JPH07322794A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JPH07322794A
JPH07322794A JP14128994A JP14128994A JPH07322794A JP H07322794 A JPH07322794 A JP H07322794A JP 14128994 A JP14128994 A JP 14128994A JP 14128994 A JP14128994 A JP 14128994A JP H07322794 A JPH07322794 A JP H07322794A
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JP
Japan
Prior art keywords
fishing rod
design
thin film
film layer
shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP14128994A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Sugaya
英二 菅谷
Noriyasu Haraguchi
典康 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引っ掛り感が生じ難いと共に軽量化に寄与し
つつ、深みや立体感を強く有するデザインを有した釣竿
を提供する。 【構成】 釣竿の外側表面に、透明か半透明の薄膜層1
6を形成し、該薄膜層には、該薄膜層16の特定領域で
集合密度又は指向方向の変化した粒子状、箔状、又は短
繊維状の、光を良く反射させる多数の微細要素18が含
まれるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に薄い層のデザイ
ン(文字や図形模様等をいう)を施した釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿の外側に立体感の有るデザイ
ンを施すには、異なる明度や異なる物性の塗料層の積み
重ねにより多層にしたり、又は厚肉に塗り、その肉厚を
利用して行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、充分な立
体感を出すためには肉厚が厚くなり過ぎ、釣竿としての
軽量化が阻害され、また、釣竿表面にその肉厚分の段差
を生じ、引っ掛り感が生じると共にデザイン層の剥がれ
が生じ易い問題がある。
【0004】依って本発明は、引っ掛り感が生じ難いと
共に軽量化に寄与しつつ、深みや立体感を強く有するデ
ザインを有した釣竿の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、請求項1において、釣竿の外側表面に、透明か半透
明の薄膜層を形成し、該薄膜層には、該薄膜層の特定領
域で集合密度又は指向方向の変化した粒子状、箔状、又
は短繊維状の、光を良く反射させる多数の微細要素が含
まれていることを特徴とする釣竿を提供する。請求項2
において、上記微細要素を強い磁性を示す材料で形成す
る。
【0006】
【作用】請求項1対応の構成では、釣竿外側表面の薄膜
層が、該薄膜層の特定領域で、光を良く反射させる多数
の微細要素の集合密度や指向方向が変化しており、この
変化によってその特定領域がデザインとして浮かび上が
って認識できると共に、薄い膜の層でありながらその集
合密度や指向方向の変化に基づき、光の反射方向が変化
し、強い深みや立体感が得られる。
【0007】請求項2に対応の構成では、上記作用に加
えて、微細要素を強い磁性を示す材料で形成すれば、デ
ザインを形成する特定領域の形状に磁気を帯びさせるこ
とにより、容易に微細要素の指向方向を整列させ、他の
領域と区別化させて明確なデザインとして浮かび上がら
せることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る釣竿の要
部を示している。釣竿10の外側表面にABCの文字デ
ザイン12が施されている。このデザインの製造方法を
説明し、そのデザイン構造を明らかにする。
【0009】図2はその製法原理の説明図であり、
(a)はシールの基材である塩化ビニール系のフィルム
14の上に、透明か半透明の塗料に粉末状であって、強
い磁性を示すと共に、光を良く反射させる材料(微細要
素)18を混合したものを薄く塗布した状態を示す。こ
の塗膜16が乾かないで流動性を有するうちに、フィル
ム14の真下から磁石20を近づけ、フィルム20に接
触、又は最接近させた状態を(b)に示す。
【0010】磁石20の磁極Nから磁極Sに向う磁力作
用によって、強い磁性を示す材料粉末18はその磁力線
に沿うように配向し、その結果、この磁場の影響を強く
受ける特定領域、即ち、磁石20の近くの塗膜16内に
おける多数の強い磁性を示す材料18の集合密度や指向
方向に変化を生じ、磁場の影響を受けないか受け難い他
領域とは区別されて浮かび上がる。こうして磁石20の
形状に応じたデザインが浮かび上がり、立体的で強く深
みのあるデザインが形成できる。
【0011】この強い磁性を示し、かつ光を良く反射さ
せる材料18としては、鉄、ニッケル、コバルト、これ
らの合金(例えばパーマロイ)、ステンレス、ホイスラ
ー合金等があり、その粉末状態は粒子状、箔状、又は短
繊維状であるが、粒子状では磁化されて分極し易くする
ため、球状よりも細長い形態が好ましい。また、塗料と
してはエポキシ系やウレタン系の塗料等がある。
【0012】上記図2の(b)の状態に保持して塗膜1
6を乾燥させたり、また磁石20が電磁石の場合には電
源をオフにして磁場を無くして乾燥させてもよく、塗膜
16はその乾燥後は特定形態のデザインが維持される。
この乾燥塗膜の厚さは約0.1mm程度の薄い厚さであ
るが、既述の如く、立体的で強い深み感を有する。こう
してデザインの形成された塗膜16をシールとして仕上
げるには、フィルム14の裏側に粘着剤を塗布し、更に
この粘着層を離型紙で覆う。或いは、フィルム14の裏
側に常温で固体のホットメルト接着剤の層を形成してお
いてもよい。また、塗膜16を保護するため、その表面
に透明な保護層を設けてもよい。こうして構成されたシ
ールを釣竿10に貼着するか接着させる。更には、前記
保護層に代って、釣竿への貼着等の後、保護用の透明か
半透明のクリヤー塗装等を施してもよい。以上の説明で
は、磁石20はフィルム14の裏面側に配置したが、塗
膜16の上に近づけてもよい。更には、フィルム14の
裏側に磁石20を配置した後に塗膜16を塗布形成する
こともできる。
【0013】図3は図1に示す文字デザイン12の具体
的な形成手法を示す。磁石20Cの平面形状を(a)に
示し、側面視形状を(b)に示すように、文字デザイン
12のC形状に応じた形状に形成しておく。A形状やB
形状についても同様である。この磁石20Cの上にフィ
ルム14を載せ、この上に図2で説明したものと同様に
塗膜を塗布形成すると、図4に示すように磁石20Cの
平面視形状に応じたC形状領域Z1内の塗膜の強い磁性
を示す材料の配向が図2(b)に示すように立ち、他の
領域Z2の配向状態と異なり、この結果、C形状文字デ
ザインが浮かび上がり、強い立体感と深みとを有する。
【0014】以上では、微細要素が強い磁性を示す材料
の場合につき説明したが、この他、透明か半透明の塗料
に、強い磁性を示す示さないに拘らず、光の反射性の良
い、金属そのものの粒子或いは着色加工した金属粒子
や、微小なガラス粒子に金属コーティングした粒子等の
微細要素を混合した塗膜をデザイン領域全体に塗布形成
し、これが乾燥する前にノズルによってこれと同じ塗料
に上記微細要素を多く混ぜたものを所定のデザイン形状
に吹き付けても、その微細要素の集合密度が変化して光
の反射に変化が生じ、これによって強い深みと立体感の
あるデザインを形成することができる。光の反射の変化
を強調するために、これらの微細要素も非球体が好まし
い。
【0015】またシール状に形成したものを釣竿に貼着
したり接着してデザイン層を形成する説明を行ったが、
釣竿の表面に直接にデザイン層を形成してもよい。即
ち、釣竿内に強い磁石を配設して、その釣竿の表面に強
い磁性を示し、かつ光を良く反射させる微細要素を混入
した塗料を塗布すれば所定のデザイン層が形成でき、ま
た、釣竿の表面に、塗料に光を良く反射させる微細要素
を混ぜた塗膜を形成し、これが乾燥する前にノズルによ
ってこれと同じ塗料に同じ微細要素を多く混ぜたものを
所定のデザイン形状に吹き付けても所定のデザイン層が
形成できる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、デザイン層が薄い膜の層によって形成されてい
るため、釣竿表面との間に殆ど段差がなく、引っ掛り感
が生じ難いと共に該デザイン層が剥がれ難く、釣竿の軽
量化にも寄与し、光を良く反射させる微細要素を使用し
ているため、深みや立体感の強いデザインを有した釣竿
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る釣竿の要部側面図である。
【図2】図2は図1の要部の製法原理説明図である。
【図3】図3は図1の要部の製法説明図である。
【図4】図4は図1の要部の模式的拡大図である。
【符号の説明】
10 釣竿 12 文字デザイン 16 塗膜 18 微細要素

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣竿の外側表面に、透明か半透明の薄膜
    層を形成し、該薄膜層には、該薄膜層の特定領域で集合
    密度又は指向方向の変化した粒子状、箔状、又は短繊維
    状の、光を良く反射させる多数の微細要素が含まれてい
    ることを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】 前記微細要素が強い磁性を示す材料で形
    成されて成る請求項1記載の釣竿。
JP14128994A 1994-05-31 1994-05-31 釣 竿 Pending JPH07322794A (ja)

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JP14128994A JPH07322794A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 釣 竿

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JP14128994A JPH07322794A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 釣 竿

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JPH07322794A true JPH07322794A (ja) 1995-12-12

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ID=15288428

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JP14128994A Pending JPH07322794A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 釣 竿

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229610A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Daiwa Seiko Inc 管状体
JP2007306936A (ja) * 2007-07-23 2007-11-29 Daiwa Seiko Inc 管状体

Cited By (3)

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JP2004229610A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Daiwa Seiko Inc 管状体
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JP4733674B2 (ja) * 2007-07-23 2011-07-27 グローブライド株式会社 管状体

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