JPS6342837Y2 - - Google Patents

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JPS6342837Y2
JPS6342837Y2 JP7945481U JP7945481U JPS6342837Y2 JP S6342837 Y2 JPS6342837 Y2 JP S6342837Y2 JP 7945481 U JP7945481 U JP 7945481U JP 7945481 U JP7945481 U JP 7945481U JP S6342837 Y2 JPS6342837 Y2 JP S6342837Y2
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JP
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drawer
bottom plate
plate
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JP7945481U
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JPS57192246U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は組立家具等の抽斗、詳しくは抽斗本体
の底板にスライド部を取付けて、このスライド部
を外筐の固定軌条に摺動自在に載架するものに関
する。
(従来の技術) 従来、この種の抽斗としては、抽斗本体底板の
左右両端縁に設けたスライド部を外筐の固定軌条
に摺動自在に載架し、該スライド部のローラーを
固定軌条の後端に凹設した制止溝に落し込むこと
により、抽斗の動きを阻止して完全な閉止状態と
なすものがある。
しかし乍ら、このものは完全な閉止状態におい
て、スライド部のローラーが制止溝に落ち込んだ
分だけ後方が低くなり、抽斗本体底板が前高後低
に傾斜するため、これに伴い該抽斗本体底板に対
して直角状に設けられている鏡板の上部が内方す
なわち外筐側に傾いてしまい、抽斗を多段状に設
けるものにおいては各抽斗の鏡板上部が夫々内方
に傾いて多数の抽斗の鏡板が同一平面状になら
ず、美感を損つて商品価値が低下するという問題
があるつた。
また、制止溝のない固定軌条の場合であつて
も、外筐への固定軌条の取付け精度が悪くて水平
状にならなかつたり、或いは鏡板と抽斗本体底板
とに取付け誤差があると、抽斗の閉止状態におい
て同様に鏡板が傾くという問題があつた。
上記問題点を解消する方法として、鏡板をあら
かじめ外方、すなわち外筐と反対側に傾けて設け
るか、或いは抽斗本体と鏡板とを別体形成して、
該鏡板を角度調整しながら抽斗本体前面にねじ止
めする構成が考えられるが、前者は取付け誤差や
使用中の衝撃によつて生じる鏡板の傾きには対処
できず、また後者は抽斗本体に調整ねじを進退自
在に螺合させ該ねじ先端を鏡板の背面に固定しな
ければならず面倒でコストが高くなると共に、鏡
板の調整によつては該本体内にねじの頭部が突出
して被収納物がこれに触れて破損したり、或いは
物品の出し入れ時に手を傷つける等の危険性があ
るうえ、頻繁な開閉動作による衝撃によつて鏡板
の調整が狂う恐れがあり、いずれにしても満足で
きる方法ではなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は、物品収納
部である抽斗本体内側に調整手段を一切突出させ
ることなく、抽斗の閉止状態において鏡板を常時
鉛直状に調整し、該鉛直状態を確実に保持せしめ
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術的手段は、抽斗本体の底板に取付けられるスラ
イド部に螺孔を穿設し、該螺孔に調整ねじを上下
進退自在に螺合させ、該調整ねじの進退動作によ
りスライド部と抽斗本体底板との角度を適宜調整
し、該スライド部と抽斗本体底板とを木ねじにて
固定するものである。
(作用) 本考案は調整ねじを回転動作して上下進退させ
ることにより、スライド部に対する抽斗本体底板
の角度を増減させ、該底板を抽斗の閉止状態にお
いて水平状に調整して、該底板に対して直角状に
設けられた鏡板を鉛直に保持するものである。
(実施例) 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する
と、図中1は抽斗本体aの鏡板、2は抽斗本体a
の底板で、その前端縁には鏡板1が直角状に固定
されている。図中6は鏡板1と底板2とに固定さ
れている側枠である。
上記底板2の底面における左右両側にはスライ
ド部3が木ねじ5a,5aを介して連結されこの
スライド部3,3は後述する固定軌条4上に載架
される。
一方、外筐bは、その両内側に締結具4c,4
cにより水平状に固定軌条4が固定され、この固
定軌条4は起立状本体40の上、下に水平状の
上、下案内部41,42が設けてあり、起立状本
体40の前部にはローラー4bが回転自在に装着
され、また下案内部42後部には円弧状の制止溝
4aが設けてあり、この制止溝4aにスライド部
3のローラー3aを陥し込むことにより、抽斗本
体aの動きを阻止して完全閉止状態の抽斗本体a
が不意に開放しないようになつている。
そして、前記スライド部3は後部にローラー3
aを有する板状主体30と、該主体30の上端縁
に沿つて外方に直角状に折曲げて前記固定軌条4
のローラー4b上に載架する案内片31、及び主
体30の下端縁に沿つて内方に直角状に折り曲げ
た取付片32とより構成されており、前記案内片
31の後部にはローラー4bに突き当り抽斗本体
aの抜出を防止するストツパー3bを設け、また
取付片32には木ねじ通孔32a,32aと調整
ねじ5取付用の螺孔32bが設けてある(第4
図)。
前記調整ねじ5はスライド部3に対して底板2
を適宜角度に傾けて調整するものであり、抽斗本
体aの完全閉止状態(第3図)において、底板2
が水平状となり、該底板2と直角状に設けられた
鏡板1が鉛直状になるようにする。また調整ねじ
5は、抽斗本体aを開放状態(第2図)で外筐b
に取付けたまま調整できる構造になつており、調
整ねじ5を下方より取付片32の螺孔32bに螺
合せしめ、その調整ねじ5の頭部で底板2を押し
上げて該底板2を抽斗閉止時の状態で水平状に調
整して鏡板1を鉛直状にするものである。
尚、上記底板2の水平度調整後は調整前に仮止
めした木ねじ5a,5a…を本止めすることによ
り、底板2とスライド部3とを本固定する。斯様
に調整ねじ5の上下進退により底板2とスライド
部3との角度を自由に微調整することができるの
で、底板2を抽斗本体aの完全閉止状態において
水平状に保持することが簡単にでき、同時に鏡板
1を鉛直状に保持することもできる。
しかも制止溝4aの深さ、底板2の前後方向の
長さ等によつて底板2の傾きが異なつてくるが、
上記の構成によればこれらのものも同様に調整で
きる。また上記実施例には静止溝付の固定起条の
場合を説明したが、静止溝のない固定軌条の場合
においても、抽斗各部の寸法や角度の誤差を調整
ねじにより調整し得ることは勿論である。
尚、スライド部3の取付片32と底板2との間
に弾性材などの介在物を介在させることによりロ
ーラー3aの制止溝4aへの落ち込み或いは制止
溝4aから固定軌条4への乗り上げの際に生じる
底板2の振動に対して、より強固な取付けが可能
である。
また第2図及び第3図では単板の底板にスライ
ド部3を取付ける構造を示したが第5図に示すよ
うに四角に枠組した抽斗ボツクスの側板底面にス
ライド部3を取付けることもある。
(考案の効果) 本考案によれば、底板に対して鏡板を直角状に
設けた抽斗本体の前記底板に、スライド部を取付
けて該スライド部を外筐の固定軌条に摺動自在に
載架する抽斗において、上記スライド部に螺孔を
穿設して調整ねじを螺合し、該調整ねじの進退動
作によりスライド部と抽斗本体底板との角度を適
宜調整し、該スライド部と抽斗本体底板とを木ね
じにて固定せしめたので、以下の利点を有する。
調整ねじを進退動作して抽斗本体底面を水平
状に調整すれば、固定軌条に制止溝がある場合
でも抽斗の閉止状態において鏡板を常時鉛直状
に保持することができ、鏡板と外筐の前面枠と
が面一状になるから、従来のもののように美感
を損うことはなく商品価値の低下を防止できる
と共に、上記調整作業が抽斗を開放状態とする
だけで抽斗本体を外筐に取付けたまま行なえる
うえ、制止溝の深さやレールの長さなどが異つ
ても簡単に微調整ができる。
スライド部と抽斗本体底板との間で調整を行
うので、該調整角度の大小に拘らず、物品収納
部である抽斗本体内側には調整ねじが一切突出
せず、従来の鏡板を角度調整しつつ抽斗本体に
取付けるものの如く、被収納物が調整ねじに触
れて破損したり、或いは手を傷つけたりする等
の危険性は全くない。
制止溝がない固定軌条の場合であつても、外
筐への取付け誤差や鏡板の取付け誤差に関係な
く抽斗の閉止状態において鏡板を鉛直状に微調
整することができる。
角度調整後、スライド部と抽斗本体底板とを
木ねじにより本固定するので、頻繁な抽斗の開
閉動作によつても鏡板の鉛直状態が確実に保持
される。
依つて、本考案は所期の目的を達成し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は使用状
態を示す斜視図、第2図は開放状態を示す側面
図、第3図は完全閉止状態を示す側面図、第4図
はスライドと固定軌条との係合状態を示す斜視
図、第5図は他の実施例を示す側面断面図であ
る。 尚図中、a……抽斗本体、b……外筐、1……
鏡板、2……底板、3……スライド部、4……固
定軌条、5……調整ねじ、5a……木ねじ、32
b……螺孔、を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板に対して鏡板を直角状に設けた抽斗本体の
    前記底板に、スライド部を取付けて該スライド部
    を外筐の固定軌条に摺動自在に載架する抽斗にお
    いて、上記スライド部に螺孔を穿設して調整ねじ
    を螺合し、該調整ねじの進退動作によりスライド
    部と抽斗本体底板との角度を適宜調整し、該スラ
    イド部と抽斗本体底板とを木ねじにて固定せしめ
    た抽斗。
JP7945481U 1981-05-30 1981-05-30 Expired JPS6342837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7945481U JPS6342837Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7945481U JPS6342837Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57192246U JPS57192246U (ja) 1982-12-06
JPS6342837Y2 true JPS6342837Y2 (ja) 1988-11-09

Family

ID=29875049

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JP7945481U Expired JPS6342837Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510679Y2 (ja) * 1988-02-09 1993-03-16

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JPS57192246U (ja) 1982-12-06

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