JPS6342323A - 取鍋内スラグコントロ−ルによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法 - Google Patents
取鍋内スラグコントロ−ルによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
取鍋内スラグコントロールによる鋼中Ｔｉ含有量の低減
方法に関して、この明細書で述べる技術内容は、鋼中Ｔ
ｉ含有量がとりわけ製品品質、特性に重大な影響を及ぼ
す鋼種における鋼中Ｔｉ含有量を、効果的に低減するの
に有利な方法の開発成果を提案するものである。
方法に関して、この明細書で述べる技術内容は、鋼中Ｔ
ｉ含有量がとりわけ製品品質、特性に重大な影響を及ぼ
す鋼種における鋼中Ｔｉ含有量を、効果的に低減するの
に有利な方法の開発成果を提案するものである。
（従来の技術）
鋼中のＴｉ含有量が製品品質、特性に重大な影舌を及ぼ
す鋼として、例えばけい素鋼板にて良好な電磁特性を得
るには、鋼中の化学、成分とくにＴｉ。
す鋼として、例えばけい素鋼板にて良好な電磁特性を得
るには、鋼中の化学、成分とくにＴｉ。
Ｚｒ等の不純物元素の含有量を極力低減することが存効
であることが知られている。
であることが知られている。
すなわち鋼中のＴｉ含有量を低減させることによって、
ＴｉＯ２，ＴｉＮ等の微細介在物や微細析出物等の総量
を減少することができ、その結果再結晶時の結晶粒界の
移動が容易になるからである。
ＴｉＯ２，ＴｉＮ等の微細介在物や微細析出物等の総量
を減少することができ、その結果再結晶時の結晶粒界の
移動が容易になるからである。
従来、鋼中のＴｉ含有量を低減する方法としては、転炉
あるいは電気炉などの精錬段階でＴｉ含有量の少ない溶
銑あるいはスクラップ等を主原料として用いるのが普通
であった。
あるいは電気炉などの精錬段階でＴｉ含有量の少ない溶
銑あるいはスクラップ等を主原料として用いるのが普通
であった。
（発明が解決しようとする問題点）
ところで現実には溶銑のＴｉ含有量を低く （０，０２
％以下）抑えることは非常に困難であった。
％以下）抑えることは非常に困難であった。
また溶銑中のＴｔは転炉等による酸化精錬によってＴｉ
Ｏ□の酸化物になるが、出鋼時にスラグが取鍋内に一部
分流出し、その後のＡ１脱酸時に還元され再び金属Ｔｉ
として溶鋼中に残留する不利があった。
Ｏ□の酸化物になるが、出鋼時にスラグが取鍋内に一部
分流出し、その後のＡ１脱酸時に還元され再び金属Ｔｉ
として溶鋼中に残留する不利があった。
このことから鋼中のＴｉ含有量を低減するには、出鋼の
際に取鍋内へのスラグの流出を完全に防止するか、取鍋
内に流出したスラグを完全に除滓するのが有効である。
際に取鍋内へのスラグの流出を完全に防止するか、取鍋
内に流出したスラグを完全に除滓するのが有効である。
しかしながらこれらの方法では技術的困難性や出鋼温度
の上昇を伴うなどの問題が残っていた。
の上昇を伴うなどの問題が残っていた。
この発明は、鋼中に含まれるＴｉを低減する場合に生じ
ていた従来の問題を解消し、効果的に低減するのに有利
な方法を提案−することが目的である。
ていた従来の問題を解消し、効果的に低減するのに有利
な方法を提案−することが目的である。
（問題点を解決するための手段）
けい素鋼板のように鋼中Ｔｉ含有量が製品品質、特性に
大きな影響を及ぼす場合についてその鋼中Ｔｉ含有量と
取鍋内スラグの関係および取鍋内スラグ中のＴｉ０ｚ（
χ）と、溶鋼中のＴ ｉ （％）の関係についての調査
研究を行った。
大きな影響を及ぼす場合についてその鋼中Ｔｉ含有量と
取鍋内スラグの関係および取鍋内スラグ中のＴｉ０ｚ（
χ）と、溶鋼中のＴ ｉ （％）の関係についての調査
研究を行った。
その結果、取鍋内スラグ塩基度（Ｃａｂ／５ｉｎ２）が
小さくなるほど鋼中のＴｉ含有量（χ）の低減に有利で
あることを新規に知見した。
小さくなるほど鋼中のＴｉ含有量（χ）の低減に有利で
あることを新規に知見した。
すなわちこの発明は転炉や電気炉などの溶製炉で得られ
た溶鋼を取鍋に受鋼したのち該取鍋内に合成フラックス
を添加して取鍋内スラグの塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ２）
を２．０以下に調整することを特徴とする取鍋内スラグ
コントロールによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法である。
た溶鋼を取鍋に受鋼したのち該取鍋内に合成フラックス
を添加して取鍋内スラグの塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ２）
を２．０以下に調整することを特徴とする取鍋内スラグ
コントロールによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法である。
（作 用）
第１図は、表−１に示す化学成分より成るけい素鋼板の
咳鋼中のＴｉ含有量と、けい素鋼の溶製の際における取
鍋内スラグの塩基度の関係について示したグラフである
。この図から取鍋内スラグの塩基度が小さくなるほど該
鋼中のＴｉ含有量（％）が低減する傾向にあることがわ
かる。
咳鋼中のＴｉ含有量と、けい素鋼の溶製の際における取
鍋内スラグの塩基度の関係について示したグラフである
。この図から取鍋内スラグの塩基度が小さくなるほど該
鋼中のＴｉ含有量（％）が低減する傾向にあることがわ
かる。
第２図は、取鍋内スラグ中のＴｉ０ｚ（χ）と溶鋼中の
Ｔｉ（χ）との比すなわち分配比と、該取鍋内スラグの
塩基度との関係を示すグラフである。
Ｔｉ（χ）との比すなわち分配比と、該取鍋内スラグの
塩基度との関係を示すグラフである。
この図から取鍋内におけるスラグ中のｒｉｏｔ（Ｘ）と
、溶鋼中のＴｉ（Ｘ）には平衡関係が成立しており、そ
の分配係数は取鍋内スラグの塩基度に依存し、低塩基度
はど分配係数が大きくなり、溶鋼中Ｔｉ（χ）の（ｆｆ
ｉＫにとくに有利であることが明らかである。
、溶鋼中のＴｉ（Ｘ）には平衡関係が成立しており、そ
の分配係数は取鍋内スラグの塩基度に依存し、低塩基度
はど分配係数が大きくなり、溶鋼中Ｔｉ（χ）の（ｆｆ
ｉＫにとくに有利であることが明らかである。
ところで転炉などの溶製炉における通常の精錬では、脱
リンを目的としてスラグの塩基度を３．０〜７．０と比
較的高塩基度に調整されており、このため、出鋼後の取
鍋内スラグの塩基度は２．０以上となるのが一般的であ
る。
リンを目的としてスラグの塩基度を３．０〜７．０と比
較的高塩基度に調整されており、このため、出鋼後の取
鍋内スラグの塩基度は２．０以上となるのが一般的であ
る。
この発明は、と（に溶鋼を取鍋に受鋼したのち該取鍋内
に、取鍋内スラグの塩基度が２．０以下となるように、
合成フラックスを添加して調整することにより溶鋼中の
Ｔｉ含有量を極力低減するものなのである。
に、取鍋内スラグの塩基度が２．０以下となるように、
合成フラックスを添加して調整することにより溶鋼中の
Ｔｉ含有量を極力低減するものなのである。
ここで上記合成フラックスとしては塩基度を所定の範囲
に調整したものであり、取鍋に添加して転炉スラグとの
均一溶解が可能なものである。通常、フラックスとして
は、上記溶解性を促進する手段として一度溶解炉で溶融
後、破砕したプリメルト製法等が利用されることが多い
。
に調整したものであり、取鍋に添加して転炉スラグとの
均一溶解が可能なものである。通常、フラックスとして
は、上記溶解性を促進する手段として一度溶解炉で溶融
後、破砕したプリメルト製法等が利用されることが多い
。
（実施例）
転炉にて表−２に示す化学成分より成る鋼を溶製し、こ
の溶鋼を取鍋内に装入したのち、該取鍋内にＣａＯ：
４４．０％、５ｔ（ｈ ： ５２．０％、ＡＪｚ（ｈ
：３゜０％に成る合成フラックスを１０００ｋｇ添加
して取鍋内スラグの塩基度を調整した。
の溶鋼を取鍋内に装入したのち、該取鍋内にＣａＯ：
４４．０％、５ｔ（ｈ ： ５２．０％、ＡＪｚ（ｈ
：３゜０％に成る合成フラックスを１０００ｋｇ添加
して取鍋内スラグの塩基度を調整した。
出鋼条件は
溶鋼量１９０トン
転炉スラグ量３０〜５０ｋｇ／ トンＳ ｔｅｅ １転
炉スラグの組成 転炉スラグの塩基度３．０〜５．０ また取鍋内スラグの塩基度は転炉スラグ量などの条件に
応じて０．３〜２．０の範囲で調整した。
炉スラグの組成 転炉スラグの塩基度３．０〜５．０ また取鍋内スラグの塩基度は転炉スラグ量などの条件に
応じて０．３〜２．０の範囲で調整した。
その後、溶鋼のＴｉ（χ）は脱酸剤によって還元されて
増加するが、合成フラックスによる塩基度コントロール
で０．００２％に低下した。第３図は得られた溶鋼より
製造した鋼板の鋼中Ｔｉ含有量（χ）の分布状況を調べ
た結果である。
増加するが、合成フラックスによる塩基度コントロール
で０．００２％に低下した。第３図は得られた溶鋼より
製造した鋼板の鋼中Ｔｉ含有量（χ）の分布状況を調べ
た結果である。
また第４図は、比較のため取鍋内スラグ塩基度が２．０
〜６．０である従来の操業で得られた溶鋼より製造した
鋼板の鋼中Ｔｉ含有量（χ）の分布状況を調べた結果で
ある。
〜６．０である従来の操業で得られた溶鋼より製造した
鋼板の鋼中Ｔｉ含有量（χ）の分布状況を調べた結果で
ある。
上記第３図より明らかなように鋼中Ｔｉ含有量を従来よ
りも極力低減できることが確認できた。
りも極力低減できることが確認できた。
（発明の効果）
この発明によれば鋼中のＴｉ含有量を、取鍋内スラグの
塩基度の調整により効果的に低減することが可能で、と
くにＴｉ含有量に大きな影響を受ける鋼種の製品品質や
特性などを一層向上させることができる。
塩基度の調整により効果的に低減することが可能で、と
くにＴｉ含有量に大きな影響を受ける鋼種の製品品質や
特性などを一層向上させることができる。
第１図は鋼中Ｔｉ含有量と取鍋内スラグの塩基度の関係
を示すグラフ、 第２図は取鍋内スラグ中のＴｉ０ｚ（χ）と溶鋼中のＴ
ｉ（χ）の比と、取鍋内スラグの塩基度の関係を示すグ
ラフ、 第３図はこの発明にて得られた鋼の鋼中Ｔｉ含有量の分
布状況を示すグラフ、 第４図は従来の操業で得られた鋼の鋼中Ｔｉ含有量の分
布状況を示すグラフである。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第１図 第２図 １丈４肖スラゲ）践λ艮演（Ｃａｂ／、シＯ２）第３図 ４圀中−“（ス１０−’幻 第４図 纒中丁ス（ｘｌＯ“’％）
を示すグラフ、 第２図は取鍋内スラグ中のＴｉ０ｚ（χ）と溶鋼中のＴ
ｉ（χ）の比と、取鍋内スラグの塩基度の関係を示すグ
ラフ、 第３図はこの発明にて得られた鋼の鋼中Ｔｉ含有量の分
布状況を示すグラフ、 第４図は従来の操業で得られた鋼の鋼中Ｔｉ含有量の分
布状況を示すグラフである。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第１図 第２図 １丈４肖スラゲ）践λ艮演（Ｃａｂ／、シＯ２）第３図 ４圀中−“（ス１０−’幻 第４図 纒中丁ス（ｘｌＯ“’％）
Claims (1)
- １、転炉や電気炉などの溶製炉で得られた溶鋼を取鍋に
受鋼したのち、該取鍋内に合成フラックスを添加し、取
鍋内スラグの塩基度（ＣａＯ／ＳｉＯ＿２）を２．０以
下に調整することを特徴とする取鍋内スラグコントロー
ルによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61184340A JPS6342323A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 取鍋内スラグコントロ−ルによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61184340A JPS6342323A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 取鍋内スラグコントロ−ルによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6342323A true JPS6342323A (ja) | 1988-02-23 |
| JPH0379407B2 JPH0379407B2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=16151582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61184340A Granted JPS6342323A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 取鍋内スラグコントロ−ルによる鋼中Ｔｉ含有量の低減方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6342323A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103421928A (zh) * | 2013-06-19 | 2013-12-04 | 武汉钢铁(集团)公司 | 一种降低钢帘线钢冶炼中Ti含量的方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5311115A (en) * | 1976-07-19 | 1978-02-01 | Kawasaki Steel Co | Heating method of molten steel in tundish with arc heater |
| JPS5554520A (en) * | 1978-10-12 | 1980-04-21 | Nippon Steel Corp | Continuous-casting method for oriented electrical steel |
| JPS5750259A (en) * | 1980-09-09 | 1982-03-24 | Nisshin Steel Co Ltd | Artificial slag for initial period in continuous casting of steel |
| JPS60187613A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | ステンレス鋼の精錬時におけるクロム還元法 |
| JPS61127809A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-16 | Kawasaki Steel Corp | 電縫鋼管用鋼板の溶製方法 |
-
1986
- 1986-08-07 JP JP61184340A patent/JPS6342323A/ja active Granted
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5311115A (en) * | 1976-07-19 | 1978-02-01 | Kawasaki Steel Co | Heating method of molten steel in tundish with arc heater |
| JPS5554520A (en) * | 1978-10-12 | 1980-04-21 | Nippon Steel Corp | Continuous-casting method for oriented electrical steel |
| JPS5750259A (en) * | 1980-09-09 | 1982-03-24 | Nisshin Steel Co Ltd | Artificial slag for initial period in continuous casting of steel |
| JPS60187613A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | ステンレス鋼の精錬時におけるクロム還元法 |
| JPS61127809A (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-16 | Kawasaki Steel Corp | 電縫鋼管用鋼板の溶製方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103421928A (zh) * | 2013-06-19 | 2013-12-04 | 武汉钢铁(集团)公司 | 一种降低钢帘线钢冶炼中Ti含量的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0379407B2 (ja) | 1991-12-18 |
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Legal Events
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