JPS6339005Y2 - - Google Patents

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JPS6339005Y2
JPS6339005Y2 JP8153580U JP8153580U JPS6339005Y2 JP S6339005 Y2 JPS6339005 Y2 JP S6339005Y2 JP 8153580 U JP8153580 U JP 8153580U JP 8153580 U JP8153580 U JP 8153580U JP S6339005 Y2 JPS6339005 Y2 JP S6339005Y2
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JP
Japan
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grinding wheel
grindstone
shear
shaft
force absorption
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JP8153580U
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JPS579453U (ja
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、内面研削等に用いる研削砥石の改良
に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、例えば第1図に示すように、筒状の砥石
本体1をこの砥石本体1内に挿通した軸体2で支
持するようにした研削砥石が知られている。つま
り、金属製等によつて構成される曲げ強度の高い
軸体2を芯とし、その回りに砥石本体1を嵌着す
ることによつて比較的脆性破壊し易い砥石例えば
ビトリフアイド砥石の欠点を克服するようにして
いる。
ところが、従来のものは、砥石本体1を比較的
長尺な一体構成にしているため、例えば軸体2の
一端側のみを支持具3で支持するいわゆる片持ち
支持状態で使用し、他端側、つまり自由端側にお
ける砥石本体1外周面を被研削物(図示せず)に
接触させた場合など、その砥石本体1が剪断破壊
し易いという問題があつた。即ち、砥石本体1に
は、直接、その内部に加わる剪断荷重と、軸体2
から間接的に加わる先端荷重とが、合計して作用
するものであるが、前記従来の長尺、一体構成の
砥石本体1を用いた構成であると、それらの剪断
荷重が砥石本体1内に蓄積するようになるため、
それによつて剪断破壊限度に比較的早く達するよ
うになつていたのである。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、砥石本体に剪断荷重が蓄積することを防止す
ることができ、それによつて、対剪断強度の向上
が図れる研削砥石を提供することを目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、このような目的を達成するため、本考
案は、筒状の砥石本体をこの砥石本体内に挿通し
た軸体で支持するようにした研削砥石において、
前記砥石本体を周方向に沿うリング状の溝からな
る剪断力吸収域を介して、軸線を含む断面上で軸
方向に分離させた構成にし、これによつて、例え
ば片持ち使用時などに生じる剪断荷重を剪断力吸
収域によつて吸収し、砥石本体内に大きい剪断荷
重が蓄積されるのを防止するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第2図〜第6図を参照
して説明する。
第2図は第1の実施例を示すものである。
図において、4は筒状のビトリフアイド砥石本
体で、この砥石本体4は軸方向略中間部に周方向
に沿わせて穿設したリング状の溝5からなる剪断
力吸収域を介して、軸方向に二つに分離したもの
としている。この分離した砥石本体4の各部4
A,4Bの長さlは外径Dの約2倍程度にしてい
る。そして、各砥石本体4A,4Bを、その内部
に挿通した軸体6にそれぞれ接着剤により一体に
接着すると共に、その軸体6の一端部を支持具7
で片持ち状態で支持している。なお、支持具7の
砥石側端面7Aと、支持端側砥石本体4Bの支持
具7側端面4Bとに間にリング状の〓間8からな
る補助剪断力吸収域を形成している。
このような構成によれば、例えば内面研削など
の場合に、この研削砥石の自由端側を被研削面に
加圧接触させた時、この研削砥石全体が曲げ荷重
を受けて砥石本体4自体の内部に直接に、又は軸
体6から間接的に剪断力が作用しても、各砥石本
体4A,4Bが互いの間に剪断力吸収域としての
溝5部で分離しているので、従来の一体構成のも
のでは互いに蓄積されていた各剪断荷重が、逆
に、その溝5部で放出されるようになり、これに
よつて砥石本体4の対剪断強度が従来に比して著
しく向上できるものである。
また、支持具7と砥石本体4Bとの間に補助剪
断力吸収域としての〓間8をあけているので、第
1図に示す従来の研削砥石のように、砥石本体4
と支持具3との互いの端面同志を当接させたもの
で生じていた砥石本体に加わるスラストが除去で
きるから、砥石本体4の支持具3側端部に生じ易
かつた破損(第1図に仮想線イで示す)の防止が
図れる。
しかも、砥石本体4の軸方向中間部に溝5を設
けたから、例えばこの研削砥石の軸線を横向きに
しての一端のみ開口した横向きの穴の内面研削等
にあたり、その穴の開口端から注入した冷却水が
その溝5を溜り部としての穴内方端までに亘つて
深く供給できるようになり、従来の長尺、一体構
成の砥石本体4では溜り部がないことにより冷却
水が穴の内方まで十分に供給できず冷却が不均一
で、それがため熱膨張の差によつて被加工面の真
直度不良が生じていたことを克服し、冷却水を均
一に供給して被研削面の真直度を高精度に出せる
ようになる。
さらに、前記構成にように溝5を介して隣接す
る砥石本体4A,4Bは製作時に短尺なものにし
て扱えるから、従来の長尺、一体構成のものを形
成してそれを軸体に取付けるような場合に比べ
て、その製作及び取付け作業が容易に行える利点
もある。
第3図は第2の実施例を示すものである。
図において、剪断力吸収域としての溝5を多
数、例えば3個所に設けている。これによつて、
砥石本体4を多数、例えば4つの部分4A〜4D
に分離している。このばあい各部分4A〜4Dの
長さlは外径Dと略同一にしている。
なお、他の部分の構成は第1の実施例(第2
図)のものと略同一であるから、図面の同部分に
同符号を付し、その説明を省略する(後述の各実
施例において同じ)。
この第2の実施例の構成によつても、第1の実
施例のものと同様の効果が奏せるものであるが、
この第2の実施例の場合は、剪断力吸収域として
の溝5を多数設け、それにより、砥石本体4の分
離数を多くしたので、それだけ剪断力吸収作用が
多数個所で行われ、剪断強度の高いものにするこ
とができると共に、溝5が軸方向に多数配置する
ことになるため、冷却水の保持個所が多くなり、
冷却水による冷却作用がより均一に行われ、被研
削面の真直度がさらに向上できる。また砥石本体
単体の小形化により製作容易、低コスト化が図
れ、また軸体6への接着剤の塗布も均一に行われ
るら品質が安定する等の利点がある。
なお、溝5の数、或いは砥石本体4の各部分の
長さを前記第1、第2の実施例以外に設定できる
ことは勿論である。
第4図は第3図の実施例を示すものである。
図において、砥石本体4の周方向に沿うリング
状の溝5、その砥石本体4よりも弾性定数の小さ
い、つまり撓み易い材料、例えば紙、樹脂、接着
剤等9を埋設し、これによつて剪断力吸収域を構
成している。なお、砥石本体4Bと支持具7との
〓間8にも前記材料9と同材料10を埋設したこ
れによつて補助剪断力吸収域を形成している。
このような構成であつても、砥石本体4に生じ
る剪断荷重を前記各実施例と同様、剪断力吸収域
としての小弾性定数の材料9部で吸収できるもの
である。
本考案は以上のように、内側を軸体で支持する
ようにした筒状の砥石本体を、周方に沿う剪断力
吸収域を介して、軸線を含む断面上で軸心方向に
分離させることにより、砥石本体に作用する剪断
荷重を剪断力吸収できるようにし、これによつて
剪断荷重の砥石本体内への蓄積を防止し、従来の
長尺、一体構成の砥石本体を用いるものによる剪
断破壊し易い欠点を克服し、剪断破壊の生じ難
い、高強度の研削砥石が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図〜第4図
はそれぞれ本考案の第1〜第3の実施例を示す断
面図である。 4……砥石本体、4A〜4D……砥石本体の部
分、5……溝、6……軸体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状のビトリフアイド砥石本体をこの砥石本体
    内に挿通した軸体で支持するようにした研削砥石
    において、前記砥石本体を周方向に沿うリング状
    の溝からなる剪断力吸収域を介して、軸線を含む
    断面上で軸方向に分離したことを特徴とする研削
    砥石。
JP8153580U 1980-06-11 1980-06-11 Expired JPS6339005Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8153580U JPS6339005Y2 (ja) 1980-06-11 1980-06-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8153580U JPS6339005Y2 (ja) 1980-06-11 1980-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS579453U JPS579453U (ja) 1982-01-18
JPS6339005Y2 true JPS6339005Y2 (ja) 1988-10-13

Family

ID=29443929

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JP8153580U Expired JPS6339005Y2 (ja) 1980-06-11 1980-06-11

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JPS579453U (ja) 1982-01-18

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