JPS6344487A - スラリ−タンク - Google Patents
スラリ−タンクInfo
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- JPS6344487A JPS6344487A JP61188724A JP18872486A JPS6344487A JP S6344487 A JPS6344487 A JP S6344487A JP 61188724 A JP61188724 A JP 61188724A JP 18872486 A JP18872486 A JP 18872486A JP S6344487 A JPS6344487 A JP S6344487A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、タンクに貯蔵された石炭−油スラリー(以
下COMという)、石炭−水スラリー(以下CWMとい
う)、特にこれらの高濃度スラリーを循環して攪拌し、
タンク内スラリーを均一にする装置を備えたスラリータ
ンクに関する。
下COMという)、石炭−水スラリー(以下CWMとい
う)、特にこれらの高濃度スラリーを循環して攪拌し、
タンク内スラリーを均一にする装置を備えたスラリータ
ンクに関する。
近年発電用ボイラーの燃焼、石炭液化等の石炭利用技術
の進展に伴って、CWM、COMが使用されるようにな
っている。例えばCWMについてみれば、従来石炭粒子
濃度は45〜50wt%のCWMであったが、発電用ボ
イラー熱効率の向上、輸送効率の向上、貯蔵効率等の要
請から石炭粒子濃度が65〜80wt%の高濃度CWM
が注目されるに至っている。しかし石炭粒子表面は一般
的には疎水性であり、疎水性粒子は本来aS傾向を示し
安定な分散系をつくらないので、高濃度CWMでは石炭
粒子に電荷を与えて、粒子間の静電気的な反発効果を与
えたり、あるいは石炭粒子表面に形成される高分子吸着
層の熱力学的な相互作用による立体反発効果を与えるた
め、分散剤が添加される。なお分散剤としては、非イオ
ン系のものとして、例えばエチレンオキサイド系、エチ
レン及びプロピレンオキサイド系より成る高分子性表面
活性剤が使用され、イオン系のものとして、アニオン系
のポリナフタレンスルホン酸より成る表面活性剤等が使
用される。このようにして分散剤が添加された高濃度C
WMにおいては、媒体(水)が石炭粒子表面をおおって
連続相となり、石炭粒子は分散状態となる。しかし分散
状態となった石炭粒子は、周囲の石炭粒子の干渉を受け
なくなる代わりに沈降することが容易となり、条件が悪
いと圧密相(八−ドパック相)を形成して大きなトラブ
ルを引き起こす。
の進展に伴って、CWM、COMが使用されるようにな
っている。例えばCWMについてみれば、従来石炭粒子
濃度は45〜50wt%のCWMであったが、発電用ボ
イラー熱効率の向上、輸送効率の向上、貯蔵効率等の要
請から石炭粒子濃度が65〜80wt%の高濃度CWM
が注目されるに至っている。しかし石炭粒子表面は一般
的には疎水性であり、疎水性粒子は本来aS傾向を示し
安定な分散系をつくらないので、高濃度CWMでは石炭
粒子に電荷を与えて、粒子間の静電気的な反発効果を与
えたり、あるいは石炭粒子表面に形成される高分子吸着
層の熱力学的な相互作用による立体反発効果を与えるた
め、分散剤が添加される。なお分散剤としては、非イオ
ン系のものとして、例えばエチレンオキサイド系、エチ
レン及びプロピレンオキサイド系より成る高分子性表面
活性剤が使用され、イオン系のものとして、アニオン系
のポリナフタレンスルホン酸より成る表面活性剤等が使
用される。このようにして分散剤が添加された高濃度C
WMにおいては、媒体(水)が石炭粒子表面をおおって
連続相となり、石炭粒子は分散状態となる。しかし分散
状態となった石炭粒子は、周囲の石炭粒子の干渉を受け
なくなる代わりに沈降することが容易となり、条件が悪
いと圧密相(八−ドパック相)を形成して大きなトラブ
ルを引き起こす。
一方工業上石炭粒子濃度が45〜50wt%のCWM、
石炭粒子濃度が65〜30wt%の高濃度CWM、及び
COMをタンクに短期又は長期に貯蔵することが必要で
ある。そしてタンクから払出して輸送するスラリーは、
均一な濃度のスラリーでなければならず、かつタンク内
のスラリーも流動しうる状態でなければならない。しか
し、CWM及び00M中の石炭粒子は沈降し、しかも、
より石炭粒子濃度が高くなるに従ってチクソトロピック
な挙動を示す傾向が大きくなり、又最急の状態ではタン
クの下部が圧密相(ハードバック相)を形成することが
ある。従って、タンク内のスラリーを均一化させるため
攪拌することが不可決となるが、翼の回転による攪拌装
置を設けても、スラリー貯蔵用タンクは通常1000r
n’以上の大型タンクになるため、攪拌装置の構造及び
攪拌効果の点から困難である。そこで、攪拌はタンク内
からスラリーを抜出してから再度戻してやる循環方式に
よらざるをえないが、特に高濃度CWM等では実際に工
業上適用可能な循環方法がなかった。
石炭粒子濃度が65〜30wt%の高濃度CWM、及び
COMをタンクに短期又は長期に貯蔵することが必要で
ある。そしてタンクから払出して輸送するスラリーは、
均一な濃度のスラリーでなければならず、かつタンク内
のスラリーも流動しうる状態でなければならない。しか
し、CWM及び00M中の石炭粒子は沈降し、しかも、
より石炭粒子濃度が高くなるに従ってチクソトロピック
な挙動を示す傾向が大きくなり、又最急の状態ではタン
クの下部が圧密相(ハードバック相)を形成することが
ある。従って、タンク内のスラリーを均一化させるため
攪拌することが不可決となるが、翼の回転による攪拌装
置を設けても、スラリー貯蔵用タンクは通常1000r
n’以上の大型タンクになるため、攪拌装置の構造及び
攪拌効果の点から困難である。そこで、攪拌はタンク内
からスラリーを抜出してから再度戻してやる循環方式に
よらざるをえないが、特に高濃度CWM等では実際に工
業上適用可能な循環方法がなかった。
そこで本発明の発明者は大型タンクでスラリーの循環方
法の実験を行った。第6図はその実験装置の説明図であ
る。図において、(1)は1000 m’のタンク、(
2)はタンク(1)に貯蔵されている微粒石炭粒子の濃
度が70wt%程度のCWMのスラリーで、約1ケ月経
過しているものである。1ケ月経過後のCW M (2
)は、微粒石炭粒子が沈降しており、タンク(1)内下
部は微粒石炭粒子濃度が高い状態にある。(4)は回転
式の集泥装置、(6)は集泥装置(4)で集められたス
ラリー(2)の石炭微粒子が塊となったものを塊砕する
塊砕ミキサー、(8)は塊砕ミキサー(6)に連通ずる
スラリー循環用のパイプ、α1はパイプ(8)の途中に
設けられた循環用のポンプである。なおパイプ(8)の
出口(8a)は、タンク(1)の中央部に位置させであ
る。
法の実験を行った。第6図はその実験装置の説明図であ
る。図において、(1)は1000 m’のタンク、(
2)はタンク(1)に貯蔵されている微粒石炭粒子の濃
度が70wt%程度のCWMのスラリーで、約1ケ月経
過しているものである。1ケ月経過後のCW M (2
)は、微粒石炭粒子が沈降しており、タンク(1)内下
部は微粒石炭粒子濃度が高い状態にある。(4)は回転
式の集泥装置、(6)は集泥装置(4)で集められたス
ラリー(2)の石炭微粒子が塊となったものを塊砕する
塊砕ミキサー、(8)は塊砕ミキサー(6)に連通ずる
スラリー循環用のパイプ、α1はパイプ(8)の途中に
設けられた循環用のポンプである。なおパイプ(8)の
出口(8a)は、タンク(1)の中央部に位置させであ
る。
以上の実験装置で、スラリー(21を循環すると、スラ
リー(2)はパイプ(8)の出口(8&)から垂直方向
に所定の流速で噴出して、液面(2a)に衝突する。そ
して液面(2a)に衝突したスラリー流は、タンク(1
)内に分散することなく出口(8&)の直下からタンク
(1)下部に到る狭い流路0を形成し、その流路(支)
のみを流通して循環ポンプa1より直ちに循環する流れ
を(9返すことが明かとなった。
リー(2)はパイプ(8)の出口(8&)から垂直方向
に所定の流速で噴出して、液面(2a)に衝突する。そ
して液面(2a)に衝突したスラリー流は、タンク(1
)内に分散することなく出口(8&)の直下からタンク
(1)下部に到る狭い流路0を形成し、その流路(支)
のみを流通して循環ポンプa1より直ちに循環する流れ
を(9返すことが明かとなった。
[発明が解決しようとする問題点] −従来タンク中の
スラリーを均一化させるのにスラリーを循環する場合、
工業上実施可能なスラリータンクがないという問題があ
った。
スラリーを均一化させるのにスラリーを循環する場合、
工業上実施可能なスラリータンクがないという問題があ
った。
この発明に係るスラリータンクは、石炭−泊スラリー(
COM)又は石炭−水スラリー(CWM)を貯蔵するタ
ンクにおいて、タンクの底部からの上記スラリーを抜出
し手段と、その抜出し手段により抜出したスラリーを循
環させる手段と、径の異なる複数のリング状パイプを連
通させ、カ一つリンク状パイプには、複数の横方向に噴
出口が位置するノズルを備えた分配器であって、タンク
内の液面とほぼ同一平面に維持するように分配器と、か
らなるものである。
COM)又は石炭−水スラリー(CWM)を貯蔵するタ
ンクにおいて、タンクの底部からの上記スラリーを抜出
し手段と、その抜出し手段により抜出したスラリーを循
環させる手段と、径の異なる複数のリング状パイプを連
通させ、カ一つリンク状パイプには、複数の横方向に噴
出口が位置するノズルを備えた分配器であって、タンク
内の液面とほぼ同一平面に維持するように分配器と、か
らなるものである。
この発明においては、分配器は、複数のリング状パイプ
を連通させているので、タンクの液面全体に噴出流を分
布させることができる。又分配器のノズルは横方向に設
けられ、かつ分配器が液面とほぼ同一平面に位置するの
で、噴出流はほぼ水平方向に噴出し、かつただちに液面
に接触させることができ、石炭粒子は水平方向の速度U
xのみをもち、エネルギーめ減衰によりタンク内に自然
に混在させることができる。
を連通させているので、タンクの液面全体に噴出流を分
布させることができる。又分配器のノズルは横方向に設
けられ、かつ分配器が液面とほぼ同一平面に位置するの
で、噴出流はほぼ水平方向に噴出し、かつただちに液面
に接触させることができ、石炭粒子は水平方向の速度U
xのみをもち、エネルギーめ減衰によりタンク内に自然
に混在させることができる。
第1図は、この発明に使用するタンクの一実施例の説明
図である。図において、第10図の従来例と同一符号は
これと同等のものを示す。(10m)は循環用のスクリ
ュ一式のポンプ、■はスラリー(2)の循環用のパイプ
(8)にその中心を連通させて配設し12分配器であり
、分配型■の平面は液面(2&)とほぼ同一の平面に配
設する。
図である。図において、第10図の従来例と同一符号は
これと同等のものを示す。(10m)は循環用のスクリ
ュ一式のポンプ、■はスラリー(2)の循環用のパイプ
(8)にその中心を連通させて配設し12分配器であり
、分配型■の平面は液面(2&)とほぼ同一の平面に配
設する。
第2図は分配器■の平面図である。分配器■は、十字状
に交差するパイプ(20m) 、 (20b)と径の異
なるリング状のパイプ(20e) 、 (20d) 、
(20e)からなり、ノズルQυを外側と内側に設け
た構造になっている。
に交差するパイプ(20m) 、 (20b)と径の異
なるリング状のパイプ(20e) 、 (20d) 、
(20e)からなり、ノズルQυを外側と内側に設け
た構造になっている。
ノズルQ11は、液面(2a)全体に中心部(2)から
放射状に配置され、各ノズルQI)から噴出されるスラ
リー(2)が液面(2a)全体にほぼ均一に分布するよ
うになっている。
放射状に配置され、各ノズルQI)から噴出されるスラ
リー(2)が液面(2a)全体にほぼ均一に分布するよ
うになっている。
なお、第2図において、ノズル圓はリング状パイプ(2
0e) 、 (20d) 、 (20e)の外側と内側
の対向する位置に設けているが、全体に分布するように
配設すれば、対向する位置でなくてもよい。
0e) 、 (20d) 、 (20e)の外側と内側
の対向する位置に設けているが、全体に分布するように
配設すれば、対向する位置でなくてもよい。
リング状パイプ(20e) 、 (2Qd) 、 (2
0e)は、同一の径のパイプを使用してもよいが、各ノ
ズルeDから同じ景の噴出流(2)を噴出させることが
望ましいからリング状パイプ(20e) 、 (20d
) 、 (20e)の径をそれぞれ変えてもよい。ただ
し、スラリー流(混和流)は、管壁から発生する流体の
乱れの影響を受けると共に、スラリー流が曲がった流路
を流れるから、石炭粒子も管壁に衝突することにより種
々の影響を受ける。そのためリング状パイプ(20c)
、 (20d) 。
0e)は、同一の径のパイプを使用してもよいが、各ノ
ズルeDから同じ景の噴出流(2)を噴出させることが
望ましいからリング状パイプ(20e) 、 (20d
) 、 (20e)の径をそれぞれ変えてもよい。ただ
し、スラリー流(混和流)は、管壁から発生する流体の
乱れの影響を受けると共に、スラリー流が曲がった流路
を流れるから、石炭粒子も管壁に衝突することにより種
々の影響を受ける。そのためリング状パイプ(20c)
、 (20d) 。
(20e)それぞれの石炭粒子のレイノズル数と管レイ
ノズル数を同じにしても各ノズル(ハ)から噴出する噴
出流(2)の状態が同じになるとは限らないことが明か
となっており、リング状パイプ(20c)。
ノズル数を同じにしても各ノズル(ハ)から噴出する噴
出流(2)の状態が同じになるとは限らないことが明か
となっており、リング状パイプ(20c)。
(20d) 、 (20e)のそれぞれの径は一義的に
はレイノズル歎息外の石炭粒子の管壁への衝突の影響を
考慮して定めている。又具体的には、ノズルel)の形
状も重要な要素となりうる。ノズル21の通路はその先
端を狭くして、三角錐状にしたもの、直線、状の通路に
したもの、あるいは、先端が広がった状態にしたもの等
積にある、しかしこの発明においては、ノズル(2)の
通路は直線状の通路にしたものあるいは、先端が広がっ
た状態にしたもの使用するのが望ましいことが実験によ
り明らかにされている。
はレイノズル歎息外の石炭粒子の管壁への衝突の影響を
考慮して定めている。又具体的には、ノズルel)の形
状も重要な要素となりうる。ノズル21の通路はその先
端を狭くして、三角錐状にしたもの、直線、状の通路に
したもの、あるいは、先端が広がった状態にしたもの等
積にある、しかしこの発明においては、ノズル(2)の
通路は直線状の通路にしたものあるいは、先端が広がっ
た状態にしたもの使用するのが望ましいことが実験によ
り明らかにされている。
さらに、ノズルQDは、液面(2a)全体に中心部■か
ら放射状に配置され、各ノズルc!Dから噴出されるス
ラ!J−(21が液面(2a)全体にほぼ均一に分布す
るようになっている。第3図は分配器翰のノズル(社)
の部分断面図で、噴出口の向き及びノズルQ1)からの
噴出流の方向(図中の符号Aの矢印)と、タンク(1)
内のスラリー(2)との位置関係を示す。図からノズル
(2)は液面(2a)とほぼ同じ平面に位置しており、
そのためノズルQυからの噴出流は矢印Aのように液面
(2a)とほぼ同一平面で水平方向に噴出する。
ら放射状に配置され、各ノズルc!Dから噴出されるス
ラ!J−(21が液面(2a)全体にほぼ均一に分布す
るようになっている。第3図は分配器翰のノズル(社)
の部分断面図で、噴出口の向き及びノズルQ1)からの
噴出流の方向(図中の符号Aの矢印)と、タンク(1)
内のスラリー(2)との位置関係を示す。図からノズル
(2)は液面(2a)とほぼ同じ平面に位置しており、
そのためノズルQυからの噴出流は矢印Aのように液面
(2a)とほぼ同一平面で水平方向に噴出する。
次に上記のような条件で、操作する場合について説明す
る。先ず輸送時の流動性を有効にするため、1. OO
Ompm、 s以下の粘土に調整した高濃度CWMスラ
リー(2)をパイプにより輸送して、タンク(1)に貯
蔵する。次にタンク(1)内の微粒石炭粒子濃度の均一
化の必要が生じると、11泥装ffi (4)の翼を回
転して濃縮スラリーを中心に集め、塊砕ミキサー(6)
で塊砕して微粒石炭粒子が分離した状態のスラリーとし
、スクリュ一式ポンプ(10亀)によりパイプ(8)で
循環する。なお、塊砕ミキサー(6)では微粒石炭粒子
の固まりがある場合、かまりのほとんど、具体的には9
5%以上を砕いて微粒石炭粒子のスラリーとする。タン
ク(1)の底部から抜出されるスラ!J −(21は、
微粒子石炭粒子の濃度が高くなっている上に大きな塊状
の粒子が混入していると、スラリー(2)の粘度は著し
く大きくなるからである。
る。先ず輸送時の流動性を有効にするため、1. OO
Ompm、 s以下の粘土に調整した高濃度CWMスラ
リー(2)をパイプにより輸送して、タンク(1)に貯
蔵する。次にタンク(1)内の微粒石炭粒子濃度の均一
化の必要が生じると、11泥装ffi (4)の翼を回
転して濃縮スラリーを中心に集め、塊砕ミキサー(6)
で塊砕して微粒石炭粒子が分離した状態のスラリーとし
、スクリュ一式ポンプ(10亀)によりパイプ(8)で
循環する。なお、塊砕ミキサー(6)では微粒石炭粒子
の固まりがある場合、かまりのほとんど、具体的には9
5%以上を砕いて微粒石炭粒子のスラリーとする。タン
ク(1)の底部から抜出されるスラ!J −(21は、
微粒子石炭粒子の濃度が高くなっている上に大きな塊状
の粒子が混入していると、スラリー(2)の粘度は著し
く大きくなるからである。
例えば、第4図はCWMにおける石炭粒子濃度とスラリ
ー粘度との関係を示す線図であるが、図中の曲R(イ)
のスラリーは、曲Il!(ロ)で示すスラリーよりもそ
の石炭粒子径が大きいため、同じ濃度のスラリーでも、
高濃度領域では著しく粘度が高くなっている。そして、
スラリー(2)は、第3図に示すように、ノズルQ1)
から矢印Aのように水平方向に噴出する。この場合、噴
出流中の微粒石炭粒子の水平方向の速度をU x 、鉛
直方向の速度をUyとすると、事実上速度Uyは無視で
き、水平方向のみの速度Uxをもつことになる。又ノズ
ル21)は液面(2a)と同一平面に位置するので、噴
出流はタンク(1)内の液面(2a)近傍のスラ!J−
(2)と接触する。その際水平方向の速度Uxを有する
流体と静止液体とが接触し、かつ粘度の高い流体とそれ
より若干粘度の低い液体が接触することになるが、観察
の結果、速度差等による噴出流とタンク(1)内液面(
2a)近傍のスラ!J−(2+との不連続面から層流拡
散層への遷移が直ちに起こり、噴出流のエネルギーが順
次消失するに従って微粒石炭粒子を順次自然にタンク内
スラリー(2)中に混在していく。こうして、これらの
操作を一定時間継続して行うと、タンク(1)内のスラ
リー(2)は均一化した濃度になる。
ー粘度との関係を示す線図であるが、図中の曲R(イ)
のスラリーは、曲Il!(ロ)で示すスラリーよりもそ
の石炭粒子径が大きいため、同じ濃度のスラリーでも、
高濃度領域では著しく粘度が高くなっている。そして、
スラリー(2)は、第3図に示すように、ノズルQ1)
から矢印Aのように水平方向に噴出する。この場合、噴
出流中の微粒石炭粒子の水平方向の速度をU x 、鉛
直方向の速度をUyとすると、事実上速度Uyは無視で
き、水平方向のみの速度Uxをもつことになる。又ノズ
ル21)は液面(2a)と同一平面に位置するので、噴
出流はタンク(1)内の液面(2a)近傍のスラ!J−
(2)と接触する。その際水平方向の速度Uxを有する
流体と静止液体とが接触し、かつ粘度の高い流体とそれ
より若干粘度の低い液体が接触することになるが、観察
の結果、速度差等による噴出流とタンク(1)内液面(
2a)近傍のスラ!J−(2+との不連続面から層流拡
散層への遷移が直ちに起こり、噴出流のエネルギーが順
次消失するに従って微粒石炭粒子を順次自然にタンク内
スラリー(2)中に混在していく。こうして、これらの
操作を一定時間継続して行うと、タンク(1)内のスラ
リー(2)は均一化した濃度になる。
この発明においては、分配器□□□を液面(2a)とほ
ぼ同一平面に維持することが必要であり、第5図は分配
器■を液面(2a)に追従させる手段の説明図である。
ぼ同一平面に維持することが必要であり、第5図は分配
器■を液面(2a)に追従させる手段の説明図である。
図において、タンク(1)の側壁にノズル(SO)とス
イベルリング(51)を設−け、スイベルリング(51
)にパイプ(52)を連通し、パイプ(52)の先端に
分配器(イ)# (4’)の中心部を取付けて連通させ
、タンク(1)下部から抜出されたスラリー(2)は、
ポンプ(10a)によりノズル(50)、スイベルリン
グ(51)及びパイプ(52)を通して分配器(イ)、
(40)からスラリー(2)の液面(2a)に噴出さ
れる。そして、液面(2a)が降下して符号(A)の位
置になってもスイベルリング(51)を回転することに
より、分配器■。
イベルリング(51)を設−け、スイベルリング(51
)にパイプ(52)を連通し、パイプ(52)の先端に
分配器(イ)# (4’)の中心部を取付けて連通させ
、タンク(1)下部から抜出されたスラリー(2)は、
ポンプ(10a)によりノズル(50)、スイベルリン
グ(51)及びパイプ(52)を通して分配器(イ)、
(40)からスラリー(2)の液面(2a)に噴出さ
れる。そして、液面(2a)が降下して符号(A)の位
置になってもスイベルリング(51)を回転することに
より、分配器■。
(40)の位置を液面(2a)に追従させ、分配器■。
(40)と液面(2亀)とを常時はぼ同一の平面に位置
させることができる。
させることができる。
以上説明したように、この発明においては、タンクのC
OM又はCWMスラリーが高濃度であっても、石炭粒子
をタンク内スラリー全体に混在することができ、タンク
内スラリーの濃縮に流路を形成することがなく、大型の
タンクにおいても容易に短時間でタンク内スラリー濃度
を均一化することができる効果がある。
OM又はCWMスラリーが高濃度であっても、石炭粒子
をタンク内スラリー全体に混在することができ、タンク
内スラリーの濃縮に流路を形成することがなく、大型の
タンクにおいても容易に短時間でタンク内スラリー濃度
を均一化することができる効果がある。
第1図はこの発明の実施例であるタンクの説明図、第2
図は第1図の分配器の平面図、第3図は第2図の分配器
の部分断面図、第4図はCWMにおける石炭粒子濃度と
スラリーのみかけ粘度との関係を示す線図、第5図は分
配器をタンク内スラリーの液面に追従させる装置の説明
図、第6図は従来のタンクの説明図である。 図において、(1)はタンク、(2)はスラリー、(2
a)は液面、(4)は回転式の集泥装置、(6)は塊砕
ミキサー、(8)はスラリー循環用のパイプ、αl、
(10m)はポンプ、■は分配器、el)はノズル、(
51)はスイベルリングである。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 21 第2図 第3図 石R草子廉月[(wt”ム) → 第5図 ?2 第6図
図は第1図の分配器の平面図、第3図は第2図の分配器
の部分断面図、第4図はCWMにおける石炭粒子濃度と
スラリーのみかけ粘度との関係を示す線図、第5図は分
配器をタンク内スラリーの液面に追従させる装置の説明
図、第6図は従来のタンクの説明図である。 図において、(1)はタンク、(2)はスラリー、(2
a)は液面、(4)は回転式の集泥装置、(6)は塊砕
ミキサー、(8)はスラリー循環用のパイプ、αl、
(10m)はポンプ、■は分配器、el)はノズル、(
51)はスイベルリングである。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 21 第2図 第3図 石R草子廉月[(wt”ム) → 第5図 ?2 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 石炭−油スラリー(COM)又は石炭−水スラリー(C
WM)を貯蔵するタンクにおいて、(イ)上記タンクの
底部からの上記スラリーを抜出し手段と、 (ロ)上記抜き出し手段により抜出したスラリーを循環
させる手段と、 (ハ)径の異なる複数のリング状パイプを連通させ、か
つ該リング状パイプには、複数の横方向に噴出口が位置
するノズルを備えた分配器であつて、上記タンク内の液
面とほぼ同一平面に維持するように分配器と、 からなるスラリータンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61188724A JPS6344487A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | スラリ−タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61188724A JPS6344487A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | スラリ−タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6344487A true JPS6344487A (ja) | 1988-02-25 |
Family
ID=16228669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61188724A Pending JPS6344487A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | スラリ−タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6344487A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0686882A (ja) * | 1992-04-28 | 1994-03-29 | Vibemac Srl | ミシンにおける布地保持装置と基布搬送装置 |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP61188724A patent/JPS6344487A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0686882A (ja) * | 1992-04-28 | 1994-03-29 | Vibemac Srl | ミシンにおける布地保持装置と基布搬送装置 |
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