JPS6345591A - 制御棒 - Google Patents

制御棒

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JPS6345591A
JPS6345591A JP61188480A JP18848086A JPS6345591A JP S6345591 A JPS6345591 A JP S6345591A JP 61188480 A JP61188480 A JP 61188480A JP 18848086 A JP18848086 A JP 18848086A JP S6345591 A JPS6345591 A JP S6345591A
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JP
Japan
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rod
control rod
neutron absorption
neutron
support part
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Application number
JP61188480A
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English (en)
Inventor
遠藤 善一郎
斉藤 荘蔵
隆 福本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制御棒に係り、特に沸騰水型原子炉に適用す
るのに好適な制御棒に関する。
〔従来の従来〕
沸騰水型原子炉に用いられる制御棒は、横断面が十字形
をしており、4枚のブレードを有している。各ブレード
は、U字形に曲げられたシー入内に多数の中性子吸収棒
を配置して構成される。各シースは、制御棒の軸心に設
けられているタイロッドに取付けられている。中性子吸
収棒は、タイロッド、シース、タイロッドの上端部に取
付けられた上部支持部材及びタイロッドの上端部に取付
けられたベロシティリミッタの上面によって形成される
空間内に、固定されることなく一列に配列されて配置さ
れている。中性子吸収棒の上下面と上部支持部材及びベ
ロシティリミッタ上面との間に、ショックアブソーバ、
すなわち薄肉のステンレスパイプを水平方向に挿入して
いる。このような制御棒は、特開昭57−171293
号公報に示されている。このステンレスパイプは、制御
棒の通常時またはスクラム時の駆動に際して中性子吸収
棒が上部支持部材及びベロシティリミッタに与える衝撃
を緩和するために設けられている。
【発明が解決しようとする問題点〕 特開昭57−171293号公報は、中性子吸収材とブ
レードの上下端部の構造材との間にショックアブソーバ
としてのステンレスパイプを挿入することによって、中
性子吸収棒と上記構造材との間に生じるギャップを低減
している。しかしながら、中性子吸収棒は、4mの長さ
を有し、しかも被覆管と端栓とを溶接にて接合している
。このため、1つのブレード内に配置するすべての中性
子吸収棒の軸方向の長さを等しくすることは困難であり
、その長さにバラツキが生じる。すなわち中性子吸収棒
の長さは、平均で2〜3ml、最大で5〜6Iのバラつ
きがある。従って、中性子吸収棒の熱膨張を吸収できる
ようにステンレスパイプの大きさを決めたとしても、ブ
レード内のすべての中性子吸収棒とステンレスパイプと
の間のギャップを零にすることは困難である。原子炉運
転中で、中性子吸収棒が熱膨張等により伸びた状態でも
、ある中性子吸収棒の両端面は上下のステンレスパイプ
に接触しているがある中性子吸収棒の上端面ばステンレ
スパイプと接触せずにその上端面とステンレスパイプと
の間に最大5〜6Iのギャップが形成される。すべての
中性子吸収棒は1重力の作用により下端部に配置された
ステンレスパイプと接触している。
原子炉スクラム時において制御棒は、約1秒間で炉心内
に急速挿入され、最後は急速停止される。
急速挿入時に各中性子吸収棒にはとてつもなく大きな加
速度が作用しており、挿入完了時の急速停止に至る急速
減速によって上端部に位置しているステンレスパイプと
の間にギャップを形成している中性子吸収棒はそのステ
ンレスパイプに勢い良く衝突する。このため、ステンレ
スパイプは1回のスクラム操作で、押潰され(特にステ
ンレスパイプとの間に大きなギャップを有している中性
子吸収棒によって)、以後のスクラム操作に対しては緩
衝機能を果さなくなる可能性があり、制御棒の挿入端側
にある構造材が中性子吸収棒によって衝撃を受は易くな
る。特に中性子吸収棒をHfにて構成した場合には、ス
テンレスパイプは前述の如く1回のスクラム操作によっ
て潰れ易い。
ステンレスパイプの代りにコイルばねを各々の中性子吸
収棒に取りつけてショックアブソーバとして用いること
も考えられるが、部品数も多くなって構造的に複雑にな
り、制御棒の製造が面倒になる。
本発明の目的は、スクラム時に中性子吸収棒が制御棒挿
入端側の構造材に与える衝撃を制御棒が寿命となるまで
の長期間にわたって単純な構造で防止できる制御棒を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、制御棒の制御棒駆動装置連結側にある中性
子吸収棒支持部とシース内に存在する中性子吸収棒の制
御棒駆動装置側端部とを係合することにより達成できる
〔作用〕 制御棒駆動装置側にある中性子吸収棒支持部と中性子吸
収棒の制御棒駆動装置側端部とが係合されているので、
制御棒の寿命期間にわたって中性子吸収棒がスクラム時
に制御棒挿入端側の構造材に衝撃を与えることを防止で
きる。
〔実施例〕
制御棒の寿命を延ばすために、中性子吸収材として84
Cに代えてハフニウムを用いることが考えられており、
中性子吸収材をすべてハフニウム等の長寿命型中性子吸
収材にて置替えることが考えられる。しかしながら、長
寿命型中性子吸収材は、従来一般に用いられているB4
Cよりも重く。
中性子吸収材として長寿命型中性子材のみを用いた制御
棒を構成した場合には、制御棒の重量が著しく増加し、
制御棒駆動装置による制御棒操作に支障を生じる可能性
があることが判明した。
このため、発明者等は、Hf捧を中性子吸収棒として用
いる場合にはブレード内に配置するHf捧の一部を細く
することにより制御棒重量の軽減を図った。
本発明の実施例を第1図、第2図、第4図、及び、第5
図により説明する。
制御棒は、第2図に示す外観形状を有している。
すなわち、制御棒1は、横断面が十字形をしており、軸
心から四方に伸びる4枚のブレード2を有している。ブ
レード2の下方にベロシティリミッタ17が設けられる
。ハンドル18はブレード12の上端に取付られる6図
示されていないが、制御棒は、原子炉圧力容器内におい
て、原子炉圧力容器に設置された制御棒駆動装置と着脱
可能に連結されている。ベロシティリミッタ17の下端
部が制御棒駆動装置に着脱可能に連結される。制御棒1
のブレード2の形状を第1図、第4図及び第5図に基づ
いて説明する。各ブレード2は、制御棒1の軸心に配置
されたSUS製のタイロッド11に両端部が取付けられ
たU字形のシース(St7311)12及びシース12
内に設けられた中性子吸収棒3から構成される。上部保
持部6がタイロッド11の上端部に、下部保持部7がタ
イロッド11の下端部にそれぞれ溶接にて取付られる。
U字状のシース12の上端部は、上部保持部6を取囲み
、上部保持部6に点溶接にて取付けられる。シース12
の下端部は、下部保持部7を取囲み、下部保持部7に点
溶接にて取付れられる。
シース12には多数の孔が設けられており、制御棒1を
原子炉内にaNした時、これらの孔を通してシース12
内に原子炉内の冷却水が流入する。
この冷却水は、中性子吸収棒3を冷却する。中性子吸収
棒3は、第4図及び第5図に示すように。
シース12内に配置され、しかもタイロッド11に取付
けられた5USIlの上部及び下部保持部6及び7の間
に配置されて保持される。中性子吸収棒3は、ハフニウ
ム金属の丸棒を用いる。ハンドル12は、上部保持部6
上に取付けられる。ベロシティリミッタ17は、タイロ
ッド11の下端に係合される。下部保持部7は、ベロシ
ティリミッタ17に固定されている。特に下部保持部7
を設けずにベロシティリミッタ17を下部保持部7とし
て用いてもよい。
中性子吸収棒3は、第1図に示すように、太径部4及び
細径部Sからなっている。太径部4は、及び細径部5は
ハフニウムの丸棒である。太径部4及び細径部5は直径
が異なり、太径部4は4.8Iφ、 3.4 nuφあ
る。太径部4はブレード2の上部に細径部5はブレード
2の下部に配置されている。中性子吸収棒3は、太径部
4の下端に細径部5の上端を、太径部4及び細径部5の
軸心を一致させて接合したものである。1つのブレード
2内に中性子吸収棒3が21本装填されている。太径部
4及び細径部5は、中性子吸収棒3(中性子吸収材充填
領域)の軸方向長さの1/2ずつを占めている。従って
1本実施例のブレード2は、上部の172と下部の1/
2を比較すると、吸収核連鎖型中性子吸収材の量は下部
で少なくなっている。ここで吸収核連鎖型中性子吸収材
とは、中性子吸収反応により生成されるる核種あるいは
その壊変核種の中にさらに中性子を吸収する核種があら
bれて中性子吸収効果の減衰が遅い中性子吸収材を意味
する。吸収核連鎖型中性子吸収材の具体的な物質として
は、Hf、Eu208g T a +Dyzoa及びA
g −In−Cd等がある。
1本の制御棒には4枚のブレード2がある。ブレード2
の上部領域には中性子インポータンス分布が大きいため
に中性子吸収棒3の太径部4を配置し、ブレード2の下
部領域には、中性子インボータンス分布が小さいので中
性子吸収棒の細径部5を配置した。本実施例では上部領
域と下部領域の境界を、制御棒の中性子吸収材充填領域
の下端から中性子吸収材充填領域の軸方向全長の1/2
の位置に配置している。しかし、上部領域及び下部領域
の二領域にブレード2内の吸収核連鎖型吸収材の充填景
を変えた場合、それらの領域の境界は、中性子吸収材充
填領域の下端からこの充填領域の軸方向全長の3/8〜
5/8の範囲に位置させればよい。第3図は、原子炉停
止中における中性子インポータンス分布(相対値)を軸
方向位置に沿って表している。第3図中、実線がその分
布で、破線が上下2領域におけるその値の平均値を表し
ている。この図から、上下2領域の境界を全長の3/8
〜5/8の範囲にすればよいことが明らかである。
本実施例は、前述のように太径部4及び細径部5からな
る中性子吸収棒3をブレード2内に配置しているので、
制御棒1の重量は84G を充填した中性子吸収棒から
なる制御棒とほぼ同じ重量になる。従って1本実施例の
制御棒1は、従来の制御棒を操作する制御棒波動装置に
よって容易に操作することができる。すなわち、良好な
制御棒1の操作性が得られる。また、制御棒1のブレー
ド2の幅は、従来の制御棒の幅と同じである。このため
、原子炉圧力容器内の炉心下方に設けられている制御棒
案内管及び炉心支持板に設置される燃料ペレットを大き
くする等の変更を行う必要がない。
中性干柿3は、中性子吸収材としてHfを用いている。
吸収核連鎖型中性子吸収材で招哀Hfは。
中性子を吸収してもガスを発生しない。従って、制御棒
1の中性子吸収棒3は、機械的寿命が増大する。また中
性子吸収棒3は、吸収核連鎖型中性子吸収材であるHf
を用いているので中性子を吸収して新たな中性子吸収材
が生成され、核的寿命も増加する。ここで、中性子吸収
棒3の太径部4の直径は、沸騰水型原子炉に用いられる
従来の制御棒に設けられて84Cを充填した中性子吸収
棒の直径にほぼ等しい。中性子吸収棒3の軸方向長さは
、従来の制御棒の中性子吸収棒と同様に燃料集合体の燃
料有効長に実質的に等しい、燃料集合体の燃料有効長と
は、燃料ペレットが充填されている領域の軸方向の長さ
である。
このような構成により制御棒の重量は従来の制御棒と同
程度に押えられ、また制御棒の反応度制御能力も従来制
御棒と同程度となり、その寿命は上部領域で従来の4倍
と高く、下部領域でも3倍となっている。
次に中性子吸収棒3と下部支持部7との係合状態につい
て説明する。中性子吸収棒3の細径部5の下端部、具体
的には細径部5の下端から少し上方の位置に、第6図に
示すように溝部8が形成されている。このため、細径部
5の下端部に突起部9が形成される。下部支持部7の上
端部(ベロシティリミッタ17の上端部であってもよい
)には、第7図に示すようにブレード2の幅方向(タイ
ロッド11からブレードの翼端に向う方向)に延びる1
313が設けられる。溝13と下部支持部7の上端との
間には、係合部14が形成される。係合部14は、下部
支持部7の板厚方向に延びる切欠部15を有している。
切欠部15は、中性子吸収棒3の本数に対応して設けら
れており、21個存在する。下部支持部7及びベロシテ
ィリミッタ7は、中性子吸収棒3よりも制御棒1の制御
棒駆動装置連結側に位置している。
中性子吸収棒3の細径部5の下端部、すなわち溝部8及
び突起部9が、第8図及び第9図に示すように下部支持
部7と係合される。すなわち、細径部5の溝部8の部分
が下部支持部7の切欠部15内に、細径部5の突起部9
が下部支持部7の溝13内に挿入される。溝部8の制御
棒1の軸方向における長さは、切欠部15が設けられた
係合部14の制御棒1の軸方向における長さに等しい。
このように細径部5が下部支持部7と係合された状態で
シース12が下部支持部7に取付けられる。
中性子吸収棒3の上端部、すなわち中性子吸収棒3の制
御棒挿入端側の端部は、上部支持部6と係合されていな
い、中性子吸収棒3は、制御棒1の制御棒駆動装置連結
側の端部でのみ制御棒1の構造材と係合している。各中
性子吸収棒3の上端と上部支持部6との間には、制御棒
1が原子炉内で使用されている状態で生じる熱膨張等に
よる軸方向の伸びを吸収するのに十分な間隙が形成され
ている。
本実施例は、前述のように中性子吸収jfs3が制御棒
の制御棒駆動装置連結側で下部支持部材7(またはベロ
シティリミッタ17)に係合されているので、原子炉の
スクラム時に制御棒が炉心内に急速挿入された場合でも
、中性子吸収棒3の制御捧挿端側の端部が上部支持部6
に衝突することが完全に防止できる。すなわち、細径部
5の溝部8の部分と係合部14が係合して突起部9の上
面と係合部14の下面が接触しているので、スクラム完
了直前での急減速による中性子吸収棒3の上方への移動
は完全に防止できる。このような細径部5と下部支持部
7との係合状態は、制御棒1が寿命保持されるので、中
性子吸収棒3と上部支持部6との衝突は制御棒1が寿命
になるまでの長期間にわたって起り得ない。
前述のような中性子吸収棒3の下端部と下部支持部7と
の係合は、以下に示す上部が大径部と下部が細径部とか
らなる中性子吸収棒3を備えた制御棒特有の問題点をも
解消することができる。太径部4及び細径部5からなる
中性子吸収棒3をブレード2内に設置した場合、第1図
に示すように隣接する中性子吸収棒3は太径部4どうし
が接触している。しかし、隣接する中性子吸収棒3の細
径部5間には、第1図に示すような間隙16が形成され
る。このため、中性子吸収棒3の細径部5の下端部が下
部支持部7に係合されていないと、原子炉スクラム時の
制御棒の急減速時に中性子吸収棒3が上部支持部6に衝
突するとともに、中性子吸収棒3の細径部5が貫性力に
よって第10図に示すように湾曲し、細径部5の下端が
寸法Hだけ上方に持ち上げられる。従って一時的に中性
子吸収材充填領域が上方に向って寸法Hだけ短縮される
ことになり、スクラム時における炉心下部の中性子吸収
能力が低下することになる。本実施例は、第8図及び第
9図に示すように中性子吸収棒3の細径部5の下端部と
下部支持部7が係合されているので、原子炉スクラム時
の制御棒の急速挿入操作において第10図に示す細径部
5の湾曲現象が生じなく、中性子吸収材充填領域の短縮
化も生じない。従って、本実施例では、スクラム時に炉
心領域下部の中性子吸収が阻害されることはない。
隣接する細径部5相互間に間隙16が形成されているが
、下部支持部7の係合部14、すなわち、切欠部15相
互間に存在する係合部14の部分が細径部5の下端部で
隣接する細径部5相互間に挿入されているので、細径部
5がブレード2の幅方向にずれることはない0本実施例
の下部支持部7は、中性子吸収棒3の細径部5のブレー
ド2の幅方向へのずれを防止する機能を有している。さ
らに、細径部5の溝8の部分の切欠部15内での移動、
すなわち、ブレード2の側面に直角な方向での上記溝8
の部分の移動は、シース12に設けられた突起部18に
よって防止できる。最も下に位置する突起部18はでき
るだけ下部支持部7の近くに設けるとよい。
本実施例は、ブレード2の外面の直角な方向における吸
収核連鎖型中性子吸収材領域の厚みがブレード2の軸方
向で異なっている。すなわち、ブレード2の側面に直角
な方向における吸収核連鎖型中性子吸収材の厚みは、直
径の大きな中性子吸収棒3の太径部4が存在するブレー
ド2の上部領域で厚く、直径の小さな中性子吸収棒3の
細径部5が存在するブレード2の下部領域で薄くなって
いる。
シース12は、内側に突出する突起部18を両側面に有
している。これらの突起部18は、シース12の構造材
の一部を突出させたものである。
突起部18は、第2図に示すように、ブレード2の側面
に直角な方向における吸収核連鎖型中性子吸収材の厚み
が薄い領域、すなわち中性子吸収棒3の細径部5が配置
されている制御棒の下部領域に設けられる。中性子吸収
棒3の細径部5は、シース12の両側に設けられた対向
している2つの突起部18によって挟持されている。こ
のような対の突起部18が、ブレード2の下部でその長
平方向に数箇所設けられる。
シース12の側面の内面に突出した突起部18によって
中性子吸収棒3の細径部5が保持されるので、中性子吸
収棒3の細径部5がシース12内でシース12の側面、
すなわちブレード2の側面に直角な方向に移動すること
を抑制できる。このため、制御棒1が原子炉内に挿入さ
れている間に。
中性子吸収棒3の細径部5が、地震、冷却水の流動振動
等にてシース12内でブレード2の厚み方向に移動し1
反応度制御に支障を与える可能性がなくなる。さらにこ
のような反応度の変動を抑制できる突起部18を設ける
ことは、シース12の曲げ剛性を高めることにつながり
、シース12の厚みを薄くできる。これによっても制御
棒1の重量が軽減できる。
中性子吸収棒と下部支持部との係合の他の実施例を第1
1図〜第15C!lに基づいて以下に述べる。
第11図〜第15図は、各実施例における前述の第9図
に該当する部分を示している。これらの実施例は、中性
子吸収棒3とは異なって軸方向に直径が一様なHf捧を
中性子吸収棒として用いた場合のものであるが、前述の
中性子吸収棒3を用いた制御棒に適用することもできる
第11y!iに示す中性子吸収棒20は、#方向に直径
の一様なハフニウム棒である。第11図に示す制御棒I
Aは、下部支持部7Aに中性子吸収棒20の下部が係合
されている。下部支持部7Aには、ブレード2の幅方向
に延びる逆T字の連続した溝21が設けられている。中
性子吸収棒20の下端部に直径の小さな係合部21と突
起部22が設けられる。中性子@取枠20の係合部21
及び突起部22が、下部支持部7の溝21内に挿入され
係合される。
第12の制御棒IBは、下部支持部7Bに断面形状が下
に向って広くなる溝25をブレード2の幅方向に連続し
て設け、この溝25内に、中性子吸収棒20の下端部に
設けた係合部24を挿入して中性子吸収棒20と下部支
持部7Bとを係合したものである。
第13図の制御棒ICは、下部支持部7Cに断面形状が
L字の溝27をブレード2の幅方向に連続して設け、こ
の溝27内に、中性子吸収棒20の下端部に設けたL字
型の係合部26を挿入して下部支持部7Cと中性子吸収
棒20を係合したものである。
第14図の制御棒IDは、下部支持部7Dに溝29を設
け、この溝29内に、中性子吸収棒20の下端部に設け
た直径の小さい係合部28を挿入し、下部支持部7Dと
係合部28をピン30にて結合したものである。
第15図に示す制御棒IEは、中性子吸収棒2oの下端
部に設けたネジ31を、下部支持部7Eに設けたネジ穴
32に取付けたものである。
第11図〜第15図の実施例の他の構成は、シース12
に切欠部18が設けられていない点、中性子吸収棒20
の直径が軸方向に一様である点を除いて第1図の実施例
と同じである。これらの実施例も、第1図の実施例と同
様な効果が得られる。
しかし、第10図に示す中性子吸収棒の細径部の湾曲現
象は、中性子吸収棒20の直径が軸方向に一様なためも
ともと発生しない。
以上述べた実施例の構成は、従来のBaCを充填した中
性干柿を有する従来の制御棒に適用することができる。
第9図、第11図〜第15図示す係合構造をB4G充填
の中性子吸収棒の下部端栓と下部支持部に適用すること
によって前述の実施例と同様な効果が得られる。
〔発明な効果〕
本発明によれば、制御棒が寿命になるまでの長期間にわ
たって原子炉スクラム時に生じる中性子吸収棒の制御棒
の制御棒挿入端側にあるハンドルを取付ける構造材との
衝突を単純な構造で完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例である制御棒の局部断
面図、第2図は第1図の制御棒の外観図、第3図は中性
子インボータンスの軸方向分布を示す特性図、第4図は
第2図のIV−IV断面図、第5図は第2図の■−■断
面図、第6図は第1図の中性子吸収棒の下端部の斜視図
、第7図は第1図の下部支持部の斜視図、第8図は、第
1図の)■部拡大図、第9図は第8図の■−■断面図、
第10図は原子炉スクラム時の制御棒操作によって中性
子吸収棒の細径部に生じる湾曲現象を示す説明図、第1
1図〜第15図は本発明の他の実施例における中性子吸
収棒と下部支持部との係合状態を示す構造図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、制御棒挿入端側に位置する第1支持部と、制御棒駆
    動装置連結側に位置する第2支持部と、前記第1支持部
    と前記第2支持部との間に配置された複数の中性子吸収
    棒と、前記第1及び第2支持部に両端部が取付けられて
    前記中性子吸収棒の配列の周囲を取囲むシースとからな
    り、下方より炉心内に挿入される制御棒において、前記
    中性子吸収棒の制御棒駆動装置連結側の端部と前記第2
    支持部とを係合したことを特徴とする制御棒。 2、前記中性子吸収棒が吸収核連鎖型中性子吸収材にて
    構成されている特許請求の範囲第1項記載の制御棒。 3、制御棒挿入端側に位置する第1支持部と、制御棒駆
    動装置連結側に位置する第2支持部と、前記第1支持部
    と前記第2支持部との間に配置された複数の中性子吸収
    棒と、前記第1及び第2支持部に両端部が取付けられて
    前記中性子吸収棒の配列の周囲を取囲むシースとからな
    り、下方より炉心内に挿入される制御棒において、前記
    中性子吸収棒が吸収核連鎖型中性子吸収材にて構成され
    、前記中性子吸収棒を軸方向で制御棒挿入端側領域と制
    御棒駆動装置連結側領域の2領域に分割し、後者の領域
    における前記中性子吸収棒の太さを前者の領域における
    前記中性子吸収棒の太さよりも細くし、前記中性子吸収
    棒の制御棒駆動装置連結側の端部と前記第2支持部とを
    係合したことを特徴とする制御棒。 4、前記中性子吸収棒の前記制御棒挿入端側領域の軸方
    向の長さを前記中性子吸収棒の全長の3/8〜5/8に
    した特許請求の範囲第3項記載の制御棒。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855886A (ja) * 1981-09-30 1983-04-02 株式会社東芝 原子炉用制御棒
JPS59192992A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 株式会社日立製作所 沸騰水型原子炉用制御棒

Patent Citations (2)

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