JPS6339232Y2 - - Google Patents

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JPS6339232Y2
JPS6339232Y2 JP16223580U JP16223580U JPS6339232Y2 JP S6339232 Y2 JPS6339232 Y2 JP S6339232Y2 JP 16223580 U JP16223580 U JP 16223580U JP 16223580 U JP16223580 U JP 16223580U JP S6339232 Y2 JPS6339232 Y2 JP S6339232Y2
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gas
crusher
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、石炭をガス化炉原料として用いる
場合に、前処理として原料石炭をガス化に最適な
粒度に粉砕し、かつ乾燥させる装置の改良に関す
るものである。
石炭のガス化は、ガス化炉に石炭と水蒸気、酸
素等のガス化剤を吹込んで反応させるが、石炭は
固体であるので適当な粒度の粉炭あるいは微粉炭
に粉砕する必要がある。この石炭の前処理では、
石炭(塊炭)を粉砕機により適当な粒度に粉砕し
て粉炭(微粉炭)にすることと、含有水分を除去
するための乾燥を必要とし、その方法としては、
先に石炭を乾燥してから粉砕する方法、粉砕機に
熱風を送り込んで粉砕と乾燥を同時に行なう方法
が知られている。
前者の石炭を乾燥してから粉砕する方法は、石
炭(湿炭)を加熱炉で乾燥させてから粉砕機に送
り、ついでサイクロンを介して粉炭(微粉炭)貯
槽に貯める方式であり、後者の粉砕と乾燥を同時
に行なう方法は、熱風発生炉から熱風を粉砕機に
送り込み、粉砕と乾燥を同時に行なつた後サイク
ロンを介して粉炭(微粉炭)貯槽に貯める方式で
ある。
しかし、従来の前記した石炭の前処理方法はい
ずれも、石炭粉砕系での粉塵の外部飛散が著し
く、また粉塵爆発の危険性があり、これを防ぐた
めの設備を付設する必要があつた。しかしなが
ら、これを実施するためには莫大な設備費を必要
とするため容易ではなく、現状は石炭の粉砕量を
加減して粉塵の発生量を抑えている。
この考案は、粉砕機に熱風を送り込んで粉砕と
乾燥を同時に行なう方法を採用した石炭の粉砕乾
燥装置を対象とするもので、莫大な設備費を必要
とすることなく粉塵の外部飛散を完全に防止し得
る装置を提供するものである。
すなわち、この考案は石炭の粉砕系をいわゆる
密閉型にして系内のガスを循環させるようにする
とともに、系内循環ガスの温度、圧力および酸素
量をコントロールできるように設けたことを特徴
とするものである。
第1図はこの考案の一実施態様を示すフローシ
ートで、1は外気遮断弁14を有するバンカー、
2は密閉型スクリユーコンベア、3は密閉型粉砕
機、4はサイクロン、5は集塵機、6は系内ガス
放散弁、7はクーラ、8は送風機、9は熱風発生
炉、10−1,10−2は窒素供給管、11は酸
素濃度計、12はバンカー、13は粉炭(微粉
炭)貯槽をそれぞれ示す。
系内に窒素を入れる理由は粉塵の爆発防止と系
内H2O分圧を低下させるためである。また、ク
ーラ7を設けた理由は系内ガスの温度上昇を防ぐ
ためである。熱風発生炉9、集塵機5、クーラ7
は共に公知のものを用いるが、熱風発生炉9は炉
内の温度調整が可能であることはいうまでもな
い。
前記装置により石炭を粉砕する場合は、バンカ
ー1の外気遮断弁14を閉めて密閉型スクリユー
コンベア2により塊炭を粉砕機3に供給し、同時
に熱風発生炉9から適当な温度の熱風を粉砕機3
に送り込む。粉砕機内では粉砕と乾燥が同時に行
なわれ、所定の粒度および含有水分を有する粉炭
(微粉炭)が機内のガスと共にサイクロン4に送
られ、ここでガスと粉炭(微粉炭)が分離され、
ガスは集塵機5でもガスと粉炭(微粉炭)が分離
されて清浄化される。清浄化されたガスはクーラ
7により冷却されて熱風発生炉9に送られ、ここ
で再び加熱されて循環ガスとなり、粉砕機3に送
り込まれる。一方、粉炭(微粉炭)はバンカー1
2および集塵機5を介して貯槽13に送られる。
系内の酸素量は酸素濃度計11により測定し、
系内酸素量が粉塵爆発限界すなわち5%以下にな
るように窒素供給管10−1,10−2より窒素
を系内に送り込んで調整し、また循環ガスの温度
はクーラ7と熱風発生炉9で粉塵爆発限界温度で
ある150℃以下に調整することができる。
なお、系内の循環ガスは必要に応じて放散弁6
を開いて外部に取出す。この場合、その循環ガス
は集塵機5により清浄化されているので大気中に
放散しても公害上の問題はない。また、この放散
弁6を操作することにより系内の循環ガスの圧力
を調整することができる。
この考案は前記のごとく、石炭粉砕系を循環ガ
ス放散弁を設置した密閉系にし粉塵の外部飛散を
防止するとともに、系内循環ガスの温度、圧力、
酸素量を調整して粉塵の爆発を防止し得る構造で
あるから、公害上の問題がなくしかも安全性に富
む効果があり、また設備自体公知の機器を用いて
容易に構成することができるので設備費も安価に
つく利点があり、石炭の前処理設備として極めて
有用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施態様を示すフローシ
ートである。 1……バンカー、2……スクリユーコンベア、
3……粉砕機、4……サイクロン、5……集塵
機、6……系内ガス放散弁、7……クーラ、8…
…送風機、9……熱風発生炉、10−1,10−
2……窒素供給管、11……酸素濃度計、12…
…バンカー、13……貯槽、14……外気遮断
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外気遮断弁付きバンカーと密閉型粉砕機との間
    を塊炭輸送用密閉型スクリユーコンベアで連絡
    し、前記粉砕機内に熱風を送り込むための熱風発
    生炉、サイクロン、集塵機と系内ガス冷却用クー
    ラおよび送風機により密閉型石炭粉砕系を構成
    し、前記石炭粉砕系に窒素供給管、系内ガス放散
    弁および酸素濃度計を設けてなるガス化炉用石炭
    の粉砕乾燥装置。
JP16223580U 1980-11-12 1980-11-12 Expired JPS6339232Y2 (ja)

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JPS5787038U JPS5787038U (ja) 1982-05-28
JPS6339232Y2 true JPS6339232Y2 (ja) 1988-10-14

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JP2010059383A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガス化炉装置

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