JPS63395A - 台所用液体洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、洗浄力に優れた新規な台所用液体洗剤組成物
に関する。

［従来の技術］ 従来の液体台所洗剤は、液状を保持するため直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩（以下ｒＬＡｓＪと称する）若
しくはラウリルアルコールで代表される炭素！＆１０−
１４の比較的中・短鎖の天然若しくは合成アルコールか
ら誘導されるサルフェート又はアルキレンオキシドを付
加したサルフェートのような界面活性剤を主成分として
使用しているのが実情である。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、かかる比較的中・短鎖のアルコールから誘導さ
れる活性成分は水溶性が大きい（液性が良い）ものの、
実際に使用した場合手荒れ等のトラブルを起こす危険性
が高く、これらの防止に特別の配慮、手段を講する必要
がある。

炭素数１６〜２０のアルコールを主体とする界面活性剤
は皮膚に対する作用が温和でおり、洗浄力も優れている
ことから直接皮膚に触れる台所洗剤としては適当な成分
である。しかしなから、飽和アルコールは勿論、不飽和
アルコールもその沃素価によっては液性を損い、液体製
品を製造することは困難であるとされていた。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者らは、液性は勿論、洗浄力、皮膚への温和な作
用をも兼ね備えた液体の台所洗剤を開発すべく鋭意検討
を行なった結果、特定の構造を有する界面活性剤を選択
することにより上記目的を達成することができることを
見い出し、この知見に基づいて本発明を完成した。

即ち、本発明は炭素数１６〜２０を有する、不飽和アル
コールのサルフェート、飽和若しくは不飽和アルコール
のアルキレンオキシド付加物のサルフェート又は飽和若
しくは不飽和アルコールのアルキレンオキシド付加物か
ら選ばれる１種又は２種以上の界面活性剤を必須成分と
して含有することを特徴とする新規な台所用液体洗剤組
成物を提供することを目的とする。

本発明に係る界面活性剤としては、炭素数１６〜２０の
不飽和アルコールサルフェート、炭素数１６〜２０の飽
和若しくは不飽和アルコールのアルキレンオキシド付加
物（付加モル数は１〜１２モルが好ましい）のサルフェ
ート等の陰イオン界面活ｉ生剤又は炭素数１６〜２０の
飽和若しくは不飽和アルコールのアルキレンオキシド付
加物（付加モル数は３〜２５モルが好ましい）からなる
非イオン界面活性剤等が例示される。

これらは、例えば牛脂、肝脂、鯨油等の動物脂を始め海
産魚庸や植物油脂等から得られる飽和若しくは不飽和ア
ルコール、又はヤシ油アルコール等の中・短鎖のアルコ
ールから分留して１ｑられる同様の炭素数を有するアル
コールから誘導されるもので、沃素価に応じてそのまま
ＵＮ、Ｍ化するか若しくはアルキレンオキシドを平均１
〜１２モルの範囲で適宜選択して付加した後、１ｉｆｔ
Ｗ化してサルフェートとし、ナトリウム等のアルカリ金
属、マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、七
ノー、ジー又はトリエタノールアミン（ＴＥＡ）等の低
級アルカノールアミン等のアミン類で中和するかあるい
は上記アルコールにアルキレンオキシドを３〜２５モル
程度付加して得られるものである。

アルキレンオキシド付加物としては、エチレンオキシド
（ＥＯ）　、プロピレンオキシド（Ｐ○）等の単独付加
物又はこれらの共付加物が例示される。

本発明においては上記の特定の構造を有する界面活性剤
の使用が必須であり、これにより初めて所定の優れた効
果が発揮される。

本発明に係る界面活性剤は、単独で使用することもでき
、又、他の公知の界面活性剤例えばＬＡＳ、炭素数１０
−　１４の中・短鎖の天然並びに合成の飽和アルコール
のサルフェート又はアルキレンオキシド付加物、当該付
加物のサルフェート必るいは脂肪酸塩等の各種界面活性
剤と併用しても何ら差支えない。

液体洗剤組成物中における界面活性剤成分は、通常の使
用形態において、組成物１００重量部当り１０・〜５０
重量部好ましくは１５〜３０手伊部の範囲で配合される
。本発明に係る界面活性剤と公知の界面活性剤とを併用
する場合には、本発明に係る界面活性剤を少なくとも組
成物１００重量部に対して３重量部以上好ましくは６重
量部以上配合することが望ましく、これ以下の配合但で
は所定の効果が得られにくい。

本発明に係る組成物には必要に応じて香料、キレート剤
、可溶化剤、色素等各種の台所洗剤用として公知の添加
剤を添加することができる。

［実施例］ 以下、実施例及び比較例を掲げ、本発明を更に詳しく説
明する。

実施例１・−〇、比較例１・〜５ 常法により、各種アルコールのサルフェート、各種アル
コールのアルキレンオキシド付７］０物並びにそのサル
フェートを調製した。これを第１表に示す比率で配合し
、泡安定剤としてドデシルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸
アルカノールアミドを、キレート剤としてエチレンジア
ミンテトラ酢酸（ＥＤＴＡ）を、可溶化剤として尿素を
夫々所定量配合し、残部水を均一に混合溶解して本発明
に係る台所用液体洗剤組成物を得た。

上記のアルキルアミンオキシド、脂肪酸アルカノールア
ミド等は、増泡作用の外、手荒れ防止効果をも併じもつ
ものとして、組成物１００重量部当り通常夫々１〜５重
量部程度用いられている。

各組成物の低温安定性、洗浄力、洗浄後の洗液の泡の有
無、手荒れの程度等についての評価結果を第１表に示す
。

以下に、各項目についての評価方法を示す。

（低温安定性の評価） 二重管の内管に液体洗剤組成物を入れ、これを冷却して
内部の洗剤組成物が透明均一の状態を失う温度（曇点）
又は凝固点を測定した。この曇点又は凝固点が低い程低
温での安定性が優れているものと評価できる。

（洗浄力の評価） 直径１７ｃｍの洋食皿の底部（底部の平らな部分の直径
１０ｃｍ）に１戒のサラダ油を塗る。この朋を各組成物
３．０ｍｌ／２７の水溶液中（３０°Ｃ）でスポンジを
用いて洗浄した。そして、■汚れが良く落ちた ■スポンジに汚れが付いた ■汚れが落ちない の３段階に洗浄の状態を評価して各段階までに洗浄し得
た皿の枚数を数えて、洗浄力の評１ｉＩＩｉ基準とした
。

（洗液の泡の有無〉 汚れが落ちなくなったときの洗液の泡の状態を目視によ
り観察した。

（手荒れの評価） ３人の試験者が続けて３回繰返して洗浄試験を行ない、
終了後の手指の皮膚の感触から皮膚に及ぼす影響の少な
い順にＡ、Ｂ、Ｃの３段階に評価し、得られた結果の平
均値を評価結果として採用した。

［発明の効果］ 本発明に係る台所用洗剤組成物は、従来の組成物に較べ
て低温安定性のみならず、洗浄力に優れ、かつ使用に際
して手の荒れが少ない。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炭素数１６〜２０を有する、不飽和アルコールのサルフ
   ェート、飽和若しくは不飽和アルコールのアルキレンオ
   キシド付加物のサルフェート又は飽和若しくは不飽和ア
   ルコールのアルキレンオキシド付加物から選ばれる１種
   又は２種以上の界面活性剤を必須成分として含有するこ
   とを特徴とする台所用液体洗剤組成物。