JPS6343892Y2 - - Google Patents

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JPS6343892Y2
JPS6343892Y2 JP12401783U JP12401783U JPS6343892Y2 JP S6343892 Y2 JPS6343892 Y2 JP S6343892Y2 JP 12401783 U JP12401783 U JP 12401783U JP 12401783 U JP12401783 U JP 12401783U JP S6343892 Y2 JPS6343892 Y2 JP S6343892Y2
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JP
Japan
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fruit
bag
light
fruit bag
shading
Prior art date
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Application number
JP12401783U
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JPS6031269U (ja
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  • Protection Of Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は生育中の果実、例えば桃、りんご、
梨等に被着してこれを保護育成する果実袋に関す
るものである。
従来この種の果実袋、特に桃の掛袋としては第
1図ないし第2図に示すように、外袋1を内側が
黒色の原紙を用いて袋状に成形し、一端を開口し
てその開口部2の一隅に止金3を取着するととも
に、この外袋1内に内側をパラフインとした内袋
4を介在させたもの、また不透明の原紙を用いて
袋状に成形し、そのほぼ中央面に横方向にミシン
孔6を開穿してなる一重袋5で構成したものが知
られ、桃の果実の色づきを人為的に調節し、果肉
の味を良くするようにしている。
しかしながらこれらの果実袋は、それぞれ外袋
1あるいは上半部7で成熟過程での病虫害を防止
した後、外袋1あるいは下半部8を切り開いて取
り除き、次いで果実が成熟した後に色づき等を良
くするために内袋4あるいは上半部7を取り除く
という、2段階の破袋作業を必要としていた。し
たがつて、外袋1あるいは下半部8を除去した後
において果実が灰星病等の病虫害によつて傷む
上、農薬が付着して害をなしたり、破袋作業に手
間がかかるという欠点があつた。また外袋1ある
いは一重袋5が不透明であるため収穫時期、すな
わち破袋作業にとりかかる時期がつかみにくい。
この考案の果実袋は従来例の上記欠点を解消し
たもので、成熟した果実を収納できる大きさの果
実袋において、果実袋本体の上部には遮光部を、
下部には透光部をそれぞれ形成し、その間をぼか
しとするとともに、ぼかし部分を線状に横切る仮
止め部を設けたことを特徴とするものである。
以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。第3図ないし第5図において、11は透明な
パラフイン紙等からなり、成熟した果実10を収
納できる大きさの果実袋本体で、その上部には遮
光部12が印刷等の手段で黒色等に着色して形成
され、また下部にはパラフイン紙の透明な地を生
かした透光部13が形成されている。この果実袋
本体11の遮光部12と透光部13との間には、
好ましくは遮光部12から透光部13に向かつて
徐々に透光性を増すぼかし14部分を設けてあ
る。このぼかし14部分には、線状に横切る点線
状の仮止め部15を設けている。この仮止め部1
5は通常不連続なノリ付け部15′として設けら
れているが、このような手段に限られるものでは
ない。
この果実袋本体11は、望ましくはその一端に
設けた開口部16の中央部分において切欠き、V
字形もしくはU字形の切欠き17を形成するとと
もに、その開口部16に残つた腕部18の一隅に
止金19を取着している。
次に本考案の作用について説明する。以上のよ
うに構成したこの考案の果実袋は、通常の果実袋
と同様に、結実して適宜大きさになつた未成熟果
実10′を果実袋本体11内に挿入し、果実袋本
体11の腕部18に設けた止金19を枝に巻回す
ることにより、当初は遮光部12内に収納保護し
ている。なおこの遮光部12は、インキ等により
黒色に印刷(着色)して遮光性を持たせており、
成育中の果実10′が露出して日焼け等を起こさ
ないよう配慮されている。上記果実10′が成熟
するにつれ上記遮光部12も徐々にふくらむが、
果実10′が遮光部12よりも拡径するときには
果実10′は下方に向かつて大きくなるので、果
実袋本体11は破袋しないで、ぼかし14部分を
線状に横切る仮止め部15が拡げられ、果実1
0′の下部は透光部13に露出する。その際透光
部13から入射した光や散乱光により、未成熟果
実10′はほぼ全体に色づく。このようにして果
実10′が果実袋本体11内で適宜成熟あるいは
色づいたら、果実袋本体11を成熟した果実10
から取りはずせば良い。この場合遮光部12にお
いては直射日光で色づけされることがない。勿
論、果実袋本体11に遮光部12と透光部13間
のぼかし14を設けてあるので、遮光部12にお
いては色づけされず、透光部13において直射日
光で色づけされることによる明瞭な境界部分が、
本考案により得られた果実10の表皮には発生し
ない。したがつて得られた果実10は大変に商品
価値の高いものとなる。
この考案の果実袋は、以上のように、果実袋本
体11の上部には遮光部12を、下部には透光部
13をそれぞれ形成し、その間をぼかし14とす
るとともに、ぼかし14部分を線状に横切る仮止
め部15を有するよう構成したから、破袋作業を
簡略化して農家の負担を大幅に低減することがで
きた。また、果実袋本体11を最後の収穫直前ま
で被覆しておけるので、除袋後に果実10が灰星
病等の病虫害に侵されて傷むことがほとんどなく
なり、しかも果実10に農薬が付着する虞れがな
くて商品価値を大幅に高めることができる。
更に、果実袋本体11の上部には遮光部12
を、下部には透光部13をそれぞれ形成し、その
間をぼかし14とすることにより果実10の色づ
きと収穫時期を早めることを人為的に調節し、果
肉の味を良くすることが従来以上に正確かつ簡単
に行い得るようになつた。
また、ぼかし14部分を線状に横切る仮止め部
15を設けたので、未成熟果実10′の時点で透
光部13に収納される虞れがなくなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の果実袋の一例を示す斜視図、第
2図は他の例を示す斜視図、第3図は本考案の果
実袋の一実施例を示す正面図、第4図は未成熟果
実に使用した状態を示す断面図、第5図は果実が
成熟した状態を示す断面図である。 10……果実、11……果実袋本体、12……
遮光部、13……透光部、14……ぼかし、15
……仮止め部、15′……ノリ付け部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 成熟した果実10を収納できる大きさの果実
    袋において、果実袋本体11の上部には遮光部
    12を、下部には透光部13をそれぞれ形成
    し、その間をぼかし14とするとともに、ぼか
    し14部分を線状に横切る仮止め部15を設け
    たことを特徴とする果実袋。 2 遮光部12およびぼかし14が、透光性のあ
    る果実袋本体11上に印刷により形成してなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の果実袋。 3 仮止め部15が、不連続に形成したノリ付け
    部15′からなる実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の果実袋。
JP12401783U 1983-08-09 1983-08-09 果実袋 Granted JPS6031269U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12401783U JPS6031269U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 果実袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12401783U JPS6031269U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 果実袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031269U JPS6031269U (ja) 1985-03-02
JPS6343892Y2 true JPS6343892Y2 (ja) 1988-11-15

Family

ID=30282866

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JP12401783U Granted JPS6031269U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 果実袋

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JPS6031269U (ja) 1985-03-02

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