JPS6344238Y2 - - Google Patents

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JPS6344238Y2
JPS6344238Y2 JP1981033086U JP3308681U JPS6344238Y2 JP S6344238 Y2 JPS6344238 Y2 JP S6344238Y2 JP 1981033086 U JP1981033086 U JP 1981033086U JP 3308681 U JP3308681 U JP 3308681U JP S6344238 Y2 JPS6344238 Y2 JP S6344238Y2
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JP
Japan
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gear train
driven shaft
clutch
flywheel
gear
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JP1981033086U
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JPS57146991U (ja
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  • Retarders (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、クランクプレス等のようにフライホ
イールを備えたプレス機械の駆動装置に関するも
のである。
従来のこの種のプレス機械では、モータで回転
駆動されるフライホイールと、スライドを駆動す
るクランク軸等で代表される被動軸とをクラツチ
を備えた1組の歯車列を介して連結させることに
より、クラツチをONして歯車列を介してフライ
ホイールの運動エネルギを被動軸に伝達させると
共に、プレス機械を停止させる時はクラツチを
OFFすると同時にブレーキを作動させて被動軸
の運動エネルギを熱エネルギとして大気中に放出
していた。
ところが、このように被動軸の運動エネルギを
ブレーキの発熱によつて大気中に放出するという
ことは、エネルギの浪費であると同時に、プレス
の停止時間を短かくしようとすれば極めて大容量
のブレーキを装着する必要があり、かつ、ブレー
キから放出される熱エネルギでプレス機械の雰囲
気温度が上昇して各種制御装置に悪影響を及ぼす
おそれがあつた。
本考案は上記に鑑みてなされたものであつて、
被動軸の運動エネルギをフライホイールにフイー
ドバツクしてフライホイールの運動エネルギの回
復度を高めると共に、プレス機械の停止にともな
つて失われるエネルギを減少してブレーキの負荷
を軽減させることにより、エネルギを有効利用で
き、更には、プレス機械を緩速運転することもで
きるようにしたプレス機械の駆動装置を提供する
ことを目的とするものである。
以下に本考案を図示された一実施例について説
明する。
第1図は本考案に係る駆動装置の歯車列を例示
した正面図、第2図は第1図のA−B−C−D−
E−F線に沿う断面図であつて、図示しないモー
タで回転駆動されるフライホイール1にはメイン
クラツチ2を内装し、このメインクラツチ2の出
力軸3には主駆動歯車4を固定すると共に、従来
公知のブレーキ5を装着する。又、図示しないス
ライドを昇降駆動するクランク6を設けた被動軸
7には前記出力軸3の歯車4と常時噛み合う主歯
車8を固定することにより主駆動歯車4と主歯車
8とで構成された第1の歯車列及びメインクラツ
チ2を介してフライホイール1と被動軸7とを連
動させる。
又、前記フライホイール1には副駆動歯車9を
設け、中間歯車10,11,12,13を介して
前記副駆動歯車9に噛み合い保持された副歯車1
4と前記被動軸7とをセカンドクラツチ15を介
して結合することにより、歯車9,10,11,
12,13,14で構成された第2の歯車列とセ
カンドクラツチ15とを介してフライホイール1
と被動軸7とを連動させる。尚、中間歯車10,
11と12,13とは一体に結合されてそれぞれ
支軸16,17に軸着されている。18,18は
出力軸3の軸受、19,19は出力軸3にフライ
ホイール1を軸着する軸受、20,20は被動軸
7の軸受、21,21は被動軸7に副歯車14を
軸着する軸受であり、前記両クラツチ2,15及
びブレーキ6はそれぞれエアで制御されるように
なつている。
ここに、前記各歯車列を構成する歯車4,8,
9,10,11,12,13,14の歯数をそれ
ぞれZ4,Z8,Z9,Z10,Z11,Z12,Z13,Z14とする
と、第1の歯車列の減速比、つまり、歯車列の値
e1は、 e1=Z4/Z8 となり、第2の歯車列の値e2は、 e2=Z9×Z11×Z13/Z10×Z12×Z14 で与えられる。
従つて、メインクラツチ2をON、セカンドク
ラツチ15をOFFして第1の歯車列を介してフ
ライホイール1と被動軸7とを連動させた場合
は、フライホイール1の回転数をNとすると、被
動軸7は、N×e1の速度で回転し、逆に、第2の
歯車列を介してフライホイール1の運動エネルギ
を被動軸7に伝える場合は、被動軸7がN×e2
速度で回転することになる。又、第1の歯車列の
減速比と第2の歯車列の減速比とが同一ではない
ので、e1≠e2となり、動力伝達系路を撰択、つま
り、ONさせるクラツチを撰択することでプレス
機械の運転速度を変えることができる。このため
に、第1の歯車列の値e1を標準速度に適合する値
としてe1>e2とすれば、例えば段取り時あるいは
負荷の増大時等にプレス機械を緩速運転できるの
である。
因みに、各歯車の歯数を Z4=20 Z8=80 Z9=18 Z10=32 Z11=14 Z12=44 Z13=14 Z14=32 とすれば第1の歯車列の値e1は、 e1=Z4/Z8=20/80=1/4=0.25 となり、第2の歯車列の値e2は、 e2=Z9×Z11×Z13/Z10×Z12×Z14=18×14×14/3
2×44×32 =441/5632≒0.0783 となる。従つて、第2の歯車列を使用してプレス
機械を運転した場合の運転速度比e2/e1は、 e2/e1=0.0783/0.25≒1/3.19 となる。
又、上記運転速度比は、主歯車8と副歯車14
との速度比でもあるので、第1の歯車列による運
転状態でメインクラツチ2をOFFしてセカンド
クラツチ15をONすると、セカンドクラツチ1
5を介して主歯車8が副歯車14を駆動すること
になる。このことにより、第1の歯車列による運
転の後にメインクラツチ2をOFFしてセカンド
クラツチ15をONすれば、第2の歯車列を介し
てフライホイール1が加速され、被動軸7の運動
エネルギがフライホイール1にフイードバツクさ
れるのである。従つて、セカンドクラツチ15の
スベリがゼロとなつた時点、つまり、主歯車8と
副歯車14との回転速度が同一になつた時点でセ
カンドクラツチ15をOFFしてブレーキ5をON
させればフライホイール1にフイードバツクされ
なかつたエネルギのみがブレーキに負荷として作
用するので、このブレーキを介して大気中に放出
されるエネルギを減少できるのである。
尚、上記歯数による場合でのフイードバツク後
のエネルギは、運転時における被動軸7周りの保
有エネルギをEとすると、 E・(e2/e12≒E・1/10.2 となる。
従つて、フイードバツクされたエネルギは、セ
カンドクラツチの損失エネルギを無視すると E−E/10.2≒0.9E となり、被動軸7の保有エネルギの約90%をフラ
イホイール1にフイードバツクできる。このため
に、ブレーキ5で消費されるエネルギは、フイー
ドバツク前の約10%になり、ブレーキ6の負荷を
大幅に減少できるのである。
尚、上記のようなエネルギフイードバツクを含
む一行程運転中におけるメインクラツチ2とセカ
ンドクラツチ15とブレーキ5との作動タイミン
グを図式化すると、第3図に示すようになる。
又、第4図は、メインクラツチ2とセカンドク
ラツチ15とをともに駆動軸3上に装着してフラ
イホイール1に内設した実施例を示したものであ
つて、この場合はクラツチ系をコンパクト化でき
る利点がある。
以上説明したように本考案によれば、プレスを
停止するたびに熱として大気中に放出していた被
動軸周りの運動エネルギをフライホイールにフイ
ードバツクしてこれを再利用できるので、エネル
ギロスを少なくしてプレス機械の運転コストを低
減できる。又ブレーキにはフライホイールにフイ
ードバツクされた後のエネルギが加わるのみであ
るために、ブレーキの発熱量を小さくできると共
に、その容量をも小さくできる。更に、動力伝達
系を撰択使用することでプレス機械の運転速度を
変えることができるので、いわゆる緩速運転をも
行なわせることができてプレス作業性を向上する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による歯車列の正面
図である。第2図は第1図のA−B−C−D−E
−F線に沿う断面図である。第3図は通常運転時
の作動タイミング線図である。第4図は両クラツ
チを同一軸線上に配設した要部の断面図である。 1……フライホイール、2……メインクラツ
チ、3……駆動軸、4……駆動歯車、5……ブレ
ーキ、6……クランク、7……被動軸、8……主
歯車、9……副駆動歯車、10,11,12,1
3……中間歯車、14……副歯車、15……セカ
ンドクラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フライホイールにメインクラツチを介して装着
    された出力軸と、スライドを昇降駆動するクラン
    クを設けた被動軸とを具備し、前記出力軸と被動
    軸とを歯車で構成される第1歯車列で接続すると
    共に、前記フライホイールと被動軸とを前記第1
    歯車列とは減速比の異なる歯車で構成される第2
    歯車列で接続し、さらに前記出力軸にブレーキを
    装着し、被動軸の第2歯車列にセカンドクラツチ
    を装着したことを特徴とするプレス機械の駆動装
    置。
JP1981033086U 1981-03-10 1981-03-10 Expired JPS6344238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981033086U JPS6344238Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981033086U JPS6344238Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57146991U JPS57146991U (ja) 1982-09-16
JPS6344238Y2 true JPS6344238Y2 (ja) 1988-11-17

Family

ID=29830453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981033086U Expired JPS6344238Y2 (ja) 1981-03-10 1981-03-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6344238Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132037A (en) * 1978-04-05 1979-10-13 Akebono Brake Ind Co Ltd Energy accumulating apparatus which uses flywheels
JPS563338A (en) * 1979-06-20 1981-01-14 Toshiba Corp Energy accumulator having fly-wheel

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132037A (en) * 1978-04-05 1979-10-13 Akebono Brake Ind Co Ltd Energy accumulating apparatus which uses flywheels
JPS563338A (en) * 1979-06-20 1981-01-14 Toshiba Corp Energy accumulator having fly-wheel

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JPS57146991U (ja) 1982-09-16

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