JPS6339688Y2 - - Google Patents

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JPS6339688Y2
JPS6339688Y2 JP11479382U JP11479382U JPS6339688Y2 JP S6339688 Y2 JPS6339688 Y2 JP S6339688Y2 JP 11479382 U JP11479382 U JP 11479382U JP 11479382 U JP11479382 U JP 11479382U JP S6339688 Y2 JPS6339688 Y2 JP S6339688Y2
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layer
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magnetic
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magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は表示用磁性体に関し、さらに詳しくは
表示パネル内に封入して磁界の印加により表示を
行うのに適した表示用微小磁石に関する。
磁極を異なる色に色分けし、且つ異つた色の方
向へ着磁した多数の微小磁石を粘性液体中に分散
させ、それを2枚の透明基板内へ封入した磁気表
示パネルは例えば特開昭56−83784号により知ら
れている。磁気表示パネルに選択的に磁界をかけ
ると、磁界を受けた部分にある微小磁石は磁界方
向に整列して所定の可視表示を行うことができ
る。
しかしながら、磁気表示パネルに適する着色微
小磁石には未だ十分に満足できるものは知られて
いない。例えば前記特許公開に示されている微小
磁石は、ベースフイルム上へTiO2等の白色顔料
を含有する白色塗料を塗布し、その上にBaフエ
ライト等の磁石粉末を含有する黒色磁性塗料を塗
布してベース上に2層を形成し、厚さ方向に着磁
し、塗膜を剥離し、粉砕し、そして分級すること
によつて製造される。しかしながら、このように
して製造された微小磁石を詳細に観察すると、分
級し切れない多数の微粉末が多数混在し、これら
が表示のコントラストを著しく低下させているこ
とが分つた。この点を第1図及び第2図を参照し
て説明するに、微小磁石は厚さ十〜数十μ程度の
白など淡色層1と、同じ程度の厚さの黒等の濃色
層2とで構成されている。
フエライト等の磁石材料は一般に濃色であるこ
とから、濃色部に含有されている。この濃色部を
隠ペイするには淡色面の厚を十分にとらねばなら
ず、これがコントラストに悪影響を及ぼす微粉末
発生の原因となつていた。その発生機構を第2図
に示した。微粉末は淡色層1の一部が粉砕時に破
壊され発生する。淡色層1は高い隠ペイ力を持た
せるために顔料濃度を増大せねばならず、脆く、
外部から衝撃的な力が加わると欠い易い性質を有
している。濃色層2の組成は、カーボンブラツク
等の着色力の強い顔料を使用するため顔料含有量
が少ない(樹脂分の多い)柔軟な性質を有してい
るため、欠け難く微細粉の発生は殆ど認められな
い。このような微小磁石を観察すると濃色面に淡
色の微粉末が付着し、著しくコントラストを低下
させてしまう。
本考案の目的は、このような従来の欠点を除く
ため淡色層に蒸着等の薄膜形成技術を応用し、粉
砕時の微粉末発生を防止してコントラストの高い
微小磁石を得ることにある。
本考案を実施例に関連して説明する。まず、予
備実験として淡色層を白色とする場合、最も隠ペ
イ力の高い顔料である酸化チタン(KR380チタ
ン工業製)を用いて顔料含有量と隠ペイ力の関係
を調べると、第3図のように、隠ペイ力は顔料含
有量が増加するにつれて増大し、含有量75%でほ
ぼ飽和した値を示した。なおこの実験は塗膜厚
15μの淡色層の光透過濃度で評価した。そこで以
後の実験には酸化チタン75%含有の組成を淡色層
として使用した。
次に、この淡色層の厚を変化させると、第4図
のように、隠ペイ力は塗膜厚と共に増加し、15μ
厚でほぼ一定となつた。
一方、蒸着で形成させたアルミニウム膜は、僅
か1μ厚で、図4に示すように十分な隠ペイカを
示した。
以上の基礎データを基に行なつた実施例を以下
に示す。
比較例 淡色層及び淡色層を形成するために、次の組成
をそれぞれ用意した。
組 成 淡色層(白色): 酸化チタン(KR380チタン工業製) 75% エポキシ樹脂(エポトートYD−017東都
化成製) 25% 濃色層(黒色): 磁性材(バリウムフエライトBF−T戸田
工業製) 10% カーボンブラツク(MA11三菱化成工業
製) 5% エポキシ樹脂(エポトートYD017) 85% 上記2層を濃色層及び淡色層の順序で各15μ二
重塗布したシート(基体:ポリエチレンテレフタ
レート)を10000Oeの磁界で塗膜に対して垂直方
向に着磁し、塗膜を基体から剥離し、粉砕し、分
級することによつて微小磁石を得た。これを特開
昭56−83784号の方法により磁気表示パネルとし
た。すなわち、イソパラフイン溶剤(エツソ化学
社製アノリバーM)98.9部に、低分子ポリエチレ
ン(アライドケミカル社製A−Cポリエチレン
#9)1.1部を加えて分散媒を作り、この液14部
に対して微小磁石4部を分散して分散液とした。
この分散液を2枚のガラス板の間に封入して磁気
表示パネルとした。
この磁気表示パネルについて、そのコントラス
トを反射率で測定(マクペス反射濃度計RD514
型による測定)したところ、表示された白色面で
濃度0.50、表示された黒色面で1.3であつた。黒
色面には多数の白色粒子が付着しているのが観察
された。
実施例 1 比較例と同じ組成の濃色層を15μの厚さにポリ
エチレンテレフタレートフイルムのシート上に形
成し、その上に淡色層としてアルミニウム膜を
1μ厚に蒸着したものを形成した。次いで比較例
と同様にして第5図に示すような微小磁石を製造
した。3は磁性を有する濃色層、4はアルミニウ
ム蒸着膜である。次いで、比較例と同様にして微
小磁石の分散液を作り、これをパネルに封入して
磁気表示パネルとした。各面の濃度を測定したと
ころ白色面0.20及び黒色面1.8であつた。これを
比較例と比較すると明らかにコントラストが上昇
していることが分る。また、微小磁石を顕微鏡で
観察したところ、比較例で見られた白色層の微粉
末がないことが分つた。コントラストの上昇はこ
のように黒色が鮮明になつたことが原因である。
これは蒸着層が1μと非常に薄いためとその延性
(ねばり)とにより白色層が粉砕時に欠けて微粉
末となることがなかつたためである。
実施例 2 実施例1において、アルミニウム蒸着膜の上に
さらに比較例に示した白色層と同一組成の白色層
を3μ厚に塗布し、比較例と同様に粉砕分級を行
つて第7図に模式的に示すような微小磁石を製造
した。図で5は磁性濃度層、6はアルミニウム
層、及び7は白色層である。比較例と同様にして
磁気表示パネルを製作した。本例においても実施
例1と同様にコントラストは良好であり、又比較
例に比べて白色層厚が1/4と薄いため、白色層の
欠けによる微粉末はほとんど観察されず、また白
色層と黒色層の中間にアルミニウム膜が存在する
ために隠ペイ力は十分であり、薄くとも鮮明な白
色を得ることができた。白色層の反射率は、0.40
黒色層の反射率は1.8であつた。
以上のように、従来2層塗布にて作られていた
微小磁石の淡色層を蒸着等による薄膜技術を応用
してコントラストの高い磁気ボードを得ることが
できた。この薄膜は実施例に述べた蒸着によるア
ルミニウムだけではなく、厚1μ以内で光透過濃
度0.8以上を示す隠ペイ力の大きな材料で、延性
が十分に大きくて粉砕時に欠け落ちの生じない材
料ならば何れでも良く、他の金属、合金および金
属窒化物などの化合物でも同様な効果があり、薄
膜形成技術もスパツタリング、イオンプレーテイ
ング等気相から形成させる方法と、化学メツキ等
湿式法があり、その何れでも有効なことは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の表示用小磁石の斜視図、第2図
は表示用小磁石の欠落ち現象を示す斜視図、第3
図は酸化チタン含有量と隠ペイ力の関係を示すグ
ラフ、第4図は塗膜厚と隠ペイ力の関係を示すグ
ラフ、第5図は本発明の一実施例の表示用小磁石
の斜視図、及び第6図は本発明の他の実施例の小
磁石の斜視図である。 3,5:濃色層(磁性)、4,6:アルミニウ
ム層、7:白色層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面と裏面が異なる色を有し、面に対して直
    垂方向に磁化され、磁気による反発及び吸引に
    より文字・図形等の表示を行うための表示用小
    磁石において、前記小磁石は一方の面の側に金
    属、合金、及び延性の良好な化合物の中から選
    ばれた延性の良好な層を含んでいることを特徴
    とする表示用磁石。 (2) 小磁石は磁性体層と延性の良好な層とから成
    つている前記第1項記載の表示用磁石。 (3) 小磁石は磁性体層と延性の良好な層と前記磁
    性体層とは異なつた色の着色層とから成つてい
    る前記第1項記載の表示用磁石。 (4) 延性の良好な層は光透過濃度0.8以上を有す
    る前記第1,2又は3項記載の表示用磁石。 (5) 延性の良好な層は厚さ1μ以下である前記第
    4項記載の表示用磁石。
JP11479382U 1982-07-30 1982-07-30 表示用磁石 Granted JPS5920221U (ja)

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JP11479382U JPS5920221U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 表示用磁石

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JP11479382U JPS5920221U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 表示用磁石

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Publication Number Publication Date
JPS5920221U JPS5920221U (ja) 1984-02-07
JPS6339688Y2 true JPS6339688Y2 (ja) 1988-10-18

Family

ID=30265219

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