JPH0443010Y2 - - Google Patents

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JPH0443010Y2
JPH0443010Y2 JP18952786U JP18952786U JPH0443010Y2 JP H0443010 Y2 JPH0443010 Y2 JP H0443010Y2 JP 18952786 U JP18952786 U JP 18952786U JP 18952786 U JP18952786 U JP 18952786U JP H0443010 Y2 JPH0443010 Y2 JP H0443010Y2
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bag
fruit
outer bag
inner bag
double
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JP18952786U
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、二重果実掛袋の改良に関する。
b 従来の技術 従来、りんご等の果実に使用される果実袋とし
ては、果実に優美な着色を促し、病害虫から果実
を防御し、さらに、薬剤散布による果実の汚染あ
るいは農薬残留毒による障害を防止する目的で、
二重果実袋が用いられている。これは、一般に遮
光率の高い外袋と、その内部に収納される遮光率
の低い内袋とから構成されている。
c 考案が解決しようとする問題点 上記従来の二重果実袋を、例えばりんご栽培に
使用する場合、袋掛けから収穫前30日位までの期
間は、外袋により太陽光線を遮断しながら果実を
成長させる。その後、果実の日焼け現象を防止す
るために、まず外袋を除袋し、数日間果実に内袋
を透過した太陽光を浴びせたのち、内袋を除袋し
て直接太陽光を浴びせるようにしていた。この結
果、アントシアニン色素の生成が促進されて、果
実の優美な着色が得られる。すなわち、この種の
果実袋にあつては、収穫前の短期間に二度の除袋
作業が必要であつた。
ところで、この果実袋は、その開口縁の付近を
集束し、この部分を止金で結縛することにより果
梗に取付けられる。このため、外袋を除袋するに
は、この止金を取りはずすか、あるいは外袋に設
けられた破線を裂開させるかしなければならなか
つた。
いずれの場合にも、限定された期間内に多数の
外袋を除袋することは、作業者の著しい疲労を招
き、さらに果実を落下させることも往々にしてあ
つた。このため従来より、外袋の除袋作業を合理
化することができる二重果実掛袋が、要望されて
いた。
d 問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、果実の生育肥大にともなう拡張
力が外袋の除袋を促す方向に作用するように外袋
を構成することにより、外袋の除袋作業を容易に
し、生産性の向上を図ることができる二重果実掛
袋を提供することにある。
その要旨は、縦方向の長さが収穫時の果実の縦
方向の長さよりも小さい果実収容部を有する外袋
と、該外袋の果実収容部内に収まる内袋であつ
て、収穫時の果実を十分に収容できる程度に拡張
可能な内袋とからなることを特徴とする果実袋に
ある。
以下、本考案に係る二重果実掛袋の一実施例
を、添付図面に基づき詳細に説明する。
第1図は同袋の斜視図、第2図は同袋の内袋の
みを示す斜視図、第3図は同袋の使用態様を示す
斜視図である。
図において、1は外袋、2は外袋1の内部に収
納された内袋である。
外袋1は90%以上の遮光率を有する袋用原紙よ
りなり、胴貼代3と底貼代4により袋状に形成さ
れている。この原紙には、その内面側に遮光性を
付与した二層抄き合せ紙、あるいは染料を塗布し
た印刷紙が用いられる。この外袋1には、縦方向
の長さの約1/3だけ底辺より上方に、底辺に沿つ
て延びる1条の貼代5が設けられており、この貼
代5を介して外袋1の内面が接着されている。こ
の結果、貼代5と開口の間に果実収容部13が形
成され、この収容部13内に内袋2が収納されて
いる。なお、この貼代5の長さは袋幅の約1/2に
なつている。また、果梗への結縛を容易にするた
めに、その正面側の開口縁中央部には、開口爪掛
け6と、その下端から下方に延びるI切込み7が
設けられている。8は、胴貼代3の開口端側に封
止された結縛用止金である。
一方、内袋2は、透光性を有する有彩色のパラ
フイン紙よりなり、その横方向両端には、折り重
ねによつて形成された2条のひだ9a,9bが設
けられている。また、この内袋2は、その下部を
底辺に沿つて折り曲げて折り重ね部10を設けて
ある。すなわち、内袋2は、収穫時の果実を十分
に収容できる程度に拡張できるように構成されて
いる。また内袋2にも、開口爪掛け11とI切込
み12が、外袋1のこれらと対応する位置に設け
られている。なおこのパラフイン紙の色として
は、紅、緑、青、紫のうちの一つが、りんごの品
種あるいは整枝により選択され、これには、病害
虫から果実を守るために殺菌剤あるいは殺虫剤が
含浸されている。
本実施例の二重果実掛袋は、次のように使用さ
れる。まず、第3図に示すように果実aを袋内部
に挿入したのち、I切込み7,12より果梗bを
外部に取り出す。つぎに、開口端の付近を集束
し、この部分を止金9により結縛して袋掛け作業
を終了する。
果実の生育肥大にともなつて、その底部が内袋
2を介して外袋1の貼代5に当接するようになる
と、この貼代5に作用する果実の拡張力により、
外袋1の結縛部を下方に引張る力が働くようにな
る。このときには、すでに止金8の結縛力が低下
しているので、一部の外袋1は自然に落袋する。
そうでないものも、外袋1の下部を軽く下方に引
張るだけで容易に除袋されることになる。
なお、内袋2は、果実の生育肥大にともなつて
ひだ9a,9b及び折り返し部10が拡張するよ
うに構成されているので、果実が肥大化しても裂
開することなく果実を覆つている。また内袋の上
部開口縁付近は、長期間果梗に直接結縛されるの
で、外袋の除袋時期においては、そこに付着した
状態になつており、外袋を除袋しても自然に落袋
することはない。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考
案は上述の実施例に限定されるものではなく、本
考案の技術思想に基づいて、各種の変形および変
更が可能である。たとえば、外袋1の縦方向の内
部長を小さくするために設けられる貼代5を、こ
れより下方の部分を全て接着してなる矩形の貼代
とすることも可能である。あるいは外袋自体を、
この貼代に沿つて切断して縦方向の寸法が短いも
のにすることも可能である。一方、内袋を果実の
生育肥大にともなつて拡張可能にするために設け
られている2条のひだ9a,9bと折り重ね部1
0を、内袋全体にしわを配した構造とすることも
可能である。
なお、外袋1の胴部貼代3の開口端側に封止さ
れた止金8は、内袋2のこれに対応する位置に設
けてもよい。この場合も、袋掛けの手順は上記果
実袋と同様であるが、内袋2の除袋を容易にする
ために、この止金8の周辺に破線を設けておくの
が好ましい。
e 考案の効果 本考案の二重果実掛袋は、縦方向の長さが収穫
時の果実のそれよりも小さい果実収容部を外袋に
設けるとともに、内袋を、収穫時の果実を十分に
収容できる程度に拡張できるようにしてあるの
で、果実の生育肥大にともなう拡張力が、結縛部
に対して外袋の除袋を促す方向に作用するので、
下記効果を奏する。
一部の外袋は自然に落袋するので、外袋の除
袋点数が少なくなり、生産コストが低減する。
自然に落袋しないものについても、その底部
を下方に軽く引張るだけで除袋が可能となり、
除袋作業の能率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る二重果実掛
袋の一実施例を示し、第1図は同袋を示す斜視
図、第2図は同袋の内袋のみを示す斜視図、第3
図は同袋の使用態様を示す斜視図である。 1……外袋、2……内袋、3……胴貼代、4…
…底貼代、5……貼代、6……開口爪掛け、7…
…I切込み、8……結縛用止金、9……ひだ、1
0……折り重ね部、11……開口爪掛け、12…
…I切込み、13……果実収容部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 縦方向の長さが収穫時の果実の縦方向の長さ
    よりも小さい果実収容部を有する外袋と、該外
    袋の果実収容部内に収まる内袋であつて、収穫
    時の果実を十分に収容できる程度に拡張可能な
    内袋とからなることを特徴とする果実袋。 (2) 上記外袋の内面が、底辺に沿つて延びる貼代
    を介して接着されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の二重果実掛
    袋。 (3) 上記内袋が、上記外袋の貼代と対応する位置
    に折り返し部を有することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第(2)項記載の二重果実掛袋。
JP18952786U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH0443010Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18952786U JPH0443010Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JP18952786U JPH0443010Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS6395462U JPS6395462U (ja) 1988-06-20
JPH0443010Y2 true JPH0443010Y2 (ja) 1992-10-12

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ID=31141911

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JPS6395462U (ja) 1988-06-20

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