JPS6344790B2 - - Google Patents

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JPS6344790B2
JPS6344790B2 JP20788982A JP20788982A JPS6344790B2 JP S6344790 B2 JPS6344790 B2 JP S6344790B2 JP 20788982 A JP20788982 A JP 20788982A JP 20788982 A JP20788982 A JP 20788982A JP S6344790 B2 JPS6344790 B2 JP S6344790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension
gelatinizer
heating medium
temperature
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20788982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58117267A (ja
Inventor
Masateru Tokuno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
Priority to JP20788982A priority Critical patent/JPS58117267A/ja
Publication of JPS58117267A publication Critical patent/JPS58117267A/ja
Publication of JPS6344790B2 publication Critical patent/JPS6344790B2/ja
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、糊料類の懸濁液に高圧加熱媒体を
導入して、糊剤を製造するに際して、懸濁液中の
糊料類濃度や、懸濁液または高圧加熱媒体の流速
が如何様に変動しようとも、懸濁糊料粒子を均一
に崩壊し、均質に溶液化した糊剤を連続的に得る
ことを目的とした連続製糊装置に関するものであ
る。
従来、糊剤には、たとえばスタインホール方式
による段ボール製造用でん粉接着剤のように、糊
化した糊料溶液(キヤリヤー部)の中に未糊化の
糊料粒(メインスラリー部)を懸濁させて粘度を
上昇させることなくしかも強力な接着力を発現さ
せようとしたものと、糊料を完全に糊化させて未
糊化の糊料を全く含まない均質に溶液化したもの
とがあるが、天然または合成された糊料類の糊料
懸濁液から糊剤を製造するにあたつては、糊料懸
濁液に高圧加熱媒体を導入して加熱糊化するいわ
ゆるジエツトクツカーが一般的に採用されてい
る。
このようジエツトクツカーは、高圧の加熱媒体
と糊料懸濁液との流速によつて混合され、糊料懸
濁液を加熱して糊化させる方式のものであるが、
この方式のものは、つぎに示す多くの欠点を有し
ている。すなわち、 糊料懸濁液中の糊料粒子の表面は容易に糊化
膨潤しても、糊料粒子の崩壊が困難である。
高濃度の糊料懸濁液の加熱糊化にはせん断力
が小さいため不適当である。
糊料懸濁液と高圧加熱媒体との混合は、両者
の流速が支配するため、これらの流速が変化す
れば必然的に両者の混合状態が変る。したがつ
て、糊料懸濁液の単位時間当りの流量を変えた
いときなどは、きわめて都合が悪い。
ジエツトクツカーの内部または下流部に温度
検出器を設け、ジエツトクツカー内部の糊化温
度を自動制御するとき、糊料懸濁液と高圧加熱
媒体との混合が不充分であれば温度検出器は誤
つた温度を検知することとなり、不適正な制御
によつて最終糊液の温度にむらを生ずる。
等である。
この発明は、このような従来技術の多くの欠点
をすべて解決するためになされたものであつて、
天然または合成された糊料類の懸濁液に、高圧加
熱媒体を導入して加熱糊化させる糊化器を備え、
糊化器の内部または下流部に強制撹拌機を設け、
この強制撹拌機によつて撹拌された糊液の温度を
温度検出器で検出し、この検出信号に基づいて流
量制御装置を作動させて糊化器へ導入される懸濁
液と加熱媒体との少なくとも一方の量を制御し
て、均質に溶液化することを特徴とする連続製糊
装置を提供するものである。
まず、この発明における糊料類は各種でん粉
類、ふのり、にかわ、その他の親水性天然高分
子、およびポリビニルアルコール、カルボキシメ
チルセルロース、その他の親水性合成高分子のい
ずれでもよく、これに水を加えて懸濁液とし、必
要ならばか性ソーダのような糊化促進剤を粉体の
まま、または、水溶液として加えて、定量ポンプ
等を用いて糊化器に導入する。一方、糊化器に高
圧加熱媒体(たとえば、水蒸気)を導入し、前記
の糊料類の懸濁液を加熱糊化させる。この際の加
熱糊化器の形状や、懸濁液または高圧加熱媒体等
の導入方法(導入位置、導入角度等も含めて)
は、従来から各種の工夫が行なわれてはいるが、
単に懸濁液および高圧加熱媒体の流速のみに依存
した撹拌を期待したものに過ぎない。この発明に
おいては、加熱糊化器の形状とか、懸濁液または
加熱媒体の導入方法等には全く無関係であり、加
熱糊化器の形式の如何を問わず、加熱糊化器の内
部または下流部に撹拌機を設けて、強制撹拌を行
なうことに特徴がある。
ここで、強制撹拌は、従来のように懸濁液また
は加熱媒体の流速のみに依存する撹拌では不充分
な分散力、またはせん断力を十分に補うためのも
のであるから、回転式の撹拌翼(1段でも複数段
でもよい)もしくはタービン翼(回転密閉型撹拌
機)、または、パイプミキサー等の通常の撹拌機
を使用することができるが、糊液の流量を定量的
に安定したものとするためには、撹拌機そのもの
によるポンプ作用、すなわち、吸引作用または吐
出作用の少ない形式のものが望ましい。たとえ
ば、タービン翼を有する撹拌機についていえば、
接線方向に液の出入口を有しない形式のものが好
ましい。また、回転式撹拌機は回転数が可変であ
り、翼の取付け角度も可変であれば、操業条件を
微妙に調節する上で好都合であることはいうまで
もない。さらに、懸濁液の流量を広範囲に変えて
操業するようなときには、内部に可変翼を有する
インラインミキサーの方がパイプミキサーよりは
効果的であることは明らかであるから、撹拌機
を、糊化器本体の内部かまたは下流部のいずれか
の場所に、インラインミキサーもしくは撹拌専用
の中間タンク等の形で設置するかによつて、適当
な方式のものを適宜選択し、単独使用、複数使用
または併用のいずれにするかをも決定すればよ
い。
以上述べたような撹拌機を用いて強制撹拌を行
なえば、糊液の分散は一層向上し、せん断力も付
加されて、表面のみが糊化膨潤しても内部に未糊
化糊料を包蔵する粒子、もしくは、表面内部共に
糊化しても高粘度のために容易に崩壊または溶解
しない粒子等も、分断、崩壊さらには溶解して、
糊液の品質は勿論、温度もきわめて均一となり、
前記した従来技術に対する糊剤特有の欠点(な
いし)はすべて解消される。
なお、特に糊料懸濁液がでん粉粒からなるとき
は、完全な糊液になる前のでん粉粒が最も膨潤し
た時点で最高の粘度となるため、従来の糊化器で
は、でん粉粒の崩壊による微視的な混合が困難で
あり、その結果、不均質な糊液しか得られず、高
濃度の糊料の糊化は不可能であつた。したがつ
て、この発明のような強制撹拌を行なわない従来
の糊化器に導入する糊料懸濁液の濃度は、自ら制
約を受けて、低濃度のものとしなければならなか
つた。しかし、この発明によれば、従来の糊化器
では処理し得なかつた高濃度の懸濁液を導入して
も、強制撹拌によつて、液と粒、粒と粒、粒と器
壁、および粒と撹拌翼等の相互間の摩擦または衝
突によつて、粘度の高い糊化粒子も容易に崩壊ま
たは溶解することができて、従来の製糊装置には
見られない生産性の向上、品質の向上、温度の均
一化等のうえで、きわめて顕著な効果を示すこと
ができた。
さらに、糊化器内部または糊化器下流部におい
て、前記した強制撹拌を行ない、撹拌された糊液
の温度を温度検出器で検出し、この検出信号に基
づいて流量制御装置を作動させて、糊化器に導入
する高圧加熱媒体量を制御し、また、撹拌機に適
宜タイマーを設け、これと糊料懸濁液、高圧加熱
媒体、または糊液の流動系統のポンプ、停止弁、
もしくは、貯槽タンクの液面計等と連動させて、
自動的に強制撹拌機を適宜作動または停止させる
よう制御システムを組めば、充分な撹拌と適切な
温度とが得られるので、均質な糊液を作ることが
できるとともに、省力化および安定した連続操業
をも行うことができるという効果が得られる。
つぎに、図面によつて糊化器の下流部に撹拌機
を設けたときの実施例の概略を述べる。
停止弁1、流量制御装置2および逆止弁3を通
して高圧加熱媒体を、また、停止弁4、定量ポン
プ5および逆止弁6を通して糊料懸濁液を、それ
ぞれ加熱糊化器7へ導入する。加熱糊化器に温度
確認のための温度計を設けてもよいが図面では省
略した。加熱糊化器7で糊化された糊液を、タイ
マー8を装備したインラインミキサー9で強制撹
拌をして、さらにその下流部にある温度検出器1
1を有する温度検出器10を経て糊液貯槽タンク
12へ導く。ここで、糊液貯槽タンク12は、糊
液を使用するまでの一時的な貯槽を主目的とする
ものであるから、前記した撹拌専用の中間タンク
(図面には省略)と兼用することも可能であり、
また、これを省略してつぎの工程の装置に糊液を
直接送り込むようにしてもよいことは言うまでも
ない。そして、前記の温度検出器11の指令に基
づく流量制御系統14によつて、加熱媒体用の流
量制御装置2を作動させ、糊液温度が高くなけれ
ば加熱媒体量を減らし、逆に温度が低くなれば加
熱媒体量を増加させる。一方、糊液貯槽タンク1
2の液面計13の指令に基づく作動および停止制
御系統15によつて、糊液量が一定限度を越える
と加熱媒体用の停止弁1および懸濁液用の停止弁
4、定量ポンプ5を止め、また、糊液量が一定限
度以下になれば逆作動させるようにする。この間
撹拌機9に設けたタイマー8によつて、糊液流が
停止したとき、糊液が固化または閉塞することを
防ぐ目的から、液面計13からの指令に対して適
当な時間差を有するように時間の設定をしてお
く。勿論装置の全系統は保温しておくことが望ま
しい。
【図面の簡単な説明】
糊化器の下流部に撹拌機を設けたときの実施例
の概略を示す装置の系統図である。 1…停止弁、2…流量制御装置、3…逆止弁、
4…停止弁、5…定量ポンプ、6…逆止弁、7…
糊化器、8…タイマー、9…インラインミキサ
ー、10…温度検出部、11…温度検出器、12
…貯槽タンク、13…液面計、14…流量制御系
統、15…作動および停止制御系統。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天然または合成された糊料類の懸濁液に、高
    圧加熱媒体を導入して加熱糊化させる糊化器を備
    え、糊化器の内部または下流部に強制撹拌機を設
    け、この強制撹拌機によつて撹拌された糊液の温
    度を温度検出器で検出し、この検出信号に基づい
    て流量制御装置を作動させて糊化器へ導入される
    懸濁液と加熱媒体との少なくとも一方の量を制御
    して、均質に溶液化することを特徴とする連続製
    糊装置。
JP20788982A 1982-11-27 1982-11-27 連続製糊装置 Granted JPS58117267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20788982A JPS58117267A (ja) 1982-11-27 1982-11-27 連続製糊装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20788982A JPS58117267A (ja) 1982-11-27 1982-11-27 連続製糊装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15940479A Division JPS5679167A (en) 1979-12-03 1979-12-03 Continuous preparation of paste and its device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58117267A JPS58117267A (ja) 1983-07-12
JPS6344790B2 true JPS6344790B2 (ja) 1988-09-06

Family

ID=16547238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20788982A Granted JPS58117267A (ja) 1982-11-27 1982-11-27 連続製糊装置

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JP (1) JPS58117267A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166384U (ja) * 1987-04-20 1988-10-28

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166384U (ja) * 1987-04-20 1988-10-28

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Publication number Publication date
JPS58117267A (ja) 1983-07-12

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