温度は温度センサにより
検出され、その検出値に基づいて温度制御器によ
り酸素供給管の開閉弁が適宜に開閉させられ、酸
素の供給量が調整されて発熱器内における発熱量
が調整されるものである。したがつて着衣内の温
度を常に適正に保つことができる。また反対に高
温所で作業する場合には、酸素供給器の元栓を閉
じた後、不活性ガス供給器の元栓を開放する。す
ると、その不活性ガス供給器から噴出する低温不
活性ガスが発熱器内に入つて金属粉粒体の酸化を
阻止し、発熱を押えた後、連通管を介して着衣内
に供給され、作業員の体を冷やす。また着衣の温
度は温度センサにより検出され、その検出値に基
づいて温度制御器により不活性ガス供給管の開閉
弁が適宜に開閉させられ、不活性ガスの供給量が
調整されて冷却能力が調整されるものである。し
たがつてこの場合にも着衣内の温度を常に適正に
保つことができる。故に寒冷地で高熱作業をする
場合や高温地で冷温作業をする場合でも、一着の
着衣で対応することができ、着換える必要がな
く、着換えの際の体温変化により体調が狂うとい
うことはない。作業員は健康を容易に維持するこ
とができる。
業する場合には、酸素供給器の元栓を開放する。
すると、その酸素供給器から噴出する酸素が発熱
器内の金属粉粒体と化学反応して発熱し、その熱
は連通管を介して着衣内に供給され、作業員の体
を暖める。一方、着衣の温度は温度センサにより
検出され、その検出値に基づいて温度制御器によ
り酸素供給管の開閉弁が適宜に開閉させられ、酸
素の供給量が調整されて発熱器内における発熱量
が調整されるものである。したがつて着衣内の温
度を常に適正に保つことができる。また反対に高
温所で作業する場合には、酸素供給器の元栓を閉
じた後、不活性ガス供給器の元栓を開放する。す
ると、その不活性ガス供給器から噴出する低温不
活性ガスが発熱器内に入つて金属粉粒体の酸化を
阻止し、発熱を押えた後、連通管を介して着衣内
に供給され、作業員の体を冷やす。また着衣の温
度は温度センサにより検出され、その検出値に基
づいて温度制御器により不活性ガス供給管の開閉
弁が適宜に開閉させられ、不活性ガスの供給量が
調整されて冷却能力が調整されるものである。し
たがつてこの場合にも着衣内の温度を常に適正に
保つことができる。故に寒冷地で高熱作業をする
場合や高温地で冷温作業をする場合でも、一着の
着衣で対応することができ、着換える必要がな
く、着換えの際の体温変化により体調が狂うとい
うことはない。作業員は健康を容易に維持するこ
とができる。
図は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の
概略説明図、第2図は温度調整装置の斜視図、第
3図は着衣の保温状態の縦断面図、第4図は着衣
の冷却状態の縦断面図である。 14……熱媒体供給管、16……発熱器、17
……金属粉粒体、23……吐出口、25……連通
管、30……酸素供給ボンベ、31……酸素供給
管、32……開閉弁、33……元栓、34……不
活性ガス供給ボンベ、35……不活性ガス供給
管、36……開閉弁、37……元栓、38……温
度センサ、39……温度制御器、A……着衣、B
……温度調整装置。
概略説明図、第2図は温度調整装置の斜視図、第
3図は着衣の保温状態の縦断面図、第4図は着衣
の冷却状態の縦断面図である。 14……熱媒体供給管、16……発熱器、17
……金属粉粒体、23……吐出口、25……連通
管、30……酸素供給ボンベ、31……酸素供給
管、32……開閉弁、33……元栓、34……不
活性ガス供給ボンベ、35……不活性ガス供給
管、36……開閉弁、37……元栓、38……温
度センサ、39……温度制御器、A……着衣、B
……温度調整装置。
Claims (1)
- 1 還元状態の金属粉粒体を内封した発熱器と、
該発熱器の吐出口を着衣の吸入口に連通させる連
通パイプと、発熱器内に酸素供給管を介して酸素
を供給するための酸素供給器と、発熱器内に不活
性ガス供給管を介して低温不活性ガスを供給する
ための不活性ガス供給器と、上記酸素供給管およ
び不活性ガス供給管にそれぞれ介在させられた開
閉弁と、着衣に設けた温度センサからの入力信号
に基づいて上記各開閉弁を適宜に開閉する温度制
御器とからなることを特徴とする着衣温度調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59010585A JPS60153859A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 着衣温度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59010585A JPS60153859A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 着衣温度調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60153859A JPS60153859A (ja) | 1985-08-13 |
JPS6345824B2 true JPS6345824B2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=11754319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59010585A Granted JPS60153859A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 着衣温度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60153859A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62106914U (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-08 |
-
1984
- 1984-01-23 JP JP59010585A patent/JPS60153859A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60153859A (ja) | 1985-08-13 |
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