JPS6344820A - 植物を直接被覆する保護シ−ト - Google Patents

植物を直接被覆する保護シ−ト

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JPS6344820A
JPS6344820A JP18884586A JP18884586A JPS6344820A JP S6344820 A JPS6344820 A JP S6344820A JP 18884586 A JP18884586 A JP 18884586A JP 18884586 A JP18884586 A JP 18884586A JP S6344820 A JPS6344820 A JP S6344820A
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JP
Japan
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polymer
protective sheet
plants
thread
directly
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Pending
Application number
JP18884586A
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English (en)
Inventor
吉川 龍男
彰 加藤
井上 猛司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS6344820A publication Critical patent/JPS6344820A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はいわゆるベタ掛けと称する、農作物などの植物
を直接被覆することにより、強風、冷気、高温、低湿、
雨滴、日照などに対して該植物を保護するための新規な
シートに関する。本発明は被覆する植物にたいして過大
な接触圧を与えず、保温力が優れており、水分の透過量
が適当な大きさであり、優れた保護作用を有する。また
、本発明は軽量、安価であり、作業性が良い利点がある
6(ロ)従来の技術 脛作物などの植物を被覆して外気から遮断して育成する
ことは、古くからガラス温室、ビニール温室、ビニール
 トンネルなど透明材料による比較的大きな構造物によ
る被覆が多く用いられてきた。
これらの保護機能は優れているが、通気性および透水性
に乏しいため、高温障害を起こづことがあり、寒冷紗や
不織布などによる被覆が一部行われる。また、ガラスや
塩ビ フィルムとの併用も行われる。しかし大きな構造
物による被覆は植物の周辺の局部的な気候条件の制御に
対し十分でないことがあり、植物に直接寒冷紗、不織布
、フィルム等を被覆することが行われるようになってき
ている。
また、大きな構造物は高価であるうえ、気象条件によっ
ては極めて不利な情況に追い込まれることがある。たと
えば強風下では植物に直接寒冷紗や不織布を被覆するほ
うが有効であるうえ、安全性も優れている。
一方では、大きな構造物を必要としない、簡易な保温保
湿が要求されるようになってきた。多くの場合、農作物
の出荷時期を遅らせ、収穫前の品質低下を防止すること
が目的である。この場合、現在多く使用されている不織
布は重すぎるうえ、高価である欠点を有する。
このような問題を解決するため、不織布の軽量化の検討
が行われているが、概して不織布は目イ]けを軽くする
と急速に不均一化する傾向があるうえ、材料が少なくな
るわりには安価にならない問題点があった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は安価で柔軟性、通気性に富み、軽量で、植物に
対する被覆効果および保護能力の優れた、植物を直接被
覆する保護シートである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は長手方向に実質的に平行に配列する第一のポリ
マーからなる糸条列と、該ポリマーよりも低融点のポリ
マーからなり該糸条列を埋設する薄い枝及びこの枝とほ
ぼ直交する多数の別の糸条列からなる網目状の構造物を
主な材料とする植物を直接被覆する保護シートである。
網目状の構造物を構成する2種の糸条はモノフィラメン
1〜状であっても良いが、何本かにフィブリル化してい
ることが好ましく、不規則な枝わかれや手羽を有してい
ることが好ましい。
第一のポリマーと低融点のポリマーは網目状の構造物の
製造過程で相互に混和しないものを用いるが、両ポリマ
ーは相互に接着性も無いことが二軸延伸の安定性に対し
て好ましいが、強度、特に引っ掻き強度に対しては接着
性が有ることが有利であり、望ましい。第一のポリマー
としてはポリエチレン テレフタレート、ポリブチレン
 テレフタレート、ポリへキザメチレン アジボアミド
、ポリε−カプロアミド、ポリプロピレン、ポリ4−メ
チルペンテン−1、高密度ポリエチレンなどが用いられ
る。低融点のポリマーとしては、第一のポリマーの共重
合体、ポリプロピlノン、ポリエチレン、ポリブチレン
 テレフタレート、ポリε−カプロアミド、などが用い
られる。
3一 本発明において、保護シートに用いられる長手方向に実
質的に平行に配列する第一のポリマーからなる糸条列と
、該ポリマーよりも低融点のポリマーからなり該糸条列
を埋設する薄い枝及びこの枝とほぼ直交する多数の別の
糸条列からなる網目状の構造物は保護すべき植物及び外
気の条件により一定はぜず、1枚であっても良いが、好
ましくは2枚以上、20枚以下、最も好ましくは3枚な
いし10枚である。また各網目状の構造物の間には若干
の絡みあい、接着、融着等を与えておくことが好ましい
本発明において、長手方向に実質的に平行に配列する第
一のポリマーからなる糸条列と、該ポリマーよりも低融
点のポリマーからなり該糸条列を埋設する薄い枝及びこ
の枝とほぼ直交する多数の別の糸条列からなる網目状の
構造物に対して、種々の繊維フリース、多孔フィルム、
発泡物、あるいはこれらを重ね合わせたもの分さらに重
ね合わせて使用することができる。妻子ましくはこれら
を接着、融着あるいは絡みあわせにより固着さぜて使用
する。重ね合わせる枚数は2ないし20枚、とくに3な
いし10枚が好ましい。
繊維フリースを重ね合わせたものは、保温性に優れてお
り、とくにセルロース系繊維やビニロンを用いた場合放
射冷却に対し優れた保護能力を示す。また繊維を立てた
ものは強風による脱水防止効果が優れている。
繊維フリースには熱接着性の繊維を混合することが好ま
しい。熱接着性繊維により繊維フリース自体の形態の安
定化が可能になるばかりでなく、重ね合わせる他の層と
の固着にも利用可能となる。
繊維フリースとの接着には、別に接着剤を使用すること
も可能であり、網目状の構造物を加熱熔融させて接着す
ることも可能である。
多孔フィルムを重ね合わせたものは、耐引っ掛は強さや
対引っ掻き強さや引き裂き強さに優れており、透明性が
良く、安価である利点がある。
多孔フィルムは厚み0.001mmないし0.2mm、
孔径0.1. m mないし5mm、孔密度1ないし5
000個/ c m 2のものが好ましい。
多孔フィルムの素材はどのようなものでも良いが、ポリ
オレフィンのような安価で低軟化点のものを用いてもよ
く、また軟質塩ビやポリビニルアルコール系のような赤
外線吸収能力が大きなものを用いて、放射冷却に対する
保温性の優れたものとすることも好ましい。
本発明の植物を直接被覆する保護シートはそのままで被
覆する物品にかぶせ、要すればその周辺を土で埋めて使
用することができるが、粘着テープあるいは接着剤を用
いて張り合わしたり、基礎材等に張り付けることが可能
であり、熱融着で継ぎ合わせたり、ホッチキスで止めた
り、縫い糸で固定することも可能である。また被覆する
まえにあらかじめ袋状に成型しておくことも可能である
本発明の保護シートは他のフィルムなどと継ぎ合わせて
使用することも可能である。この場合、保護シートの移
動や変形を防止するための支持ロープや重錘などを取り
付けることが可能である。
本発明の保護シートは種々の色に着色して使用すること
が出来る。
実施例 1 第一のポリマーとしてナイロン6の分子量的i5,00
0のものを用い、低融点のポリマーとしてポリプロピレ
ンのMFR4,5のものを用い、直線状のダイから押し
出したのちポリプロピレンが凝固する前に、表面温度1
55°Cの歯車様のエンボスローラーと平坦な表面を有
するアンビル ローラーの間に挟んで進行方向に直角に
筋をつけた後、二軸に延伸して網目状の構造物を得た。
この構造物は目付8g/m2長手方向の糸条列密度13
5本/m幅方向の糸条列密度1000本/m であり、
幅方向の糸条列は若干ひびわれを生じて、不規則化して
おり、若干の毛羽を有していた。
この網目状の構造物を1枚十分成長した白菜の上にかぶ
せて、その周辺に土をかぶせて11月下旬より畑に植え
たままで保存しな。外気温 −7−1360湿度20−
551で3月上旬まで、なにもがぶせないものと並べて
観察した。毎週1回被覆をはずし白菜の状態を調べな。
保護シートを用いたちのは2月上旬まで特に異常は認め
られず、2月中旬以降には、どうたちによる変形が観察
された。
一方保護シートを用いなかったものは、12月中旬から
外葉が枯れ始め、1月上旬には結球部にまで枯死した部
分が広がり、はとんど商品価値を失ったと判定された。
比較例 1 実施例 1の網目状の構造物のかわりに、厚さ30μm
のポリエチレン フィルムを用いたところ、被覆してい
ない白菜とほとんど同一時期から外葉が枯死する傾向が
現れた。
実施例 2 実施例 1の網目状の構造物に、ポリエステル系バイン
ダー繊維(未延伸タイプ)を 15z含むポリエステル
繊維ウェブ(目付25g/m2)を重ね、ウェブ側から
熱風を吹き付けて融着処理を行った。
このシートを用いてキャベツ苗の移N後の活着率の改良
を試みた。外気温度 最高31−36°C最低2B−3
1’C晴大の14日間観察を続けた。移植接の苗にこの
シートを直接被覆したものは、4日に1回の潅水により
 100%活着した。5日に1回の潅水では活着率は7
0% に低下した。被覆をしなかった苗は毎日潅水した
場合には 1. OO%活着したが、2日に一回の潅水
では活着率は 45%に低下した。
比較例 3 実施例 2のシートのかわりに、目((Iif34g/
m2のスパンボンド型不織布を用いたところ、潅水の周
期は同様に延長できたが、被覆した不織布が固く重いた
め、葉に傷を生じて成育の遅れたものが15%生した。
実施例 3 第一のポリマーとして極限粘度0.75のポリエチレン
 テレフタレートを用い、低融点のポリマーとして高密
度ポリエチレンのMFR5,3のものを用い、直線状の
グイから押し出して凝固する前に、表面温度125°C
の歯車様の形状を有するエンボス ローラーと平坦な表
面を有するアンビル ローラーとの間に挟んで進行方向
にほぼ直交する筋を作った後、二軸延伸を行い網目状の
構造物を得た。この構造物の目付けは 10g/m2、
長手方向の糸条物の密度は220本/m、幅方向の糸条
物の密度は800本/m であった。
この網目状のtlI造物に軟質塩ビ製の多孔フィルム(
フィルム厚み0.03mm、孔径1.2mm、孔密度8
個/cm2)を約1cm間隔で点状に熱融着した物を、
実施例 ]と同様にして寒冷期のホウレンソウ用の保護
カバーとしたところ、同様に優れた保護能力を示した。
実施例 4 第1のポリマーとして、分子量的 16,000のナイ
ロン66、低融点ポリマーとして分子量的15゜000
のナイロン6に低密度ポリエチレンのMFRlloのも
のを 30重量%混合した物を用い、直線状のグイから
押し出して凝固した後、表面温度205°Cの歯車様の
形状を有するエンボス ローラーと平坦な表面を有する
アンビル ローラーの間に挟んで進行方向にほぼ直交す
る筋を付りた後、二軸延伸を行なった。得られた網目状
の構造物の目付りは5g/m2、長手方向の糸条物密度
180本/m、横方向の糸条物密度900木/Iη で
あった。
この網目状の構造物も植物を直接被覆する保護シーl〜
として、実施例 1と同様に優れた性能を示した。
(へ)発明の効果 本発明の植物を直接被覆する保護シートは農作物などを
強風、冷気、高温、低湿、水滴、日照などから保護する
能力に優れており、軽量、安価で作業性が良好である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 長手方向に実質的に平行に配列する第一のポリマーから
    なる糸条列と、該ポリマーよりも低融点のポリマーから
    なり該糸条列を埋設する薄い枝及びこの枝とほぼ直交す
    る多数の別の糸条列からなる網目状の構造物を主な材料
    とする植物を直接被覆する保護シート
JP18884586A 1986-08-11 1986-08-11 植物を直接被覆する保護シ−ト Pending JPS6344820A (ja)

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