JPS6340777Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6340777Y2 JPS6340777Y2 JP9595479U JP9595479U JPS6340777Y2 JP S6340777 Y2 JPS6340777 Y2 JP S6340777Y2 JP 9595479 U JP9595479 U JP 9595479U JP 9595479 U JP9595479 U JP 9595479U JP S6340777 Y2 JPS6340777 Y2 JP S6340777Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- roll
- linear body
- rolls
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229920006015 heat resistant resin Polymers 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はベニヤ単板(以下、単板と称す)を加
熱したロールに巻き付かせて乾燥する形式の乾燥
装置に関するものである。
熱したロールに巻き付かせて乾燥する形式の乾燥
装置に関するものである。
この種の乾燥装置は登録実用新案第44571号公
報にも開示されるように加熱「シリンダー」を数
個互い違いの位置に配置し、各加熱「シリンダ
ー」の円周を通して二筋の無端誘導布を掛け、こ
の誘導布を弛緩なく各加熱「シリンダー」と共に
回転して其間に単板を給送せしめる乾燥装置を有
する乾燥平滑装置に於て二筋の誘導布の相分る、
前端に設けたる数個の加熱「ロール」及冷却「ロ
ール」の組合である乾燥平滑装置があるが、この
装置においても加熱「ロール」と単板との間に無
端誘導布を介在させるようにした乾燥平滑装置で
あるため、本考案に比べて低効率で乾燥時間も長
い時間必要である。又西ドイツ特許第640576号公
報、特公昭44−29027号公報にも開示されている
如く、熱風循環式のロールドライヤーやネツトド
ライヤーに比べて熱授受が直接的に出来るために
極めて高効率で乾燥時間も短かくて済み、利点が
多い。しかし、該利点も加熱したロール表面に単
板を充分接触させなければ、空気という断熱層が
介在することになり、半減してしまう傾向があ
り、そのために実公昭44−23510号公報による技
術の如く、加熱ロールの内部を負圧にし単板を外
周面に吸着する所謂サクシヨンドラム形式の装置
が提案されている。しかし、この形式によつて複
数本のロールを連接状若しくは近接的にして乾燥
距離を長く構成するに際しては各々ロールへの移
り際に単板の両面に負圧が作用しがちになつて、
単板の端部が折れ重なつたり、若しくは小幅の単
板にあつては自重等によつて位置ずれがしたりす
る傾向を基本的に内在し、全くの帯状を呈する良
質単板以外は実用するに難点を有していた。特に
小幅の単板やクサレ、欠け等の欠点を有する単板
にあつては、それら欠点からの多量の空気が吸引
されて起る負圧設定の困難性、あるいは吸引孔の
詰まり等の欠点も有し、近年の原木事情からして
前記した優れた効果を認めつつも実施し得ないと
いう憾があつたのである。
報にも開示されるように加熱「シリンダー」を数
個互い違いの位置に配置し、各加熱「シリンダ
ー」の円周を通して二筋の無端誘導布を掛け、こ
の誘導布を弛緩なく各加熱「シリンダー」と共に
回転して其間に単板を給送せしめる乾燥装置を有
する乾燥平滑装置に於て二筋の誘導布の相分る、
前端に設けたる数個の加熱「ロール」及冷却「ロ
ール」の組合である乾燥平滑装置があるが、この
装置においても加熱「ロール」と単板との間に無
端誘導布を介在させるようにした乾燥平滑装置で
あるため、本考案に比べて低効率で乾燥時間も長
い時間必要である。又西ドイツ特許第640576号公
報、特公昭44−29027号公報にも開示されている
如く、熱風循環式のロールドライヤーやネツトド
ライヤーに比べて熱授受が直接的に出来るために
極めて高効率で乾燥時間も短かくて済み、利点が
多い。しかし、該利点も加熱したロール表面に単
板を充分接触させなければ、空気という断熱層が
介在することになり、半減してしまう傾向があ
り、そのために実公昭44−23510号公報による技
術の如く、加熱ロールの内部を負圧にし単板を外
周面に吸着する所謂サクシヨンドラム形式の装置
が提案されている。しかし、この形式によつて複
数本のロールを連接状若しくは近接的にして乾燥
距離を長く構成するに際しては各々ロールへの移
り際に単板の両面に負圧が作用しがちになつて、
単板の端部が折れ重なつたり、若しくは小幅の単
板にあつては自重等によつて位置ずれがしたりす
る傾向を基本的に内在し、全くの帯状を呈する良
質単板以外は実用するに難点を有していた。特に
小幅の単板やクサレ、欠け等の欠点を有する単板
にあつては、それら欠点からの多量の空気が吸引
されて起る負圧設定の困難性、あるいは吸引孔の
詰まり等の欠点も有し、近年の原木事情からして
前記した優れた効果を認めつつも実施し得ないと
いう憾があつたのである。
本考案はこのような実用化への欠点を無くすべ
く成されたもので、複数本のロール外周面を適当
に隔てて連接状若しくは近接的にして、少ない空
間で多くの表面積を利用することを前提とし、次
のロールへの移り際及びロールへの接触が如何な
る単板でも円滑で良好なる改良を施して、それに
よつて前記効果が充分に得れる実用化装置とした
もので、その詳細は次の通りである。
く成されたもので、複数本のロール外周面を適当
に隔てて連接状若しくは近接的にして、少ない空
間で多くの表面積を利用することを前提とし、次
のロールへの移り際及びロールへの接触が如何な
る単板でも円滑で良好なる改良を施して、それに
よつて前記効果が充分に得れる実用化装置とした
もので、その詳細は次の通りである。
本考案の好ましい実施例を第1図に、また第1
図中のX−X断面を第2図に例示したので、それ
ら図に基づき説明する。図中、5は単板で該単板
の一方の面側と他の面側とから線状体2及び3を
配設して蛇行状の搬送路を形成すべく複数本のロ
ール1a乃至1hに図の如く捲回する。また、各
ロールの外周面に於いては単板5のロール側に位
置する線状体がロール周面から没つすべくロール
に形成した溝、例えばロール1bにあつては4
b,1gにあつては4g,1hにあつては4h内
に位置せしめる。そして単板の繊維方向幅に応じ
てロール長手方向に適宜隔てて同様に線状体を捲
回して、更に乾燥に供するための熱源としてスチ
ームの導入をロール1a乃至1h内に図るととも
に矢印で指示する方向に回転可能として構成す
る。尚、図中、8は線状体2及び3の転向ローラ
ーであつて、6は単板5の搬入コンベア、7は搬
出コンベアである。
図中のX−X断面を第2図に例示したので、それ
ら図に基づき説明する。図中、5は単板で該単板
の一方の面側と他の面側とから線状体2及び3を
配設して蛇行状の搬送路を形成すべく複数本のロ
ール1a乃至1hに図の如く捲回する。また、各
ロールの外周面に於いては単板5のロール側に位
置する線状体がロール周面から没つすべくロール
に形成した溝、例えばロール1bにあつては4
b,1gにあつては4g,1hにあつては4h内
に位置せしめる。そして単板の繊維方向幅に応じ
てロール長手方向に適宜隔てて同様に線状体を捲
回して、更に乾燥に供するための熱源としてスチ
ームの導入をロール1a乃至1h内に図るととも
に矢印で指示する方向に回転可能として構成す
る。尚、図中、8は線状体2及び3の転向ローラ
ーであつて、6は単板5の搬入コンベア、7は搬
出コンベアである。
扨て、図面からも明らかなように本考案による
構成を採れば単板5の搬送が確実に線状体2又は
3によつてロールに押え付けた形で出来るために
各ロールへの接触も充分に行えるし、またロール
からロールへの移り際にも確実に線状体2若しく
は3によつて保持されるので端部の折れ重なり、
位置ずれなどが防止できる効果がある。特に、図
示しないが、ロール1a乃至1hの関係位置を適
当な押圧手段を介した保持具によつて定め、相互
の間隔が幾分可変可能として、例え単板5の厚さ
むら、あるいは搬入時のミスによつて2枚重なつ
て搬送されることがあつてもロールからロールへ
の移送がロール位置の逃げという形で行えるよう
にした本考案の実施例である装置例、あるいは、
予め各ロール間を単板5の厚さ以上に充分隔てて
構成した他の実施例である装置であつても、ロー
ルからロールへの移送時には単板5は線状体2及
び3によつて全く両面から拘束されることになつ
て、単板5の乾燥による歪、アバレなどをもロー
ル周面上と略同様に規制しつつ円滑な搬送が達成
出きる。
構成を採れば単板5の搬送が確実に線状体2又は
3によつてロールに押え付けた形で出来るために
各ロールへの接触も充分に行えるし、またロール
からロールへの移り際にも確実に線状体2若しく
は3によつて保持されるので端部の折れ重なり、
位置ずれなどが防止できる効果がある。特に、図
示しないが、ロール1a乃至1hの関係位置を適
当な押圧手段を介した保持具によつて定め、相互
の間隔が幾分可変可能として、例え単板5の厚さ
むら、あるいは搬入時のミスによつて2枚重なつ
て搬送されることがあつてもロールからロールへ
の移送がロール位置の逃げという形で行えるよう
にした本考案の実施例である装置例、あるいは、
予め各ロール間を単板5の厚さ以上に充分隔てて
構成した他の実施例である装置であつても、ロー
ルからロールへの移送時には単板5は線状体2及
び3によつて全く両面から拘束されることになつ
て、単板5の乾燥による歪、アバレなどをもロー
ル周面上と略同様に規制しつつ円滑な搬送が達成
出きる。
尚、線状体としては幅狭の各種ベルト類、ひも
類などを用いれるが、コイルバネ若しくは耐熱樹
脂などから成り幾分弾性を有する所謂弾性線状体
が好ましく、特にロール相互の関係位置を第1図
の如く、若しくは前記したようにロール間が可変
可能に構成するにあたつては、各ロールの保持は
単に案内部材で案内するだけで押圧手段を必要と
せずに線状体の弾性を得て互いに近接する傾向を
生じ、相互の関係位置が容易に可変可能なる装置
が構成出来る。
類などを用いれるが、コイルバネ若しくは耐熱樹
脂などから成り幾分弾性を有する所謂弾性線状体
が好ましく、特にロール相互の関係位置を第1図
の如く、若しくは前記したようにロール間が可変
可能に構成するにあたつては、各ロールの保持は
単に案内部材で案内するだけで押圧手段を必要と
せずに線状体の弾性を得て互いに近接する傾向を
生じ、相互の関係位置が容易に可変可能なる装置
が構成出来る。
更に尚、各ロールを回転可能にするに、各々ロ
ールを駆動する場合、選択的に幾つかを駆動して
他を線状体を介して駆動する場合、若しくは線状
体から駆動を与える場合など適宜選択出きるが、
いずれにしても、単板の乾燥に伴う繊維直交方向
の収縮を考慮して、搬出側に向つて段階的に搬送
速度を遅くする構成が好ましい。
ールを駆動する場合、選択的に幾つかを駆動して
他を線状体を介して駆動する場合、若しくは線状
体から駆動を与える場合など適宜選択出きるが、
いずれにしても、単板の乾燥に伴う繊維直交方向
の収縮を考慮して、搬出側に向つて段階的に搬送
速度を遅くする構成が好ましい。
図面は本考案の実施例を例示する側面図を第1
図に、また同図X−X断面を第2図に断面図とし
てその一部分を図示したものである。 図中、1a乃至1h……ロール、2および3…
…線状体、5……単板、6……搬入コンベア、7
……搬出コンベア、8……転向ローラー……であ
る。
図に、また同図X−X断面を第2図に断面図とし
てその一部分を図示したものである。 図中、1a乃至1h……ロール、2および3…
…線状体、5……単板、6……搬入コンベア、7
……搬出コンベア、8……転向ローラー……であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 ベニヤ単板の一方の面側と他の面側とから線
状体を配設して蛇行状の搬送路を形成すべく複
数本のロールに捲回し、各ロールの外周面に於
いてはベニヤ単板のロール側に位置する線状体
がロール周面から没つすべくロールに形成した
溝内に位置せしめ、前記ロールには熱源を備
え、かつ回転可能にして構成したことを特徴と
するベニヤ単板の乾燥装置。 2 線状体がコイルバネ等から成る弾性線状体で
成る実用新案登録請求の範囲第1項に記載する
ベニヤ単板の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9595479U JPS6340777Y2 (ja) | 1979-07-11 | 1979-07-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9595479U JPS6340777Y2 (ja) | 1979-07-11 | 1979-07-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5614994U JPS5614994U (ja) | 1981-02-09 |
JPS6340777Y2 true JPS6340777Y2 (ja) | 1988-10-25 |
Family
ID=29328792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9595479U Expired JPS6340777Y2 (ja) | 1979-07-11 | 1979-07-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6340777Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6147213A (ja) * | 1984-08-14 | 1986-03-07 | 佐藤 敏幸 | コンクリ−ト成型用型枠 |
JPS6199812U (ja) * | 1984-12-06 | 1986-06-26 | ||
JPS61148002A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-05 | 平岡金属工業株式会社 | 管状製品の成形型枠 |
-
1979
- 1979-07-11 JP JP9595479U patent/JPS6340777Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5614994U (ja) | 1981-02-09 |
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