JPS6340191B2 - - Google Patents

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JPS6340191B2
JPS6340191B2 JP54090253A JP9025379A JPS6340191B2 JP S6340191 B2 JPS6340191 B2 JP S6340191B2 JP 54090253 A JP54090253 A JP 54090253A JP 9025379 A JP9025379 A JP 9025379A JP S6340191 B2 JPS6340191 B2 JP S6340191B2
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JP
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alkyl
compound
hydrogen atom
group
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JP54090253A
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English (en)
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JPS5515494A (en
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Jatsuku Joruje Mairaaru
Jatsukii Rejeai
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RABO JATSUKU ROJE
Original Assignee
RABO JATSUKU ROJE
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Publication date
Application filed by RABO JATSUKU ROJE filed Critical RABO JATSUKU ROJE
Publication of JPS5515494A publication Critical patent/JPS5515494A/ja
Publication of JPS6340191B2 publication Critical patent/JPS6340191B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/78Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans
    • C07D307/79Benzo [b] furans; Hydrogenated benzo [b] furans with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to carbon atoms of the hetero ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/06Antiarrhythmics
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/08Vasodilators for multiple indications
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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  • Vascular Medicine (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
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  • Neurosurgery (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はベンゾフランの新規な誘導体、その製
造方法、および医療へのその応用に関する。 本発明は一般式: (式中、R1は水素原子であり、R2は水素原子、
C1〜C6のアルキル、C2〜C6のアルケニル、C2
C6のアルキニル、フエニル、フエニルアルキル
(C1〜C6)、モノ、ジもしくはトリ−メトキシフ
エニルアルキル(C1〜C6)、C1〜C6のアルコキ
シ、ベンジロキシ、ジアルキル(C1〜C6)のア
ミノアルキル(C1〜C6)、ヒドロキシアルキル
(C1〜C6)、アルキル(C1〜C6)オキシカルボニ
ルアルキル(C1〜C6)基であり、またはR1およ
びR2はC1〜C6のアルキル基であり、またはR1
よびR2は一緒になつて式−(CH2o−(nは4,5
もしくは6である)、−(CH22−O−(CH22−、
【式】の基を形づくる)の 化合物、およびそれの薬理学的に容認できる鉱酸
もしくは有機酸との塩を目的とする。 この塩は特に、塩酸、硫酸、燐酸、メタンスル
フオン酸、マレイン酸、コハク酸、パモイツク
(Pamoique)酸酢酸、フマル酸、乳酸、アスパ
ラギン酸およびクエン酸によりつくられるもので
ある。 式の化合物は、以下の式に従つて製造するこ
とができる: 第1の反応はフオルミル−2ベンゾフラン
(「Bull.Soc.Chim.France」1962号1875ページ参
照)を、常法のウイツチヒ(Wittig)反応の通常
の条件の下で、ベンゼンもしくはトルエンのよう
な不活性溶媒中でカルボエトキシメチリデン−ト
リフエニル−フオスフオロンと反応させることか
らなる。 このようにして、フー パン(Foo Pan)お
よびツアン チン ウオング(Tsan Ching
Wang)によつてすでに述べられている(「J.
Chinese Chem.Soc.」、1961年巻8号374〜9ペ
ージ参照)ように、この反応により、エチル3−
(2−ベンゾフリル)アクリレート()が得ら
れる。 生成したアクリレート()をTriton B(ベ
ンジルトリメチルアンモニウムのヒドロキシド)
のような強塩基もしくはナトリウムエチラートま
たはメチラートのような金属アルコラートの存在
でニトロメタン(反応溶媒として一般に用いられ
る)と反応させ、ニトロエステル()を得る。
この反応をジメチルフオルムアミドのような他の
溶媒中で行うことも同様に可能である。 ニトロエステル()は、エタノールのような
溶媒中のラネーニツケルのごとき触媒の存在で、
常圧下水素化により還元し、中間的に生成するア
ミノエステルを加熱によりピロリジノン−2−オ
ン()へと環化する。 ピロリジノン()は塩化メチレンのような不
活性溶媒中でトリエチルオキソニウムテトラフロ
ロボレートにより処理し、2−エトキシ−ピロリ
ン()に変換する。 2−アミノ−ピロリン()を得るために、こ
のものにエタノールのような溶媒中のアミン
HNR1R2を反応させ、場合によつては、次いで
通常的な方法により塩に変換する。揮発性アミン
の場合、これを塩酸塩として用い、2−アミノ−
ピロリン()の塩酸塩に直接もつていくことも
できる。 例 1 () R1=R2=H a エチル−3−(2−ベンゾフリル)アクリレ
ート() ベンゼン300ml中のスーホルミル−ベンゾフラ
ン()35g(0.24モル)とカルボエトキシメチ
リデン−トリフエニル−フオスフオラン83.5g
(0.24モル)との混合物を窒素下で7時間還流し
た。減圧下での蒸発乾固の後、残留物をエーテル
で摩砕(trituration)し吸引濾過し、ついでイソ
プロピルエーテル中で再結晶する。 融点(inst.)78℃、収率100% このようにして得られる生成物は反応の際に生
成されるトリフエニルフオスフインオキサイドを
含有する可能性がある。このものは蒸留により除
去することができる(沸点0.2=126℃もしくは沸
点0.5=140℃、収率80%)。 b エチル−4−ニトロ−3−(2−ベンゾフリ
ル)ブチレート() a)で得た誘導体()51.8g(0.24モル)、
ニトロメタン61g(1モル)およびTritonB(メ
タノール40%溶液)10mlを16〜24時間70から90℃
に加熱する。冷却しかつ1規定の塩酸でゆつくり
と酸性化の後、ニトロエステルをエーテルで抽出
し、水洗し、かつ無水硫酸ナトリウム上で乾燥す
る。エーテルの蒸発によりニトロエステルの油状
残留分が残る。これをフラツシユ蒸溜して精製す
る。 沸点0.1=150℃もしくは沸点0.6=178℃ 反応しなかつたエステル()を含有する塔頂
留分は別な操作に用いることができる(3連続処
理の平均収率:69%)。 c 4−(2−ベンゾフリル)ピロリジン−2−
オン() b)で得たエステル()(81.5g、0.297モ
ル)を500mlのエタノールに溶解し、ついでラネ
ーニツケル10gの存在で55℃、常圧にて水素化す
る。反応に必要な水素(14.8)は7時間で吸収
される。触媒の過ならびにエタノールの蒸発の
後、油状残留分を水噴射ポンプによる真空下で2
時間100℃に加熱する。イソプロピルエーテルと
摩砕して、生成物が結晶する。 融点(inst)142℃、重量:47.9g(80%) d 2−エトキシ−4−(2−ベンゾフリル)△
−1−ピロリン() 4−(2−ベンゾフリル)−ピロリジン−2−オ
ン()8g(0.04モル)とトリエチルオキソニ
ウムテトラフロロボレート12g(0.06モル)とを
塩化メチレン80ml中に溶解し、かつ常温で1週間
撹拌する。次に、水30ml中に溶解した力水酸化リ
ウム15gを添加して混合物を加水分解する。不溶
物を過しかつ有機相を水洗し、硫酸ソーダ上で
乾燥し、かつ蒸溜する。 −沸点0.3=128〜130℃、重量5.9g(64%)。 e 2−アミノ−4−(2−ベンゾフリル)△−
1−ピロリン、塩酸塩 前記の反応にて得られる誘導体()5.9g
(0.025モル)を塩化アンモニウム1.36g(0.025モ
ル)とともに50mlのエタノールに溶解する。溶液
を20時間還流し、かつ熱時過する。冷却により
目的とするアミノ誘導体の塩酸塩が結晶する。こ
れを吸引濾過し、真空下で乾燥する。 融点(inst)=253℃、重量4g(42%) 例 2: () R1=H,R2=CH3 2−メチルアミノ−4−(2−ベンゾフリル)
△−1−ピロリン塩酸塩 このものは、2−エトキシ−4−(2−ベンゾ
フリル)△−1−ピロリン()に沸騰エタノー
ル中でメチルアミンの塩酸塩を作用することによ
り、例1の誘導体()と同じ方法で上記化合物
を得た。ついで、溶液を蒸発乾固しついで残留分
を熱イソプロパノールに加えた。エチルアセテー
トを添加し乾燥する。 融点(inst)151℃、収率45% 例 3: ()R1=H,R2=iC3H7 2−イソプロピルアミノ−4−(2−ベンゾフ
リル)△−1−ピロリン塩酸塩 沸騰エタノール中で誘導体()にイソプロピ
ルアミン塩酸塩を作用することにより例1の誘導
体()同じように上記の化合物を得た。溶媒の
蒸発の後、残留物を熱イソプロパノールにより回
収する。イソプロピルエーテルを添加しかつ冷却
することにより、目的の塩酸塩が結晶する。 融点(inst):186℃、収率66% 例 4: ()R1=R2=CH3 2−ジメチルアミノ−4−(2−ベンゾフリル)
−4△−1ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で2−エトキシ−4−(2−ベ
ンゾフリル)Δ−1−ピロリン()にジメチル
アミン塩酸塩を作用することにより例1の誘導体
()と同じように上記化合物を得た。蒸発乾固
しかつイソプロパノールで回収した後、エーテル
の添加により塩酸塩が結晶する。 融点(inst):154℃、収率84% 例 5: ()R1=R2=C2H5 2−ジエチルアミノ−4−(2−ベンゾフリル)
△−1ピロリン、フマル酸塩 沸騰ブタノール中で誘導体()にジエチルア
ミンの水塩化物を作用する(20時間)ことにより
前記諸例におけるように塩酸塩得た。溶媒の蒸発
の後、残留物をクロロフオルムで回収し、かつ溶
液を1規定の炭酸ナトリウムとともに撹拌しかつ
水洗する。クロロフオルムの蒸発により残留する
油状残留物を減圧下で蒸溜する。 沸点0.1=162℃〜168℃ このようにして得た塩基を化学量論的な量の高
温のフマル酸とともにプロパノール中に溶解す
る。冷却によりフマル酸塩が結晶する。 融点(inst):154℃、収率35% 例 6: ()R1=H,R2=C6H5 2−アニリノ−4−(2−ベンゾフリル)△−
1−ピロリン塩酸塩 塩基は、還流エタノール中で誘導体()に過
剰のアニリンを作用する(48時間)ことにより製
造する。減圧下での蒸発の後、残留物をエチルア
セテートで回収する。エチルアセテート中で撹拌
により塩基が生成する。このものは、エタノール
中の無水HCの溶液をイソプロパノール中の塩
基の溶液に高温で添加することにより、上記塩基
を塩酸塩に転化した。冷却により塩酸塩が生成す
る。 融点(inst):203℃、収率:58% 例 7: ()R1=H,R2=CH2CH2C6H5 2−フエネチルアミノ−4−(2−ベンゾフリ
ル)△−1−ピロリン塩酸塩 エタノール中のフエネチルアミンから出発し、
例6の誘導体のように塩基を、続いて塩酸塩に転
化した。 融点(inst):212℃、収率:62% 例 8: ()R1−R2=−(CH24− 2−ピロリジノ−4−(2−ベンゾフリル−2)
△−1−ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で誘導体()にピロリジン塩
酸塩を作用することにより例1の誘導体と同じよ
うに上記化合物を得た。溶媒の蒸発ならびに熱イ
ソプロパノール中への再溶解の後、イソプロピル
エーテルの添加ならびに冷却の後、塩酸塩が結晶
する。 融点(inst):260℃、収率84% 例 9: ()R1−R2=−(CH22−O−(CH22− 2−モルフオリノ−4−(2−ベンゾフリル)
△−1−ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で誘導体()にモルフオリン
の塩酸塩を作用し、次いでイソプロパノール中で
再結晶することにより例1の誘導体と同じように
上記化合物を得た。 融点(inst):195℃、収率:81% 例 10: 2−(4−メチル−ピペラジノ)−4−(2−ベ
ンゾフリル)△−1−ピロリンメタンスルホネ
ート エタノール中で誘導体()にN−メチルピペ
ラジンを高温で作用することにより例6の誘導体
()のように上記の化合物を得た。減圧下での
蒸発の後、残留物を石油エーテルで摩砕し、吸引
濾過し乾燥する。 融点(inst):124.5℃、収率58% エチルアセテート中で、メタンスルフオン酸を
わずかに不足させて添加しかつ3時間撹拌するこ
とにより塩基をメタンスルフオネートに転化し
る。不溶性の塩を吸引濾過し、かつ乾燥する。 融点:146℃、収率79.5% 例 11: ()R1=H,R2=CH2CH2N(CH32 2−(2−ジメチルアミノ−エチルアミノ)−4
−(2−ベンゾフリル)△−1−ピロリン二塩
酸塩 エタノール中で誘導体()に2−ジメチルア
ミノエチルアミンを作用し、次いでイソプロパノ
ール中で塩基を二塩酸塩に転換することにより、
例6の誘導体と同じようにして上記化合物を得
た。二塩酸塩は冷却により結晶する。 融点(inst):240℃、収率52% 例 12: ()R1=H,R2=OCH2C6H5 2−ベンジルオキシアミノ−4−(2−ベンゾ
フリル)△−1−ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で誘導体()にベンジルオキ
シアミン塩酸塩を作用することにより例1の誘導
体()と同じように上記化合物を得た溶媒の蒸
発および熱イソプロパノール中への再溶解の後、
イソプロピルエーテルの添加ならびに冷却によつ
て塩酸塩が結晶する。 融点(inst):183℃、収率39% 例 13: ()R1=H,R2=OCH3 2−メトキシアミノ−4−(2−ベンゾフリル)
△−1−ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で誘導体()にO−メチルヒ
ドロキシルアミンの塩酸塩を作用することによ
り、例1の誘導体()と同じように上記化合物
を得た。 融点(inst):184℃(分解を伴う)、収率:67
% 例 14: ()R1=H,R2=CH2CH=CH2 2−アリルアミノ−4−(2−ベンゾフリル)
△−1−ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で化合物()にアリルアミン
を作用することにより、例6の誘導体()と同
じように上記化合物を得た。蒸発乾固の後、無水
のエーテル中のHC溶液の添加により、残留物
を塩酸塩に転化した。 融点:160℃、収率:98% 例 15: ()R1=H,R2=CH2C≡CH 2−プロパルギルアミノ−4−(2−ベンゾフ
リル)△−1−1ピロリン塩酸塩 このものは、熱エタノール中で化合物()に
プロパルギルアミンの水塩化物を作用することに
より例1の誘導体()と同じように上記化合物
を得た。溶媒の蒸発の後、残留物をイソプロパノ
ール中で結晶する。 融点:196℃、収率:75% 例 16: ()R1=H,
【式】 2−(3,4−ジメトキシ−フエネチルアミノ)
−4−(2−ベンゾフリル)△−1−ピロリン
塩酸塩 熱エタノール中で化合物()に(3,4−ジ
メトキシ−フエニル)−エチルアミン塩酸塩を作
用することにより、例1の誘導体()と同じよ
うにして上記化合物を得た溶媒の蒸発の後、残留
物をイソプロパノール中で再結晶する。 融点:180℃、収率=76% 例 17: ()R1=H,R2=CH2CH2OH 2−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−4−
(2−ベンゾフリル)△−1−ピロリン塩酸塩 熱エタノール中で化合物()にエタノールア
ミンを作用することにより、例6の誘導体()
と同じように上記化合物を得た。エタノールの蒸
発の後単離される塩基(融点:130℃、収率69%)
を、無水のエーテル中のHCの溶液によつて塩
酸塩に転化した。 融点:171℃、収率=82% 例 18: ()R1=H,R2=CH2COOC2H5 2−(2−エトキシカルボニル−エチルアミン)
−4−(2−ベンゾフリル)△−1−ピロリン
塩酸塩 熱エタノール中で化合物()にエチル2−ア
ミノアセテート塩酸塩を作用することにより、例
1の誘導体()と同じように上記化合物を得
た。融点:168℃、収率:69% 式()の化合物は、特に心臓血管の分野で興
味深い薬理学的特性つまり動脈血流の増大ならび
に抗不整脈作用を示す。この化合物の毒性は薬理
学的に活性のある投薬量を著しく越えた投薬量に
おいてしか表われない。従つて、不整脈の治療な
らびに血液循環の改善のための薬剤として治療学
的に利用することができる。 以下に、これらの特性を証明する毒物学的なら
びに薬理学的研究の結果を示す。 a ハツカネズミにおける急性毒性 各化合物を経口的に、腹膜内に、もしくは静脈
内に1回限り投与した。動物の挙動および死亡数
を、処置の後数時間にわたつて、次いで少くとも
1週間にわたつて毎日観察した。 結果を下記の第1表に示す。
【表】 b 中枢神経系に対する作用 各種の化合物の主要な効果を、下記の諸試験を
総合することによりハツカネズミにおいて研究し
た。 − 牽引試験 − バルビツール酸の催眠効果との相互作用 − オキソトレモリン試験 − レセルピン試験(下瞼下垂症) これらの試験は中枢神経に対し有意な効果を示
さなかつた。 c 心臓血管に対する作用 各化合物の心臓血管に対する作用を、麻酔した
イヌについて研究された。 いくつかの化合物について、強力な動脈拡張効
果が証明された。 d 抗動不整脈作用 式()の化合物の抗不整脈活性が、以下の薬
理学的試験に従つて評価された: − 最大刺激心搏度数(FMS) 左心耳腔内においた刺戟ゾンデを用いて心臓刺
激によりウサギにおける生体内で測定された
FMSによつて、伝導路および心筋繊維の不応期
間を全体的に測定する。 − ウサギにおける中枢刺戟による不整脈: 後部視床下部の電気的刺戟により交感系の強力
な活動性および不整脈が惹起される。 − ラツトにおけるアコチニン誘導不整脈 この薬物は膜のイオン透過性を著しく撹乱す
る。 − モルモツトにおけるウーアバイン不整脈: 毒性用量においてウーアバインは膜透過的イオ
ン交換に影響を及ぼす一方、ウーアバインは同時
的な交換神経活性を惹起する。 閾値下用量のアコチニンで予備処理した後、ラ
ツトにおける酸素欠乏による不整脈(交感刺戟効
果とイオン性伝導体の撹乱効果との併合) − イヌにおけるハリス(Harris)法: 冠状動脈結紮および局所貧血による不整脈 得られた結果を第2表に示す。この表は式
()の化合物の強力な抗不整脈活性を証明する。
【表】 :著しい作用
式()の化合物は各種の循環疾患もしくは心
臓疾患(循環不全、血管閉塞、激痛、不整脈、そ
の他)の治療においても高い活性をもたらす。 この化合物は経口的にもしくは直腸経由にて塩
基もしくは塩の状態で〔錠剤、カプセル、ドロツ
プもしくは坐薬〕、または水溶性塩の水溶液の形
でもしくは種々な再吸収を確保する別な佐薬中で
非経口的に人間に投与される。これらの種々の形
態は、経口的および直腸経由的な投与について
は、1用量あたり10から1000mgの有効成分を、そ
して他の投与方法については5から500mgの有効
成分を含有してよい。 1日あたりの薬量は、投与方法および企図する
治療学的徴候に従つて10mgから3gまで変化して
よい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: (式中、R1は水素原子であり、R2は水素原子、
    C1〜C6のアルキル、C2〜C6のアルケニル、C2
    C6のアルキニル、フエニル、フエニルアルキル
    (C1〜C6)、モノ、ジ又はトリメトキシフエニル
    アルキル(C1〜C6)、C1〜C6のアルコキシ、ベン
    ジロキシ、ジアルキル(C1〜C6)アミノ−アル
    キル(C1〜C6)、ヒドロキシアルキル(C1〜C6)、
    アルキル(C1〜C6)オキシカルボニルアルキル
    (C1〜C6)基であり、またはR1およびR2はC1
    C6のアルキル基であり、またはR1およびR2は一
    緒になつて式−(CH2o−(nは4,5もしくは6
    である)、−(CH22−O−(CH22−、
    【式】の基を形づくる)の 化合物、およびそれの薬理学的に許容できる鉱酸
    もしくは有機酸との塩。 2 R1およびR2はC1〜C6のアルキル基である、
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 R1およびR2はメチル基である、特許請求の
    範囲第2項記載の化合物。 4 一般式: (式中、R1は水素原子であり、R2は水素原子、
    C1〜C6のアルキル、C2〜C6のアルケニル、C2
    C6のアルキニル、フエニル、フエニルアルキル
    (C1〜C6)、モノ、ジ又はトリメトキシフエニル
    アルキル(C1〜C6)、C1〜C6のアルコキシ、ベン
    ジロキシ、ジアルキル(C1〜C6)アミノ−アル
    キル(C1〜C6)、ヒドロキシアルキル(C1〜C6)、
    アルキル(C1〜C6)オキシカルボニルアルキル
    (C1〜C6)基であり、またはR1およびR2はC1
    C6のアルキル基であり、またはR1およびR2は一
    緒になつて式−(CH2o−(nは4,5もしくは6
    である)、−(CH22−O−(CH22−、
    【式】の基を形づくる)を 有する化合物の製造法において、 (a) 式: のアクリレートを強塩基の存在でニトロメタン
    と反応させて、 式: のニトロエステルを得、 (b) 得られたニトロエステルを触媒存在下での水
    素化還元し、アミノエステルを得、これを加熱
    により環化して、式: のピロリジン−2−オンを得、 (c) 生成したピロリジン−2−オンを不活性溶媒
    中でトリエチルオキソニウムテトラフロロボレ
    ートと反応させ、式: の2−エトキシ−ピロリンを得、 (d) 生成した2−エトキシ−ピロリンを式
    HNR1R2(R1およびR2は上記定義の通りであ
    る)のアミンと反応させ、式()の化合物を
    得、ついで (e) 必要に応じて、得られた化合物を塩に転換す
    ることを特徴とする、上記製造方法。 5 一般式: (式中、R1は水素原子であり、R2は水素原子、
    C1〜C6のアルキル、C2〜C6のアルケニル、C2
    C6のアルキニル、フエニル、フエニルアルキル
    (C1〜C6)、モノ、ジ又はトリメトキシフエニル
    アルキル(C1〜C6)、C1〜C6のアルコキシ、ベン
    ジロキシ、ジアルキル(C1〜C6)アミノ−アル
    キル(C1〜C6)、ヒドロキシアルキル(C1〜C6)、
    アルキル(C1〜C6)オキシカルボニルアルキル
    (C1〜C6)基であり、またはR1およびR2はC1
    C6のアルキル基であり、またはR1およびR2は一
    緒になつて式−(CH2o−(nは4,5もしくは6
    である)、−(CH22−O−(CH22−、 の基を形づくる)を有する化合物を有効成分とし
    て含有する、抗不整脈医薬組成物。
JP9025379A 1978-07-17 1979-07-16 Novel benzofuran derivative*its manufacture and medical composition comtaining it Granted JPS5515494A (en)

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