JPS6343574Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6343574Y2 JPS6343574Y2 JP1980075778U JP7577880U JPS6343574Y2 JP S6343574 Y2 JPS6343574 Y2 JP S6343574Y2 JP 1980075778 U JP1980075778 U JP 1980075778U JP 7577880 U JP7577880 U JP 7577880U JP S6343574 Y2 JPS6343574 Y2 JP S6343574Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- banknote
- denomination
- cartridge
- information
- bill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、操作者の指定に応じて所定の金種
の紙幣を所定の枚数だけ放出する紙幣払出装置に
関する。
の紙幣を所定の枚数だけ放出する紙幣払出装置に
関する。
このような紙幣払出装置の例としては、顧客が
操作する現金自動支払機等の自動取引装置、係員
が操作する出金機などがある。そしてこれらの装
置においては、1万円,5千円,千円,5百円と
いつた金種毎に紙幣カートリツジを設け、操作者
が入力した払出金額に応じて所定の金種の紙幣カ
ートリツジより紙幣を払出すようになつている。
操作する現金自動支払機等の自動取引装置、係員
が操作する出金機などがある。そしてこれらの装
置においては、1万円,5千円,千円,5百円と
いつた金種毎に紙幣カートリツジを設け、操作者
が入力した払出金額に応じて所定の金種の紙幣カ
ートリツジより紙幣を払出すようになつている。
従来、紙幣払出装置においては金種によつて紙
幣カートリツジを装填する場所が決まつており、
装置本体側では紙幣カートリツジが装填された場
所によつてその金種を判定して紙幣を繰出すよう
にしていた。したがつて、たとえば1万円札の紙
幣カートリツジの場所に誤つて千円札の紙幣カー
トリツジが装填できるようになつていると、5万
円の払出しを指したにもかかわらず5千円しか放
出されないといつた重大なトラブルが発生するお
それがある。そこで、装填場所に応じて対応する
金種の紙幣カートリツジしか装填できないように
金種別に紙幣カートリツジの形状を変えるように
していた。
幣カートリツジを装填する場所が決まつており、
装置本体側では紙幣カートリツジが装填された場
所によつてその金種を判定して紙幣を繰出すよう
にしていた。したがつて、たとえば1万円札の紙
幣カートリツジの場所に誤つて千円札の紙幣カー
トリツジが装填できるようになつていると、5万
円の払出しを指したにもかかわらず5千円しか放
出されないといつた重大なトラブルが発生するお
それがある。そこで、装填場所に応じて対応する
金種の紙幣カートリツジしか装填できないように
金種別に紙幣カートリツジの形状を変えるように
していた。
このようにすると誤放出は生じないが、装填場
所が決められてしまうため操作性が悪いばかりで
なく、金種別に紙幣カートリツジの金物を変えな
ければならず製造が煩雑になりコスト高になると
いう不具合があつた。また、ある金種の紙幣カー
トリツジを他の金種の紙幣カートリツジとして使
うような紙幣カートリツジ相互の互換性もなかつ
た。
所が決められてしまうため操作性が悪いばかりで
なく、金種別に紙幣カートリツジの金物を変えな
ければならず製造が煩雑になりコスト高になると
いう不具合があつた。また、ある金種の紙幣カー
トリツジを他の金種の紙幣カートリツジとして使
うような紙幣カートリツジ相互の互換性もなかつ
た。
さらに、たとえば紙幣払出装置に3個の紙幣カ
ートリツジを装填できるようになつているとする
と、その金種をどう組合せるか予め固定的に決め
なければならなかつたので、たとえば5千円,千
円,5百円の紙幣カートリツジをそれぞれ所定の
場所に装填する装置において、5千円の紙幣カー
トリツジの変わりに1万円の紙幣カートリツジを
装填したい場合があつても、このような金種の交
換ができないという不都合があつた。あるいは、
使用場所や日時等によつて変化する各金種の使用
頻度に合せて1万円札の紙幣カートリツジ2個と
千円札の紙幣カートリツジ1個とを組合せたり、
逆に1万円札の紙幣カートリツジ1個と千円札の
紙幣カートリツジ2個とを組合せるといつた融通
性のある使い方も出来なかつた。
ートリツジを装填できるようになつているとする
と、その金種をどう組合せるか予め固定的に決め
なければならなかつたので、たとえば5千円,千
円,5百円の紙幣カートリツジをそれぞれ所定の
場所に装填する装置において、5千円の紙幣カー
トリツジの変わりに1万円の紙幣カートリツジを
装填したい場合があつても、このような金種の交
換ができないという不都合があつた。あるいは、
使用場所や日時等によつて変化する各金種の使用
頻度に合せて1万円札の紙幣カートリツジ2個と
千円札の紙幣カートリツジ1個とを組合せたり、
逆に1万円札の紙幣カートリツジ1個と千円札の
紙幣カートリツジ2個とを組合せるといつた融通
性のある使い方も出来なかつた。
そこで、どの金種のカートリツジでも装填でき
るように、紙幣カートリツジに突起を設け、かつ
この突起の取付け位置を金種別に異ならせ、紙幣
計数機本体側でこの突起の位置を判別してその紙
幣カートリツジに収納されている紙幣の金種を判
定するような装置が提案されている(実公昭54−
40063号公報)。
るように、紙幣カートリツジに突起を設け、かつ
この突起の取付け位置を金種別に異ならせ、紙幣
計数機本体側でこの突起の位置を判別してその紙
幣カートリツジに収納されている紙幣の金種を判
定するような装置が提案されている(実公昭54−
40063号公報)。
この場合、誤放出や操作性の問題が生じるおそ
れはなく、また同じ装填場所でどの金種の紙幣カ
ートリツジにも対応できるという効果はあるが、
紙幣カートリツジを製造する段階で金種にあわせ
て突起の位置を変えておかなければならないの
で、金種別に紙幣カートリツジの金物を変えなけ
ればならず製造コストが高くつくという不具合は
以前として解消しない。また、ある金種の紙幣カ
ートリツジを他の金種の紙幣カートリツジとして
使うような紙幣カートリツジ相互の互換性もな
い。しかも、本体側で突起の位置を判別する手段
を特別に必要とし、その意味でもコスト高とな
る。
れはなく、また同じ装填場所でどの金種の紙幣カ
ートリツジにも対応できるという効果はあるが、
紙幣カートリツジを製造する段階で金種にあわせ
て突起の位置を変えておかなければならないの
で、金種別に紙幣カートリツジの金物を変えなけ
ればならず製造コストが高くつくという不具合は
以前として解消しない。また、ある金種の紙幣カ
ートリツジを他の金種の紙幣カートリツジとして
使うような紙幣カートリツジ相互の互換性もな
い。しかも、本体側で突起の位置を判別する手段
を特別に必要とし、その意味でもコスト高とな
る。
この考案は、上述の不具合を解消し、紙幣カー
トリツジの金物を金種にかかわらず同一としても
その紙幣カートリツジに収納されている紙幣の金
種を装置本体側で判別できるようにした紙幣払出
装置を提供することを目的とする。そしてこの考
案は、紙幣カートリツジに金種別に設定位置が決
められている設定手段を設けてその紙幣カートリ
ツジに収納する紙幣の金種に合せて所定の位置を
設定するようにしておき、検知手段が検知した紙
幣の残量を示す情報とともに設定手段に設定され
ている位置に対応した金種情報を読取つて装置本
体側に転送するようにしているので、紙幣カート
リツジの金物を金種にかかわらず同一としてもそ
の紙幣カートリツジに収納されている紙幣の金種
を装置本体側で判別することができ、したがつて
紙幣カートリツジの製造が容易になり、コストダ
ウンがはかれる。もちろん、同じ装填位置でどの
金種の紙幣カートリツジにも対応できるし、誤放
出や操作性の問題が生じるおそれもない。しか
も、設定手段に設定されている金種情報の読取
り・転送は検知手段が検知した残量情報の読取
り・転送と兼用しているので、極めて簡単な構成
で実現することができる。
トリツジの金物を金種にかかわらず同一としても
その紙幣カートリツジに収納されている紙幣の金
種を装置本体側で判別できるようにした紙幣払出
装置を提供することを目的とする。そしてこの考
案は、紙幣カートリツジに金種別に設定位置が決
められている設定手段を設けてその紙幣カートリ
ツジに収納する紙幣の金種に合せて所定の位置を
設定するようにしておき、検知手段が検知した紙
幣の残量を示す情報とともに設定手段に設定され
ている位置に対応した金種情報を読取つて装置本
体側に転送するようにしているので、紙幣カート
リツジの金物を金種にかかわらず同一としてもそ
の紙幣カートリツジに収納されている紙幣の金種
を装置本体側で判別することができ、したがつて
紙幣カートリツジの製造が容易になり、コストダ
ウンがはかれる。もちろん、同じ装填位置でどの
金種の紙幣カートリツジにも対応できるし、誤放
出や操作性の問題が生じるおそれもない。しか
も、設定手段に設定されている金種情報の読取
り・転送は検知手段が検知した残量情報の読取
り・転送と兼用しているので、極めて簡単な構成
で実現することができる。
また、紙幣カートリツジに金種情報と残量情報
とを読取る読取手段を設けていて、読取手段で読
取つた情報を転送手段で転送するので、紙幣カー
トリツジの外形を比較的平坦に保つことができ、
紙幣カートリツジとこの紙幣カートリツジの受入
装置(たとえば、前述の紙幣払出装置)との機械
的な衝突も少なくスムーズに紙幣カートリツジを
受入装置に挿入することができ、受入装置も紙幣
カートリツジの受入構造を紙幣カートリツジに合
わせて単純にすることができ、製造コストも安価
にすることができる。
とを読取る読取手段を設けていて、読取手段で読
取つた情報を転送手段で転送するので、紙幣カー
トリツジの外形を比較的平坦に保つことができ、
紙幣カートリツジとこの紙幣カートリツジの受入
装置(たとえば、前述の紙幣払出装置)との機械
的な衝突も少なくスムーズに紙幣カートリツジを
受入装置に挿入することができ、受入装置も紙幣
カートリツジの受入構造を紙幣カートリツジに合
わせて単純にすることができ、製造コストも安価
にすることができる。
さらに、紙幣カートリツジは設定手段による設
定を変えるだけで他の金種の紙幣カートリツジと
して使えて、紙幣カートリツジ相互に互換性を持
たせることができる。
定を変えるだけで他の金種の紙幣カートリツジと
して使えて、紙幣カートリツジ相互に互換性を持
たせることができる。
以下図面に基づいて、この考案の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は紙幣カートリツジ1の主要部の断面図
であり、2は紙幣載置板、3は紙幣を前方に押す
押え板であり、2と3とで収納部を構成する。4
は最前位の紙幣を繰り出す摩擦ローラ、5は紙幣
に振動を与える偏心ローラ、6は摩擦ローラ4の
回転を偏心ローラ5に伝えるベルト、7は一方向
クラツチ内蔵の対向ローラであつて、紙幣繰出方
向にはロツクされて回転せず、その逆方向にはフ
リーに回転する。8は摩擦ローラ3の外周に沿つ
て設けられた下方ガイド板、9は上方ガイド板、
10はカートリツジ外面に設けられたスリツト状
の繰出口である。
であり、2は紙幣載置板、3は紙幣を前方に押す
押え板であり、2と3とで収納部を構成する。4
は最前位の紙幣を繰り出す摩擦ローラ、5は紙幣
に振動を与える偏心ローラ、6は摩擦ローラ4の
回転を偏心ローラ5に伝えるベルト、7は一方向
クラツチ内蔵の対向ローラであつて、紙幣繰出方
向にはロツクされて回転せず、その逆方向にはフ
リーに回転する。8は摩擦ローラ3の外周に沿つ
て設けられた下方ガイド板、9は上方ガイド板、
10はカートリツジ外面に設けられたスリツト状
の繰出口である。
なお、図示していないが、摩擦ローラ4と同軸
に電磁クラツチが設けられており、この電磁クラ
ツチの入力側のギアは、カートリツジ1を装置本
体に装填したとき、装置本体側のギヤとかみあう
ようになつている。カートリツジ内に電磁クラツ
チが入つているので、ギアを手動で回しても、摩
擦ローラ4は回転しない。
に電磁クラツチが設けられており、この電磁クラ
ツチの入力側のギアは、カートリツジ1を装置本
体に装填したとき、装置本体側のギヤとかみあう
ようになつている。カートリツジ内に電磁クラツ
チが入つているので、ギアを手動で回しても、摩
擦ローラ4は回転しない。
T1,R1はそれぞれ投光器および受光器であ
り、一点鎖線で示す光路は摩擦ローラ4と繰出口
10の間を横切るようになつており、これにより
受光器R1は連れ出し紙幣の有無を検知し、連れ
出し検知信号を出力する。なお、投光器T1と受
光器R1をまとめてセンサS1ということにす
る。
り、一点鎖線で示す光路は摩擦ローラ4と繰出口
10の間を横切るようになつており、これにより
受光器R1は連れ出し紙幣の有無を検知し、連れ
出し検知信号を出力する。なお、投光器T1と受
光器R1をまとめてセンサS1ということにす
る。
S2は投光器T2、受光器R2(いずれも第2
図に示す)からなるセンサで、押え板3に設けら
れた検出片11(押え板3に第1図の紙面に直角
の方向に突出するように設けられている)を検知
する。これにより受光器R2は収納部に収納され
ている紙幣の残量が少なくなつたことを検知し、
ニアエンド信号を出力する。
図に示す)からなるセンサで、押え板3に設けら
れた検出片11(押え板3に第1図の紙面に直角
の方向に突出するように設けられている)を検知
する。これにより受光器R2は収納部に収納され
ている紙幣の残量が少なくなつたことを検知し、
ニアエンド信号を出力する。
S3は投光器T3、受光器R3(いずれも第2
図に示す)からなるセンサで、検出片11を検知
する。これにより受光器R3は収納部に収納され
ている紙幣の残量がなくなつたことを検知し、エ
ンド信号を出力する。
図に示す)からなるセンサで、検出片11を検知
する。これにより受光器R3は収納部に収納され
ている紙幣の残量がなくなつたことを検知し、エ
ンド信号を出力する。
投光器T4、受光器R4からなるセンサS4は
上述の連れ出し検知信号、ニアエンド信号、エン
ド信号および後述する金種情報を制御回路に転送
するためのセンサであり、投光器T4は紙幣カー
トリツジ1に、受光器R4は装置本体にそれぞれ
設けられ、紙幣カートリツジを装置本体に装填し
たときに投光器T4と受光器R4が対向するよう
に配置されている。
上述の連れ出し検知信号、ニアエンド信号、エン
ド信号および後述する金種情報を制御回路に転送
するためのセンサであり、投光器T4は紙幣カー
トリツジ1に、受光器R4は装置本体にそれぞれ
設けられ、紙幣カートリツジを装置本体に装填し
たときに投光器T4と受光器R4が対向するよう
に配置されている。
12はカートリツジ1に内蔵された電源や電磁
クラツチなどの配線と接続されたプリント基板、
13はカートリツジ外周面に設けられた細長矩形
状のブラシ受入口である。14および15は、そ
れぞれ装置本体に設けられた電気ブラシおよびブ
ラシ取付板である。カートリツジ1が装置本体に
装填されたとき、図に示すようにブラシ14はプ
リント基板12に当接し、これにより電磁クラツ
チや投光器T1〜T4等に電源が供給される。
クラツチなどの配線と接続されたプリント基板、
13はカートリツジ外周面に設けられた細長矩形
状のブラシ受入口である。14および15は、そ
れぞれ装置本体に設けられた電気ブラシおよびブ
ラシ取付板である。カートリツジ1が装置本体に
装填されたとき、図に示すようにブラシ14はプ
リント基板12に当接し、これにより電磁クラツ
チや投光器T1〜T4等に電源が供給される。
16はスペーサ17を介してカートリツジ1に
取付けられたプリント基板で、このプリント基板
16には第2図に示す回路が内蔵されており、プ
リント基板12から電源の供給を受ける。
取付けられたプリント基板で、このプリント基板
16には第2図に示す回路が内蔵されており、プ
リント基板12から電源の供給を受ける。
つぎに第2図および第3図を参照して、プリン
ト基板16に内蔵される回路について説明する。
第1図と同じものは同一の符号をつけている。2
0はクロツクパルス発生回路、21はカウンタで
クロツクパルス発生回路20からクロツクパルス
CLKを入力して、出力“0”〜“9”に順次
「L」レベルの出力パルスを生じる。22,23,
24はそれぞれスイツチであり、金種別にスイツ
チ22〜24の設定位置が決められており、紙幣
カートリツジ1に収納する紙幣の金種に合せてス
イツチ22〜24のいずれかを設定する。すなわ
ち、紙幣カートリツジ1に5千円,千円札、また
は5百円札が収納されるとき、それぞれに対応し
たスイツチ22,23、または24が短絡され
る。この実施例では5百円札が収納されるものと
してスイツチ24が短絡されている。
ト基板16に内蔵される回路について説明する。
第1図と同じものは同一の符号をつけている。2
0はクロツクパルス発生回路、21はカウンタで
クロツクパルス発生回路20からクロツクパルス
CLKを入力して、出力“0”〜“9”に順次
「L」レベルの出力パルスを生じる。22,23,
24はそれぞれスイツチであり、金種別にスイツ
チ22〜24の設定位置が決められており、紙幣
カートリツジ1に収納する紙幣の金種に合せてス
イツチ22〜24のいずれかを設定する。すなわ
ち、紙幣カートリツジ1に5千円,千円札、また
は5百円札が収納されるとき、それぞれに対応し
たスイツチ22,23、または24が短絡され
る。この実施例では5百円札が収納されるものと
してスイツチ24が短絡されている。
なお、スイツチ22〜24はDIPスイツチ,ジ
ヤンパー線等で構成される。
ヤンパー線等で構成される。
25はトランジスタ、26〜29は抵抗であ
る。
る。
この実施例では、スイツチ22〜24が設定手
段の、センサS2,S3が検知手段の、クロツク
パルス発生回路20,カウンタ21,トランジス
タ25および抵抗26〜29が読取手段の、投光
器T4が転送手段のそれぞれ一例を示しており、
この設定手段と読取手段とがプリント基板16に
実装されている。
段の、センサS2,S3が検知手段の、クロツク
パルス発生回路20,カウンタ21,トランジス
タ25および抵抗26〜29が読取手段の、投光
器T4が転送手段のそれぞれ一例を示しており、
この設定手段と読取手段とがプリント基板16に
実装されている。
トランジスタ25に入力される信号の模様を
第3図を参照しながら説明すると、カウンタ21
が出力“0”、“1”に「L」レベルの出力パルス
を生じている間は信号は「L」レベルであり、
この期間はスタートパルスAである。このスター
トパルスAによつて後述する制御回路は同期をと
つている。つぎにカウンタ21が出力“2”に
「L」レベルの出力パルスを生じると、これはセ
ンサS2に対応しており、上記出力パルスが生じ
たときに受光器R2は発光器T2からの光を受光
したとき信号に「L」レベルの出力パルスを生
じる。一方発光器T2はクロツクパルスCLKが
「L」レベルの出力を生じている期間だけ光を発
生する。したがつて受光器R2は検出片11が存
在しないときは発光器T2からの光を受光してオ
ンし、第3図に破線Bで示すようなクロツクパル
スCLKと同じ波形を信号に生じ、検出片11
が存在するときは受光器R2は発光器T2からの
光を受光することなく、第3図に実線Cで示すよ
うな「H」レベルの出力波形を信号に生じる。
第3図を参照しながら説明すると、カウンタ21
が出力“0”、“1”に「L」レベルの出力パルス
を生じている間は信号は「L」レベルであり、
この期間はスタートパルスAである。このスター
トパルスAによつて後述する制御回路は同期をと
つている。つぎにカウンタ21が出力“2”に
「L」レベルの出力パルスを生じると、これはセ
ンサS2に対応しており、上記出力パルスが生じ
たときに受光器R2は発光器T2からの光を受光
したとき信号に「L」レベルの出力パルスを生
じる。一方発光器T2はクロツクパルスCLKが
「L」レベルの出力を生じている期間だけ光を発
生する。したがつて受光器R2は検出片11が存
在しないときは発光器T2からの光を受光してオ
ンし、第3図に破線Bで示すようなクロツクパル
スCLKと同じ波形を信号に生じ、検出片11
が存在するときは受光器R2は発光器T2からの
光を受光することなく、第3図に実線Cで示すよ
うな「H」レベルの出力波形を信号に生じる。
センサS3,S1についても全く同様であり、
順次カウンタ21の出力“3”、“4”が「L」レ
ベルの出力パルスを生じたとき、それぞれ受光器
R3,R4が能動化して発光器T3,T1の光を
受光したとき「L」レベルの出力波形を信号に
生じさせる。すなわちセンサS3は検出片11の
有無に応じて「H」レベルの波形か、あるいは
「L」レベルの波形をクロツクパルスCLKの
「L」レベルの出力期間に生じる。同様にセンサ
S1は連れ出し紙幣の有無に応じて「H」レベル
の波形か、あるいは「L」レベルの波形を生じ
る。
順次カウンタ21の出力“3”、“4”が「L」レ
ベルの出力パルスを生じたとき、それぞれ受光器
R3,R4が能動化して発光器T3,T1の光を
受光したとき「L」レベルの出力波形を信号に
生じさせる。すなわちセンサS3は検出片11の
有無に応じて「H」レベルの波形か、あるいは
「L」レベルの波形をクロツクパルスCLKの
「L」レベルの出力期間に生じる。同様にセンサ
S1は連れ出し紙幣の有無に応じて「H」レベル
の波形か、あるいは「L」レベルの波形を生じ
る。
カウンタ21が順次出力“5”〜“7”に
「L」レベルの出力パルスを生じたときは、それ
ぞれ対応する設定手段22〜24が短絡されてい
るとき信号に「L」レベルの出力波形を生じ
る。この実施例では5百円札の紙幣カートリツジ
を示しているので、第3図Dのようにカウンタ2
1の出力“7”が「L」レベルになつたとき信号
に「L」レベルの出力を生じる。
「L」レベルの出力パルスを生じたときは、それ
ぞれ対応する設定手段22〜24が短絡されてい
るとき信号に「L」レベルの出力波形を生じ
る。この実施例では5百円札の紙幣カートリツジ
を示しているので、第3図Dのようにカウンタ2
1の出力“7”が「L」レベルになつたとき信号
に「L」レベルの出力を生じる。
カウンタ21が出力“8”、“9”に「L」レベ
ルの出力パルスを生じている間は信号は「H」
レベルを保つており、これはストツプパルスで第
3図にEで示す。
ルの出力パルスを生じている間は信号は「H」
レベルを保つており、これはストツプパルスで第
3図にEで示す。
そして信号の「L」、「H」のレベルに応じて
トランジスタ25がオン、オフし、発光器T4の
発光を制御する。この発光器T4の発光によつて
シリアルにもたらされるニアエンド信号、エンド
信号、連れ出し検知信号および金種情報は受光器
R4を介して後述する制御回路に入力される。
トランジスタ25がオン、オフし、発光器T4の
発光を制御する。この発光器T4の発光によつて
シリアルにもたらされるニアエンド信号、エンド
信号、連れ出し検知信号および金種情報は受光器
R4を介して後述する制御回路に入力される。
第4図は装置本体のブロツク図を示すもので、
30はプログラムで制御されるマイクロプロセツ
サを有する制御回路、31はエリアX,Y,Zを
有するメモリ、32は電源装置である。また1−
1,1−2,1−3はそれぞれ第1、第2、第3
の紙幣カートリツジを示すものであり、この実施
例では3台の紙幣カートリツジを装置本体に装填
するものとする。なお、それぞれの紙幣カートリ
ツジは第1図〜第3図において説明したものと同
じものである。
30はプログラムで制御されるマイクロプロセツ
サを有する制御回路、31はエリアX,Y,Zを
有するメモリ、32は電源装置である。また1−
1,1−2,1−3はそれぞれ第1、第2、第3
の紙幣カートリツジを示すものであり、この実施
例では3台の紙幣カートリツジを装置本体に装填
するものとする。なお、それぞれの紙幣カートリ
ツジは第1図〜第3図において説明したものと同
じものである。
同様に12−1,12−2,12−3はそれぞ
れ第1図のプリント基板12のことであり、T4
−1,T4−2,T4−3はそれぞれ第1図の投
光器T4のことである。また、15−1,15−
2,15−3はそれぞれ第1図のブラシ取付板1
5,R4−1,R4−2,R4−3はそれぞれ第
1図の受光器R4を示すもので、ハイフンを付し
た−1,−2,−3はそれぞれ第1、第2、第3の
紙幣カートリツジに対応していることを示してい
る。
れ第1図のプリント基板12のことであり、T4
−1,T4−2,T4−3はそれぞれ第1図の投
光器T4のことである。また、15−1,15−
2,15−3はそれぞれ第1図のブラシ取付板1
5,R4−1,R4−2,R4−3はそれぞれ第
1図の受光器R4を示すもので、ハイフンを付し
た−1,−2,−3はそれぞれ第1、第2、第3の
紙幣カートリツジに対応していることを示してい
る。
なお、第4図において二点鎖線から左側は装置
本体を、右側は紙幣カートリツジを示している。
本体を、右側は紙幣カートリツジを示している。
ここで第1の紙幣カートリツジ1−1について
説明すると、は電磁クラツチ信号であり、制御
回路30が電磁クラツチ信号を所定の時間オン
にすると、紙幣カートリツジ1−1から1枚ずつ
紙幣が繰り出される。は電源線であり、電源装
置32から紙幣カートリツジ1−1に所定の電源
が供給される。
説明すると、は電磁クラツチ信号であり、制御
回路30が電磁クラツチ信号を所定の時間オン
にすると、紙幣カートリツジ1−1から1枚ずつ
紙幣が繰り出される。は電源線であり、電源装
置32から紙幣カートリツジ1−1に所定の電源
が供給される。
は情報転送線であり、紙幣カートリツジ1−
1から上述のスタートパルス、ニアエンド信号、
エンド信号、連れ出し検知信号、金種情報および
ストツプパルスが直列信号でサイクリツクに制御
回路30に転送される。
1から上述のスタートパルス、ニアエンド信号、
エンド信号、連れ出し検知信号、金種情報および
ストツプパルスが直列信号でサイクリツクに制御
回路30に転送される。
制御回路30はニアエンド信号を入力したと
き、図示していない表示装置にその旨を表示し、
エンド信号を入力したときは紙幣カートリツジ1
−1を不作動にし、連れ出し検知信号を入力した
ときは連れ出し紙幣を図示していない回収箱に回
収するようにする。また、金種情報を入力したと
きはスイツチ22〜24をセンスすることによ
り、紙幣カートリツジ1−1に収納されている紙
幣の金種が何であるかを検査して、メモリ31の
エリアXに金種情報をストアする。
き、図示していない表示装置にその旨を表示し、
エンド信号を入力したときは紙幣カートリツジ1
−1を不作動にし、連れ出し検知信号を入力した
ときは連れ出し紙幣を図示していない回収箱に回
収するようにする。また、金種情報を入力したと
きはスイツチ22〜24をセンスすることによ
り、紙幣カートリツジ1−1に収納されている紙
幣の金種が何であるかを検査して、メモリ31の
エリアXに金種情報をストアする。
以上は紙幣カートリツジ1−2,1−3につい
ても同様であり、以後制御回路30は第2、第3
の紙幣カートリツジの情報転送線を順次センスし
てそれぞれの金種情報をメモリのエリアY,Zに
ストアしておく。
ても同様であり、以後制御回路30は第2、第3
の紙幣カートリツジの情報転送線を順次センスし
てそれぞれの金種情報をメモリのエリアY,Zに
ストアしておく。
こうして制御回路30はどの紙幣カートリツジ
にどの金種の紙幣が収納されているかをメモリ3
1のエリアX,Y,Zにそれぞれストアしておく
ので、以後所定の金種の紙幣を繰り出す場合はメ
モリ31のエリアX,Y,Zを参照して対応する
紙幣カートリツジから紙幣を繰り出すようにすれ
ばよい。
にどの金種の紙幣が収納されているかをメモリ3
1のエリアX,Y,Zにそれぞれストアしておく
ので、以後所定の金種の紙幣を繰り出す場合はメ
モリ31のエリアX,Y,Zを参照して対応する
紙幣カートリツジから紙幣を繰り出すようにすれ
ばよい。
なお、制御回路30による金種情報のセンスお
よびメモリ31へのストアはカートリツジが装填
されたとき行なわれるものとし、カートリツジの
入れ換えがある毎に上述の金種情報のセンスを行
なうものとする。
よびメモリ31へのストアはカートリツジが装填
されたとき行なわれるものとし、カートリツジの
入れ換えがある毎に上述の金種情報のセンスを行
なうものとする。
上述の実施例では、電磁クラツチ信号は電気ブ
ラシ14を介して転送するようにしているが、こ
の信号を光電センサを介して転送するようにして
もよい。
ラシ14を介して転送するようにしているが、こ
の信号を光電センサを介して転送するようにして
もよい。
また、紙幣カートリツジ1内の紙幣の残量を示
す情報としてニアエンド信号、エンド信号を用い
ているがいずれか一方のみでもよく、逆にもつと
増やすこともできる。
す情報としてニアエンド信号、エンド信号を用い
ているがいずれか一方のみでもよく、逆にもつと
増やすこともできる。
さらに、上述の実施例ではニアエンド信号、エ
ンド信号、連れ出し検知信号、金種情報を直列に
転送しているが、並列に転送するようにしてもよ
い。
ンド信号、連れ出し検知信号、金種情報を直列に
転送しているが、並列に転送するようにしてもよ
い。
その他読取手段は種々の変形が可能である。
図面はこの考案の一実施例であつて、第1図は
紙幣カートリツジの主要部の断面正面図、第2図
は紙幣カートリツジに内蔵される回路を示すブロ
ツク図、第3図は第2図のブロツク図の波形を示
す波形図、第4図は装置本体の回路を示すブロツ
ク図である。 1:紙幣カートリツジ、20:クロツクパルス
発生回路、21:カウンタ、22〜24:設定手
段、30:制御回路。
紙幣カートリツジの主要部の断面正面図、第2図
は紙幣カートリツジに内蔵される回路を示すブロ
ツク図、第3図は第2図のブロツク図の波形を示
す波形図、第4図は装置本体の回路を示すブロツ
ク図である。 1:紙幣カートリツジ、20:クロツクパルス
発生回路、21:カウンタ、22〜24:設定手
段、30:制御回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 金種別に設定位置が決められており、紙幣カー
トリツジに収納する紙幣の金種に合せた位置を設
定する設定手段と、 紙幣カートリツジ内の紙幣の残量を検知する検
知手段と、 前記設定手段に設定されている位置に対応した
金種情報と前記検知手段が検知した残量情報とを
読取る同一の読取手段と、 前記読取手段が読取つた金種情報と残量情報と
を転送する同一の転送手段と、 前記転送手段から転送された金種情報および残
量情報とが入力される制御回路と、 前記制御回路に転送された金種情報をストアす
るメモリとを備えたことを特徴とする紙幣払出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980075778U JPS6343574Y2 (ja) | 1980-05-30 | 1980-05-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980075778U JPS6343574Y2 (ja) | 1980-05-30 | 1980-05-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57275U JPS57275U (ja) | 1982-01-05 |
JPS6343574Y2 true JPS6343574Y2 (ja) | 1988-11-14 |
Family
ID=29438449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980075778U Expired JPS6343574Y2 (ja) | 1980-05-30 | 1980-05-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6343574Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52122199A (en) * | 1975-10-14 | 1977-10-14 | Aral Austria Gmbh | Device for stopping supply of products for use in gasoline stand |
JPS5582394A (en) * | 1978-12-08 | 1980-06-21 | De La Rue Crosfield | Cassete used for bank bill handling device |
-
1980
- 1980-05-30 JP JP1980075778U patent/JPS6343574Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52122199A (en) * | 1975-10-14 | 1977-10-14 | Aral Austria Gmbh | Device for stopping supply of products for use in gasoline stand |
JPS5582394A (en) * | 1978-12-08 | 1980-06-21 | De La Rue Crosfield | Cassete used for bank bill handling device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57275U (ja) | 1982-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4503963A (en) | Control circuit for bill and coin changer | |
US4482058A (en) | Control circuit for bill and coin changer | |
US4470496A (en) | Control circuit for bill and coin changer | |
US4283708A (en) | Paper currency acceptor | |
US9619957B2 (en) | Coin and bill dispensing safe | |
JPS639019Y2 (ja) | ||
US4636963A (en) | Control system for an automatic vending machine | |
US3828903A (en) | Vend control with escrow until available product selection | |
JP2000076517A (ja) | 貨幣入出金装置 | |
EP0540867B1 (en) | Safe and machine incorporating the safe therein | |
JPS6343574Y2 (ja) | ||
US4905813A (en) | Escrow credit controllers and method of operation thereof | |
JPS612625A (ja) | 紙幣放出機のカ−トリツジ | |
JP2809461B2 (ja) | 現金管理システム | |
JPH06119522A (ja) | 硬貨選別処理装置 | |
JP2005208827A (ja) | 自動釣銭機 | |
JPS6227942Y2 (ja) | ||
JPH0157839B2 (ja) | ||
JPH0246883A (ja) | パチンコ玉貸機の制御装置 | |
JPS5842913B2 (ja) | 紙幣真偽判別方式 | |
JPH0324686A (ja) | 自動販売機の釣銭補充装置 | |
JP3041683U (ja) | 自動販売機 | |
JP4036035B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
JP3551434B2 (ja) | 自動取引機の紙幣分配処理装置 | |
SE451041B (sv) | Anordning vid sedelavlesning |