JPS6344157Y2 - - Google Patents

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JPS6344157Y2
JPS6344157Y2 JP1985085250U JP8525085U JPS6344157Y2 JP S6344157 Y2 JPS6344157 Y2 JP S6344157Y2 JP 1985085250 U JP1985085250 U JP 1985085250U JP 8525085 U JP8525085 U JP 8525085U JP S6344157 Y2 JPS6344157 Y2 JP S6344157Y2
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JP
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tank
pipe
sewage
sterilization chamber
chamber
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JP1985085250U
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JPS61204697U (ja
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  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (目的) この考案は基準型の分離ばつ気式浄化槽に循環
機能を付加して浄化能力を高めたし尿浄化槽に関
するものである。
現行の使用人員50人以下の単独処理槽において
は処理済み汚水のBODは90ppm(有機物除去率65
%)が基準となつているが、この程度では臭気の
発生、沈殿物のたい積を防ぐには不十分であり、
BOD値をさらに引き下げることが必要であると
考えられている。然しながら既に設置されている
単独処理槽を新規に高性能の処理槽(例えば本案
出願と出願人を同じくする特許昭58−144835発明
の各称 循環接触バツキ槽)と交換することは経
費的にみて必ずしも簡単でない。本考案は既設の
浄化槽に簡易な循環装置を付設することにより
BOD値を低減することのできる新機種を得るこ
とを目的とする。
(構成と作用) 次に略図にもとづいて本考案の実施例の構成と
作用を説明すると、本考案の要部をなす小形槽
(以下副槽という。)1の内部に汚水流入管2を取
り付けて上部の孔から外に出し、エアリフトポン
プ管3を縦設して上端を槽上部の孔から外に出
す。槽内の上方部位に消毒室4を設置し、室壁の
1部は越流ぜき5として構成する。越流ぜきの上
辺は消毒室の排水管6のやや上方に位置ぎめさ
れ、越流ぜきの内側に薬剤筒7を取り付ける。副
槽1の汚水流入管2を在来のし尿浄化槽(以下主
槽という。)8の汚水流出管9に接続し、副槽内
のエアリフトポンプ管3の上端に接続した汚水還
流管11を主槽の沈殿分離室10内に開口させる
ことによつて本考案の構成を終る。
トイレから出たし尿は主槽8に導入されて沈殿
分離室10で分解可能の有機物と分解不能の沈殿
物に分離し、沈殿物は槽底に残留するが、有機物
は移流管12を通じてばつ気室13に入り、散気
管14から出る空気に触れて活性化し、有機物を
分解してBOD値を下げる。BODの下つた汚水は
さらに沈殿室15において汚泥を分離沈殿させた
後汚水流出管9から流出し、該流出管に接続した
汚水流入管2を通じて副槽1に入る。主槽8の消
毒室に取り付けられていた薬剤筒は徹去されるか
薬剤の補給を停止される。その理由は塩素系等の
消毒薬で汚水が消毒されると汚水中の好気性微生
物も減少するため有機物分解作用が弱くなり、エ
アリフトポンプ管による空気の供給も微生物を活
性化するに至らず、後記の還流が効果の薄いもの
となる。副槽1内に導入された汚水はエアリフト
ポンプ管3内を上昇し、汚水還流管11を経由し
て主槽内の沈殿分離室10に還流される。この還
流汚水は副槽内の消毒室4において消毒される以
前のものであるから多くの好気性微生物を含んで
おり、その微生物がエアリフトポンプ管3中の空
気に付勢されて沈殿分離室10に送られることに
より分離室内の嫌気性菌による腐敗作用が抑制さ
れて臭気の発生を軽減し、同時に好気性菌による
有機物分解を進めることができる。ただしこの合
併効果をあげるためには還流汚水は槽底をかき回
さないことを必要とし、疎流板16を設置するこ
とが望ましい。トイレからのし尿と還流汚水が混
合した汚水は移流管12よりばつ気室13に流入
し、散気管14の作用によつて浄化度を高め、汚
水流出管9を経て副槽1に流入する。この繰り返
しによつて副槽内の汚水は次第にBODを低め、
無臭透明に近付いてゆく。高度に浄化された汚水
は副槽内の水位が上るにつれて越流ぜき5を越え
て消毒室4に流入し、薬剤筒7により供給される
消毒剤によつて雑菌を消毒されて排水管6より外
部に排出される。
(効果) 本考案の特色は既設の単独処理槽を主槽とし、
これに小形の副槽を付設することによつて汚水の
循環を行わせるところにあるが、要点は汚水のエ
ンドレスな循環によつて含有有機物と水中微生物
の接触機会を多くし、有機物分解度を進めて
BOD値を引き下げることに存する。今日までの
実験結果ではBODは30ppm(除去率約88%)程度
まで低下することを得たが、この数値は微生物リ
ツチの接触材を主槽と副槽に適量装入する等の手
段により一層の改善をみる可能性が大きい。副槽
は小形であるため設置に場所をとらず、取付工事
が簡単であり、蓋を含め全体を合成樹脂で成形す
ることができるので安価に製作することができる
ことも特色の1つである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案内部の平面略図、第2図は本考
案内部の正面略図である。 1は副槽、2は汚水流入管、3はエアリフトポ
ンプ管、4は消毒室、5は越流ぜき、6は排水
管、7は薬剤筒、8は主槽、9は汚水流出管、1
0は沈殿分離室、11は汚水還流管、12は移流
管、13はばつ気室、14は散気管、15は沈殿
室、16は疎流板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基準型の分離ばつ気式し尿浄化槽の汚水流出管
    に別個の小形槽の汚水流入管を接続し、小形槽内
    にエアリフトポンプ管を縦設して該ポンプ管に接
    続した汚水還流管を前記浄化槽の沈殿分離室に開
    口させ、前記小形槽内に越流ぜきで仕切られた消
    毒室を構成して該消毒室内に前記浄化槽内の薬剤
    筒を移設し、消毒室に排水管を接続したことを特
    徴とする循環装置を付設したし尿浄化槽。
JP1985085250U 1985-06-07 1985-06-07 Expired JPS6344157Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985085250U JPS6344157Y2 (ja) 1985-06-07 1985-06-07

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Publication Number Publication Date
JPS61204697U JPS61204697U (ja) 1986-12-23
JPS6344157Y2 true JPS6344157Y2 (ja) 1988-11-16

Family

ID=30635475

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60179192U (ja) * 1984-05-11 1985-11-28 日中物産株式会社 甘栗

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Publication number Publication date
JPS61204697U (ja) 1986-12-23

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