JPS6339774A - 工作材料への心立て孔打ち／罫書き用工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔従来の技術〕 金属製、木製あるいはプラスチック製の工作材料の表面
に点状もしくは線状の印を付することは超硬合金製セン
タポンチ針を用いて行なわれる。

孔もしくは軸への印付は及びセンタポンチならびに溝状
の窪み中への罫書きを目的とした線状の印付けを正確に
行なうには非常な時間を要すると共に手工業的熟練を要
するが、それは孔の中心あるいは隙間や溝の縦方向中心
線を迅速且つ正確に見出すことが困難だからであり、そ
れ故に誤差の生ずることも多い。工作材料中の欠は折れ
たネジを取り出すことも同じく手間のかかる作業である
。

工作材料中にはまり込んでいる折れ欠けたネジは穴ぐり
によって取り出されなければならないが、そのために孔
あけドリルをセットする正確な中心点を見出すことは多
くの場合困難であって例外的にしか成功しない。中心点
が不正確であれば欠は折れたネジを穴あけして取り出す
際に工作材料中のネジ山が損傷され、ネジ継ぎの修復が
不正確となり、新たなネジが合わないこととなる。これ
を避ける方法としては工作材料中にその都度新たなネジ
山を刻み、それに合ったネジを使用する以外にない。同
じく例えばネジのセンタリングを迅速に行なうことがで
きれば旋盤に工作物をセットする際の煩雑な手間を省く
こともできる。

本発明の対象は工作材料にセンタ孔打ち及び罫書きを行
なうための工具であり、本発明の目的は、工作物の表面
に点状もしくは線状の印を付するため、任意に形成され
た円筒状、円錐状ならびに段を有する冗の中心あるいは
溝の縦方向中心線、更に軸棒についてもその中心を正確
且つ迅速に見出すことである。更に、ネジ、心棒あるい
は軸棒の迅速且つ容易なセンタリングが可能であること
により旋盤に工作物をセットする際の煩雑な手間を省く
ことができる。

前記目的は本発明により特許請求の範囲第１項記載の特
徴によって実現される。その他の有利な実施形態は特許
請求の範囲第２項〜第６項の記載から明らかである。

〔実施例〕

次に、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。

１は超硬合金製のセンタポンチ針を示しており、該ポン
チ針は一端に先端２と他端に打撃用ヘッド３を備えてい
る。通常の使用には長さ約７ｃ＋ｎ、太さ約２〜３ｍｍ
のポンチ針が適当である。ポンチ針１の周囲には入れ子
式に伸縮し上下動可能な一部の中空筒４が配置されてい
る。但し使用形態に応じ７本以下もしくは７本以上の中
空筒を配置することができる。中空筒４の上端には各々
１個の間隔保持ブッシング５が設けられている。各間隔
保持ブッシングは互いに異なった口径と直径を有してい
る。中空筒４と間隔保持ブッシング５とは各１個ずつで
構成されているが、これらは個別部材が溶接結合されて
一体と為されていても、もともと一体に形成されていて
もよい。中空筒４の口径は下から上へ向かって約１ｆｉ
ずつ拡大されており、これに対し間隔保持ブッシングの
直径は上から下へ向かって約１鶴ずつ拡大されている。

第５図及び第６図に示されているように、間隔保持ブッ
シング５の周囲側には頭の突き出た固定用ネジ６が取り
付けられている。固定用ネジ６を締めれば間隔保持ブッ
シング５がポンチ針１の周囲の中空筒４に固定される。

第６図に示したように固定用ネジ６の一部の上方に締め
具としてゴムベルト７が置かれているが、これは−固定
用ネジが締められていない場合に一間隔保持ブソシング
５を互いに引き付け、中空筒４を繰り出すために用いら
れる。これによりセンタポンチ作業時にポンチ針１が勝
手に脱落することを防止し、工具を使用待機状態に保つ
ことができる。第６図に於いて４本の中空筒４が孔９に
はまり込み、口径の大きな残りの中空筒は工作材料８の
上に裁っている。第５図に於いては孔９は非常に小さく
、これに対し第６図の孔は温かに大きい。工作材料上に
載っている最下段の中空筒内に口径の小さな他の中空筒
が入れ子式に収納されている。ポンチ針１ないし先端２
は正確に孔９の中心上にある。この場合、間隔保持ブッ
シング５は互いに相手の上方にある。第５ａ図に於いて
中空筒４は軸棒８′の上にかぶさり、ポンチ針１の先端
は軸棒８′の端部に接しており、ここでセンタポンチが
行なわれる。

軸棒「の代わりにビン棒があっても同様である。

この場合、工作材料８の上に載っている２本の中空筒４
がポンチ針を直角に支え工具の傾斜を防ぐ支持具の役割
を果たす。

工作材料８が第８図、第９図および第１１図に示されて
いるように別の工作材料１０の上にある場合にも、ポン
チ針をたたくことにより工作材料１０に円錐状の窪みと
して形成されるセンタ孔を付することかできる。

またこの工具により、溝もしくは隙間に同じ（正確な中
心線位置に罫書きを行ない、あるいは印を付することが
できる。ポンチ針を有した工具の下部のはめ合い中空筒
が軸棒「もしくはピン棒の隙間ｑ１溝γに容易にはまり
込み、先端２が自動的に点線で図示された縦中心線の位
置を占める。

工具を前後に動かすことにより隙間ないし溝中にそれぞ
れ縦中心線の位置を占める茸書き線１８を印すことがで
きる。第１０図かられかるように、隙間ないし溝に引か
れた交差する罫書き線は正確な交点を示している。第１
０図には、更に、大きさの異なる４個の孔が示されてい
るが、これらについても本工具を用いて迅速且つ正確な
センタリングを行ない、センタ孔打ちを実施することが
できる。

工作材料８に互いに等間隔で並んだ一群の窪みを付する
には、第１１図に示された間隔調節具１２が用いられる
。該間隔調節具には２本の横棒１４が可動式に取り付け
られており、該横棒は止めネジ１７で固定することがで
き、これによりポンチ針１の間隔を正確に調節し、確保
することができる。先にポンチ針で工作材料に付された
印の部分にセンサー針１６をはめ込めば、ポンチ針１は
咳印との正確な距離を保った位置を占める。センサ針を
その都度新たに付された印の箇所にはめ込んで前記の作
業を繰り返せば、在来の管形工具を用いて互いに等間隔
の一連の窪み１１を容易につくり出すことができる（第
１１ａ図）。

本発明による前記の工具は、穴の中心もしくは隙間や溝
の縦方向中心線あるいは軸棒ないし心棒の中心、更に交
差する隙間や溝の正確な交点を決定する作業を行なわな
ければならない。機械工、組立工、工具製造工、家具製
造工、大工等の手工職人に適当している。工作材料中の
ネジ山を損傷することなく欠は折れたネジを穿孔して取
り出すことはネジの欠折部に正確なセンタポンチを行な
い、これを利用して穿孔ドリルをセントして作業を行な
うことにより可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は使用待機状態に置かれた第１の実施例による工
具の側面図、第２図は縦断面図、第３図は第２図のｍ−
ｍ線に沿う断面図、第４図は第１図のＩＶ−ＴＶ線に沿
う断面図、第５図は第２の実施例の側面図であって、工
具の孔打ち針が工作材料の小孔に単一のはめ合い中空筒
を介してはまり込んでいる状態を示す図、第５ａ図は軸
棒あるいはビン棒の公立てを行うための変形例を示す図
、第６図は工具の孔打ち針が工作材料の大きな孔に複数
のはめ合い中空筒を介してはまり込んだ状態を示す縦断
面図、第７図は間隔保持ブッシングが互いに引き離され
、かつ中空筒が互いの中に入れ込まれた状態であって、
工作材料に工具を載せる前の状態を示す側面図、第８図
は第５図と同様な部分側面図であって、最下段の中空筒
が工作材料中の段付き孔にはまり込んだ状態を示す図、
第９図は第８図と同様な部分側面図であって、最下段の
中空筒がネジ孔中にはまり込んだ状態を示す図、第１０
図は交差した２本の清と様々な寸法の孔を備えた工作材
料を示す図、第１１図は工作材料に一群の印を付けるた
めの間隔調節具を備えた工具の部分側面図、第１１ａ図
は第１１図の間隔調節具を用いて工作材料に設けられた
窪みを示す図である。 １・・・センタポンチ針、３・・・ヘッド、４・・・中
空筒、　　　　　５・・・間隔保持ブッシング、６・・
・固定用ネジ、　　　７・・・ゴムベルト、８・・・工
作材料、　　　　訃・・軸棒、９・・・孔、　　　　　
　　γ・・・隙間、９″・・・溝、　　　　　　　１０
・・・工作材料−１１１・・・ノツチ、　　　　　１２
・・・間隔調節具、１４・・・支持体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、工作材料へのセンタ孔打ち／罫書き用の超硬合金製
   センタポンチ針を有した工具に於いて、センタポンチ針
   の周囲に互いに入れ子式に伸縮する中空筒（４）を備え
   た口径の異なる一群の互いに隣接した間隔保持ブッシン
   グ（５）を配置し、該中空筒が同じく互いに異なった口
   径を有すると共に互いにずらして配置されており、繰り
   出して伸ばされた状態の中空筒（４）を孔（９）もしく
   は溝（９′）に当てるかあるいは軸ないしピン（８′）
   上にかぶせるかし中空筒の１本が孔もしくは溝あるいは
   軸ないしピンにはまり合うとセンタポンチ針（１）が孔
   の中心もしくは溝の縦方向中心線あるいは軸にかぶせた
   場合にあっても該軸の中心の位置をそれぞれ占めること
   を特徴とする工具。 ２、間隔保持ブッシング（５）が互いに異なった口径を
   有し、固定用ネジ（６）を備えていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の工具。 ３、固定用ネジ（６）の上方に弾性ゴム締め具（７）を
   配し、これにより間隔保持ブッシング（５）を互いに引
   きつけることを特徴とする特許請求の範囲第１項及び第
   ２項記載の工具。 ４、センタポンチ針（１）の先端部（２）に取外しので
   きる間隔調節具（１２）を配し、該調節具がセンタポン
   チ針に対し直角の方向を向いた少なくとも１本の支持体
   （１４）を有し、該支持体に工作材料（８）にノッチ（
   １１）を付するためのセンサ針（１６）が取外しのでき
   る形で取り付けられており、該支持体（１４）とセンタ
   ポンチ針（１）との固定がネジ（１３）により着脱可能
   式に行なわれていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の工具。 ５、間隔保持ブッシング（５）と中空筒（４）とがそれ
   ぞれ一体に形成されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の工具。 ６、間隔保持ブッシング（５）と中空筒（４）とがそれ
   ぞれ互いに結合された２個の部材から構成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の工具。