JPS6339636Y2 - - Google Patents

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JPS6339636Y2
JPS6339636Y2 JP1981110167U JP11016781U JPS6339636Y2 JP S6339636 Y2 JPS6339636 Y2 JP S6339636Y2 JP 1981110167 U JP1981110167 U JP 1981110167U JP 11016781 U JP11016781 U JP 11016781U JP S6339636 Y2 JPS6339636 Y2 JP S6339636Y2
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JP
Japan
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refractive index
cell
light
measuring
optical rotation
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JP1981110167U
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JPS5816547U (ja
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  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、糖分分析計用試料セルに関する。
〔従来の技術〕
例えば蔗糖大根における糖分含有率を測定する
等試料中の糖分を分析するのに、糖度と固形分濃
度(ブリツクス)及びこれら糖度と固形分濃度か
ら求められる純糖率の測定が必要であり、そし
て、旋光度によつて糖度を、又、屈折率によつて
固形分濃度をそれぞれ求め得ることが知られてい
る。
ところが、屈折率測定のための試料セルにおい
ては、試料流入空間と基準物質との間に光の入射
方向に対して傾斜した境界面が必要であるのに対
し、旋光度測定のための試料セルにおいては、前
記境界面は不要であつた。
そこで、従来においては、各別に専用の試料セ
ルを準備し、それぞれの試料セルに試料を流して
旋光度及び屈折率を測定していたが、試料セルの
設置場所の相違、測定時間のズレ、両セルへの試
料流入タイミングのズレ等によつて測定時の試料
温度が変化して、糖度及び固形分濃度が変化し測
定精度が低いものとなつていた。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、糖度及び固形分濃
度を同一条件下の試料を対象として測定すること
ができる試料セルを提供し、糖分分析における測
定精度を向上できるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る糖分
分析計用試料セルは、屈折率が知られた屈折率測
定用基準物質によつて、旋光度測定用セル部と屈
折率測定用セル部とを、前記旋光度測定用セル部
の両側に屈折率測定用セル部が位置するように、
一体的に形成し、かつ、前記屈折率測定用セル部
内に、前記屈折率測定用基準物質と同一物質で前
記屈折率測定用セル部と一体にプリズム部を設け
ている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明
する。
第1図において、1はヘリウムーネオンレーザ
等の光源、2はこの光源1からの光を、その一部
を直線的に透過させると共に残部を反射により直
角方向に向かわせるハーフミラー、3はこのハー
フミラー2によつて反射された光を前記透過光と
平行な方向に向かうように反射する反射鏡、4は
前記透過光及び反射光を共に透過させる試料セル
(図示していないが、試料の流入口及び排出口を
備えている)4である。
そして、ハーフミラー2及び試料セル4を透過
した光に対して旋光度を測定するように構成さ
れ、他方、反射鏡3で反射された後試料セル4を
透過した光に対して示差屈折率を測定するように
構成され、糖度、固形分濃度及び純糖率を測定す
る糖分分析計が構成されている。
即ち、旋光度を測定するに、ハーフミラー2と
試料セル4との間に特定方向の光のみを透過させ
て完全な直線偏光にするための偏光子5及び直線
偏光を強制的に振動させて偏光面を回転させるフ
アラデーセル6が設けられ、一方、試料セル4の
後方に、偏光子5に対して偏光面を90゜傾けた検
光子7が設けられると共に、その後方に例えば電
子増倍管等の検出器8が設けられ、この検出器8
による受光に伴いその受光信号を増幅器9により
増幅してフアラデーセル6に入力し、このフアラ
デーセル6に、検出器8からの信号が最小(基本
波成分において零)になるように電流を流し、こ
の電流と偏光面回転角度とが比例することを利用
して、電流量に基づいて旋光度が測定されるので
ある。
又、屈折率を測定するに、試料セル4を透過し
た光を受けるように、半導体素子10の両端に電
極11,11を設けてなる半導体位置検出器12
が設けられ、半導体素子10上の一個所に集中し
て投射される光スポツトと電極11,11との距
離に応じて按分される光電流を、増幅器13,1
3によつてそれぞれ増幅した後演算器14に入力
し、その電流差に基づいて電極11,11と光ス
ポツトとの距離を検出し、この検出された距離
と、予め設定された試料セル4と半導体素子10
との相対関係に基づいて屈折角度が求められ、こ
の角度に基づいて屈折率が測定されるのである。
ところで、前記光源1は特定波長(例えば6328
オングストローム)の光線を発するものであり、
前記ハーフミラー2の後方に凸レンズ15が設け
られ、ハーフミラー2を透過した光を太いビーム
に拡大し、試料セル4透過に際し、気泡や浮遊物
等の影響により光が散乱されて偏光性が乱されな
いように構成してある。
又、前記検光子7の後方にも凸レンズ16が設
けてあつて、太いビームに拡大された光を細いビ
ームに復帰するように構成してある。17は検出
器8の前に設けたピンホールを示し、散乱光を除
去するためのものである。
前記試料セル4は、第2図に示すように、ガラ
スや透明な樹脂等予め屈折率が知られているもの
を基準物質Aとして、この屈折率測定用基準物質
Aにより、横断面視における外周形状を矩形に形
成すると共に内部に試料流入空間Sを形成し、か
つ、この試料流入空間Sに臨む内周面の略中央部
には、光の入射方向に対して直交する互いに対向
した面F1,F1を備えさせて旋光度測定用セル部
18が形成され、他方、前記旋光度測定用セル部
18の上下両側には、光の入射方向に対して直交
する面F2を光の入射側に、そして、所定角度
(例えば45゜)だけ傾斜した境界面Fを透過側にそ
れぞれ備えさせて屈折率測定用セル部19が、旋
光度測定用セル部18と一体的に形成されてい
る。
即ち、屈折率測定用セル部19内の光の透過側
に、境界面Fによつてプリズム部が、屈折率測定
用基準物質Aと同一物質で屈折率測定用セル部1
9と一体的に形成されている。
このように試料セル4は形成され、かつ、その
一端部に設けた流入口(図外)から試料流入空間
Sに流入される同一条件下の試料に対し、旋光度
及び屈折率測定のための両方の光を同時に透過さ
せられるように構成されている。
上述の実施例においては、試料セル4の内部構
造が、面F1,F1に垂直な方向の軸(つまり、光
の透過する方向に平行な軸)Xを中心にして試料
セル4を回転しても、上下方向に対称となるよう
に構成していたが、これを、第3図に示すよう
に、光の透過する方向と水平に直交する軸Pを中
心にして試料セル4を回転しても、上下方向に対
称となるように構成してもよい。
尚、図示しないが、上述のようにして測定され
た旋光度及び屈折率は、それぞれ例えばマイクロ
コンピユータ等の処理装置に入力され、それぞれ
に温度の補正を加え、屈折率に基づいて固形分濃
度(重量%)が算出され、屈折率によつて算出さ
れる比重と旋光度に基づいて糖度(重量%)が算
出され、そして、固形分濃度と糖度とから純糖率
(%)(=(糖度/固形分濃度)×100)が算出され、
これら固形分濃度、糖度及び純糖率のそれぞれが
メータ等のアナログ表示か或いは数値によるデイ
ジタル表示によつて表示されるのである。
そして、試料としては、例えば蔗糖大根を例に
とれば、製品製糖液、製糖工程液、蔗糖大根搾汁
液等を用いることができるが、その他、砂糖キビ
等糖分を含む各種のものを用いることができる。
尚、上記蔗糖大根搾汁液を用いる場合、気泡や浮
遊物に起因して誤差が出やすいため、遠心分離器
等により予め濾過処理するのが好ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る糖分分析計
用試料セル4は、旋光度及び屈折率のそれぞれを
測定するセル部を一体的に形成するものであるか
ら、セル内に流入した試料に対し、同一条件下で
同時的に旋光度及び屈折率、即ち、糖度及び固形
分濃度を測定することができ、相対温度差に起因
する測定精度の低下を回避することができて、糖
分分析における大幅に向上させるに至つた。
そして、前記試料セルの屈折率測定用セル部の
プリズム部は、試料セルを形成した屈折率測定用
基準物質と同一の屈折率測定用基準物質で、屈折
率測定用セル部と一体的に形成してあるので、屈
折率測定用セル部に入射した光を、前記プリズム
部でその屈折率に対応して屈折させて検出器に入
射させることができ、屈折率の検出精度をより向
上させることができるようになつた。
更に、旋光度測定セル部の両側に屈折率測定セ
ル部が位置するように、これら両セル部を一体的
に形成しているので、光の透過方向に平向な軸回
り或いは光の透過方向に直交する軸回りに試料セ
ルを回転させても、試料セルは上下又は左右方向
に対称形であるから、測定用の光は前記両セル部
を必ず透過することができ、従つて、所定の旋光
度及び屈折率を測定することができ、本考案に係
る試料セルにおいては、測定に際してその設置方
向をそれほど気にしなくてもよいといつた利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図は糖分分析計のフローシート、第2図は試
料セルの一例を示す斜視図である。第3図は試料
セルの他の例を示す側面図である。 18……旋光度測定用セル部、19……屈折率
測定用セル部、A……屈折率測定用基準物質。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屈折率が知られた屈折率測定用基準物質によつ
    て、旋光度測定用セル部と屈折率測定用セル部と
    を、前記旋光度測定用セル部の両側に屈折率測定
    用セル部が位置するように、一体的に形成し、か
    つ、前記屈折率測定用セル部内に、前記屈折率測
    定用基準物質と同一物質で前記屈折率測定用セル
    部と一体にプリズム部を設けたことを特徴とする
    糖分分析計用試料セル。
JP11016781U 1981-07-23 1981-07-23 糖分分析計用試料セル Granted JPS5816547U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11016781U JPS5816547U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 糖分分析計用試料セル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11016781U JPS5816547U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 糖分分析計用試料セル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5816547U JPS5816547U (ja) 1983-02-01
JPS6339636Y2 true JPS6339636Y2 (ja) 1988-10-18

Family

ID=29904526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11016781U Granted JPS5816547U (ja) 1981-07-23 1981-07-23 糖分分析計用試料セル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56117151A (en) * 1980-02-21 1981-09-14 Hokuren Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai Measuring apparatus of content and purity of cane sugar

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56117151A (en) * 1980-02-21 1981-09-14 Hokuren Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai Measuring apparatus of content and purity of cane sugar

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5816547U (ja) 1983-02-01

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