JPS6344473Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案はパーテイー会場、結婚式場等で使用
される投げテープに関するものである。

［従来の技術］ 本出願人は指入環に手で破れる御手玉形の小袋
を取付け、この小袋内に一端が小袋取付部に集束
固定された多数個の小巻きテープを収納してなる
投げテープを実願昭61−143123号の先願考案とし
て出願している。

［考案が解決しようとする問題点］ 前記先願考案の投げテープは、指を入れて投げ
動作を行なう指入環が指に対して滑り易すい紙紐
等の環体で作られていたので、細い指の人が使用
するような場合、指入環に指を入れて投げ動作を
行なうと、指入環が指から簡単に滑り抜けてテー
プ全体がボールのように飛んで行つてしまい、投
げ動作によつて多数の小巻きテープを蜘蛛の巣状
に展開放出させることができないという問題があ
つた。

［問題点を解決するための手段］ この考案は前記先願考案の問題点を解決するた
めに、前記指入環を複数本の針金捩り線に多数本
の毛状短繊維を立毛止着させた針金モールで形成
したことを特徴とするものである。

［作用］ 前記のような針金モールで形成された指入環
は、太い指には毛が押倒されて入り、細い指には
立つた毛が引掛るような現象が働くので、指に対
する引掛性が良く、また使用者の指に対して指入
環が大きすぎる場合は、この指入環を指の太さに
合わせてきつく嵌まるように変形させることも可
能であるので、この指入環に指を入れてテープの
投げ動作を行なう際に指入環が指から滑り抜ける
ことがなく、多数の小巻きテープを投げ動作によ
つてきれいに展開放出させることが可能となる。

［実施例］ 以下、この考案の実施例を図面に従い説明する
と、図中１は使用者の指が挿入される指入環で、
この指入環１は２本の針金捩り線１ａに多数本の
毛状短繊維１ｂを３〜４mm位の長さ立つように立
毛止着させた針金モールで形成されている。２は
この針金モールの指入環１に袋口部２ａを巻き掛
けて貼着テープ３により取付けた御手玉形の小袋
で、この小袋２は手で簡単に破れる薄紙、ミシン
目を入れた軟質の合成樹脂シート等で形成されて
いる。

４は前記小袋２内に収納された展開長さが数ｍ
位になる複数個（例えば20〜30個位）の同色又は
異色の小巻きテープで、この各小巻きテープ４は
巻回延出テープ端部が集束されて、袋口部２ａと
一緒に指入環１に巻き掛け、貼着テープ３により
締結固定されている。５は前記小袋４の使用者の
手の平に当たる上半側内部位置に内装固定された
保形性を有する笠形の板紙であり、この板紙５の
保形性によつて小袋２の形くずれを防止し、前記
テープ４の展開放出を良くするようにしている。

而して、前記小袋２を小巻きテープ４がばらば
らにならない状態に手で破に、この小袋２を指入
環１に使用者の中指を入れて指掛け保持し、この
状態で小袋保持の片腕を上げて投げ動作を行なう
と、小袋２内に収納されている全部の小巻きテー
プ４が第２図の如く蜘蛛の巣状に展開して放出さ
れるようになる。

［考案の効果］ この考案の投げテープは使用者の指を入れて投
げ動作を行なう指入環を前記のような針金モール
で形成したので、太い指には毛が押し倒されて入
り、細に指には立つた毛が引掛るような現象が働
くことにより、指に対する引掛性が良くなる。ま
た、前記指入環が使用者の指に対して太すぎる場
合は、この指入環を指の太さに合せてきつく嵌ま
るように変形させることが可能となる。このため
指入環に指を入れてテープの投げ動作を行なう際
に、指入環が指から滑り抜けることがなく、小袋
収納の小巻きテープを投げ動作によつてきれいに
展開放出させることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の投げテープを一部切欠して示
した斜視図、第２図は同投げテープの使用状態図
である。 １……指入環、１ａ……針金捩り線、１ｂ……
毛状短繊維、２……小袋、２ａ……袋口部、３…
…貼着テープ、４……小巻きテープ、５……笠形
板紙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 指入環に手で破れる御手玉形の小袋を取付け、
   この小袋内に一端が小袋取付部に集束固定された
   複数個の小巻きテープを収納してなる投げテープ
   において、前記指入環を複数本の針金捩り線に複
   数本の毛状短繊維を立毛止着させた針金モールで
   形成したことを特徴とする投げテープ。