JPS6339664Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として二輪車用、四輪車用のキーを
対象としてなされたもので、二輪車にキーを装着
した運転時に時刻の判続を可能にする一方、キー
を外した携帯時にも紛失しないように成したキー
付き時計に関するものである。

従来に於ける二輪車用時計はパイプハンドル又
はカウリング埋込みタイプのため固定されてお
り、外して携帯することが困難であると共に取付
け及び配線が煩雑であつた。

又時計の消費電力が二輪車用としては大である
ため二輪車の使用状態によつてはバツテリーが上
り易くなる等の欠点があつた。更に盗難防止対策
も必要であつた。

本考案はこれらの点に鑑みなされたもので、以
下に図示の実施例に基きその内容について説明す
る。

１はキー本体で鎖等の連結部材２により時刻表
示窓４を有する時計本体３に連結してある。５は
時計本体３に形成した溝孔でキー本体１の頭部１
Ａを挿入固定すべくなしてあり、該溝孔５の形状
は第５図乃至第７図に示す如く各種あるが何れも
キー本体１の着脱を可能にしてある。第７図の実
施形では止めビス６を採用してある。又、溝孔５
の位置は第８図乃至第１１図に示す如く任意の位
置に設けてもよい。

更に第１２図乃至第１５図に示す如くキー本体
１を時計本体３と連結した連結体７に着脱可能に
取り付けてもよい。この連結体７と時計本体３と
は支軸８によつて偏角回動可能に連結してある。
従つてキー本体１の位置によりその時計本体３を
偏角回動し時刻表示窓４を常に都合の良い位置に
位置付けすることができる。

即ち、運転者は常に時刻表示を正位置にて読み
取ることが出来る。

次に叙上の構成より成る本考案の使用態様につ
いて説明する。

キー付き時計の携帯時は第１図に示す如くキー
本体１と時計本体３とを分離して使用し連結部材
２により連結してあるので落したりして紛失する
のを防止することが出来る。

又時計本体３の時刻表示窓４より単独に時刻を
読み取ればよい。

次にキー付き時計を二輪車（図示せず）にセツ
トする運転時に於いては、先ずキー本体１の頭部
１Ａを時計本体３又は連結体７に設けた溝孔５内
に挿入固定した後、キー本体１を二輪車にセツト
する。

然る時、運転者は時刻表示窓４を上方から見降
ろすようにして正位置で時刻を読み取ることが出
来る。

而して、本考案は叙上の如き構成及び作用を有
するものであり、主として二輪車にキー付き時計
を挿入した運転時に、時刻表示窓を上方より見降
ろすように正位置にて視祠でき、又携帯時には時
計本体とキー本体とを分離するが連結部材により
連結してあるので紛失する惧れなく又若者向きに
フアツシヨン性に優れる等その実益する処多大で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品の正面図、第２図乃至第４図
はキー本体を時計本体に装着した状態の平面図、
側面図、正面図である。第５図乃至第７図は時計
本体に形成した溝孔の各種の実施例を夫々示して
ある。第８図乃至第９図は時計本体に形成した溝
孔の位置を示す平面図乃至側面図である。第１０
図乃至第１１図は同じく溝孔の位置を示す他の実
施例の平面図乃至側面図である。第１２図乃至第
１５図は溝孔を連結体に形成した実施例を示し、
第１２図はその平面図、１３図は同じく側面図、
第１４図は連結体を偏角回動した状態の平面図、
第１５図は同じくその側面図である。 １……キー本体、２……連結部材、３……時計
本体、４……時刻表示窓、７……連結体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キー本体１を鎖等の連結部材２により時刻表
   示窓４を有する時計本体３と連結すると共に該
   時計本体３に溝孔５を形成してキー本体１を挿
   入固定し、二輪車等にキー本体１をセツトした
   際に時刻表示窓４が上方に位置すべくなしたキ
   ー付き時計。 (2) 実用新案登録請求の範囲第１項の記載に於い
   て、溝孔５を時計本体３と連結した連結体７に
   形成したキー付き時計。