JPS6342305A - 熱間静水圧加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、チタン、スーパーアロイ、セラミック、高級
鋳物等の加圧成形に使用される熱間静水圧加工方法に関
する。

（従来技術） 熱間静水圧加工として、耐圧容器内に圧縮成形する製品
と不活性ガスとを入れ、不活性ガスで製品に三次元等方
圧力をかける方法が知られている。

しかしこの方法は、ガスを加圧するため。加圧ポンプの
効率が悲くまた処理時間も長いため生産効率が低くなり
、この結果コストが高くなる欠点がある。更に製品にｙ
ｉ細なピンホールがあるとここからガスが侵入してしま
う。このため従来は、これを防ぐために製品を予めフィ
ルムで被覆しておく必要があり、手間を要する問題もあ
る。

これらの問題を解消するために塩化ナトリウムなどの溶
１ａＪニヤ水銀などの低融点溶融金属を圧力媒体に使用
する方法あるいは流動性の高い球状微粒子を触媒体とし
て使用する方法、更には溶融ガラスを圧力媒体として使
用する方法などが提案されている。しかし溶融塩は＾温
になると分解して反応性が生じ、溶融金属や微粒子は高
温で反応性がある欠点がある。また溶融ガラスも融点が
高いものは加圧後の製品取出し時に剥離性が悪いなどの
問題がある。

（発明が解決しようとする技術的課題）本発明は生産効
率が高く、作業の手間もかからず、剥離性が良く、しか
も製品と反応することがない熱間静水圧加工方法を提供
することを目的とする。

（技術的課題を解決する手段） 本発明は、加圧ピストン壁を有する耐圧容器内に圧縮成
形する製品と同製品を囲う低融点スラグＢ２０３とを充
填し、しかる後上記容器内を加熱して上記スラグを溶融
せしめ、次いで溶融したスラグを上記ピストンで加圧し
て製品に静水圧を加える熱間静水圧加工方法である。

（発明の詳細な説明） 以下本発明を図示する実施例を参照して説明する。図中
１は熱間静水圧加工を行なう耐圧容器を示す。この容器
１は、１または数箇所に加圧ビス！−ン壁２を設けて容
器内を加圧するようになっている。この容器内に圧縮成
形する製品３とＢ２Ｏ３（融点４５０℃）の低融点スラ
グ４あるいは、更に添加物を加えて融点を下げたスラブ
を入れて、製品３をスラグ４で覆うようにする。次いで
容器１を密封し、内部の突気を抜いて真空にする。また
アルゴン等の不活性ガスで置換してもよい。要は、容器
内に反応性のガスが残留しないようにする。次に容器内
の製品３を高周波誘導電力等の発熱体５により加熱する
と、周囲のスラグも加熱され溶融する。あるいは抵抗加
熱体によりスラグを直接加熱して、溶融してもよい。こ
のようにスラグが溶融した状態で、加圧ピストン５に圧
力を加える。このことにより製品３に三次元的な等方圧
力がかかり製品３が熱間静水圧加工される。

加圧後製品３を取出すが、高温の状態ではスラグ４は溶
けたままなので製品３の取出し操作を容易におこなうこ
とができる。例えば、５００℃で取り出せば、スラグは
溶けたままなので流れ落ちて製品と分離するので、剥離
性が良い。このこともこの発明の￥ｊ徴の一つである。

またこのスラグ４は、溶融したまま次の処理に使用でき
るので、次の操作の加熱に要するエネルギーを省くこと
ができるばかりでなく、サイクルが早くなり、生産能率
が向上する。

（実施例） 耐圧容器内の中心にチタン、スーパーアロイの精密鋳造
製品を入れ、この周囲をＢ２０３スラグで満たし、これ
を１１００℃に加熱し、その熱でスラグを加熱して製品
の熱間静水圧加工を行なった。加工後製品を取出して１
２寮したところスラグとの反応は認められず、製品は等
方加圧され、変形もなく、内部の欠陥も減少した。

（発明の効果〉 本発明によれば、加圧媒体としてＢ２Ｏ３の低融点スラ
グを使用するので、生産効率、エネルギー効率を向上で
き、しかもスラブは製品と反応しないので、製品の品質
を良好に維持できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　加圧ピストン壁を有する耐圧容器内に圧縮成形する製
   品と同製品を囲う低融点スラグとを充填し、しかる後上
   記容器内を加熱して上記スラグを溶融せしめ、次いで溶
   融したスラグＢ＿２Ｏ＿３を上記ピストンで加圧して製
   品に静水圧を加える熱間静水圧加工方法。