JPS6340174Y2 - - Google Patents

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JPS6340174Y2
JPS6340174Y2 JP19535284U JP19535284U JPS6340174Y2 JP S6340174 Y2 JPS6340174 Y2 JP S6340174Y2 JP 19535284 U JP19535284 U JP 19535284U JP 19535284 U JP19535284 U JP 19535284U JP S6340174 Y2 JPS6340174 Y2 JP S6340174Y2
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boiled
lid
edge
pot
boiled liquid
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JP19535284U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラツク若しくはトレーラー台上等に
主食用かまど、副食用かまど、調理器等を取付
け、野外においてまたは目的地に向う走行中の時
間を利用して食糧の煮炊きができるようにした野
外炊食用環流式炊食器に関するものである。
(従来技術) 従来の野外炊食車用環流式炊飯器において、ト
レーラー台上に主食用かまど、副食用かまど、調
理器等を取付け、野外においてまたは目的地に向
う走行中の時間を利用して食糧の煮炊きができる
ようにしたものは、例えば実公昭52−31172号公
報の如く本出願人によつて開発され公知である
が、このものは単に内釜の互いに隣接する側壁を
上縁から下縁にかけてそれぞれ内方に向う傾斜壁
となし、両内釜間に断面が細長二等辺三角形状の
中央蒸気通路を形成することにより、該部から蒸
気を上昇せしめ、米粒の煮沸を早めて炊飯時間の
短縮を計るとともに米粒の炊き上りを良好となす
ようにしただけのものであるため、一回に煮炊き
する米糧が大量の場合には沸騰した熱湯が蓋体の
周辺からかまど本体外に溢れ出す虞れがあり、き
わめて危険であつたばかりでなく、熱湯の溢出に
より米粒の炊き上り具合が不安定となり、常にう
まい米飯を炊くことができず、またかまど本体の
表面が米粒の煮こぼれ汁によつて汚れ、しかもこ
れがかまど本体の熱によつてかまど本体にこびり
つき爾後の清掃作業が甚だ面倒となる等、迅速な
る作業を要求される野外炊食車においてはこれが
きわめて大きな欠点となつていた。
(目的) 本考案は大量の米糧を一挙に、しかも沸騰した
熱湯、煮汁を蓋体の周辺から飛散せしめて炊食作
業者に火傷を負せたりかまど本体の表面その他に
こびり付けることなく、不必要な分だけかまど本
体外に流出させ、常に一定の安定した良好な状態
で煮炊きを行い、米飯をおいしく炊き上げること
ができるとともに炊き上つた直後の熱い内釜を任
意の場所に簡単に持運んで熱い米飯を迅速に供給
することができる配食缶兼用の安全、衛生的にし
て、かつ爾後の炊食作業、清掃作業の容易なる野
外炊食車用環流式炊飯器を提供するにある。
(構成) 第1〜14図は本考案の一実施例を示すもので
ある。
はかまど本体であつて、その底部中央にバー
ナー2が設置され、上側部に排気孔3が設けられ
ている。4は取手5を有する蓋体であつて固定ク
ランプ6により外釜7の上縁を押圧密閉するよう
になつている。外釜7は、第1図示の如く前記か
まど本体内に嵌入載架され、その内部には下ス
カート部9を有する2個の内釜8,8が互にその
上縁の一辺に近づけ、両内釜8,8間ならびに外
釜7との間に比較的巾の狭い周囲熱湯通路10を
存して装てんされるようになつている。前記内釜
8,8の周側壁8aは上縁から下縁にかけてそれ
ぞれ内方に向う傾斜壁となつていて、前記外釜7
に装てんされた両内釜8,8間ならびに前記外釜
内壁7aとの間に断面が細長略逆三角形状の熱湯
通路11が形成される。前記下スカート部9には
全周にわたつて多数の切欠孔12…が設けられ前
記周囲熱湯通路10、細長略逆三角形状の熱湯通
路11および下スカート部9にかこまれた内釜8
の底部分はすべて互に連通するようになつてい
る。なおまた内釜8の中仕切板13と底部14に
は多数の小孔15,16を穿ち、上部には同じく
多数の小孔17を蓋板部18′に穿つた網蓋18
を覆せ、各内釜8,8を包囲する全域にわたつて
蒸気、熱湯の環流が行われるようになつている。
8bは前記内釜8の口部周縁を折返して形成した
巻回縁部、8cは前記巻回縁部8bに下端を回動
自在に巻着して倒立自在に取付けられた一対の把
手取付板、8dは該把手取付板8cに設けられた
連結孔、8eは自在継手であつて、両端に連結環
部8fを有する。8gは杆状把手であつて、金属
杆をもつて略山形状に折曲されその頂部には金属
線にて蔓巻状に形成した握持体8hが取付けられ
ている。18aは前記網蓋18の周縁に形成され
た鍔状縁であつて、前記内釜8の巻回縁部8b上
に重合可能に形成されている。なお蓋板部18′
は前記内釜8の口部内に嵌合可能に前記鍔状縁1
8aより一段凹まされた状態に形成されている。
18bは前記中仕切板13の小孔15および前記
網蓋18の小孔17に貫通取付けられた撮み環で
ある。なお把手取付板8cは第11図示の如く上
半分を内方へ屈曲することにより、蓋押えの効果
をより高めることも可能であり、自在継手8eは
単なる環体としてもよい。またかまど本体、外
釜7、内釜8は略長方形状のものを示したが、そ
の形状はこれに限定されるものではなく、また切
欠孔12は切欠あるいは孔等いずれのものでもよ
く、またバーナー2に代え他の燃焼器、加熱器等
を用いることも可能である。19は蓋体4の内面
頂部に形成された2重壁構造からなる煮こぼれ汁
流入室であつて、第2図示の如く該室19の下側
壁面19aには複数の煮こぼれ汁流入孔20と該
流入孔20の閉塞弁(安全弁)21が設けられて
いる。なお前記閉塞弁21は自重またはバネ22
等により常時下方に下がり前記流入孔20を閉塞
するようになつているが、下方から熱湯、蒸気等
が噴き上ると上方に押し上げられ、前記流入孔2
0から余分の熱湯、蒸気を蓋体内面頂部の煮こぼ
れ汁流入室19内に流入せしめるようになつてい
る。23は前記煮こぼれ汁流入室19に一端(流
入側端)を開口した筒状の煮こぼれ汁流出樋であ
つて、その他端(流出側端)は前記蓋体4の一側
辺上面に突出し、さらに下方に向け所要長さ垂下
状に突設開口されている。24は筒状の煮こぼれ
汁受流し樋であつて、第6〜7図示の如く長手方
向に沿つて身部24aと蓋部24bに分解可能に
形成されており、身部24aはかまど本体の一
側壁外面にネジ、鋲等の取付具25により着脱自
在に取付けられており、また蓋部24bは前記身
部24aに外側から嵌合し、その側面部において
ネジ、鋲等の取付具26により着脱自在に一体に
取付けられている。27は前記煮こぼれ汁受流し
樋24の上端開口部であつて、かまど本体の上
面に沿つて水平状に折曲されており、前記蓋体4
に設けた煮こぼれ汁流出樋23の垂下状開口部2
3aの下部に嵌合接続されるよう形成されてい
る。28はトレーラー、29はトラツクである。
(作用) 本考案において米糧の煮炊きを行うに際して
は、米、水を第1図示の如く仕込み、第9図示の
如く内釜8の把手取付板8cを網蓋18上に倒し
て前記網蓋18を押えるようにするとともに杆状
把手8g、自在継手8eを前記網蓋18上に載置
せしめ、バーナー2に点火すると、水はやがて沸
騰し、水中に無数の蒸気泡が生じ、そして膨脹に
より水かさが増えると同時に底部に蒸気がたま
り、その圧力で蒸気泡のため比重の軽くなつた熱
湯を外釜7と内釜8,8間の各熱湯通路10,1
1から押し上げ、米の上に振りそそぐものであ
る。そして前記振りそそがれた熱湯は米粒の間を
通り、多数の小孔15を穿つた仕切板13と同じ
く多数の小孔16を穿つた底部14を通つて下ス
カート部9に戻り、また押し上げられてゆくもの
である。このように熱湯が循環してゆくうちに、
米は飯へと変化してゆき、最後に熱湯はなくな
り、炊飯が完了するものである。
(効果) 本考案によれば以上のようにして米糧の煮炊き
を行うものであるが、この場合本考案においては
沸騰した熱湯(煮汁)、蒸気のうち煮炊きに必要
以外の余分なものは蓋体の内面頂部に設けた閉塞
弁付きの煮こぼれ流入室から蓋体の一側辺上面に
突出して設けた煮こぼれ汁流出樋を通してかまど
本体外へ排出し、常に一定の安定した状態で煮炊
きができるようになつているので、いちいち米量
によつて精密に水加減を調節することなく、大ま
かな水加減でも常に一定した良好な状態でおいし
い炊き上げができ、従つて大量の米糧の煮炊きを
行う場合には甚だ便利なものであるとともに蓋体
の一側辺上面の煮こぼれ汁流出樋からかまど本体
外に流出した余分な熱湯(煮こぼれ汁)は、前記
かまど本体一側壁外面に取付けられた煮こぼれ汁
受流し樋によつて外方に飛散することなくまとめ
て外部に排出されるのできわめて安全なものであ
り、また煮汁がかまど本体の表面にこびりついて
かまど本体を汚したりすることもなく、きわめて
衛生的なるものであるとともに清掃時には前記煮
こぼれ汁受流し樋の身部から蓋部を取外すことに
より、前記樋の内部まで容易に清掃することがで
き、また清掃後は前記蓋部を簡単に身部に取付け
ることができるので、爾後の炊食作業を迅速に行
うことができ、しかも網蓋は凹状に形成された蓋
板部を内釜の口部内に嵌合するとともに周縁の鍔
状縁を前記内釜の口部周縁の巻回縁部上に重合さ
れた上、前記巻回縁部に回動自在に巻着取付けら
れた把手取付板を倒して押えられ、さらにその上
に把手、自在継手を載置されているので、これが
走行中の振動等により容易に内釜の上部からずれ
たりして米粒を外部に流出したりするような惧れ
は全くないものであるとともに米粒が炊き上つた
後は、直ちに前記杆状把手を持つて内釜を配食缶
となし、任意の場所に簡単に持運んで熱い米飯を
迅速に供給することができるので、野外での非常
時や、災害時の炊き出し等にきわめて便なる等、
野外炊食車用炊飯器としてきわめて好適なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
縦断正面図、第2図は熱湯(煮こぼれ汁)受流し
系路を示した一部切欠拡大正面図、第3図は蓋体
の平面図、第4図は同一部切欠側面図、第5図は
閉塞弁の一部切欠正面図、第6図は煮こぼれ汁流
出樋と煮こぼれ汁受流し樋の接続状態を示す斜視
図、第7図は第6図のA−A断面図、第8図はか
まど本体の外観斜視図、第9図は外釜に装填した
場合の平面図、第10図は同一部切欠正面図、第
11図は内釜の側面図、第12図は斜視図、第1
3図はトレーラー台に取付けた状態の一例を示す
側面図、第14図はトラツクに取付けた状態の一
例を示す側面図である。 ……かまど本体、2……バーナー、4……蓋
体、7……外釜、8……内釜、8a……周側壁、
8b……巻回縁部、8c……把手取付板、8d…
…連結孔、8e……自在継手、8f……連結環
部、8g……杆状把手、8h……握持体、9……
下スカート部、10……周囲熱湯通路、11……
細長略逆三角形状熱湯通路、12……切欠孔、1
3……中仕切板、14……底部、15,16,1
7……小孔、18……蓋板、18a……鍔状縁、
18b……撮み環、18′……蓋板部、19……
煮こぼれ汁流入室、20……流入孔、21……閉
塞弁、22……バネ、23……煮こぼれ汁流出
樋、24……煮こぼれ汁受流し樋、25,26…
…取付具、27……上端開口部、28……トレー
ラー、29……トラツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. かまど本体の底部中央にバーナーを設け、該か
    まど本体に嵌入する如く外釜を載架し、その内方
    に下スカート部を有する2個の内釜を互にその上
    縁の一辺を近づけ、両内釜間ならびに外釜との間
    に比較的巾の狭い周囲熱湯通路を存して装てんす
    るとともに前記両内釜の周側壁を上縁から下縁に
    かけてそれぞれ内方に向う傾斜壁となして両内釜
    間ならびに前記外釜内壁との間に断面が細長略逆
    三角形状の熱湯通路を形成し、前記両内釜の下ス
    カート部全周にわたつて多数の切欠孔を設けてな
    る野外炊食車用環流式炊飯器において、前記内釜
    の口部周縁を折返して巻回縁部となすとともに該
    巻回縁部に下端を回動自在に巻着して一対の把手
    取付板を倒立自在に取付け、さらに前記各把手取
    付板の各連結孔にそれぞれ一端を取付けた各自在
    継手の他端に杆状把手の両端をそれぞれ遊動自在
    に取付けるとともに周縁を前記内釜の巻回縁部上
    に重合可能の鍔状縁となし、かつ多数の小孔を設
    けた蓋部を前記内釜の口部内に嵌合可能に形成し
    た網蓋を備え、前記かまど本体の蓋体の内面頂部
    に煮こぼれ汁流入室を形成するとともに該煮こぼ
    れ汁流入室の下面に複数個の煮こぼれ汁流入孔な
    らびに該煮こぼれ汁流入孔の閉塞弁を設け、さら
    に前記煮こぼれ汁流入室に一端を開口せる筒状の
    煮こぼれ汁流出樋の他端を前記蓋体の一側辺上面
    から蓋体外に所要長さ垂下状に突設して開口する
    とともに前記かまど本体の一側壁外面に蓋部と身
    部に分解可能に形成した筒状の煮こぼれ汁受流し
    樋を着脱自在に取付け、該煮こぼれ汁受流し樋の
    上端開口部を前記かまど本体の上面に沿つて水平
    状に折曲し、前記蓋体に設けた煮こぼれ汁流出樋
    の垂下状開口部に嵌合接続してなる野外炊食車用
    環流式炊飯器。
JP19535284U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPS6340174Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS61110332U JPS61110332U (ja) 1986-07-12
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