JPS6345338B2 - - Google Patents

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JPS6345338B2
JPS6345338B2 JP57040313A JP4031382A JPS6345338B2 JP S6345338 B2 JPS6345338 B2 JP S6345338B2 JP 57040313 A JP57040313 A JP 57040313A JP 4031382 A JP4031382 A JP 4031382A JP S6345338 B2 JPS6345338 B2 JP S6345338B2
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JP
Japan
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push rod
control housing
working chamber
stop member
piston
Prior art date
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Expired
Application number
JP57040313A
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English (en)
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JPS57164851A (en
Inventor
Teiiru Rudorufu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Continental Teves AG and Co OHG
Original Assignee
Alfred Teves GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by Alfred Teves GmbH filed Critical Alfred Teves GmbH
Publication of JPS57164851A publication Critical patent/JPS57164851A/ja
Publication of JPS6345338B2 publication Critical patent/JPS6345338B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • B60T13/569Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by piston details, e.g. construction, mounting of diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • B60T13/57Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by constructional features of control valves

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本願は車両の制動機構に使用される動力ブース
タに関するものであり、特に自動車の制動機構に
使用される動力ブースタに関する。
(従来の技術) ブースタケーシング内を低圧室と作業室とに気
密状態で分画する為にゴム製ダイヤフラムととも
にブースタケーシング内に配置されているピスト
ン板の中央に低圧室中に突出するようにピストン
板と一体的に形成され、突出端に底壁を有し、作
業室側の端が作業室に向かつて開口しており、底
壁の中央にプツシユロツド挿通孔が形成されてい
る筒状のプツシユロツド支持ポツトを有した動力
ブースタは米国特許第3952518号公報によつて既
に知られている。
この従来の動力ブースタにおいては、プツシユ
ロツドの圧力板及び反作用デイスクがプツシユロ
ツド支持ポツトの内孔中に配置されており、制御
ピストン及びこれと協働するブースタ弁装置が内
孔中に配置されている筒状の制御ハウジングの一
端部がプツシユロツド支持ポツトの作業室側開口
に挿入されて上記一端部の端面を反作用デイスク
に隣接させている。制御ハウジングはピストン板
の作業室側の側面に沿つて半径方向の外方に延出
した外方フランジを外周面上に有しており、制御
ハウジングの長手方向中心軸に沿つて延出するよ
う外方フランジに挿通された複数のボルトによつ
てピストン板に固定されている。ピストン板から
遠い方の制御ハウジングの外方フランジの側面は
半径方向の外方から内方に向かうにつれて上記長
手方向中心軸に沿つた方向に於いてピストン板か
ら遠ざかるような傾斜面になつており、外方フラ
ンジ中には制御ハウジングの内孔から外方フラン
ジの上記傾斜面まで延出し上記内孔と作業室とに
連通した第1の連通孔が形成されているとともに
制御ハウジングの内孔から上記傾斜面と同様に傾
斜してピストン板に向かうよう延出した第2の連
通孔もまた形成されている。そして第2の連通孔
はピストン板に形成されている貫通孔により低圧
室に連通している。制御ハウジングの他端部は作
業室側のブースタケーシングの端壁から外部空間
中に突出しており、上記端壁により前記長手方向
中心軸に沿つて気密状態で移動自在となるよう支
持されている。制御ハウジングの内孔中の制御ピ
ストン及びこれと協働するブースタ弁装置は制御
ハウジングの内孔中に上記他端部の外部空間開口
端から挿入された操作ロツドにより操作され、第
1及び第2の連通孔と制御ハウジングの内孔とを
介して作業室を低圧室に連通させるとともに制御
ハウジングの内孔及び第1の連通孔を介しての外
部空間開口端から作業室への大気の導入を妨げる
閉位置と第1及び第2の連通孔と制御ハウジング
の内孔とを介しての作業室と低圧室との連通を遮
断するとともに制御ハウジングの内孔及び第1の
連通孔を介しての外部空間開口端から作業室へ大
気の導入を許容する開位置との間で移動自在であ
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述した如く構成された従来の動力ブースタに
おいて、制御ハウジングの外方フランジとピスト
ン板に対する外方フランジの固定の為に外方フラ
ンジ及びピストン板に挿通されたボルトとが動力
ブースタの外形状のコンパクト化と軽量化との妨
げになつている。
(課題を解決する為の手段) 本願の発明は上記事情に基づいて為され、本願
発明の目的は、構成が簡易であつて製造及び組立
てが容易であり、しかも動力ブースタの外形状の
コンパクト化と軽量化とを促進させることが出来
るような構成を有した動力ブースタを提供するこ
とである。
上述した如き本願発明の目的は:ブースタケー
シングと;ブースタケーシング内に配置されてブ
ースタケーシング内を低圧室と作業室とに分画
し、ブースタケーシング内を長手方向中心軸に沿
つた方向に移動自在であるピストン板とピストン
板に取り付けられブースタケーシングの内周面と
ピストン板の外周端との間の隙間を気密に保つダ
イヤフラムとを有した作業ピストンと;ピストン
板の中央にピストン板と一体的に形成され、低圧
室中に突出して突出端に底壁を有し作業室側の端
部が作業室に向かつて開口しており、底壁の中央
にプツシユロツド挿通孔が形成され周壁に開口が
形成されている筒状のプツシユロツド支持ポツト
と;プツシユロツド支持ポツト中に配置されてプ
ツシユロツド支持ポツトの内周面によりプツシユ
ロツド支持ポツトの長手方向中心軸に沿つた方向
に移動を案内され、プツシユロツド挿通孔に挿通
されたプツシユロツドの一端に固定された圧力板
と;制御ピストンが長手方向中心軸に沿つた方向
に密封状態で摺動自在に配置された内孔を有して
おり、一端部が作業室側からプツシユロツド支持
ポツト中に挿入された他端部がブースタケーシン
グの作業室側の壁から外部空間中に突出されてお
り、上記他端部は作業室側の上記壁により支持さ
れて長手方向中心軸に沿つた方向に気密状態で移
動自在であり、周壁に作業ピストンのダイヤフラ
ムの内端が取り付けられて上記一端部の外周面と
プツシユロツド支持ポツトの内周面との間の隙間
が気密に保たれており、作業室中の外周面の領域
に形成され作業室と上記内孔とを連通させる第1
の連通孔と一端をプツシユロツド支持ポツト中の
外周面の領域で上記開口に対応して開口させると
ともに他端を内孔に開口させて低圧室と内孔とを
連通させる第2の挿通孔とを有している筒状の制
御ハウジングと;制御ハウジングの上記一端部を
プツシユロツド支持ポツト中に固定する固定手段
と;制御ハウジングの上記内孔中に配置され、制
御ハウジングの上記内孔中に上記内孔の外部空間
突出端側の開口から挿入された操作ロツドにより
操作されて制御ピストンと協働し、低圧室と作業
室とを第1及び第2の連通孔及び制御ハウジング
の内孔を介して相互に連通させるとともに作業室
への外気の導入を阻止する閉位置と低圧室と作業
室との間の上記連通を遮断し作業室のみへ大気を
導入する開位置との間を移動するブースタ弁装置
と;プツシユロツド支持ポツト中で制御ハウジン
グの上記一端部の端面とプツシユロツドの圧力板
との間に配置され、ブースタ弁装置の開位置への
配置により作業室に導入された大気の圧力により
低圧室と作業室との間に生じた差圧を原因として
作業ピストンが低圧室の側に移動した時プツシユ
ロツドに負荷された力からプツシユロツドに生じ
た反力を緩和して制御ハウジングの上記一端部の
端面に伝達する反作用デイスクと;を備えてお
り:固定手段が:制御ハウジングの周壁に形成さ
れ一端がプツシユロツド支持ポツト中の制御ハウ
ジングの一端部の外周面に開口し他端が制御ハウ
ジングの内周面の制御ピストン摺接領域に開口さ
れたストツプ部材挿入孔と:ストツプ部材挿入孔
に挿入されて内端が制御ピストンの外周面に長手
方向中心軸に沿つた方向に延出して形成されてい
る移動距離規制溝中に挿入されており外端がスト
ツプ部材挿入孔の上記外周面側の開口中に位置し
ている板状のストツプ部材と;制御ハウジングの
上記一端部の外周面上でストツプ部材挿入孔の上
記外周面側の開口に対して作業室側に隣接して形
成され上記開口と連通した拡大凹所と;プツシユ
ロツド支持ポツトの周壁から上記拡大凹所中に押
し出され、ストツプ部材の外端の作業室側の側面
と制御ハウジングの長手方向中心軸に沿つた方向
において係合する係合部と、を備えていることを
特徴とする本願の第1の発明に従つた動力ブース
タにより達成することが出来る。
上述した如き本願発明の目的はまた:上述した
第1の発明の動力ブースタと同様な;ブースタケ
ーシングと;作業ピストンと;プツシユロツド支
持ポツトと;圧力板と;制御ハウジングと;固定
手段と;ブースタ弁装置と;反作用デイスクと;
を備えており:固定手段が;制御ハウジングの周
壁に形成され一端がプツシユロツド支持ポツト中
の制御ハウジングの一端部の外周面に開口し他端
が制御ハウジングの内周面の制御ピストン摺接領
域に開口されたストツプ部材挿入孔と;プツシユ
ロツド支持ポツトの周壁でストツプ部材挿入孔に
対応し作業ピストンのピストン板に隣接した位置
に形成されたストツプ部材突出開口と、;ストツ
プ部材突出開口を介してストツプ部材挿入孔に挿
入され、内端が制御ピストンの外周面に長手方向
中心軸に沿つた方向に延出して形成されている移
動距離規制溝中に挿入されており外端がストツプ
部材突出開口から突出してピストン板の低圧室側
の側面に重複した板状のストツプ部材と;ピスト
ン板に形成されて低圧室側に突出しストツプ部材
の半径方向外端に係合して半径方向外方へのピス
トン板の移動を防止する突出部と;を備えている
ことを特徴とする本願の第2の発明に従つた動力
ブースタによつても達成することが出来る。
大気の圧力によつて低圧室と作業室との間に生
じた差圧を原因として作業ピストンが低圧室の側
に移動した時プツシユロツドに負荷された力から
プツシユロツドに生じた反反作用デイスクと;を
備えており:固定手段が;制御ハウジングの周壁
に形成され一端がプツシユロツド支持ポツト中の
制御ハウジングの一端部の外周面に開口し他端が
制御ハウジングの内周面の制御ピストン摺接領域
に開口されたストツプ部材挿入孔と;プツシユロ
ツド支持ポツトの周壁でストツプ部材挿入孔に対
応し作業ピストンのピストン板に隣接した位置に
形成されたストツプ部材突出開口と、;ストツプ
部材突出開口を介してストツプ部材挿入孔に挿入
され、内端が制御ピストンの外周面に長手方向中
心軸に沿つた方向に延出して形成されている移動
距離規制溝中に挿入されており外端がストツプ部
材突出開口から突出してピストン板の低圧室側の
側面に重複した板状のストツプ部材と;ピストン
板に形成されて低圧室側に突出しストツプ部材の
半径方向外端に係合して半径方向外方へのピスト
ン板の移動を防止する突出部と;を備えているこ
とを特徴とする本願の第2の発明に従つた動力ブ
ースタによつても達成することが出来る。
(発明の作用及び効果) 上述した如く構成されたことを特徴とする本願
の第1及び第2の発明においては、プツシユロツ
ドの圧力板、反作用デイスク、及び制御ハウジン
グの一端部が、ピストン板の中央にピストン板と
一体に形成されていて低圧室中に突出し突出端に
底壁を有し作業室側の端部が作業室に向かつて開
口しており底壁の中央にプツシユロツド挿通孔が
形成され周壁に開口が形成されている筒状のプツ
シユロツド支持ポツト中に挿入されていて、プツ
シユロツド支持ポツトの周壁により直接支持され
ている。
このようなプツシユロツド支持ポツトの全体的
な外形状は底壁の中央に穴があいたずん胴鍋に似
せることが出来るので、このような外形状のプツ
シユロツド支持ポツトをピストン板と一体的に形
成することは極めて容易である。またさらにはプ
ツシユロツド支持ポツト中にプツシユロツドの圧
力板、反作用デイスク、及び制御ハウジングの一
端部を支持させる為の構成、ひいては動力ブース
タの外形状、がコンパクトでかつ簡易となり、こ
の構成の、ひいては動力ブースタの、軽量化及び
製造コストの低減化が達成される。
本願の第1の発明に従つた動力ブースタにおい
ては上記固定手段が上述した如き構成を有してい
るので、ブースタ弁装置の開位置への配置により
作業室に導入された大気の圧力が低圧室と作業室
との間に生じさせた差圧を原因として作業ピスト
ンが低圧室の側に移動した時にプツシユロツドに
負荷された力からプツシユロツドに生じた反力
は、反作用デイスクを介して制御ハウジングの上
記一端部の端面に伝達され、さらにはストツプ部
材を介して作業ピストンのピストン板へと伝達さ
れる。ストツプ部材は板形状をしているので制御
ハウジングのストツプ部材挿入孔の内表面と比較
的広い面積で接しており、従つて上記反力がスト
ツプ部材及び制御ハウジングのストツプ部材挿入
孔の内表面に負荷する力の単位面積当りの大きさ
は比較的小さくなる。この単位面積当りの大きさ
は特許請求の範囲第3項に記載されている如くス
トツプ部材挿入孔を1対形成し、1対のストツプ
部材挿入孔の夫々にストツプ部材を挿入すること
によりさらに小さくすることが出来る。上述した
如く、反力を原因として制御ハウジングに負荷さ
れる力の単位面積当りの大きさを小さくすること
が出来るので制御ハウジングを金属に比べると強
度は弱いが製造コストが組立てコストを低くする
ことが出来る合成樹脂の一体形成により形成する
ことが可能となつている。
本願の第1の発明の固定手段においては、板状
のストツプ部材の半径方向における外端がストツ
プ部材挿入孔の上記外周面側の開口中に位置して
おり、またストツプ部材の外端の作業室側の側面
と制御ハウジングの長手方向中心軸に沿つた方向
において係合する係合部がプツシユロツド支持ポ
ツトの周壁から上記拡大凹所内に押し出されるこ
とにより形成されている。このようなストツプ部
材及び係合部はプツシユロツド支持ポツトの外表
面から突出部を無くすのでプツシユロツド支持ポ
ツトに対して制御ハウジングを固定する為の固定
手段の構成をコンパクトにする。また上述した如
き係合部の作成は極めて容易である。
本願の第2の発明に従つた動力ブースタにおい
ては上記固定手段が上述した如く構成されている
ので、ブースタ弁装置の開位置への配置により作
業室に導入された大気の低圧室と作業室との間に
生じさせた差圧を原因として作業ピストンが低圧
室の側に移動した時にプツシユロツドに負荷され
た力からプツシユロツドに生じた反力は、反作用
デイスクを介して制御ハウジングの上記一端部の
端面に伝達され、さらにはストツプ部材を介して
作業ピストンのピストン板へと伝達される。第2
の発明においてもまた、ストツプ部材が板形状を
しているので制御ハウジングのストツプ部材挿入
孔の内表面と比較的広い面積で接しており、従つ
て上記反力がストツプ部材及び制御ハウジングの
ストツプ部材挿入孔の内表面に負荷する力の単位
面積当りの大きさが比較的小さくなつている。こ
の単位面積当りの大きさはまた前述の第1の発明
の場合と同様に特許請求の範囲第6項に記載され
ている如くストツプ部材挿入孔を1対形成し、1
対のストツプ部材挿入孔の夫々にストツプ部材を
挿入することによりさらに小さくすることが出来
る。上述した如く、反力を原因として制御ハウジ
ングに負荷される力の単位面積当りの大きさを小
さくすることが出来るので、第2の発明において
も制御ハウジングを金属に比べると強度は弱いが
製造コストや組立てコストを低くすることが出来
る合成樹脂の一体成形により形成することが可能
となつている。
第2の発明においては、ストツプ部材の外端が
ストツプ部材突出開口から低圧室中に突出してい
るとは言うもののピストン板の低圧室側の側面に
重複しているのでコンパクトであり、また半径方
向外方へのピストン板の移動を防止する為にピス
トン板に形成されて低圧室側に突出しストツプ部
材の半径方向外端に係合している突出部ももまた
コンパクトであり、しかもこのような突出部の形
成は極めて容易である。
(実施例) 以下、本願の第1及び第2の発明に従つた実施
例の夫々を図面を参照して説明する。
第1図ないし第3図には本願の第1の発明に従
つた実施例に係る動力ブースタが示されており、
この動力ブースタは連結点2によつて相互に連結
された1対のハーフケーシング構成部材3,4に
より構成されたブースタケーシング1を有してい
る。ブースタケーシング1の内部は作業ピストン
5によつて低圧室6と作業室8とに分画されてお
り、低圧室6はハーフケーシング構成部材4に形
成されている連結孔7により図示しない低圧源に
連通されている。
作業ピストン5は、円板状のピストン板9と、
ピストン板9の作業室側の側面に重複し外端が1
対のハーフケーシング構成部材3,4の連結点2
に気密状態に挟持されている転動型のダイヤフラ
ム10と、を備えている。作業ピストン5には円
筒状の制御ハウジング11の一端部が作業室側か
ら連結されており、制御ハウジング11の他端部
55は作業室側のハーフケーシング構成部材3の
壁から外部空間中に突出している。他端部55は
外部空間からの汚れの付着を防止する為にひだ付
のベロ12によつて覆われているとともに、上記
壁に取付けられている密封案内リング13により
作業室8を外部空間から密封した状態でブースタ
ケーシング1の長手方向中心軸に沿つて移動自在
となるように支持されている。
制御ハウジング11の内孔中には制御ピストン
15が制御ハウジング11の長手方向中心軸に沿
つた方向に摺動自在となるように配置されてお
り、制御ピストン15は制御ハウジング11の内
孔中に外部空間から挿入された操作ロツド14の
球状の一端部に連結され操作ロツド14の図示し
ない二股状他端部は自動車のブレーキペダルに連
結されている。制御ハウジング11の内孔中には
さらに、操作ロツド14に連結され操作ロツド1
4により制御ピストン15と協働するように操作
されるブースタ弁装置16もまた収納されてい
る。ブースタ弁装置16は、制御ハウジング11
の周壁2に形成され制御ハウジング11の内孔を
作業室8に連通させた第1の連通孔17と制御ハ
ウジング11の周壁22に形成され制御ハウジン
グ11の内孔を低圧室6に連通させた第2の連通
孔18とを介して作業室8を低圧室6に連通され
るとともに作業室8への上記内孔と第1の連通孔
17とを介しての大気の導入は遮断する閉位置
(第1図及び第2図に示された位置)と、作業室
8と低圧室6との間の上記連通を遮断するととも
に作業室8への上記内孔と第1の連通孔17とを
介しての大気の導入を許容する閉位置との間を移
動する。
ブースタ弁装置16は、操作ロツド14に巻装
されているコイルばねによつて制御ピストン15
の操作ロツド側端面21に押圧された環状の弁本
体20を有しており、弁本体20は制御ハウジン
グ11の内孔中で制御ピストン15が摺動自在に
配置されている小直径領域39と制御ハウジング
11の内孔中でブースタ弁装置16が配置されて
いる大直径領域との間の段部上で小直径領域39
の開口端の周囲に突出して形成されている環状の
弁座19からは離間している。
第2の連通孔18は第1の連通孔17から周方
向に略90度離間した位置において小直径領域39
よりも半径方向の外側で制御ハウジング11の長
手方向中心軸に沿い延出しており、一端を上記段
部に開口させ他端は制御ハウジング11の周壁2
2の低圧室突出領域に位置している。第2の連通
孔18の上記他端は制御ハウジング11の周壁2
2の低圧室突出領域の外周面に周方向に1回り形
成されている周方向延出溝23に開口している。
作業ピストン5のピストン板9の中央には低圧
室中に突出した段付きの円筒形状のプツシユロツ
ド支持ポツト24が一体的に形成されている。プ
ツシユロツド支持ポツト24はピストン板9の近
傍の大直径部分25と大直径部分25にピストン
板9から遠い方に連続している小直径部分26と
を有している。大直径部分25中には制御ハウジ
ング11の一端部が制御室側から挿入され上記一
端部の外周面が大直径部分25の内周面27に軽
く挿着されている。制御ハウジング11の一端部
の周縁に形成されている小さな段部28がプツシ
ユロツド支持ポツト24の大直径部分25と小直
径部分26との間の段部の内表面29に当接して
いる。
制御ハウジング11の一端部の外周面の周方向
延出溝23中には、プツシユロツド支持ポツト2
4の大直径部分25の周壁において周方向に所定
の間隔で離間した複数の位置から半径方向の内方
に押し出された係合部33が突出している。周方
向延出溝23中にはさらに周方向延出溝23中を
夫々が1/2周した1/2環形状の当接板31が1対収
容されており、1対の当接板31は上記一端部側
の周方向延出溝23の側面32と複数の係合部3
3とによつて挟持されている。1対の当接板31
の夫々は夫々の周方向の中心位置から半径方向の
内方に向かつて延出した板状のストツプ部材33
を有しており、1対の当接板31の1対のストツ
プ部材33は周方向延出溝23の底面で直径方向
に位置した2つの位置から半径方向の内方に向か
い制御ハウジング11の内孔の小直径領域39ま
で延出した1対のストツプ部材挿入孔34,35
中に挿入されている。1対のストツプ部材33の
内端は制御ピストン15の外周面に形成されてい
る移動距離規制溝36中に挿入されており、制御
ハウジング11の長手方向中心軸に沿つた方向に
おける制御ピストン15の移動距離を規制するス
トツプとして機能する。
制御ピストン15の外周面にはさらに、移動距
離規制溝36よりも作業室8に近い位置において
周方向に1回り延出したシール部材装着溝37が
形成されており、シール部材装着溝37中に装着
されたOリング38は制御ピストン15の外周面
と制御ハウジング11の内孔の小直径領域39の
内周面との間の隙間及び1対のストツプ部材挿入
孔34,35を介して低圧室6に大気が侵入する
のを防止する。
複数の係合部33はプツシユロツド支持ポツト
24の大直径部分25の周壁から周方向に延出し
た帯状に押し出されており、帯の両片は上記周壁
から剪断により切り取られて制御ハウジング11
の第2の連通孔18を周方向延出溝23を介して
低圧室6と挿通させる開口40を構成している。
ダイヤフラム10の半径方向における内端には
環状のビード41が形成されており、環状のビー
ド41は作業室8側の制御ハウジング11の外周
面に周方向に一回りして形成されているダイヤフ
ラム係合溝42中に着座されて制御ハウジング1
1の外周面とプツシユロツド支持ポツト24の内
周面との間の隙間を介しての作業室8と低圧室6
との間の連通を遮断する。プツシユロツド支持ポ
ツト24の小直径部分26中にはプツシユロツド
45の一端に固定された圧力板46がプツシユロ
ツド支持ポツト24の長手方向中心軸に沿つた方
向に移動自在に収容されており、また圧力板46
と制御ハウジング11の一端部の端面47との間
には反作用デイスク44が挟持されていて、制御
ハウジング側の反作用デイスク44の側面49は
上記一端部の端面47と当接し反作用デイスク側
の制御ピストン15の端面48とは小間隙を介し
て対向している。
プツシユロツド支持ポツト24の突出端には中
心にプツシユロツド挿通孔51が形成されている
底壁50が形成されていて、プツシユロツド45
はプツシユロツド挿通孔51に連通されて低圧室
6中に突出している。プツシユロツド挿通孔51
の周縁はプツシユロツド45の外周面に接してい
てプツシユロツド45をプツシユロツド支持ポツ
ト24の長手方向中心軸に沿つた方向に移動自在
となるよう案内する。底壁50の内側面52は低
圧室側の圧力板46の側面から所定距離離間して
いる。この距離は圧力板46の傾斜とは無関係に
圧力板46の周面54が底壁50の外端の曲部5
3に嵌合してしまうのを防止しているとともに、
プツシユロツド支持ポツト24の小直径部分26
の内周面43上における圧力板46及び反作用デ
イスク44の作動に必要な摺動を十分保障するよ
う種々の構成部材の長手方向中心軸に沿つた方向
における長さの公差の補償をする。
以上詳述した如く構成されている本願の第1の
発明に従つた実施例に係る動力ブースタは、第1
図及び第3図において作動していない。即ち、ブ
ースタ弁16の弁本体20が制御ピストン15の
操作ロツド側側面21に当接していることによ
り、制御ハウジング11の内孔の大直径領域の外
部空間開口端56から上記内孔中に導入されてい
る大気は小直径領域39の第1の連通孔17を介
して作業室8中に侵入するのが阻止されており、
その代わり作業室8は第1の連通孔17、小直径
領域39、大直径領域と小直径領域39との間の
段部の弁座19とブースタ弁16の弁本体20と
の間の隙間、第2の連通孔18、周方向円周溝2
3、そして開口40を介して低圧室6に連通され
ている。
ここにおいて図示しない自動車のブレーキペダ
ルが押圧されることにより操作ロツド14が第2
図において左方に移動されると、制御ピストン1
5が左方に移動して反作用デイスク44に当接す
る。プツシユロツド45から受ける軽い反力に対
抗して制御ピストン15が反作用デイスク44及
びプツシユロツド45の圧力板46とともにさら
に左方に移動されると、ブースタ弁16の弁本体
20はやがて制御ハウジング11の内孔中の段部
の弁座19に当接して第1の連通孔17と第2の
連通孔18との間の連通を遮断し、ひいては作業
室8と低圧室6との間の上述した如き連通を遮断
する。プースタ弁16の弁本体20が制御ハウジ
ング11の内孔中の段部の弁座19に当接した後
も操作ロツド側端面21が弁本体20から離間す
るまで制御ピストン15は左方に移動し、制御ハ
ウジング11の内孔の大直径領域中に導入されて
いる大気はこれによつて第1の連通孔17を介し
て作業室8中に流入する。作業室8中に流入した
大気により作業室8と低圧室6との間に生じた差
圧は作業ピストン5を作業ピストン5と低圧室側
のハーフケーシング4との間でプツシユロツド4
5及びプツシユロツド支持ポツト24に巻装され
ている圧縮コイルばね57の付勢力に抗して低圧
室6中で左方に移動させる。作業ピストン5とと
もに左方に移動するプツシユロツド45は、低圧
室側のハーフケーシング4の外側面の中央に連結
されている図示しないマスターシリンダのピスト
ンをブースタ力発生の為に押圧する。
図示しないマスターシリンダ中に生じた圧力の
上昇による反力はブツシユロツド45の圧力板4
6を介して反作用デイスク44上に伝達される。
上記反力はさらに、反作用デイスク44に低圧室
側の端面48を当接させている制御ピストン15
へと伝達され、これによつて制御ピストン15は
第2図において右方に移動する。制御ピストン1
5はこのような移動はブースタ弁装置16の弁本
体20に対する制御ピストン15の操作ロツド側
端面21の当接を生じさせる。これによつて、作
業室8中への前述した如き大気の導入が遮断され
る。
図示しない自動車のブレーキペダルへの押圧力
が除かれると、制御ピストン15は第2図におい
てさらに右方に移動し、今度はブースタ弁装置1
6の弁本体20に対しての制御ピストン15の操
作ロツド側端面21の当接が維持された状態でブ
ースタ弁装置16の弁本体20が制御ハウジング
11の内孔中のステツプの弁座19から離間す
る。これにより作業室8が低圧室6に前述した如
く連通することにより作業室8中の大気が低圧室
6中に吸引排出され、同時に作業ピストン5が圧
縮コイルばね57の付勢力により作業室側に移動
することにより第2図に示された作動開始前の状
態に復帰する。
第3図に示されている如く、第2の連通溝18
は円弧状の断面形状を有しており、制御ハウジン
グ11の周壁中で直径方向に相互に離間した位置
に1対形成されている。1対の第2の連通溝18
の夫々は夫々の中央から半径方向の外方に向かい
延出した開口58によつて制御ハウジング11の
外周面上の周方向延出溝23に連通されている。
第3図にはプツシユロツド支持ポツト24の周壁
で周方向に相互に等間隔で離間した位置から制御
ハウジング11の外周面上の周方向延出溝23中
に押し出された複数の係合部23の横断面もまた
示されている。周方向に延出した帯状の係合部2
3の両片がプツシユロツド支持ポツト24の周壁
から剪断により切り離されることにより形成され
た開口40もまた第3図に詳細に示されている。
第3図からはさらに、周方向延出溝23中に収容
されている1/2環形状の1対の当接板(又は、ス
トツプ部材33の周方向延出部)31の相互に当
接している両端面59を示している。
制御ハウジング11の一端部を作業ピストン5
のプツシユロツド支持ポツト24中に固定する時
には、プツシユロツド45の圧力板46と反作用
デイスク44とが前もつてプツシユロツド支持ポ
ツト24の小直径部分26中に第2図に示す如く
挿入される。Oリング38が装着された制御ピス
トン15はブースタ弁装置16及び操作ロツド1
4とともに制御ハウジング11の内孔中に予め組
み込まれている。次に、1/2環形状の1対の当接
板31と一体的に形成されている1対のストツプ
部材33が制御ハウジング11の外周面の周方向
延出溝23中の1対のストツプ部材挿入孔34,
35中に1対の当接板31が周方向延出溝23中
に完全に収容されるまで挿入される。次には、上
述した如く1対のストツプ部材33が組込まれた
制御ハウジング11の一端部が低圧室側の端面の
外端の小さな段部28がプツシユロツド支持ポツ
ト24の周壁の段部の内表面29と当接するまで
プツシユロツド支持ポツト24の内孔の大直径部
分25中に挿入される。さらに次には、プツシユ
ロツド支持ポツト24の大直径部分25の周壁で
周方向に等間隔で相互に離間した複数の位置から
半径方向の内方に押し出され、前述した如くその
周方向に延出した両辺が剪断により上記周壁から
分離されて開口40を構成し、上記両辺の一方は
周方向延出溝23中の1対の当接板31の作業室
側側面に当接する。制御ハウジング11の周方向
延出溝23中の1対の当接板31の作業室側側面
にこのような当接したプツシユロツド支持ポツト
24の周壁の複数の係合部30がプツシユロツド
支持ポツト24の大直径部分25の内孔中からの
制御ハウジング11の一端部の抜け落ちを強固に
防止している。
第4図には本願の第2の発明に従つた実施例に
係る動力ブースタが示されており、この動力ブー
スタの制御ハウジングの構造は第1図乃至第3図
に示されたは本願の第1の発明に従つた実施例に
係る動力ブースタの制御ハウジング11の構造と
基本的には同じである。第4図に示された動力ブ
ースタにおいて第1図乃至第3図に示された動力
ブースタと同じ部分には同じ参照符号を記載して
詳細な説明は省略し、第1図乃至第3図に示され
た動力ブースタと異なる構造のみ以下に説明す
る。
第4図に示された動力ブースタにおいてはプツ
シユロツド支持ポツト24の周壁が均一な直径を
有した円筒形状をしている。制御ハウジング11
の1対のストツプ部材挿入孔34,35中に挿入
されている板状のストツプ部材60の半径方向の
外端はプツシユロツド支持ポツト24の周壁に形
成されているストツプ部材突出開口61から低圧
室6中に突出しており、ストツプ部材60の半径
方向の内端は制御ピストン15の外周面上の移動
距離規制溝36中に突出している。低圧室6中に
突出したストツプ部材60の外端部はピストン板
9の作業室側側面に重複しており、上記外端部の
半径方向端面62はピストン板9に作業室側側面
に突出するよう形成されている突出部63と当接
している。制御ハウジング11の外周面の周方向
延出溝23中に収容された1/2環状の当接板31
はストツプ部材60の低圧室側側面に重複し当接
している。制御ハウジング11の周壁中に形成さ
れている第2の連通孔18を低圧室6に連通する
為にプツシユロツド支持ポツト24の周壁に形成
されている開口40はストツプ部材突出開口61
とは独立しており、しかしながらプツシユロツド
支持ポツト24の長手方向中心軸と直交する同一
平面内にストツプ部材突出開口61ととともに配
置されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願の第1の発明に従つた実施例に
係る動力ブースタの非作動時の概略的な縦断面
図;第2図は、第1図の動力ブースタの作業ピス
トンの中心に固定された制御ハウジングの近傍を
拡大し作業ピストンに対して制御ハウジングを固
定する構造を概略的に示した縦断面図;第3図
は、第2図中の破断線に沿つた概略的な横断面
図;そして第4図は、本願の第2の発明に従つた
実施例に係る動力ブースタの非作動時の概略的な
縦断面図である。 1……ブースタケーシング、5……作業ピスト
ン、6……低圧室、8……作業室、9……ピスト
ン板、10……ダイヤフラム、11……制御ハウ
ジング、14……操作ロツド、15……制御ピス
トン、16……ブースタ弁装置、17……第1の
連通孔、18……第2の連通孔、24……プツシ
ユロツド支持ポツト、30……係合部、31……
当接板(半径方向延出部)、33……ストツプ部
材、34,35……ストツプ部材挿入孔、36…
…移動距離規制溝、40……開口、44……反作
用デイスク、45……プツシユロツド、46……
圧力板、51……プツシユロツド挿通孔、60…
…ストツプ部材、61……ストツプ部材突出開
口、63……突出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブースタケーシング1と; ブースタケーシング内に配置されてブースタケ
    ーシング内を低圧室6と作業室8とに分画し、ブ
    ースタケーシング内を長手方向中心軸に沿つた方
    向に移動自在であるピストン板9とピストン板に
    取り付けられブースタケーシングの内周面とピス
    トン板の外周端との間の隙間を気密に保つダイヤ
    フラム10とを有した作業ピストン5と; ピストン板9の中央にピストン板と一体的に形
    成され、低圧室6中に突出して突出端に底壁を有
    し作業室8側の端部が作業室に向かつて開口して
    おり、底壁の中央にプツシユロツド挿通孔51が
    形成され周壁に開口40が形成されている筒状の
    プツシユロツド支持ポツト24と; プツシユロツド支持ポツト24中に配置されて
    プツシユロツド支持ポツトの内周面によりプツシ
    ユロツド支持ポツトの長手方向中心軸に沿つた方
    向に移動を案内され、プツシユロツド挿通孔51
    に挿通されたプツシユロツド45の一端に固定さ
    れた圧力板46と; 制御ピストン15が長手方向中心軸に沿つた方
    向に密封状態で摺動自在に配置された内孔を有し
    ており、一端部が作業室8側からプツシユロツド
    支持ポツト24中に挿入され他端部がブースタケ
    ーシング1の作業室側の壁から外部空間中に突出
    されており、上記他端部は作業室側の上記壁によ
    り支持されて長手方向中心軸に沿つた方向に気密
    状態で移動自在であり、周壁に作業ピストン5の
    ダイヤフラム10の内端が取り付けられて上記一
    端部の外周面とプツシユロツド支持ポツト24の
    内周面との間の隙間が気密に保たれており、作業
    室8中の外周面の領域に形成され作業室と上記内
    孔とを連通させる第1の連通孔17と一端をプツ
    シユロツド支持ポツト24中の外周面の領域で上
    記開口40に対応して開口させるとともに他端を
    内孔に開口させて低圧室6と内孔とを連通させる
    第2の連通孔18とを有している筒状の制御ハウ
    ジング11と; 制御ハウジング11の上記一端部をプツシユロ
    ツド支持ポツト24中に固定する固定手段と; 制御ハウジング11の上記内孔中に配置され、
    制御ハウジングの上記内孔中に上記内孔の外部空
    間突出端側の開口から挿入された操作ロツド14
    により操作されて制御ピストン15と協働し、低
    圧室6と作業室8とを第1及び第2の連通孔17
    及び18及び制御ハウジング11の内孔を介して
    相互に連通させるとともに作業室への外気の導入
    を阻止する閉位置と低圧室と作業室との間の上記
    連通を遮断し作業室のみへ大気を導入する開位置
    との間を移動するブースタ弁装置16と; プツシユロツド支持ポツト24中で制御ハウジ
    ング11の上記一端部の端面とプツシユロツド4
    5の圧力板46との間に配置され、ブースタ弁装
    置1の開位置への配置により作業室8に導入され
    た大気の圧力により低圧室6と作業室8との間に
    生じた差圧を原因として作業ピストン5が低圧室
    6の側に移動した時プツシユロツド45に負荷さ
    れた力からプツシユロツドに生じた反力を緩和し
    て制御ハウジング11の上記一端部の端面に伝達
    する反作用デイスク44と; を備えており、 固定手段が、 制御ハウジング11の周壁に形成され一端がプ
    ツシユロツド支持ポツト24中の制御ハウジング
    の一端部の外周面に開口し他端が制御ハウジング
    の内周面の制御ピストン摺接領域に開口されたス
    トツプ部材挿入孔34,35と、 ストツプ部材挿入孔34,35に挿入されて内
    端が制御ピストン15の外周面に長手方向中心軸
    に沿つた方向に延出して形成されている移動距離
    規制溝36中に挿入されており外端がストツプ部
    材挿入孔34,35の上記外周面側の開口中に位
    置している板状のストツプ部材33と、 制御ハウジング11の上記一端部の外周面上で
    ストツプ部材挿入孔34,35の上記外周面側の
    開口に対して作業室8側に隣接して形成され上記
    開口と連通した拡大凹所23と、 プツシユロツド支持ポツト24の周壁から上記
    拡大凹所中に押し出され、ストツプ部材33の外
    端の作業室8側の側面と制御ハウジング11の長
    手方向中心軸に沿つた方向において係合する係合
    部30と、 を備えていることを特徴とする動力ブースタ。 2 制御ハウジング11の固定手段のストツプ部
    材挿入孔34,35の上記外周面側の開口に隣接
    して形成された拡大凹所と制御ハウジング11の
    第2の連通孔18の外周面側の開口とは制御ハウ
    ジング11の長手方向中心軸に対して直交する同
    一の平面内に配置されており、 ストツプ部材挿入孔34,35の上記外周面側
    の開口及び拡大凹所と第2の連通孔18の外周面
    側の開口とは制御ハウジング11の外周面に周方
    向に延出して形成された周方向延出溝23によつ
    て相互に連通されており、 固定手段の係合部30はプツシユロツド支持ポ
    ツト24の周壁からストツプ部材挿入孔34の上
    記外周面側の開口に隣接した拡大凹所中に周方向
    に延出した帯状に押し出され帯の両辺が剪断によ
    り上記周壁から切り離されて第2の連通孔18に
    連通されたプツシユロツド支持ポツト24の開口
    40を構成する、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    動力ブースタ。 3 制御ハウジング11が周方向延出溝23は制
    御ハウジングの外周面上を周方向に1周してお
    り、固定手段のストツプ部材挿入孔34,35は
    制御ハウジングの直径方向において1対形成され
    ており、 1対のストツプ部材挿入孔34中の1対のスト
    ツプ部材33の夫々は半径方向の外端から周方向
    延出溝23中を略1/2だけ延出する周方向延出部
    31を有しており、 固定手段の係合部30はプツシユロツド支持ポ
    ツト24の周方向において所定間隔で複数個形成
    されている、 ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    動力ブースタ。 4 ブースタケーシング1と; ブースタケーシング内に配置されてブースタケ
    ーシング内を低圧室6と作業室8とに分画し、ブ
    ースタケーシング内を長手方向中心軸に沿つた方
    向に移動自在であるピストン板9とピストン板に
    取り付けられブースタケーシングの内周面とピス
    トン板の外周端との間の隙間を気密に保つダイヤ
    フラム10とを有した作業ピストン5と; ピストン板9の中央にピストン板と一体的に形
    成され、低圧室6中に突出して突出端に底壁を有
    し作業室8側の端部が作業室に向かつて開口して
    おり、底壁の中央にプツシユロツド挿通孔51が
    形成され周壁に開口40が形成されている筒状の
    プツシユロツド支持ポツト24と; プツシユロツド支持ポツト24中に配置されて
    プツシユロツド支持ポツトの内周面によりプツシ
    ユロツド支持ポツトの長手方向中心軸に沿つた方
    向に移動を案内され、プツシユロツド挿通孔51
    に挿通されたプツシユロツド45の一端に固定さ
    れた圧力板46と; 制御ピストン15が長手方向中心軸に沿つた方
    向に密封状態で摺動自在に配置された内孔を有し
    ており、一端部が作業室8側からプツシユロツド
    支持ポツト24中に挿入され他端部がブースタケ
    ーシング1の作業室側の壁から外部空間中に突出
    されており、上記他端部は作業室側の上記壁によ
    り長手方向中心軸に沿つた方向に気密状態で移動
    自在であり、周壁に作業ピストン5のダイヤフラ
    ム10の内端が取り付けられて上記一端部の外周
    面とプツシユロツド支持ポツト24の内周面との
    間の隙間が気密に保たれており、作業室8中の外
    周面の領域に形成され作業室と上記内孔とを連通
    させる第1の連通孔17と一端をプツシユロツド
    支持ポツト24中の外周面の領域で上記開口40
    に対応して開口させるとともに他端を内孔に開口
    させて低圧室6と内孔とを連通させる第2の挿通
    孔18とを有している筒状の制御ハウジング11
    と; 制御ハウジング11の上記一端部をプツシユロ
    ツド支持ポツト24中に固定する固定手段と; 制御ハウジング11の上記内孔中に配置され、
    制御ハウジングの上記内孔中に上記内孔の外部空
    間突出端側の開口から挿入された操作ロツド14
    により操作されて制御ピストン15と協働し、低
    圧室6と作業室8とを第1及び第2の連孔17及
    び18及び制御ハウジング11の内孔を介して相
    互に連通させるとともに作業室への外気の導入を
    阻止する閉位置と低圧室と作業室との間の上記連
    通を遮断し作業室のみへ大気を導入する開位置と
    の間を移動するブースタ弁装置16と; プツシユロツド支持ポツト24中で制御ハウジ
    ング11の上記一端部の端面とプツシユロツド4
    5の圧力板46との間に配置され、ブースタ弁装
    置16の開位置への配置により作業室8に導入さ
    れた大気の圧力により低圧室6と作業室8との間
    に生じた差圧を原因として作業ピストン5が低圧
    室6の側に移動した時プツシユロツド45に負荷
    された力からプツシユロツドに生じた反力を緩和
    して制御ハウジング11の上記一端部の端面に伝
    達する反作用デイスク44と; を備えており、 固定手段が、 制御ハウジング11の周壁に形成され一端がプ
    ツシユロツド支持ポツト24中の制御ハウジング
    の一端部の外周面に開口し他端が制御ハウジング
    の内周面の制御ピストン摺接領域に開口されたス
    トツプ部材挿入孔34,35と、 プツシユロツド支持ポツト24の周壁でストツ
    プ部材挿入孔34,35に対応して作業ピストン
    5のピストン板9に隣接した位置に形成されたス
    トツプ部材突出開口61と、 ストツプ部材突出開口61を介してストツプ部
    材挿入孔34,35に挿入され、内端が制御ピス
    トン15の外周面に長手方向中心軸に沿つた方向
    に延出して形成されている移動距離規制溝36中
    に挿入されており外端がストツプ部材突出開口6
    1から突出してピストン板9の低圧室側の側面に
    重複した板状のストツプ部材60と、 ピストン板9に形成されて低圧室6側に突出し
    ストツプ部材60の半径方向外端に係合して半径
    方向外方へのピストン板9の移動を防止する突出
    部63と、 を備えていることを特徴とする動力ブースタ。 5 ストツプ部材挿入孔34,35の前記外周面
    側の開口が制御ハウジング11の前記一端部の端
    面側のストツプ部材60の側面に沿つて拡大され
    ており、 ストツプ部材挿入孔34,35の前記外周面側
    の開口の上記拡大部中にストツプ部材60の上記
    側面に当接する当接板31が配置されている、 ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
    動力ブースタ。 6 制御ハウジング11のストツプ部材挿入孔3
    4,35は制御ハウジング11の直径方向におい
    て1対形成されており、 1対のストツプ部材挿入孔34,35の前記外
    周面側の開口及び前記拡大部と制御ハウジング1
    1の第2の連通孔18の前記外周面側の開口とは
    制御ハウジング11の長手方向中心軸と直交する
    同一の平面内に配置されており、 1対のストツプ部材挿入孔34の前記外周面側
    の開口及び前記拡大部と制御ハウジング11の第
    2の連結孔18の前記外周面側の開口とは制御ハ
    ウジング11の外周面に周方向に一回り延出して
    形成された周方向延出溝23によつて相互に連通
    されており、 上記1対の拡大部中の1対の当接板31の夫々
    は周方向延出溝23中を略1/2だけ延出している、 ことを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の
    動力ブースタ。
JP57040313A 1981-03-21 1982-03-16 Power booster Granted JPS57164851A (en)

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DE19813111188 DE3111188A1 (de) 1981-03-21 1981-03-21 Mechanisch steuerbarer kraftverstaerker, insbesondere fuer bremsanlagen von kraftfahrzeugen

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FR2502262A1 (fr) 1982-09-24
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GB2095351A (en) 1982-09-29

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