JPS6341050Y2 - - Google Patents

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JPS6341050Y2
JPS6341050Y2 JP1983187807U JP18780783U JPS6341050Y2 JP S6341050 Y2 JPS6341050 Y2 JP S6341050Y2 JP 1983187807 U JP1983187807 U JP 1983187807U JP 18780783 U JP18780783 U JP 18780783U JP S6341050 Y2 JPS6341050 Y2 JP S6341050Y2
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JP
Japan
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chamber
spacer
concentration
net
desalination
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JP1983187807U
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JPS6095904U (ja
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、海水淡水化用電気透析装置に係り、
特に装置運転を長期に亘り安定に維持するのに好
適な海水淡水化用電気透析装置に関する。
〔考案の背景〕
海水淡水化用電気透析装置では、第1図に示す
ように陽イオン交換膜1と陰イオン交換膜2とを
透析室枠脱塩室枠3および濃縮室枠4を介して交
互に多数配列し、イオン交換膜間にそれぞれ網状
部材からなるスペ−サ脱塩室スペ−サ5および濃
縮室スペ−サ6を介在させた脱塩室7および濃縮
室8を交互に設けた透析槽を備えている。
このような海水淡水化用電気透析装置において
は、海水中に含まれる浮遊物、シルト、プランク
トン等が水アカの状態で透析室内に設けられたス
ペ−サに付着する。スペ−サにこれら異物が付着
すると処理液の室内での抵抗が増大し流量が低下
するが、一方処理液は限界電流密度を越えないよ
うに所定の流量を保つ必要があるため供給する液
の圧力を増加させて所定の量が流れるようにして
いる。ここでスペ−サに付着する浮遊物、シル
ト、プランクトン等の量は処理海水の濃度が高い
ことから濃縮室8側に多く付着するため長期運転
時においては濃縮室8側の室内圧力が脱塩室7側
に比べ高くなる。
このため運転中における透析室内の状態は図に
示すように圧力の高い濃縮室8側の透析膜が脱塩
室7側におさえ込まれ脱塩室7内に設けられたス
ペ−サの網目部分にくい込む形となり脱塩室7側
の偏流を起こさせると共に流量が低下し限界電流
密度を越えスケ−ルの発生等のトラブルを起こし
てついには装置の運転を停止し透析槽の解放点
検、洗浄を実施する必要が生じていた。
かかる問題を解決する方法として、従来、脱塩
室7側の流量を濃縮室8側流量より多くし脱塩室
7側に偏流が起らないような運転法を行つている
が、この運転法では、せつかく脱塩を行つた脱塩
水が脱塩水側の圧力が高いため濃縮室8側へ洩れ
込み装置の性能低下の原因の一つにもなつてい
た。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、前述したような濃縮室側の圧
力が上昇した状態においても脱塩室側の偏流と流
量低下を起こすことなく常に脱塩室内での電流密
度が限界値以下になるように保ち長期安定運転が
できる海水淡水化用電気透析装置を提供すること
にある。
〔考案の概要〕
本考案は、脱塩室側の偏流と流量低下の現象
は、脱塩室のスペ−サが濃縮室側のスペ−サと同
一の形状、厚み、強度のものを用いていたことに
起因することに着目し、脱塩室側のスペ−サの構
造を脱塩室側へのイオン交換膜のくい込みを少な
くするように濃縮室側のスペ−サと異なるものと
したものである。
〔考案の実施例〕
第2図は本考案の一例を示し、陽イオン交換膜
1と陰イオン交換膜2とを透析室枠脱塩室枠3お
よび濃縮室枠4を介して交互に多数配列し、イオ
ン交換膜間に網状部材からなるスペ−サを介在さ
せた脱塩室7および濃縮室8とを交互に設けてい
る点は従来と同じである。
本実施例において、脱塩室7に設けられるスペ
−サ9と濃縮室8に設けられるスペ−サ10のス
ペ−サの網目が異なり、脱塩室7用スペ−サ9の
網目が濃縮室用スペ−サ10に比べ密なものとな
つている。ここでスペ−サ9とスペ−サ10の材
質は同じであり、それらの厚みも同一である。
本実施例において脱塩室側スペ−サ9は濃縮室
側スペ−サ10に比べ網目の小さい密な耐変形強
度の大きいものを使用しているため、装置運転時
間経過とともに上昇する濃縮室内圧力に対して網
目に沿つてイオン交換膜が介在するが、イオン交
換膜面の凸部面と凹部面との差が極めて小さくな
る。したがつて脱塩室内での脱塩水の流れを常一
定に保ち、偏流を防止できるので局部的過電流域
が生じない。
一方、濃縮側は塩水濃度が高く濃縮水による電
気抵抗はスペ−サの密度を小さくしても殆んど変
化せず、スペ−サの密度を小さくすることにより
海水中の浮遊物、シルト、プランクトン等の付着
量を小なくしこれら水アカの付着による電気抵抗
の増加を防止できる。
本考案において、脱塩室用スペ−サの耐変形強
度を、その材質の面から濃縮室用スペ−サの強度
よりも大きくしてもよい。脱塩室用スペ−サの網
目を密にすれば、それ自体でスペ−サの強度は大
きくなるが、脱塩室側スペ−サの材質を濃縮室側
スペ−サの材質よりも耐変形強度の大きいものと
すれば、スペ−サの変形による偏流および流量低
下を防止することができる。また脱塩室側スペ−
サの厚みを濃縮室側スペ−サの厚みより大きくす
ると、室内圧力により脱塩室側スペ−サが若干変
形しても変形後のスペ−サの厚みが所定の厚みで
あれば室間隔を所定値に保ち脱塩室の偏流および
流量低下を防止することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、脱塩室の室間隔
を常に所定値に保つことにより脱塩水の偏流を防
止し、流量をも確保することが可能となり、従来
起きていた長時間運転におけるスケ−ルトラブル
を防止でき、また従来装置の安全保護のため行つ
ていた印加電圧の余裕を取ることなく限界値まで
印加することで性能向上を計ると共に装置を安定
して長期運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の海水淡水化用電気透析装置の運
転時の透析室内状況を示す説明図、第2図は本考
案の海水淡水化用電気透析装置の運転時の透析室
内状況を示す説明図である。 1……陽イオン交換膜、2……陰イオン交換
膜、3……脱塩室枠、4……濃縮室枠、5,9…
…脱塩室スペ−サ、6,10……濃縮室スペ−
サ、7……脱塩室、8……濃縮室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを透析室
    枠を介して交互に多数配列し、前記イオン交換
    膜間にそれぞれスペ−サを介在させた脱塩室お
    よび濃縮室を交互に設けた透析槽を備えた海水
    淡水化用電気透析装置において、前記スペ−サ
    を網状部材で形成すると共に、前記脱塩室に介
    在させた網状部材を前記濃縮室に介在させた網
    状部材より耐変形強度を大きく形成したことを
    特徴とする海水淡水化用電気透析装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記脱塩室に介在させた網状部材を、その網目が
    前記濃縮室に介在させた網状部材の網目よりも
    密にして耐変形強度を大きく形成したことを特
    徴とする海水淡水化用電気透析装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記脱塩室に介在させた網状部材は、その材質を
    前記濃縮室に介在させた網状部材の材質よりも
    耐変形強度の大きいものとしたことを特徴とす
    る海水淡水化用電気透析装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記脱塩室に介在させた網状部材を、その厚みを
    前記濃縮室に介在させた網状部材の厚みよりも
    大きくして耐変形強度を大きく形成したことを
    特徴とする海水淡水化用電気透析装置。
JP18780783U 1983-12-05 1983-12-05 海水淡水化用電気透析装置 Granted JPS6095904U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18780783U JPS6095904U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 海水淡水化用電気透析装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6095904U JPS6095904U (ja) 1985-06-29
JPS6341050Y2 true JPS6341050Y2 (ja) 1988-10-27

Family

ID=30405311

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JP18780783U Granted JPS6095904U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 海水淡水化用電気透析装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58202002A (ja) * 1982-01-22 1983-11-25 Tokuyama Soda Co Ltd 電解質の透析方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58202002A (ja) * 1982-01-22 1983-11-25 Tokuyama Soda Co Ltd 電解質の透析方法

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Publication number Publication date
JPS6095904U (ja) 1985-06-29

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