JPS6341911Y2 - - Google Patents

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JPS6341911Y2
JPS6341911Y2 JP994285U JP994285U JPS6341911Y2 JP S6341911 Y2 JPS6341911 Y2 JP S6341911Y2 JP 994285 U JP994285 U JP 994285U JP 994285 U JP994285 U JP 994285U JP S6341911 Y2 JPS6341911 Y2 JP S6341911Y2
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thawing
air
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heat insulating
room
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は解凍・保冷装置に関するもので、更
に詳細には、一台の装置により、解凍と保冷の並
行稼動及び複数の生鮮食品収容室を同時に解凍又
は冷蔵・冷凍(以下に保冷という)可能にし、冷
凍食品の処理・保存を自由に行えるようにするこ
とを目的とする解凍・保冷装置の改良に係るもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、畜肉や魚等の冷凍食品を扱う店舗等に
おいては、冷凍食品を処理する場合に冷凍品を解
凍した後、一旦冷蔵し、そして、スライスパツク
して店頭ケースに陳列する手順で行なわれている
が、この場合、従来では、解凍機と冷蔵・冷凍用
の冷凍機とをそれぞれ別々に設けて各処理を専用
の解凍室や保冷室で行つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のシステムでは、解凍機と
冷凍機とを別々に設ける必要があるため、設備が
大掛かりとなるためスペースが必要となり、コス
トが嵩むばかりか、冷凍品の販売時間による変動
や季節商品による変動等のように処理量の変動や
食品種による処理方法の変動に対応した制御が困
難となり、無駄な解凍あるいは保冷稼動を行つて
いたため省エネルギー化を図ることができなかつ
た。
したがつて、冷凍品の解凍と解凍後の保冷保存
とを関連して処理するシステムの開発が望まれて
いるのが現状である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、
上記技術的課題を解決する手段として、断熱性部
材にて構成される解凍・保冷庫と、この解凍・保
冷庫内を複数の室に区画する可動式断熱間仕切
と、上記各室に設けられて各室と解凍機とを連通
する開閉可能な給気口及び排気口と、上記各室に
臨設されると共に一方に吹出口を他方には各室内
に解凍空気を供給する循環フアンを有する空気流
路と、上記室に配設される冷却器とで構成して成
ることを特徴とする解凍・保冷装置を提供しよう
とするものである。
〔作用〕
上記技術的手段は次のように作用する。
解凍あるいは保冷対象物の量に応じて可動式断
熱間仕切によつて室を区画し、解凍・保冷対象物
に応じて解凍機あるいは冷凍機に連通する冷却器
を選択的に作動することにより、一台の装置によ
つて解凍・保冷対象物の解凍及び又は保冷を選択
的に行うことができ、冷凍食品の処理量の変動や
食品種による処理方法の変動に対応した制御を容
易にすることができる。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の解凍・保冷装置の第一実施
例を示す概略平面図で、この考案の解凍・保冷装
置は、解凍あるいは保冷対象物を収容する解凍・
保冷庫10と、この解凍・保冷庫10内を複数の
室12に区画する可動式断熱間仕切20と、上記
各室12に設けられて各室12と解凍機60とを
連通する開閉可能な給気口50及び排気口52
と、上記各室12に臨設されると共に一方に吹出
口14を他方には各室12内に解凍空気を供給す
る循環フアン16を有する空気流路18と、上記
室12に配設される冷却器40とで主要部が構成
されている。
上記解凍・保冷庫10は、例えば一対の表面板
間に発泡ポリウレタンなどの断熱心材を充填した
断熱性部材11にて箱状に構成されており、その
少なくとも一側には出入口13が設けられると共
に、この出入口13には扉15が開閉可能に装着
されている。また、この解凍・保冷庫10内には
この解凍・保冷庫10内を複数の室12に区画す
る複数の断熱間仕切20を移動可能に案内する天
井レール30が各区画部及び断熱間仕切20の収
納部にわたつて配設されている。この場合、上記
断熱間仕切20は、第7図に示すように、一対の
金属性表面板22間に例えば発泡ポリウレタンな
どの断熱心材24を充填した断熱パネルにて構成
され、そして、この断熱間仕切20の頂部には上
記天井レール30に設けられたレール部32上を
転動する水平車輪26が各パネルの前後に一対ず
つ取付けられ、また、間仕切20の下端にはこの
間仕切20と床部17との隙間を気水密に閉塞す
る舌片状のパツキング28が垂下されている。な
おこの場合、上記断熱間仕切20は解凍・保冷庫
10の1箇所に設けられた収納部19内に収納さ
れるようになつており、この収納部19から室1
2を区画する各区画部分に移動されるようになつ
ている(第1図及び第5図参照)。
上記室12と解凍機60とは解凍・保冷庫10
に開設された給気口50、排気口52及び循環ダ
クト80を介して連通されており、この場合、各
給気口50には解凍空気量を調節する開閉バルブ
51が配設されている。また、上記給気口50と
排気口52とに連通する空気流路18は、解凍・
保冷庫10の一側部に垂下された吹出口を構成す
る多孔板14にて構成され、かつ、この空気流路
18の吸気側には循環フアン16が配設されてい
る。なおこの場合、上記吹出口を多孔板14にて
構成することにより均一な空気流を作ることがで
き、解凍対象物あるいは保冷対象物をこの多孔板
14に連接して効率良い解凍あるいは保冷を行う
ことができるが、勿論、空気流路18に設けられ
た循環フアン16と共働して解凍空気等を循環さ
せる機能を有するものであれば、多孔板14以外
のものによつて吹出口を構成することも可能であ
る。
一方、上記室12に給気口50、排気口52及
び循環ダクト80を介して連通する解凍機60
は、第2図に示すように、底部に位置する水タン
ク62と上部に位置する散水ノズル64とが循環
ポンプ66を有する循環パイプ68にて連結さ
れ、かつ、散水ノズル64の下方に複数の多孔板
69が平行に配設されて成り、そして、送風機7
0から送風される空気がこの解凍機60内を通過
する際に加湿・加温されて循環ダクト80側へ送
り出されるようになつている。なおこの場合、上
記水タンク62にはヒーター61が取付けられ、
このヒーター61によつて水タンク62内の水が
解凍用熱媒体に供され、また、水タンク62の上
方には熱交換器63が配設され、この熱交換器6
3によつて解凍・保冷庫10内へ冷蔵用の冷媒空
気を供給することが可能となつている。
なお、上記冷却器40は各室12に配設されて
おり、そして、調整弁42を有する管路44を介
して冷凍機46に連通されている。
上記のように構成されるこの考案の解凍・保冷
装置において、冷凍食品等の解凍対象物を解凍す
る場合には、第2図ないし第4図に示すように、
解凍対象物の量に応じて解凍・保冷庫10内を断
熱間仕切20にて所定の数の室12に区画し、そ
して、解凍対象物を収容する開口部を有するパレ
ツトあるいは台車90を解凍・保冷庫10内に収
容すると共に、この台車90等の開口部を多孔板
14にダクト状に連接して扉15をしめた後、解
凍機60を作動させると、解凍用循環空気Aが循
環ダクト80の供給側を通つて給気口50から室
12内に供給され、そして、循環フアン16によ
つて各室12の空気流路18内に強制的に送込ま
れる。空気流路18内に送込まれた空気Aは差圧
により多孔板14を通過して整流化され、多孔板
14に連接する各台車90等の開口部を流れて被
解凍対象物の解凍を行つた後、上記循環ダクト8
0の排気口52側に戻り、循環ダクト80に戻つ
た空気は再び供給口側から室12内に供給されて
上述と同様に解凍作用を行う。
また、冷凍あるいは冷却を行う場合には、上記
解凍機60の熱交換器63を作動させて冷媒空気
を所望の室12内に供給して上記台車90に収容
された保冷対象物の冷却を行うか、あるいは、冷
凍機46の作動によりこの冷凍機46から図示し
ないコンデンサーに圧縮高圧ガスを供給して凝縮
すると共に放熱して冷媒を形成し、その冷媒を所
望の冷却器40に供給することにより、室12内
の保冷対象物を冷凍することができる。
したがつて、この考案の解凍・保冷装置によれ
ば、任意の位置で2箇所に区画された全室12内
で解凍あるいは保冷を行うことができるほか、一
部の室12で解凍を行い、他方の室12では冷凍
あるいは保冷を行うことができるなど任意の解
凍・保冷作業を同時あるいは連続的に行うことが
できる。
なお、上記第一実施例では各室12ごとに冷凍
機40に連通する冷却器40を設けて、これら冷
却器40を選択的に作動させる場合について説明
したが、必ずしも各室12内に冷却器40を設け
る必要はなく、例えば、第6図に示すように、一
側端に解凍あるいは保冷専用の室12内のみ冷却
器40を設置したおき、この室12を常時冷凍あ
るいは保冷用に使用するようにし、被処理品の処
理量に応じ、一端側から解凍用の室12とし他端
側から保冷専用の室12として、その間で断熱間
仕切20を用いて仕切るようにしてもよい。ま
た、上記第一実施例では、解凍・保冷庫10の一
箇所に断熱間仕切20の収納部19を設けて、こ
の収納部19から各室12の区画部を構成する1
組の断熱間仕切20を移動設置可能に形成した場
合について説明したが、この構造に限るものでは
なく、第6図に示すように、各室12の近接位置
にそれぞれ各室12の専用の断熱間仕切20を収
納する収納部19を設けておけば、各収納室19
から各室12の区画部に容易に断熱間仕切20を
移動することができ、更に迅速に所望の室12を
形成することができる。さらにまた、上記解凍機
60をマルチタイプのものにし、かつ、各室12
の温度をセンサーを使つてバルブ開閉、熱交換器
の制御等を行えば、更に有効な解凍・保冷稼動が
可能となる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、この考案の解凍・保冷
装置によれば、断熱性部材にて構成される解凍・
保冷庫と、この解凍・保冷庫内を複数の室に区画
する可動式断熱間仕切と、上記各室に設けられて
各室と解凍機とを連通する開閉可能な給気口及び
排気口と、上記各室に臨設されると共に一方に吹
出口を他方には各室内に解凍空気を供給する循環
フアンを有する空気流路と、上記室に配設される
冷却器とで構成して成るため、以下のような効果
が得られる。
1 一台の装置により、解凍と保冷・冷却等の保
冷をそれぞれの処理量に応じて同時にあるいは
選択的に行うことができ、そのため、解凍・保
冷庫中で解凍しながら仕入品を冷凍貯蔵した
り、解凍済み食品を保冷することができ、異種
の品種や季節食品等を必要に応じて処理するこ
とができる。
2 設備を小型化すると共に、スペースの有効利
用が図れる。
3 無駄な解凍あるいは保冷稼動等をなくして効
率の良い解凍・保冷作業を行うことができ、省
エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の解凍・保冷装置の第一実施
例を示す概略平面断面図、第2図は第一実施例の
解凍状態を示す正面断面図、第3図及び第4図は
それぞれ第2図の平面断面図及び側面断面図、第
5図はこの考案における断熱間仕切と冷却器の取
付け態様の一例を示す概略平面断面図、第6図は
この考案における断熱間仕切と冷却器の別の取付
け態様を示す概略平面断面図、第7図はこの考案
における断熱間仕切の取付け態様を示す断面図で
ある。 符号説明、10……解凍・保冷庫、12……
室、14……多孔板(吹出口)、16……循環フ
アン、18……空気流路、20……断熱間仕切、
30……天井レール、40……冷却器、46……
冷凍機、50……給気口、52……排気口、60
……解凍機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断熱性部材にて構成される解凍・保冷庫と、
    この解凍・保冷庫内を複数の室に区画する可動
    式断熱間仕切と、上記各室に設けられて各室と
    解凍機とを連通する開閉可能な給気口及び排気
    口と、上記各室に臨設されると共に一方に吹出
    口を他方には各室内に解凍空気を供給する循環
    フアンを有する空気流路と、上記室に配設され
    る冷却器とで構成して成る解凍・保冷装置。 (2) 各室ごとに冷凍機に連通する冷却器を設けて
    成る実用新案登録請求の範囲第1項記載の解
    凍・保冷装置。 (3) 各室ごとに専用の可動式断熱間仕切を設けて
    成る実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載の解凍・保冷装置。 (4) 各室のいずれにも1組の可動式断熱間仕切を
    移動設置可能に形成して成る実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項記載の解凍・保冷装
    置。 (5) 吹出口が多孔板である実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の解
    凍・保冷装置。
JP994285U 1985-01-29 1985-01-29 Expired JPS6341911Y2 (ja)

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JP994285U JPS6341911Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29

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JPS61128994U JPS61128994U (ja) 1986-08-13
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JPS61128994U (ja) 1986-08-13

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