JPS6340014A - 負摩擦力軽減用基礎杭 - Google Patents

負摩擦力軽減用基礎杭

Info

Publication number
JPS6340014A
JPS6340014A JP18231186A JP18231186A JPS6340014A JP S6340014 A JPS6340014 A JP S6340014A JP 18231186 A JP18231186 A JP 18231186A JP 18231186 A JP18231186 A JP 18231186A JP S6340014 A JPS6340014 A JP S6340014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
polyisocyanate
pile
polyurethane resin
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18231186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0355614B2 (ja
Inventor
Takashi Sano
孝 佐野
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Kazuo Yamamoto
一雄 山本
Katsuharu Yamada
勝春 山田
Takao Ueno
植野 隆夫
Takanobu Kanou
加能 孝展
Takao Ishibashi
石橋 隆男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd, Nippon Steel Corp filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP18231186A priority Critical patent/JPS6340014A/ja
Publication of JPS6340014A publication Critical patent/JPS6340014A/ja
Publication of JPH0355614B2 publication Critical patent/JPH0355614B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主1上立科朋立■ 本発明は軟弱地盤で使用する負摩擦力軽減用基礎杭に関
するものである。
従末公肢止 軟弱な地盤、例えば粘土層、泥炭層の上にl!造物を構
築しなければならない場合、一般に垂直な基礎部材、例
えばコンクリートまたは鋼管の基礎杭が通用される。こ
れらの基礎部材の先端は支持層の上に置かれ、一方、あ
る場合には、これに加えて建造物の重量の一部は軟弱な
土層によって支持されている。すなわち、土層が充分に
沈下圧密されていれば、基礎杭の周面摩擦力は先端の支
持力とともに建造物の重量すなわち荷重の吸収にあずか
る。しかし、地盤が沈下、圧密の過程にあり、杭の打設
後もこれが進行している場合には下方への周面摩擦力、
すなわち負の摩擦力を生じ、基礎杭の支持力を著しく低
下させるために杭の沈下もしくは座屈が誘発される。
従来、このような負の摩擦力を軽減するための基礎杭の
例として、基礎杭の外周面にビチューメンからなる被覆
層を塗布形成したもの(特公昭56−46012号)、
鋼管抗体の外周面にビチューメンのごとき粘弾性物質か
らなるすべり層を形成し、さらにその表面に合成樹脂の
シートの外層被覆を施した被覆層(実公昭53−218
41および実公昭56−43597)が知られている。
日が1ンしよ゛と るユ 占 しかしながら、前者は夏季保管時に粘弾性物質が軟化し
て運搬が困難であるとか、打込み時にすべり層が剥離し
たり、土や石が食い込むなどの欠点がある。後者は前者
の欠点を改良したものであるが、工場生産時の合成樹脂
被覆層の硬化あるいは冷却固化時の収縮により被覆層に
凹凸を生じる、夏季屋外保管時に粘弾性物質が軟化して
合成樹脂被覆層に変形、クランク、剥離、ふくれ等を生
じるなどの欠点がある。これらは、軟化点が低く針入度
が高い粘弾性物質を使用し、かつ合成樹脂の厚みが薄い
か合成樹脂としてクロスへラドダイにより押出被覆した
熱可塑性樹脂を使用した場合に顕著である。
本発明は、上記欠点を解決した負摩擦力軽減用基礎杭で
あり、夏季保管時に被覆層に凹凸を生じず、粘弾性物質
が軟化して合成樹脂被覆層に変形、クラック、剥離、ふ
(れ等が生じず、かつ負Ig擦力に対してすべり性能の
優れた被覆基礎杭を提供するこふを目的とするものであ
る。
口 占 ”°′ るための一 本発明者らは上記欠点を解決するために鋭意研究を重ね
た結果、特定のポリウレタン樹脂を負摩擦力軽減用の基
礎杭のすべり層の保護被覆として使用することにより上
記の欠点を解決した本発明を提供するに至ったものであ
る。
すなわち、抗体の外周面に粘弾性物質からなるすべり層
を形成し、さらにその外表面に保護層を形成した抗体に
おいて、 保護層として2個以上の水酸基を有するポリオールと2
個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート
から合成されるポリウレタン樹脂であって、吸水率が0
.5%以下であり、下記式で求められる架橋密度CDが
0.7以上となるポリウレタン樹脂を被覆したことを特
徴とする負摩擦力軽減用基礎杭である。
X  1000 〔ここに、Wl、Wzはそれぞれポリオールとポリイソ
シアネートの重量、Fl、F2はそれぞれポリオールと
ポリイソシアネートの官能基数、MWl、MWzはそれ
ぞれポリオールとポリイソシアネートの分子量である。
〕 本発明の基礎杭としては一般に鋼管杭、H型鋼、■型鋼
、コンクリート杭等が使用されるが、特に限定するもの
ではなく、軟弱地盤で使用される杭全般に通用が可能で
ある。鋼管杭の場合には保護層としてポリエチレンを使
用した基礎杭があるが、前記のような問題点がある。H
型鋼、■型鋼を基礎杭として使用する場合にはポリエチ
レンの貼り付けが困難である。たとえ貼り付けても冷却
固化するときのポリエチレンの収縮により、はがれてし
まうので基礎杭としては使用不可能である。本発明では
特定のポリウレタン樹脂を使用しているために硬化時の
保護層の収縮は少なくH型鋼、■型鋼のような形状の基
礎杭に対してもすべり層の保護の目的に使用可能である
本発明のポリウレタン樹脂としては、2個以上の水酸基
を有するポリオールと2個以上のイソシアネート基を有
するポリイソシアネートから合成されるものが使用され
る。ポリオールとしては具体的にはポリオキシプロピレ
ンポリオール、ポリテトラメチレングリコールなどのポ
リエーテルポリオール、ポリエチレンアジペート、ポリ
ブチレンアジペート、ポリカプロラクトンポリオールな
どのポリエステルポリオール、シマシ油、ポリブタジェ
ンポリオールなどが使用できる。また、メチレンビスオ
ルトクロルアニリン(MOCA)、ジアミノジフェニル
メタンなどのアミノ基含有化合物も水酸基を含有してい
ないが使用できる。これらのポリオールの一分子中の水
酸基の数は2以上であるが2以上で4以下のものを使用
するのが好ましい。
一方、ポリイソシアネートとしてはトリレンジシソシア
ネート(TD■)、ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、ヘキサメチレンジイソシア2− ト(HM
D I) 、キシリレンジイソシアネート(XDI)、
水添MD■、水添TD I。
イソフォロンジイソアネートなどが使用できるが、特に
固定するものではない。
ポリオールとポリイソシアネートから合成されるポリウ
レタン樹脂は吸水率が0.5%以下でなければならない
。ここでいう吸水率とはJIS K 7209に規定す
る方法で、23℃で24時間蒸留水に浸漬した時のもの
である。吸水率が0.5%より大きいウレタン樹脂は基
礎杭の保護層として被覆し、保管した時に、雨水、露な
どにより吸水して塗膜が膨潤し変形、ふくれの原因とな
る。特に、このような現象は吸水した樹脂に太陽光線が
当たり塗膜の温度が上昇した時に顕著に現れる。
さらに、吸水率が0.5%より大きいポリウレタン樹脂
はポリオールとポリイソシア皐−トが反応してポリウレ
タン樹脂となる過程で空気中の水分を吸収して二酸化炭
素を発生する。これがひどい場合には硬化の途中で塗膜
のふくれとなる。硬化の過程でぶ(れが発生しなくても
、塗膜中に残留し、熱の影響ですべり層へ二酸化炭素が
移行してガス化するために被覆層がふくれ、変形をおこ
す原因となりやすい。
さらに、夏季の保管においては粘弾性物質の流動により
、被ri層の凹凸、変形がおこるだけでなく、すべり層
の膜厚不足により、負摩擦力の軽減効果の減少などの不
都合の原因となる。このような不都合は基礎杭の径が大
きくなるほど顕著に現れる。特に外径が8001以上の
基礎杭においては顕著である。このような不都合を改良
するためにはポリウレタン樹脂の吸水率は0.5%以下
、好ましくは0.3%以下である。
さらに、ポリウレタン樹脂は架橋密度CDが007以上
でなければならない。ポリウレタン樹脂の架橋密度は下
記式で計算されるものである。
讐1 + 囚2 X  1000 〔ここに、Wx 、Itzはそれぞれポリオールとポリ
イソシアネートの重量、Fz 、F2はそれぞれポリオ
ールとポリイソシアネートの官能基数、MWl、MWz
はそれぞれポリオールとポリイソシアネートの分子量で
ある。〕 複数のポリオールまたは複数のポリイソシアネートを使
用した時は官能基数、分子量はそれぞれ数平均の値を使
用して計算されるものである。
架橋密度が0.7より小さいポリウレタン樹脂は、ポリ
ウレタン樹脂の合成時の重合収縮率が小さすぎ、また重
合収縮は硬化後早期に応力緩和するために、夏季保管時
の熱膨張によるふくれを解消しきれな(なり、被覆層の
ふくれや変形の原因となる。さらに、架橋密度が0.7
より小さいポリウレタン樹脂はクリープや永久歪を受け
やすく凹凸、変形、ふくれの原因となり易い。
架橋密度は0.7以上であるが3.0以下とするのが好
ましい。架橋密度が3.0より大きくなるとポリウレタ
ン樹脂が脆いものとなりやすい。従って、保管、取扱い
の時に被rit層の割れや剥離の原因となる。
保護層として塗装するポリウレタン樹脂はポリオールと
ポリイソシアネートの二液を反応させながら塗装し、硬
化して保護層の塗膜を形成するものである。
必要に応じて配合する充填剤、硬化促進剤、顔料などの
添加剤はポリオールの液に添加すべきである。また、ポ
リオールとポリイソシアネ−1−からポリウレタン樹脂
を合成するにはポリオールとポリイソシアネートを一段
で反応させるワンショット法、ポリオールの一部とポリ
イソシアネートを反応させた後、さらにポリオールと反
応させるプレポリマー法等があるが、本発明においては
いずれの方法でもかまわない。
保護層として使用するポリウレタン樹脂の膜厚は0.5
 龍以上とするのが好ましい。これは保護層としての機
械的強度を保護するためであり、膜厚が薄い場合には保
管時の変形、凹凸、ふくれなどを生じやすくなる場合が
ある。さらに、保護層の膜厚が薄いと取扱い時に剥離や
保護層の破れが生じやすい。膜厚が厚い場合これらの欠
点が解消されるが、好ましくは経済性の観点から保護層
の膜厚は決定されるべきである。
さらに、保護層として使用するポリウレタン樹脂はシヨ
アD硬度が30以上、引張強さが60kg/ ct1以
上、破断時伸びが30%以上とするのが好ましい。
光皿少処来 このようにして得られたポリウレタン樹脂を負摩擦力軽
減用基礎杭の保護層として使用することにより、夏季保
管時に被覆層に凹凸を生じず、粘弾性物質が軟化して保
護層に変形、クラック、剥離、ふくれ等が生じず、かつ
負摩擦力に対してすべり性能の優れた被覆基礎杭が得ら
れる。
以下実施により具体的に説明する。
実施例 外形100mm、長さ6mの鋼管杭に軟化点60°C1
針入度100のアスファルト系の粘弾性物質を厚さ31
mに均一に塗布して、すべり層を形成させた後、第1表
に示す保護層を施した。夏季に屋外曝露を実施したのち
、杭の先端に鋼製の保護リングを取付けて地盤沈下の大
きい(沈下速度20cm/年)地盤に打込んだ後、引抜
いて被覆表面を観察した。この結果本発明による実施例
1〜4においては、屋外温度23〜35°C,鋼管表面
温度25〜60℃の状態で60日問屋外保管した後表面
状態を観察したところ凹凸、クラック、ふくれの発生は
見られなかった。
比較例1では雨の降った翌日に晴天になって鋼管温度が
上昇したために、被覆層表面においてふくれの発生が見
られた。比較例2では粘弾性物質の流動により被覆層表
面に凹凸、変形が見られた。
比較例3では粘弾性物質の軟化流動とポリエチレンの残
留応力で表面の凹凸が発生した。
打込み引抜き後の被覆層表面は実施例および比較例3で
は被覆層表面に微小なすり傷があるだけで、被rR層の
破れやめくれは認められなかった。
比較例1ではふくれの発生した部分が打込み中に破れて
いた。比較例2では打込み中および引抜き中に端部から
保護層のめくれが発生した。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によって被覆した鋼管基礎杭の一部断面
図である。 ■は鋼管杭、2はすべり層、3は保護層である。 特許出願人   第−工業製薬株式会社第1凹

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 抗体の外周面に粘弾性物質からなるすべり層を形成し、
    さらにその外表面に保護層を形成した抗体において、 保護層として2個以上の水酸基を有するポリオールと2
    個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート
    から合成されるポリウレタン樹脂であって、吸水率が0
    .5%以下であり、下記式で求められる架橋密度CDが
    0.7以上となるポリウレタン樹脂を被覆したことを特
    徴とする負摩擦力軽減用基礎杭。 CD=[W_1×(F_1−2)÷MW_1+W_2×
    (F_2−2)÷MW_2]/[W_1+W_2]×1
    000 〔ここに、W_1、W_2はそれぞれポリオールとポリ
    イソシアネートの重量、F_1、F_2はそれぞれポリ
    オールとポリイソシアネートの官能基数、MW_1、M
    W_2はそれぞれポリオールとポリイソシアネートの分
    子量である。〕
JP18231186A 1986-08-01 1986-08-01 負摩擦力軽減用基礎杭 Granted JPS6340014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18231186A JPS6340014A (ja) 1986-08-01 1986-08-01 負摩擦力軽減用基礎杭

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18231186A JPS6340014A (ja) 1986-08-01 1986-08-01 負摩擦力軽減用基礎杭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6340014A true JPS6340014A (ja) 1988-02-20
JPH0355614B2 JPH0355614B2 (ja) 1991-08-23

Family

ID=16116080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18231186A Granted JPS6340014A (ja) 1986-08-01 1986-08-01 負摩擦力軽減用基礎杭

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6340014A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041230U (ja) * 1990-04-19 1992-01-08
JP2014047514A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Shimizu Corp 既成杭

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041230U (ja) * 1990-04-19 1992-01-08
JP2014047514A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Shimizu Corp 既成杭

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0355614B2 (ja) 1991-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI409283B (zh) 透濕薄膜、其製造方法及使用其之積層體
US3432451A (en) Polyolefin-modified polyurethanes and process of making same
CN102143992A (zh) 复合膜
JP2010500494A (ja) 接着式屋根構造体
JPS6071252A (ja) 積層窓ガラス
KR101130828B1 (ko) 방수용 및 방수/방근용 초속경 폴리우레아 복합시트 및 이를 이용하는 방수 및 방수/방근 시공 방법.
US3493418A (en) Multilayer coating process
US3526572A (en) Container for liquid hydrocarbons having a polyurethane derived from an aliphatic polycarbonate the hydrocarbon barrier
JPH02115209A (ja) ヒマシ油ベースのポリウレタン
JPS6340014A (ja) 負摩擦力軽減用基礎杭
JP2000095836A (ja) コーティング剤用ポリウレタン系樹脂及びコーティング剤組成物
CN111675961B (zh) 光固化聚氨酯底涂剂及其制备方法
KR101905417B1 (ko) 고점도 접착제 및 신재 무연신 pet 방수시트를 이용한 방수구조 및 방수공법
CN115029079B (zh) 一种高性能环保沥青基预铺防水卷材及其制备方法
US5137787A (en) Composite plastic panel and method for producing same
JP3322371B2 (ja) 熱硬化性樹脂製複合被覆構造体及びその施工方法
JPS6340015A (ja) 負摩擦力軽減用基礎杭
JP3991347B2 (ja) コーティング剤組成物
JP3326534B2 (ja) 構築物の防水被覆方法
JPS6273944A (ja) 防水構造体
JP3436410B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型接着剤
JP2006045250A (ja) マーキングシート用ベースフィルム
JP3855031B2 (ja) 複合防水構造体及びその施工方法
JP3900927B2 (ja) 模様付き舗装面の形成方法
US4731270A (en) Laminated trough for a spiral concentrator and process for construction of same

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term