JPS6342627A - 茎頂培養による育苗方法 - Google Patents

茎頂培養による育苗方法

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JPS6342627A
JPS6342627A JP18731386A JP18731386A JPS6342627A JP S6342627 A JPS6342627 A JP S6342627A JP 18731386 A JP18731386 A JP 18731386A JP 18731386 A JP18731386 A JP 18731386A JP S6342627 A JPS6342627 A JP S6342627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
culture
transplanted
seedlings
shoot apex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18731386A
Other languages
English (en)
Inventor
安井 秀夫
長岡 正昭
小餅 昭二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHI
NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHIKENJO
Original Assignee
NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHI
NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHIKENJO
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Filing date
Publication date
Application filed by NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHI, NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHIKENJO filed Critical NORIN SUISANSYO CHIYAGIYOU SHI
Priority to JP18731386A priority Critical patent/JPS6342627A/ja
Publication of JPS6342627A publication Critical patent/JPS6342627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、茎頂置床して多芽体を形成し、その多芽体を
培地によって発根させ、移植して育苗する茎頂培養によ
る育苗方法(以下、単に育苗方法という)に関するもの
である。
「従来の技術」 従来の茎頂培養による育苗方法は、その基本概念を示す
第2図の様に、容器内の寒天培地1に茎頂置床して多芽
体2を形成し、その多芽体2の不定芽を切シわけて、一
定組成の培地溶液を寒天によって成形した発根用寒天培
地8に移植して発根させる。そして、発根した発根体4
を洗浄して順化室5内のバーミキュライト培地6に移植
し、遮光、多湿化によって再発根を促進して順化させ、
しかるのち、育苗鉢7に移植して育苗する方法に成って
いる。
「発明が解決しようとする問題点」 以上の従来の茎頂培養による育苗方法によると、・発根
用寒天培地8が寒天によって成形されているため、培養
中における培地の交換や補給、排出が不可能になシ、培
養中に養水分状態を最適に保つことが困難である。
・従って、発根用寒天培地8に発生した根が酸素不足状
態に陥勺、充分に伸艮せず奇形化する場合が多い。
・発根後、育苗鉢7に移植したとき、活着しなかったシ
、植え傷みが生ずることが多い。
・発根用寒天培地8の適応性が低く、発根困難な種類の
ものがある。
・発根後、順化が困難な種類(にんじん等)がある。
拳発根から育苗の間に順化操作が必要になるので、順化
のための労力、装置および時間が必要になシコスト高に
なる。
等の問題点がある。本発明は以上の従来技術の問題点を
解消するのが目的である。
「問題点を解決するための手段」 以上の目的を達成する本発明の育苗方法は、培地溶液を
含浸させた培地支持材に多芽体2を移植し、その培地溶
液を補給、排出することによって養水分と通気状態を制
御し、必要にして充分に発根させると共に外界条件に順
化させ、直接に育苗針に移植して成苗させることを特徴
とするものである。
即ち、その具体的構成は、本発明の基本概念を示す第1
図を参照して、 「茎頂置床して多芽体2を形成し、発根育苗するにおい
て、多孔質にして保水性親水性を有し、かつ、所要組成
の培地溶液を含浸した培地支持材8に多芽体2を移植し
、その培地支持材8に培地溶液を補給、排出させて養水
分及び通気状態を制御して発根させると共に、順化させ
、しかるのち、発根体4を培地支持材8のまま、直に育
苗鉢7に移植して育苗する方法」に成っている。
詳しくは、培地支持材8は下記の通シである。
即ち、一般的に観て、茎頂培養を含む組織培養は、病原
菌の侵入を防止するため、閉鎖的容器内で行なわれる。
また、脆弱な植物体を移植するため、培地の組成、含浸
量は厳密に規制されなければならない。従って、以上の
必要性を満すため、培地支持材8は、 ・平面上に静置したとき、培地溶液を80〜90%保持
し得ること、 ・マイナス80ミリパール程度の毛管吸引圧を加えたと
き、培地溶液を20%以上保持し得ること、 ・培地溶液は毛管作用によシ、容易に移動すると共に、
培地溶液の入った以外の孔隙には、空気が容易に侵入し
得ること、 @130℃程度の加熱によシ変形、変質を生じないこと
、 ・180℃以下で蒸発、気発する物質を含まないこと、 ・培地溶液に対し、吸着、不溶化等の干渉を起さないこ
と、 ・培地溶液へ無機物質を溶出しないこと、Φ適当に成形
され、ハンドリング特性に優れていること、 ・実用上充分に安価であること、 以上の特性を有することが必要であ)、具体的にはポリ
エステ!繊維成形品の多孔質体が例示される。
「作用」 以上の本発明の育苗方法によると、培地溶液を含浸した
培地支持材8は、移植された多芽体2の培養生育階段に
応じて、培地内の養水分及び通気状態を自由に制御し、
常に最適に保つことができるので、多芽体2の生育は順
調であシ、発生した根は自然状態と変らず健全で、急速
に伸長し、直接育苗鉢7に移植するに足る根を必要にし
て充分に生成し、そのまま外界条件に順化する作用があ
る。従って、培地支持材8によって生育した発根体4は
、そのまま直接に育苗鉢7に移植しても、直ちに活着し
、植え傷みが少なくなる。
「実施例」 以下、実施例を引用して本発明の説明を補充する。
即ち、第1図を参照して、この実施例の培地支持材8は
親水性ポリエステル繊維の成形品が用いである。この親
水性ポリエステル繊維の成形品から成る多孔質体の培地
支持材8は、第8図(pFl、5の土柱法による保水性
比較)の様に、公知の養液栽培用のロックウーμと同等
の保水、通気性を有すると共に、下記第1表に示す通シ
、含浸した培地溶液に与える影響は皆無である(含浸飽
和後の組成変化が極めて少ない)。
第  1  表 ポリエステル繊維の成形品を用いた培地支持材8に、培
地溶液を含浸飽和させた後の培地溶液の組成変化 注、単位はE C: m 8/cm%Na〜804: 
me/l材を用いてなく、その上安価にして成形性ハン
ドリング性、使用上の安全性に優れる等の利点を有し、
培地支持材としての前記の必要要件を帯有し、好ましい
培地支持材である。
以上の培地支持材8に、減菌された培地溶液を培地送液
口9から毛管移動によシ補給し、余剰の培地溶液は培地
排液口10より同じく毛管移動により排出させる。そし
て、培地溶液タンク11には、防菌フィルター12を装
着して細菌の侵入を防止し、培地溶液の送排に必要な加
減圧は、培地溶液タンク11との間に水頭差を設けて発
生させる。なお、図中の14は送気口と排気口、15は
培地溶液の送排プレート、である。
そして、以上の培養装置を用い、以下の様に育苗する。
即ち、寒天培地1に茎頂置床して、従来方法と同様に多
芽体2を形成する。そして、その多芽体2の不定芽を切
りわけた後、閉鎖的容器18内の培地支持材8にその多
芽体2を移植する。そして、その培地支持材8には、予
め発根用処方の培地溶液を含浸、飽和させておき、前記
の移植後は培地溶液の補給、排出により常時最適の組成
を保持する。
そして、切断部が癒傷し、発根が始まる頃から、次第に
培地支持材8内の培地溶液含浸量を減らし、根の健全な
生長を促す。なお、この段階における培地内の気相は1
0%程度確保すると好ましい。
そして、根が充分伸びると、含浸量を大幅に減らし培養
植物に水分ストレスを与え、外界条件に順化させる。
そして、育成された培養菌(発根体4)は、培地支持材
8のまま、直接に育苗鉢7に移植し、通常の育苗操作を
行って成苗させる。
「発明の効果」 以上の説明の様に、本発明の茎頂培養による育苗方法は
、多芽体2を培地支持材8に移植し、育成段階に応じて
培地溶液を制御して発根させると共に、外界条件に順化
させ、ダイレクトに育苗鉢に移植させることができるの
で、自然状態と変らず健全な培養菌を短期間に生育し、
それ等の培養菌は直ちに活着し、植え傷みが少なくなる
そして、従来の順化操作が省略できるので、順化操作の
ための労力、時間ならびに装置が不要になり、量産する
培養菌の培養時間の短縮とコスト低減を図ることができ
る。
また、本発明の育苗方法によると、培地支持材8のまま
培養菌の移転ができると共に、植物防疫上の問題もない
ため、量産した培養菌を流通ルートにのせることが可能
にな)、培養菌の国際流通が実現する可能性がある。
さらに、従来の順化操作が困難な「にんじん」や、従来
の発根用寒天@地に適応性が低い種類の茎頂培養による
育苗が可能になシ、それ等の大墓増殖を開拓する等の多
大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1N:本発明の茎頂培養による育苗方法とその一実施
例の培養装置を示す概念図、第2図:従来の茎頂培養に
よる育苗方法を示す概念図、第8N:本発明−実施例の
培地支持材とロックウールとの保水性の対比図表())
Fl、5の土柱法による図表) 主な符号、1:寒天培地、2:多芽体、8:発根用寒天
培地、4:発根体、5:順化室、7:育苗鉢、8:培地
支持材、11:培地溶液タンク、18:閉鎖的容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)茎頂置床して多芽体を形成し、発根育苗するにお
    いて、多孔質にして保水性親水性を有し、かつ、所要組
    成の培地溶液を含浸した培地支持材に、前記多芽体を移
    植し、前記培地支持材に培地溶液を補給、排出させて養
    水分及び通気状態を制御して発根させると共に順化させ
    、しかるのち、前記培地支持材のまま育苗鉢に移植して
    成苗することを特徴とする茎頂培養による育苗方法。
JP18731386A 1986-08-08 1986-08-08 茎頂培養による育苗方法 Pending JPS6342627A (ja)

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JP18731386A JPS6342627A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 茎頂培養による育苗方法

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JP18731386A JPS6342627A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 茎頂培養による育苗方法

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JP18731386A Pending JPS6342627A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 茎頂培養による育苗方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6359818A (ja) * 1986-08-28 1988-03-15 東洋紡績株式会社 組織培養用培地支持体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0117766A1 (fr) * 1983-01-07 1984-09-05 CREATIONS CHALLET HERAUT S.a.r.l. Substrat de culture pour les cellules, tissus, organes végétaux et plantes entières
JPS61242522A (ja) * 1985-04-19 1986-10-28 株式会社ジャパンエナジー 植物組織体の苗化方法

Patent Citations (2)

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