JPS6343675B2 - - Google Patents

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JPS6343675B2
JPS6343675B2 JP60248687A JP24868785A JPS6343675B2 JP S6343675 B2 JPS6343675 B2 JP S6343675B2 JP 60248687 A JP60248687 A JP 60248687A JP 24868785 A JP24868785 A JP 24868785A JP S6343675 B2 JPS6343675 B2 JP S6343675B2
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cap
sleeve
electrode
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/46Dielectric heating
    • H05B6/54Electrodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/52Manufacture of steel in electric furnaces
    • C21C5/5229Manufacture of steel in electric furnaces in a direct current [DC] electric arc furnace
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/02Details
    • H05B3/03Electrodes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B7/00Heating by electric discharge
    • H05B7/02Details
    • H05B7/06Electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Electromagnetism (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶融金属、特に溶鋼の精錬に用いら
れる直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電極に
関する。
このタイプの電極は、炉壁を貫通して(一般的
には炉底部を貫通して)埋設され、一端部が炉内
の金属体と接触し、他端部が直流電圧の給電端子
に接続されている電気的接続手段から構成され
る。
給電源の他の端子は、金属浴の表面からわずか
に上方の位置のグラフアイト製の1または複数の
可動電極に接続され、電極と金属浴表面との間に
アークを形成、維持し、金属の精錬に必要な熱エ
ネルギーを与える。
このような炉壁電極は、製鉄技術、特に、処理
用取鍋または温度保持用取鍋、或いはより一般的
にはアーク式溶解炉(炉床電極として)に利用さ
れる。
この種の技術における問題は炉床電極の耐用寿
命の点にある。
炉床電極は、1800℃を越える温度の炉内の溶融
金属の存在および例えば、アーク溶解炉では
30000アンペア程度である高電流強度によるジユ
ール効果による内部加熱により極めて厳しい熱条
件におかれる。
本出願人の1984年6月27日出願のフランス特許
出願第84/10482号に記載の方法では、鋼製の中
実の棒体からなる炉床電極を有するアーク炉であ
つて、該棒状電極のターミナル部分は炉外に突出
して循環水により強制冷却された銅スリーブに包
囲され且つ給電端子に接続されている。この方法
では、棒状電極の周りにスリーブを配置すること
によつて熱的および電気的接続を行つている。さ
らに、上記フランス特許出願に記載の1実施態様
では棒状電極の外側部分を耐火材料製のキヤツプ
を取付けている。このキヤツプは、スリーブの端
部と協働して、冷却が不調の場合に棒状電極の中
央部分がコーン状に溶融して棒状電極の端部まで
到達して溶融金属が漏出する恐れを防止してい
る。
このような電極は中規模で、長期間の炉の操業
には十分満足すべきものである。しかしながら、
著しく長い操業期間の場合には、棒状電極の溶融
および再溶融が繰返されるに従つて、冷却スリー
ブと、交互に加熱、冷却される棒状電極との間の
膨張差によつて徐々にスリーブと電極との間の電
気的接続さらには熱交換性が損なわれる。
本発明の目的は、このような不都合のないタイ
プの電極を提供することにある。
本発明に従うと、金属の棒体を備える直流電流
を用いる冶金用電気炉の炉壁電極であつて、該棒
体は炉壁を貫通し、その1端部で炉内の金属浴と
接触し、他端部が炉外に突出して、その突出部が
熱および電気伝導性の優れた材料により構成され
且つ冷却用流体によつて強制冷却され、さらに給
電端子に接続したスリーブによつて包囲され、該
電極はその炉外に突出する他端部を延長させるキ
ヤツプを備え、さらに、 −取付け時に分離空間を形成するように、上記ス
リーブは上記の金属の棒体の突出する部分を間
隙をもつて包囲し、 −上記キヤツプは導電性の優れた材料で構成さ
れ、さらにキヤツプをスリーブと同一の給電端
子に接続する手段を備える、 ことを特徴とする直流電流を用いる冶金用電気炉
の炉壁電極が提供される。
本発明の好ましい態様に従うと、キヤツプも熱
伝導性の優れた材料、例えばスリーブ同じく銅か
らなり、冷却用流体、特に水の循環により強制冷
却される。
このようにして、たとえスリーブの冷却が不調
であつて、溶融が棒状電極内で進行してもキヤツ
プは決して溶融金属と接触しないのでキヤツプが
損壊しないことが確実となる。
本発明の他の好ましい態様に従うと、棒状電極
およびこれと一体のキヤツプはスリーブに長手方
向に滑動可能に取付けられ、炉に固定した止め具
がキヤツプの底部を支持し、電極を炉底を貫通し
て配置してもその自重により電極がスリーブから
落下することが防止される。
この態様は電極が再凝固する際に起りうる長手
方向の収縮を考慮したものであり、このような構
成によつて電極を構成する各種の要素に繰返し機
械的応力が発生するのが防止される。
この態様においては、キヤツプと給電端子に接
続されている電極の固定部分との間は、滑り接触
する電気接触子で接続するのが好ましい。この固
定部分は棒状電極を越えたスリーブ自体の下方部
分で構成するか、或いは独立した部材、例えばス
リーブとの電気接触を果しながらキヤツプの通過
のための孔を有する、スリーブの下に固定した底
板によつて構成し、滑り接触する電気接触子をこ
の孔の位置に設ける。
下記に詳細に示すように、本発明の基本的な考
えは、電極を構成する棒体を、それを包囲するス
リーブから離間せしめ、当初は安全性のために設
けた棒体の端部に設けたキヤツプを導電性の優れ
た材料で構成してその端部の棒体との電気的接続
をなすところにある。
以上の説明は“冷却”状態の場合、すなわち、
電極が作動していない状態、例えば新しい電極で
の最初の操業前の状態、あるいは溶融期間の間の
炉の操業停止期間中の状態についての説明であ
る。
これに対して炉が作動する“高温”時、運転が
開始すると、電極を構成する棒体は加熱され、炉
壁の耐火物内に埋設され、冷却されていない上方
部分が完全に溶融する。このとき、冷却時にスリ
ーブと棒体との間に設けた空間は、棒体からの金
属、あるいはその昇温時の棒体の半径方向の膨
張、あるいは上方部分の溶融金属が流れ込むこ
と、あるいはそれらの複合作用によつて金属で充
満される。しかしながら、この空間が金属で充満
されるメカニズムは明らかでない。
しかし、このメカニズムの解明は重要ではな
い。すなわち、スリーブは強制冷却されているの
で、新しい炉であつても、あるいは再凝固時であ
つても、その接触部分(および、“冷却”状態で
存在する分離空間に)固体金属した存在しない。
このようにしてスリーブ−棒体間の電気的接続
が形成される。その後、もつとも抵抗の小さい導
通路を選択する傾向のある電流は、キヤツプより
はむしろスリーブを優先的に流れる。すなわち、
流体中の電流はスリーブを介して横方向に流れ
る。
各溶融期間において、オペレータは炉を空にす
る前に電気回路を開く。このとき、棒体は冷却
し、半径方向に収縮し、スリーブとの間に分離空
間を構成して、次の新たな溶解の開始のために待
機する。
本発明のその他の特徴および効果は添付の図面
を参照する以下の本発明の実施例により明瞭とな
ろう。
第1図は本発明の1実施例に従う棒体電極を備
えた直流のアーク炉の炉底1の中央部分を示す。
この炉は耐火材料製レンガ3で内張りされた鉄皮
2を備える。炉床電極の中実な金属の棒体体を形
成する直径250mmの鋼の丸ビレツト4を埋設する
ため、炉底中央部分に通路が残されている。ビレ
ツト4の上方部分とレンガ3との間に残された空
間は、従来技術の通り突固めたマグネシアで充填
される。従つて、ビレツト4の上端部は、本実施
例では鋼である溶融金属と接触する。第1図に示
すように、ビレツトの上端部の直上に浴の脚が形
成されやすくなるように、炉底1の中央に凹部が
形成されている。
これとは反対側で、ビレツト4は鉄皮2を貫通
して炉外にターミナル部分7を形成する。
本発明に従うと、ビレツトのターミナル部分は
側部がスリーブ8によつて包囲され、キヤツプ9
により下方端部が延長している。
さらに本実施例では、鋼製ビレツト4、スリー
ブ8およびキヤツプ9は円形断面である。
熱伝導性および導電性が優れているため銅をそ
の材料に選んだスリーブ8はビレツトのターミナ
ル部分7と小さな間隙をつけてこれを包囲するよ
うに配置され、その間隙空間10は、金属浴6を
溶融するために炉を通電し、ビレツトが高温にな
ると塞がれる。このようにして直径250mmの鋼ビ
レツト4の周りに1.25mmの幅の環状空間10が形
成され、ビレツトが約700〜750℃に達すると、ビ
レツト4とスリーブ8との緊密な接触が得られ
る。
この空間の幅にはどのような意味においても上
限値がない。すなわち、その空間内の容積は棒体
4の最初の溶融時に金属で満たされることとなる
からである。
これに対して、空間の幅の下限値は存在し、こ
の下限値は、周囲温度と、棒体4を構成する金属
がその剛性を失い、かなり容易に変形可能となる
温度との間での棒体の半径方向の熱膨張を考慮し
て、棒体の性質および半径を関数として決定され
る。
もし空間10の幅があまりにも小さいとき棒体
10が膨張により膨らみ、一方、棒体は依然とし
てかなりの剛性を有し、その結果、電極の作動に
有害な機械的応力がスリーブに働くこととなる。
上記したように、直径250mmの鋼製の丸形棒体
4の場合、10〜1.25mmの幅の空間は最初の操業で
約700〜750℃で棒体の膨張で充填される。すなわ
ち、この700〜750℃で鋼が変形可能となつてお
り、銅製スリーブ8上にスラスト力を加えて緊密
に接触する。スリーブ8は2〜5cmの厚さである
ことが好ましい。
スリーブ8はさらに、外側表面に8つの溝11
が加工されており、これら8つの溝11は互いに
平行でらせん状であり、各々の溝はスリーブ8を
ほぼ1回転している。
溝11を液密に閉止するため、本実施例では鋼
製のスカート12がスリーブ8を包囲している。
本実施例では軟水化処理した水である冷却用流
体の入口および出口手段がスカート12に取付け
られ、溝11に給水される。第1図に示す実施例
では、これらの入口および出口手段は、それぞ
れ、スカート12の下部において環状室14に接
続する入口導管13と、スカート12の上部にお
いて環状室16に接続する出口導管13とから構
成されている。溝12の各々はこれらの2つの室
14,15にそれらの端部で接続している。従つ
て、溝11は、下端部が室14に連結し、上端部
が溝11内の水の回転運動方向に弯曲した水平通
路17を介して、出口室16と連結している。
第1図に示すように、スカート12の上方部分
の肉厚部分18の前面上に通路17が設けられ
る。通路17の閉止は、スカート12と一体に張
り出した部分が底板19(後述する)と当接し、
これを溶接ビード20により接続することによつ
て得られる。
溝11と通路17との連通を容易にするため、
スリーブの端部に環状ノド部21を設けることが
望ましく、これにより溝11からの水を集めるこ
とができる。
さらに環状室14は、スリーブの側部表面との
間に、溝11とほゞ同じ深さの環状デイストリビ
ユータ47を備えている。このようにして冷却用
流体は、溝11内に侵入する前にデイストリビユ
ータ47内で加速される。
このスリーブ−スカートの組立体の液密性は、
それぞれスリーブ8の上方および下方端部に配置
した環状パツキング23および24によつて確実
とされる。
スリーブと同じく、熱伝導性および導電性に優
れた銅でキヤツプ9は構成される。
キヤツプ9はビレツト4の下端部に接続される
が、螺着するのが好ましい。第1図に示すよう
に、ビレツトの下端部は小径であり、キヤツプ9
の表面上の対応する円筒形の空所22内に挿入さ
れる。このビレツト4の端部および空所22は、
それぞれそれらの内外表面がネジを切られ(図示
せず)、これらの部材の螺合を可能としている。
ビレツトの下端部とキヤツプとの接触面積を大き
くするため、矩形断面のネジ山とするのが好まし
い。このようにして両者の電気的接続を良好とす
る。
さらに、キヤツプ9を中空として、下端部が開
口するほぼ円筒形の空所25を設け、これにより
水冷を行う。
このため、鋼製の芯部材26を空所25内に配
置する。この芯部材は、2つの隣接部分からな
る。上方部分27は上記空所とほゞ同じ断面をな
し、下方部分は上方部分27と同一直径の円筒状
表面上に2つの互いに平行な段付部を有する。さ
らに、上方部分27は、その外側表面上に、側方
且つ前方の、互いに平行な溝29を備え、その溝
は各々、上方部分27の周りで全体として“U”
字形をなしている。
第2図は溝29の各々の流路を示している。上
方部分27の前方表面上に溝29は互いに平行な
直線状の流路網を形成し、これらの流路網は上方
部分27の側部表面上で直線方向に一方から他方
へと走行している。第2図に示す溝孔30は溝2
9の垂直部分に相当している。
第2図から理解できるように、溝29の閉止
は、空所25内に芯部材26を挿入し、空所の底
壁に芯部材を当接することによつて形成される。
再び第1図を参照すると、溝29がそれらの端
部で、芯部材の下方部分28の両側に位置し、キ
ヤツプ9と、下方部分28の側部の段付き部との
間に形成された2つの室31および32内に連通
している。
室31および32の閉止は、キヤツプ9の下端
部に当接して溶接した鉄板33によつて行われ
る。この鉄板には3つの通路が形成されている。
1つの通路は芯部の下方部分28と同一断面であ
り、中央に位置しており、これにより鉄板33の
取付けが可能となる。残りの2つの通路は円形で
あり、それぞれ室31および32用の孔をなして
いる。
剛構な金属製導管34,35が鉄板の2つの通
路の周りにそれぞれ溶着されて、室31および3
2の冷却水用の入口および出口を形成している。
さらに、これらの2つの剛構な導管は、可撓性の
冷却水用ゴム管38を継輪37によつて接続する
ことによつて延長され、これらのゴム管38は軟
水化水の供給源(図示せず)に接続されている。
このようにして溝29内への冷却用流体の循環
が行われ、これによりキヤツプ9を介してビレツ
ト4の下方部分の冷却を効率的に行うことができ
る。
ビレツト4の電気的接続は銅板39で行われ
る。銅板39は、円形孔を有し、これにキヤツプ
9を挿通させる。銅板39をスリーブ8の下端部
に固定するためにボルト40を用いる。
銅板39に1または複数の銅製の垂直な冷却ヒ
レ(通常“フラツグ”といわれる)を接続する。
各フラツグ41は銅製のケーブル42に接続し、
ケーブル42は給電端子(図示せず)に接続して
いる。ケーブル42の通電電力が高いので、ケー
ブル42は中空で、例えば水の如き冷却用流体を
流通させるのが好ましい。
以上より理解されるように、銅板39はビレツ
ト4は通電するためのものであり、スリーブ8と
緊密に接触するが、キヤツプ9とは緊密に接触し
ない。事実、キヤツプ9と銅板39との間には機
能上の隙間があり、その結果、キヤツプはスリー
ブの内部を容易に滑動することができる。
第1図に示す本発明の好ましい態様において
は、電気的接続手段がキヤツプ9とスリーブ8と
の間に設けられている。この電気的接続手段は、
キヤツプがスリーブ内を滑動できるように構成さ
れている。この接続手段は、“板バネ”タイプの
要素から構成された銅製のリングブラシ43であ
り、これらの板バネの端部はスリーブ8の内表面
に設けた2つの溝46に挿入されている。このた
めリングブラシ43の可撓性の部分はキヤツプと
永久的な弾性接触をしている。
本発明の装置はさらに、スリーブ8とスカート
12とによつて形成される組立体を炉の鉄皮2の
下で且つビレツト4の周りに取付けるための手段
を備えている。本実施例では、この取付け手段は
まず、絶縁性の小板44を間挿して鉄皮2にボル
ト45によつて固定された底板19を備える。本
発明の電極を炉体と完全に絶縁するため、カラー
付き絶縁ブシユ内にボルト45を埋設する(これ
は、図面を複雑にしないため図示を省略してい
る)。
前述した如く、止め具をキヤツプ9の下方に取
付けて、棒体4がスリーブ8の外に出るのを防止
する。
第1図に示す如く、この止め具はデイスク48
から構成されている。デイスク48の中央には孔
が設けられて、キヤツプの下の剛性導管34,3
5の周りにデイスク48の取付けが可能となる。
デイスク48の外径はキヤツプ9の外径より大
きく、このためデイスクの周囲に支持アーム49
を設けて、これをボルト付きフランジ50を介し
て銅板39にその上端部で固定することができ
る。
さらに安全のため、銅板39に支持アームを固
定するには、通常の絶縁手段を用いて銅板39か
らの絶縁を行う。同様の理由で、キヤツプ9の側
のデイスクの面は電気絶縁材料で被覆する。
本発明の範囲が上記の実施例には何等制限され
ないのは勿論である。
例えば棒体4の冷却の例として、空所25より
寸法の小さい芯部材26を用いることによつて、
芯部材26とキヤツプ9との間の冷却用流体の高
速循環を達成できる。
同様に、キヤツプ9の電気的接続についても上
述とは異つた種々の方法を採用することができ
る。
例えば、キヤツプの周りに互いに上下に重なつ
た複数の環状薄片を配置してキヤツプとスリーブ
との電気的接続を行うことができる。
さらに、スリーブとの接続とは別にキヤツプ9
と電極の固定部分との間に滑り接触をする電気的
接続手段を設けてもよく、これを給電端子に接続
する。
第3図はこのような電気的接続手段の変形例を
示す。電極の固定部分は環状部材51によつて構
成され、環状部材51はスリーブ8を下端部で延
長し且つスリーブ8の外側に突出するキヤツプの
部分9′の側部を取り囲むリングを構成する。こ
のリング51が銅板39′にネジ止めされている。
第1図に示す実施例とは逆に、滑り接触をする
電気接点52は“板バネ”タイプの要素から構成
された銅製のリングブラシであり、リング51の
内側表面に弾性的に当接して配置されている。
このため2つの環状の溝53がキヤツプの側部
表面に設けられ、その溝内に電気的接続部材53
が配置される。
キヤツプの側部表面に弾性接触させて滑り接触
をする電気的接続部材を設けることも可能であ
る。
本発明は直流電流のアーク式電気炉の炉床電極
として主な用途を有するが、溶融金属と電極と接
触させようとする場合、あるいはより一般的に金
属製の棒体に通電を行おうとする場合等の用途に
本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電極を備えた直流電流のアー
ク式電気炉の炉床電極の長手方向部分断面図であ
り、第2図は第1図中の面A−Aに従う電極のタ
ーミナルを延長するためのキヤプの横方向断面図
であり、第3図は、第1図に示した接続手段とは
異なる滑り接触をするキヤツプとの電気的接続手
段を示す。 〔主な参照番号〕 1…炉底、2…鉄皮、3…耐
火材料製レンガ、4…鋼製ビレツト、7…ビレツ
トのターミナル部分、8…スリーブ、9,9′…
キヤツプ、10…空間、11…溝、12…スカー
ト、13…導入管、14,15…環状室、16…
出口室、17…通路、18…スカートの肉厚部
分、20…溶接ビード、22…円筒形の空所、2
3,24…環状パツキング、25…円筒形の空
所、26…鋼製の芯部材、27…芯部材の上方部
分、28…芯部材の下方部分、29…芯部材の
溝、30…溝孔、31,32…芯部材の室、33
…閉止用のための鉄板、34,35…金属製導
管、37…継輪、38…冷却水用導管、39,3
9′…電気的接続のための銅板、40,45…ボ
ルト、41…フラツグ(冷却用のヒレ)、42…
ケーブル、43…リングブラシ、44…絶縁性の
小板、46…スリーブ内面に設けられた溝、47
…環状デイストリビユータ、48…デイスク、4
9…支持アーム、50…ボルト付きフランジ、5
1…リング、52…電気的接続部材、53…環状
の溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属の棒体を備える直流電流を用いる冶金用
    電気炉の炉壁電極であつて、該棒体は炉壁を貫通
    し、その1端部で炉内の金属浴と接触し、他端部
    が炉外に突出して、その突出部が熱および電気伝
    導性の優れた材料により構成され且つ冷却用流体
    によつて強制冷却され、さらに給電端子に接続し
    たスリーブによつて包囲され、該電極はその炉外
    に突出する他端部を延長させるキヤツプを備え、
    さらに、 −取付け時に分離空間10を形成するように、ス
    リーブ8は金属の棒体4の突出する部分を間隙
    をもつて包囲し、 −キヤツプ9は導電性の優れた材料で構成され、
    さらにキヤツプをスリーブと同一の給電端子に
    接続する手段43を備える、 ことを特徴とする直流電流を用いる冶金用電気炉
    の炉壁電極。 2 金属の棒体4と、これと一体のキヤツプ9と
    は、スリーブ8内に滑動可能に取付けられ、上記
    したキヤツプ9を給電端子に接続する手段は滑り
    接触をする電気的接続子43によつて構成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電極。 3 キヤツプ9の構成材料は熱伝導性にも優れて
    おり、内部を冷却用流体の循環により強制冷却さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電
    極。 4 キヤツプ9は金属の棒体4の端部にネジ止め
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電
    極。 5 上記ネジ止めは、矩形のネジ山によつて行わ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電極。 6 キヤツプ9の後部に止め具48が設けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電極。
JP60248687A 1984-11-06 1985-11-06 直流電流を用いる冶金用電気炉の炉壁電極 Granted JPS61116282A (ja)

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FR2572873A1 (fr) 1986-05-09
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FR2572873B1 (fr) 1988-12-02
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