JPS6345805A - 避雷碍子における耐圧絶縁筒の補強構造 - Google Patents
避雷碍子における耐圧絶縁筒の補強構造Info
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- JPS6345805A JPS6345805A JP61190208A JP19020886A JPS6345805A JP S6345805 A JPS6345805 A JP S6345805A JP 61190208 A JP61190208 A JP 61190208A JP 19020886 A JP19020886 A JP 19020886A JP S6345805 A JPS6345805 A JP S6345805A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は避雷素子を内蔵し、特に架空送電線用の碍子
装置に使用される避雷碍子に関するものであり、さらに
詳しくは放圧孔を備えた耐圧絶縁筒の補強構造に関する
ものである。
装置に使用される避雷碍子に関するものであり、さらに
詳しくは放圧孔を備えた耐圧絶縁筒の補強構造に関する
ものである。
(従来の技術)
従来、避雷素子を内蔵したM雷碍子として、FRP等の
機械的強度に優れた耐圧絶縁筒の上下両端にそれぞれ筒
状の接地側電極及び課電側電極を嵌合固定するとともに
、両電極間には電圧−電流特性が非直線性の避雷素子を
収容固定し、避雷素子と耐圧絶縁筒との間及び耐圧絶縁
筒の外周にゴムモールドを設け、さらに、前記耐圧絶縁
筒の外周には、予期しない大規模雷撃によって避雷素子
が異常放電して生ずる高温・高圧のアークを碍子外部に
放出するための放圧孔を形成したものが提案されている
。
機械的強度に優れた耐圧絶縁筒の上下両端にそれぞれ筒
状の接地側電極及び課電側電極を嵌合固定するとともに
、両電極間には電圧−電流特性が非直線性の避雷素子を
収容固定し、避雷素子と耐圧絶縁筒との間及び耐圧絶縁
筒の外周にゴムモールドを設け、さらに、前記耐圧絶縁
筒の外周には、予期しない大規模雷撃によって避雷素子
が異常放電して生ずる高温・高圧のアークを碍子外部に
放出するための放圧孔を形成したものが提案されている
。
(発明が解決しようとする問題点)
短絡電流が非常に大きい有効接地系統、あるいは非有効
接地系統での特殊ケースでは致方アンペアの短絡電流を
考える必要がある。例えば、線路電圧が33〜77KV
の送電線路では、故障時の短絡電流10〜25KA、0
.1〜0.15秒であるのに対し、線路電圧が154〜
500KVの送電線路では、同じ短絡電流が30〜50
KA、0.1〜0.2秒となり、格段に設計上厳しい条
件となる。従って、このような線路に避雷碍子を適用し
ようとすると耐圧絶縁筒のみでは放圧時において強度が
不足するという問題がある。すなわち、大規模雷撃時の
アークの放出による放圧孔縁部への応力集中により耐圧
絶縁筒には割れが生じて、この割れが長手方向に進行し
て耐圧絶縁筒が破壊する。また、所要の強度を得るには
肉厚を大幅に増加させる必要が生じるため、碍子が大型
化する等の問題がある。
接地系統での特殊ケースでは致方アンペアの短絡電流を
考える必要がある。例えば、線路電圧が33〜77KV
の送電線路では、故障時の短絡電流10〜25KA、0
.1〜0.15秒であるのに対し、線路電圧が154〜
500KVの送電線路では、同じ短絡電流が30〜50
KA、0.1〜0.2秒となり、格段に設計上厳しい条
件となる。従って、このような線路に避雷碍子を適用し
ようとすると耐圧絶縁筒のみでは放圧時において強度が
不足するという問題がある。すなわち、大規模雷撃時の
アークの放出による放圧孔縁部への応力集中により耐圧
絶縁筒には割れが生じて、この割れが長手方向に進行し
て耐圧絶縁筒が破壊する。また、所要の強度を得るには
肉厚を大幅に増加させる必要が生じるため、碍子が大型
化する等の問題がある。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
この発明は前記問題点を解決するため、放圧孔を形成し
た耐圧絶縁筒の上下両端にそれぞれ筒状の接地側電極及
び課電側電極を嵌合固定するとともに、両電極間には電
圧−電流特性が非直線性の避雷素子を収容固定し、避雷
素子と耐圧絶縁筒との間及び耐圧絶縁筒の外周にゴムモ
ールドを設けた避雷碍子において、前記耐圧絶縁筒の外
周に放圧孔を除いてあるいは放圧孔も含めて、補強繊維
糸又は補強繊維布で巻回してその端部を仮止めし、こう
して形成した補強繊維層の外周を前記ゴムモールドによ
り一体にモールドするという構成を採用している。
た耐圧絶縁筒の上下両端にそれぞれ筒状の接地側電極及
び課電側電極を嵌合固定するとともに、両電極間には電
圧−電流特性が非直線性の避雷素子を収容固定し、避雷
素子と耐圧絶縁筒との間及び耐圧絶縁筒の外周にゴムモ
ールドを設けた避雷碍子において、前記耐圧絶縁筒の外
周に放圧孔を除いてあるいは放圧孔も含めて、補強繊維
糸又は補強繊維布で巻回してその端部を仮止めし、こう
して形成した補強繊維層の外周を前記ゴムモールドによ
り一体にモールドするという構成を採用している。
(作用)
この発明は前記手段を採用したため、予期しない大規模
雷撃によって避雷素子が異常放電して生ずる高温・高圧
のアークの放圧時に放圧孔縁部に応力集中が生じて耐圧
絶縁筒に割れが生じても、同耐圧絶縁筒の外周に設けた
補強繊維層によって補強され、耐圧絶縁筒内の圧力が負
担される。このため、耐圧絶縁筒の長手方向への割れの
進行が防止される。また、所要の耐圧強度を得る場合、
耐圧絶縁筒の外周に補強繊維層を設けたので、同絶縁筒
の肉厚を薄くして避雷碍子を大幅に軽量化できるため、
避雷碍子装置のブラケット、吊下金具への振動時の応力
集中が防止される。
雷撃によって避雷素子が異常放電して生ずる高温・高圧
のアークの放圧時に放圧孔縁部に応力集中が生じて耐圧
絶縁筒に割れが生じても、同耐圧絶縁筒の外周に設けた
補強繊維層によって補強され、耐圧絶縁筒内の圧力が負
担される。このため、耐圧絶縁筒の長手方向への割れの
進行が防止される。また、所要の耐圧強度を得る場合、
耐圧絶縁筒の外周に補強繊維層を設けたので、同絶縁筒
の肉厚を薄くして避雷碍子を大幅に軽量化できるため、
避雷碍子装置のブラケット、吊下金具への振動時の応力
集中が防止される。
さらに、本発明は補強繊維層の端部を耐圧絶縁筒に仮止
めして、ゴムモールドにより一体に包蔵したので、樹脂
含浸や、切断加工等の行程が省略され、製作が容易にな
る。
めして、ゴムモールドにより一体に包蔵したので、樹脂
含浸や、切断加工等の行程が省略され、製作が容易にな
る。
(実施例)
以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。第2図に示すように、塔体lに取着された接地
側の吊下金具2の左右両端には吊下碍子3,3が回動可
能に垂下され、両吊下碍子3.3の下端には中央に放電
電極5を有する電線側の吊下金具4が取着され、この吊
下金具4にはクランプ6を介して電線7が吊下支持され
ている。
明する。第2図に示すように、塔体lに取着された接地
側の吊下金具2の左右両端には吊下碍子3,3が回動可
能に垂下され、両吊下碍子3.3の下端には中央に放電
電極5を有する電線側の吊下金具4が取着され、この吊
下金具4にはクランプ6を介して電線7が吊下支持され
ている。
又、前記吊下金具2の中央に取着されたブラケット8に
は避雷碍子10が取付けられている。
は避雷碍子10が取付けられている。
次に、避雷碍子10について説明すると、第1゜3図に
示すように機械的強度に優れ、耐熱性、耐圧性のある強
化プラスチック(FRP)等の材料よりなる耐圧絶縁筒
11の上端には、内面に段差部12aを有し、かつ、上
部外周に取付フランジ12bを有する筒状の接地側電極
12が嵌合接着され、下端には底部中央寄りに円筒状の
係合筒13aを突設した有底筒状の課電側電極13が嵌
合接着されている。同課電側電極13下面に設けた取付
片13bには放電電極14が取付けられ、第2図に示す
ように前記吊下金具4に設けた放電電極5との間に気中
放電間隙Gを形成している。
示すように機械的強度に優れ、耐熱性、耐圧性のある強
化プラスチック(FRP)等の材料よりなる耐圧絶縁筒
11の上端には、内面に段差部12aを有し、かつ、上
部外周に取付フランジ12bを有する筒状の接地側電極
12が嵌合接着され、下端には底部中央寄りに円筒状の
係合筒13aを突設した有底筒状の課電側電極13が嵌
合接着されている。同課電側電極13下面に設けた取付
片13bには放電電極14が取付けられ、第2図に示す
ように前記吊下金具4に設けた放電電極5との間に気中
放電間隙Gを形成している。
第3図に示すように前記耐圧絶縁筒11内には素子組体
15が収容されている。この素子組体15は酸化亜鉛(
ZnO)を主材とする電圧−電流特性が非直線性の避雷
素子16を複数直列に積層するとともに、上下両端の避
雷素子16にそれぞれ上部及び下部の素子押え金具17
.18を接合し、避雷素子16及び画素子押え金具17
.18の外周にEPDMゴムよりなる被ri19を設け
て構成されている。そして、同素子組体15の下端は、
下部の素子押え金具18に形成した突部18aを前記課
電側電極13の係合筒13aに係合して位置規制されて
いる。
15が収容されている。この素子組体15は酸化亜鉛(
ZnO)を主材とする電圧−電流特性が非直線性の避雷
素子16を複数直列に積層するとともに、上下両端の避
雷素子16にそれぞれ上部及び下部の素子押え金具17
.18を接合し、避雷素子16及び画素子押え金具17
.18の外周にEPDMゴムよりなる被ri19を設け
て構成されている。そして、同素子組体15の下端は、
下部の素子押え金具18に形成した突部18aを前記課
電側電極13の係合筒13aに係合して位置規制されて
いる。
前記接地側電極12の内周面に形成した雌ねじ12Cに
は、第3図に示すように外周面に雄ねじ20aを有する
締付金具20が螺合されている。
は、第3図に示すように外周面に雄ねじ20aを有する
締付金具20が螺合されている。
同締付金具20中央の挿通孔20bには筒状の絶縁スペ
ーサ21を介して端子金具22が貫通固定され、素子組
体15上部の素子押え金具17との間には、素子組体1
5を同端子金具22と課電側電極13との間に圧着固定
するとともに、避雷素子16に接触圧を付与するばね2
3が介在されている。なお、ばね23にはシャント24
が複数(この実施例では3)介在され、電気的接続を良
くしている。
ーサ21を介して端子金具22が貫通固定され、素子組
体15上部の素子押え金具17との間には、素子組体1
5を同端子金具22と課電側電極13との間に圧着固定
するとともに、避雷素子16に接触圧を付与するばね2
3が介在されている。なお、ばね23にはシャント24
が複数(この実施例では3)介在され、電気的接続を良
くしている。
前記耐圧絶縁筒11の上部、中間部2ケ所及び下部には
、異常時のアークを放出するための放圧孔11aが直径
方向に90°ごと(第4図参照)に形成されている。同
放圧孔11aの長さしは幅Sの5倍以内が好ましく、又
、各放圧孔11aの縦方向の間隔は耐圧絶縁筒11内径
の6倍以内とするのが好ましい。さらに、放圧孔11a
を接地側電極12及び課電側電極13の近傍とその中間
部に設けることにより、アークを効率良く放出できる。
、異常時のアークを放出するための放圧孔11aが直径
方向に90°ごと(第4図参照)に形成されている。同
放圧孔11aの長さしは幅Sの5倍以内が好ましく、又
、各放圧孔11aの縦方向の間隔は耐圧絶縁筒11内径
の6倍以内とするのが好ましい。さらに、放圧孔11a
を接地側電極12及び課電側電極13の近傍とその中間
部に設けることにより、アークを効率良く放出できる。
又、第1図に示すように、同耐圧絶縁筒11の外周面に
は各放圧孔11aにかからないように、ガラス繊維糸、
炭素繊維あるいはアラミド(商品名、ケブラー)等の一
本の繊維糸25a(5〜6本の撚糸で、繊維径が0.1
mm程度のものが望ましい)をコイル状に連続して巻回
し、補強繊維Jii25を形成している。この繊維糸2
5aの両端部は例えば瞬間接着剤により戻らないように
耐圧絶縁筒11の表面に仮止めされている。この補強繊
維層25の厚さは3〜5鶴が望ましい。又、この補強繊
維糸25aは脱脂後、プライマー処理され、さらに、加
硫接着剤(図示路)をスプレー等により塗布してゴムモ
ールド26と一体化するようになっている。
は各放圧孔11aにかからないように、ガラス繊維糸、
炭素繊維あるいはアラミド(商品名、ケブラー)等の一
本の繊維糸25a(5〜6本の撚糸で、繊維径が0.1
mm程度のものが望ましい)をコイル状に連続して巻回
し、補強繊維Jii25を形成している。この繊維糸2
5aの両端部は例えば瞬間接着剤により戻らないように
耐圧絶縁筒11の表面に仮止めされている。この補強繊
維層25の厚さは3〜5鶴が望ましい。又、この補強繊
維糸25aは脱脂後、プライマー処理され、さらに、加
硫接着剤(図示路)をスプレー等により塗布してゴムモ
ールド26と一体化するようになっている。
前記耐圧絶縁筒11と素子組体15との間、接地側電極
12と端子金具22との間及び耐圧絶縁筒11の外側に
はEPDMゴムよりなるゴムモールド26が形成され、
接地側電極12の下部外周面及び課電側電極13の上部
外周面にまで延在され、外周にはひだ26aが一体に形
成されている。
12と端子金具22との間及び耐圧絶縁筒11の外側に
はEPDMゴムよりなるゴムモールド26が形成され、
接地側電極12の下部外周面及び課電側電極13の上部
外周面にまで延在され、外周にはひだ26aが一体に形
成されている。
このゴムモールド26により本発明では前記補強繊維層
25全体を一体に包蔵固定するようにしている。
25全体を一体に包蔵固定するようにしている。
又、ゴムモールド26には第4図に示すように前記耐圧
絶縁筒11の放圧孔11aと対応する位置に放圧口26
bが設けられている。
絶縁筒11の放圧孔11aと対応する位置に放圧口26
bが設けられている。
第2図に示すように前記ブラケット8の一例には図示し
ないアーキングリング腕部を介して、前記上部の放圧口
26bと対応するようにアーキングリング28が設けら
れている。一方、前記課電側電極13の取付片13bに
も図示しないアーキングリング腕部を介して、前記下部
の放圧口26bとほぼ対応するようにアーキングリング
28が設けられている。
ないアーキングリング腕部を介して、前記上部の放圧口
26bと対応するようにアーキングリング28が設けら
れている。一方、前記課電側電極13の取付片13bに
も図示しないアーキングリング腕部を介して、前記下部
の放圧口26bとほぼ対応するようにアーキングリング
28が設けられている。
次に、前記のように構成した碍子装置についてその作用
を説明する。
を説明する。
今、雷撃により電線7に雷サージが侵入すると、電流は
電線7からクランプ6−吊下金具4−放電電極5から気
中放電間隙Gを介して避雷碍子10の放電電極14にア
ーク放電され、課電側電極13から下部の素子押え金具
18を経て避雷素子16に流れ、さらに上部の素子押え
金具17−シャント24一端子金具22−吊下金具2を
経て塔体1から大地へと流れる。これに伴う続流は避雷
素子16により遮断される。
電線7からクランプ6−吊下金具4−放電電極5から気
中放電間隙Gを介して避雷碍子10の放電電極14にア
ーク放電され、課電側電極13から下部の素子押え金具
18を経て避雷素子16に流れ、さらに上部の素子押え
金具17−シャント24一端子金具22−吊下金具2を
経て塔体1から大地へと流れる。これに伴う続流は避雷
素子16により遮断される。
又、予期しない大規模雷撃によって避雷素子16が異常
放電して導通状態となり高温・高圧のアークが発生する
と、耐圧絶縁筒11の放圧孔11a付近の被覆19の一
部及びゴムモールド26の一部が軟化又は熔融破壊され
、高圧のガスによって飛散され、外部に通ずるアーク放
出路が強制的に形成される。避雷碍子10外部に放出さ
れたアークは両アーキングリング28間へ移行され、上
下互に繋がる。このアークにより放圧孔11a縁部に応
力集中が生じて耐圧絶縁%?i11に割れが生じても、
同絶縁筒11の外周に巻回した補強繊維層25によって
補強されていることから、耐圧絶縁筒11の内圧力が負
担される。このため、耐圧絶縁筒11の長手方向への割
れの進行、破壊が防止される。
放電して導通状態となり高温・高圧のアークが発生する
と、耐圧絶縁筒11の放圧孔11a付近の被覆19の一
部及びゴムモールド26の一部が軟化又は熔融破壊され
、高圧のガスによって飛散され、外部に通ずるアーク放
出路が強制的に形成される。避雷碍子10外部に放出さ
れたアークは両アーキングリング28間へ移行され、上
下互に繋がる。このアークにより放圧孔11a縁部に応
力集中が生じて耐圧絶縁%?i11に割れが生じても、
同絶縁筒11の外周に巻回した補強繊維層25によって
補強されていることから、耐圧絶縁筒11の内圧力が負
担される。このため、耐圧絶縁筒11の長手方向への割
れの進行、破壊が防止される。
又、本発明では耐圧絶縁筒11の外周に補強繊維層25
を設けているので、所要の耐圧強度を得る場合、耐圧絶
縁筒11の肉厚を薄くして避雷碍子10を小型軽量化で
きる。
を設けているので、所要の耐圧強度を得る場合、耐圧絶
縁筒11の肉厚を薄くして避雷碍子10を小型軽量化で
きる。
さらに、本発明では補強繊維層25を形成する繊維糸2
5aの端部を耐圧絶縁筒11に仮止めして、ゴムモール
ド26のモールド時に該モールド26により前記補強繊
維層25を一体に包蔵したので、樹脂含浸や、切断加工
等の固定・成形工程が省略され、ゴムモールド26の成
形工程を利用して耐圧前記筒11に補強繊維層25が固
定され、製作が容易になる。
5aの端部を耐圧絶縁筒11に仮止めして、ゴムモール
ド26のモールド時に該モールド26により前記補強繊
維層25を一体に包蔵したので、樹脂含浸や、切断加工
等の固定・成形工程が省略され、ゴムモールド26の成
形工程を利用して耐圧前記筒11に補強繊維層25が固
定され、製作が容易になる。
ところで、本願出願人は実願昭60−281400号に
おいて既に耐圧絶縁筒の外周部に補強リングを設ける構
造のものを提案しており、その中で補強繊維糸を耐圧絶
縁筒の外周部に巻回した後、樹脂により一体的に包蔵す
る技術を開示したが、この先願はゴムモールド26と別
に樹脂により繊維層を包蔵しているので、製造工程が増
えるという難点がある。
おいて既に耐圧絶縁筒の外周部に補強リングを設ける構
造のものを提案しており、その中で補強繊維糸を耐圧絶
縁筒の外周部に巻回した後、樹脂により一体的に包蔵す
る技術を開示したが、この先願はゴムモールド26と別
に樹脂により繊維層を包蔵しているので、製造工程が増
えるという難点がある。
なお、この発明は次のように実施してもよい。
(1)前記補強繊維糸25aに代えて、補強繊維布(図
示路)を使用すること。この補強繊維布の厚さを例えば
0.2w程度とし、巻回数を25回程度とすると、補強
繊維層25の厚さは5fl程度となる。
示路)を使用すること。この補強繊維布の厚さを例えば
0.2w程度とし、巻回数を25回程度とすると、補強
繊維層25の厚さは5fl程度となる。
(2)耐圧絶縁筒11の強度要請が極めて大きいときは
、放圧孔11aと対応する部分にも補強繊維糸25aを
疎らに巻回して、補強繊維層25を形成してもよい。こ
の場合、補強繊維層25が通気性を有しているので、放
圧初期に放圧孔ttaから容易に放圧され、放圧孔11
aに対応する繊維層25はやがて圧力と熱により切断さ
れる。
、放圧孔11aと対応する部分にも補強繊維糸25aを
疎らに巻回して、補強繊維層25を形成してもよい。こ
の場合、補強繊維層25が通気性を有しているので、放
圧初期に放圧孔ttaから容易に放圧され、放圧孔11
aに対応する繊維層25はやがて圧力と熱により切断さ
れる。
発明の効果
以上詳述したように、この発明は耐圧絶縁筒の外周に補
強繊維層を設けたので、予期しない大規模雷撃によって
避雷素子が異常放電し続流によって生ずる高温・高圧の
アークの放圧時に放圧孔縁部に応力集中が生じて耐圧絶
縁筒に割れが生じても、補強繊維層によってこの放出圧
力を負担して耐圧絶縁筒の長手方向への割れの進行を防
止でき、耐圧絶縁筒の強度を向上できるとともに、耐圧
絶縁筒の肉厚を薄くして避雷碍子の小型軽量化を図れる
優れた効果がある。
強繊維層を設けたので、予期しない大規模雷撃によって
避雷素子が異常放電し続流によって生ずる高温・高圧の
アークの放圧時に放圧孔縁部に応力集中が生じて耐圧絶
縁筒に割れが生じても、補強繊維層によってこの放出圧
力を負担して耐圧絶縁筒の長手方向への割れの進行を防
止でき、耐圧絶縁筒の強度を向上できるとともに、耐圧
絶縁筒の肉厚を薄くして避雷碍子の小型軽量化を図れる
優れた効果がある。
又、本発明は耐圧絶縁筒に対し補強繊維層を仮止めして
ゴムモールドにより包蔵固定したので、その固定を簡単
に行うことができ、ひいては避雷碍子の製作を容易に行
い、製品のコストダウンを図ることができる効果がある
。
ゴムモールドにより包蔵固定したので、その固定を簡単
に行うことができ、ひいては避雷碍子の製作を容易に行
い、製品のコストダウンを図ることができる効果がある
。
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す斜視図、
第2図は避雷碍子を装着した碍子装置を示す正面図、第
3図は避雷碍子の縦断面図、第4図は第3図のA−A線
端面図、第5図は第3図のB−B線端面図、第6図は第
3図のC−C線端面図、第7図は第3図のD−D線端面
図である。 11・・・耐圧絶縁筒、11a・・・放圧孔、12・・
・接地側電極、13・・・課電側電極、16・・・避雷
素子、25・・・補強繊維層、25a・・・補強繊維糸
、26・・・ゴムモールド。
第2図は避雷碍子を装着した碍子装置を示す正面図、第
3図は避雷碍子の縦断面図、第4図は第3図のA−A線
端面図、第5図は第3図のB−B線端面図、第6図は第
3図のC−C線端面図、第7図は第3図のD−D線端面
図である。 11・・・耐圧絶縁筒、11a・・・放圧孔、12・・
・接地側電極、13・・・課電側電極、16・・・避雷
素子、25・・・補強繊維層、25a・・・補強繊維糸
、26・・・ゴムモールド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 放圧孔(11a)を形成した耐圧絶縁筒(11)の
上下両端にそれぞれ筒状の接地側電極(12)及び課電
側電極(13)を嵌合固定するとともに、両電極(12
,13)間には電圧−電流特性が非直線性の避雷素子(
16)を収容固定し、避雷素子(16)と耐圧絶縁筒(
11)との間及び耐圧絶縁筒(11)の外周にゴムモー
ルド(26)を設けた避雷碍子において、前記耐圧絶縁
筒(11)の外周に放圧孔(11a)を除いてあるいは
放圧孔(11a)も含めて、補強繊維糸(25a)又は
補強繊維布で巻回してその端部を仮止めし、こうして形
成した補強繊維層(25)の外周を前記ゴムモールド(
26)により一体にモールドしたことを特徴とする避雷
碍子における耐圧絶縁筒の補強構造。 2 耐圧絶縁筒(11)の外周には一本の補強撚糸がコ
イル状に連続して巻回されている特許請求の範囲第1項
に記載の避雷碍子における耐圧絶縁筒の補強構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19020886A JPH0644522B2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 避雷碍子における耐圧絶縁筒の補強構造 |
KR1019860010439A KR900006820B1 (ko) | 1985-12-13 | 1986-12-06 | 피뢰애자에 있어서의 내압절연통의 보강구조 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19020886A JPH0644522B2 (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 避雷碍子における耐圧絶縁筒の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6345805A true JPS6345805A (ja) | 1988-02-26 |
JPH0644522B2 JPH0644522B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=16254261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19020886A Expired - Lifetime JPH0644522B2 (ja) | 1985-12-13 | 1986-08-13 | 避雷碍子における耐圧絶縁筒の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644522B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0480004U (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-13 | ||
US5363266A (en) * | 1992-06-18 | 1994-11-08 | Raychem Corporation | Electrical surge arrester |
JPH0710906U (ja) * | 1993-07-20 | 1995-02-14 | 日本碍子株式会社 | モールド避雷器 |
US5712757A (en) * | 1996-06-27 | 1998-01-27 | Raychem Corporation | Surge arrester having ridged terminals |
US5757604A (en) * | 1996-06-27 | 1998-05-26 | Raychem Corporation | Surge arrester having grooved and ridged terminals |
CN110706872A (zh) * | 2019-10-16 | 2020-01-17 | 叶振磊 | 一种便于安装的电力绝缘子 |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP19020886A patent/JPH0644522B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0480004U (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-13 | ||
US5363266A (en) * | 1992-06-18 | 1994-11-08 | Raychem Corporation | Electrical surge arrester |
JPH0710906U (ja) * | 1993-07-20 | 1995-02-14 | 日本碍子株式会社 | モールド避雷器 |
US5712757A (en) * | 1996-06-27 | 1998-01-27 | Raychem Corporation | Surge arrester having ridged terminals |
US5757604A (en) * | 1996-06-27 | 1998-05-26 | Raychem Corporation | Surge arrester having grooved and ridged terminals |
CN110706872A (zh) * | 2019-10-16 | 2020-01-17 | 叶振磊 | 一种便于安装的电力绝缘子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0644522B2 (ja) | 1994-06-08 |
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