JPS6245042Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6245042Y2 JPS6245042Y2 JP1982111037U JP11103782U JPS6245042Y2 JP S6245042 Y2 JPS6245042 Y2 JP S6245042Y2 JP 1982111037 U JP1982111037 U JP 1982111037U JP 11103782 U JP11103782 U JP 11103782U JP S6245042 Y2 JPS6245042 Y2 JP S6245042Y2
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- JP
- Japan
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- thrust
- thrust collar
- rotor
- bearing
- turbine rotor
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 12
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 10
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 10
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案はスラストカラーの保護を図つたタービ
ンロータに関する。
ンロータに関する。
[考案の技術的背景]
12%Cr鋼を代表とする高Cr系の鋼ロータは熱
伝導率が他の鋼ロータに比べて小さいため、軸受
潤滑油中に微細なごみ等の異物が存在する場合の
軸受損傷感受性が高いことが知られている。
伝導率が他の鋼ロータに比べて小さいため、軸受
潤滑油中に微細なごみ等の異物が存在する場合の
軸受損傷感受性が高いことが知られている。
このような損傷し易い材料でロータ1を構成す
る場合、従来は第1図に示すように、スラスト軸
受2のスラストカラー3を損傷性の小さい材料で
作つてロータ1に焼きばめたり、あるいは第2図
に示すように、ロータ1にカツプリング4a,4
bを介して損傷性の低い低Cr鋼ロータ5を接続
し、このロータ5側にスラストカラー6を移して
スラスト軸受7を設置する方法がとられている。
る場合、従来は第1図に示すように、スラスト軸
受2のスラストカラー3を損傷性の小さい材料で
作つてロータ1に焼きばめたり、あるいは第2図
に示すように、ロータ1にカツプリング4a,4
bを介して損傷性の低い低Cr鋼ロータ5を接続
し、このロータ5側にスラストカラー6を移して
スラスト軸受7を設置する方法がとられている。
[背景技術の問題点]
しかしながらスラスト軸受は、タービン運転中
の推力、すなわちスラスト力を受けロータの移動
を制止する制止部との接触を防ぐ起点であるとと
もに、運転中のロータの熱による伸びの起点とな
るので、第1図に示した方式の場合には構造が複
雑になるうえカツプリング8がスラストカラーを
取付けるために取外し可能な焼きばめ方式とな
り、強度的弱さを補う必要からカツプリング8の
大形化を伴なうという欠点がある。
の推力、すなわちスラスト力を受けロータの移動
を制止する制止部との接触を防ぐ起点であるとと
もに、運転中のロータの熱による伸びの起点とな
るので、第1図に示した方式の場合には構造が複
雑になるうえカツプリング8がスラストカラーを
取付けるために取外し可能な焼きばめ方式とな
り、強度的弱さを補う必要からカツプリング8の
大形化を伴なうという欠点がある。
また第2図に示した方式の場合は、スラスト軸
受が運転中の伸び量の最も多い部位から離れて設
置されるため、制止部との接触を生じないようク
リアランスを大きくとる必要があり、その結果タ
ービン性能を劣化させるという不都合があつた。
受が運転中の伸び量の最も多い部位から離れて設
置されるため、制止部との接触を生じないようク
リアランスを大きくとる必要があり、その結果タ
ービン性能を劣化させるという不都合があつた。
[考案の目的]
本考案は上述のような不都合を除去すべくなさ
れたもので、軸受損傷感受性の高い材料を用いた
タービンロータにおいてカツプリングの大形化や
タービン性能の劣化を伴うことなくスラスト軸受
の保護を図つたタービンロータを提供することを
目的とする。
れたもので、軸受損傷感受性の高い材料を用いた
タービンロータにおいてカツプリングの大形化や
タービン性能の劣化を伴うことなくスラスト軸受
の保護を図つたタービンロータを提供することを
目的とする。
[考案の概要]
すなわち本考案のタービンロータは、スラスト
カラーとカツプリングが一体的に削り出された軸
受損傷感受性の高い材料からなるタービンロータ
において、前記スラストカラーの両面に軸受損傷
感受性の低い材料からなるスラストカラー保護プ
レートを設けたことを特徴としている。
カラーとカツプリングが一体的に削り出された軸
受損傷感受性の高い材料からなるタービンロータ
において、前記スラストカラーの両面に軸受損傷
感受性の低い材料からなるスラストカラー保護プ
レートを設けたことを特徴としている。
[考案の実施例]
以下第3図および第4図を参照して本考案の実
施例を説明する。
施例を説明する。
第3図において軸受損傷感受性の高い材料から
なるロータ10はカツプリング11、スラストカ
ラー12が削り出しにより一体的に形成されてい
る。スラストカラー12の両面には鍔13,14
を有する円環状の挿入溝15,16が形成されて
おり、これらの挿入溝15,16にはスラストカ
ラー保護プレート17,18が挿入保持されてい
る。スラストカラー保護プレート17,18は軸
受損傷感受性の低い材料で構成されており、第3
図および第4図に示すように内縁に薄肉部17a
を有し、外縁近傍に座ぐり穴17bを有する2枚
の半円環状のプレート片17u,17lを組合せ
て形成される。
なるロータ10はカツプリング11、スラストカ
ラー12が削り出しにより一体的に形成されてい
る。スラストカラー12の両面には鍔13,14
を有する円環状の挿入溝15,16が形成されて
おり、これらの挿入溝15,16にはスラストカ
ラー保護プレート17,18が挿入保持されてい
る。スラストカラー保護プレート17,18は軸
受損傷感受性の低い材料で構成されており、第3
図および第4図に示すように内縁に薄肉部17a
を有し、外縁近傍に座ぐり穴17bを有する2枚
の半円環状のプレート片17u,17lを組合せ
て形成される。
すなわちプレート片17u,17lは薄肉部1
7aが鍔部13の裏側に嵌合するようにして円環
状に組合され、座ぐり穴17bに挿入した止めね
じ19をスラストカラー11のねじ穴にねじ込む
ことにより挿入溝15にしつかりと固定される。
7aが鍔部13の裏側に嵌合するようにして円環
状に組合され、座ぐり穴17bに挿入した止めね
じ19をスラストカラー11のねじ穴にねじ込む
ことにより挿入溝15にしつかりと固定される。
なおプレート片17u,17lの間の継目17
mはスラストカラー11への取付け後溶接され仕
上げ削りあるいは研磨により高精度に仕上げられ
る。これは挿入溝16側に挿入固定されるスラス
トカラー保護プレート18についても同様であ
る。
mはスラストカラー11への取付け後溶接され仕
上げ削りあるいは研磨により高精度に仕上げられ
る。これは挿入溝16側に挿入固定されるスラス
トカラー保護プレート18についても同様であ
る。
上述のようにしてスラストカラー11の両面に
取付けられたスラストカラー保護プレート17,
18の外面には、カツプリング本体20の内面に
設けたスラスト受プレート21,22が潤滑油を
介して接触し、ロータ10に作用する推力による
軸方向の移動を防止する。なお23はスラスト軸
受固定部でスラスト軸受を基礎台等に固定する基
準点であり、また24,25はスラスト軸受の潤
滑油の漏洩を防ぐシールリングである。
取付けられたスラストカラー保護プレート17,
18の外面には、カツプリング本体20の内面に
設けたスラスト受プレート21,22が潤滑油を
介して接触し、ロータ10に作用する推力による
軸方向の移動を防止する。なお23はスラスト軸
受固定部でスラスト軸受を基礎台等に固定する基
準点であり、また24,25はスラスト軸受の潤
滑油の漏洩を防ぐシールリングである。
なお以上の説明ではスラストカラー保護プレー
ト17,18の取付け方として、鍔13,14と
薄肉部17aを使用する例につき説明したが、本
考案においては内周側も止めねじで固定すること
も可能であり、また爆着でスラストカラーに保護
プレートを密着させることもできる。
ト17,18の取付け方として、鍔13,14と
薄肉部17aを使用する例につき説明したが、本
考案においては内周側も止めねじで固定すること
も可能であり、また爆着でスラストカラーに保護
プレートを密着させることもできる。
さらにプレートの分割数も上述の2枚に限定さ
れず、その数を増すことも可能であり、またプレ
ートの厚みをスラスト力に応じて任意に調整する
こともできる。
れず、その数を増すことも可能であり、またプレ
ートの厚みをスラスト力に応じて任意に調整する
こともできる。
[考案の効果]
以上説明したように本考案においては、軸受損
傷感受性の高い材料からなるスラストカラーの表
面は保護プレートで保護されているのでスラスト
カラーが損傷を受けるようなことがなく、仮に運
転中に潤滑油中に混入した異物等でスラスト軸受
に傷がついたとしても、保護プレートのみを交換
するだけでよいという大きな利点がある。
傷感受性の高い材料からなるスラストカラーの表
面は保護プレートで保護されているのでスラスト
カラーが損傷を受けるようなことがなく、仮に運
転中に潤滑油中に混入した異物等でスラスト軸受
に傷がついたとしても、保護プレートのみを交換
するだけでよいという大きな利点がある。
また、保護プレートの材料もタービンの特徴に
応じて最適な選定ができるうえロータから削り出
されたスラストカラーに保護プレートを直接取付
けているので、ロータ中心とスラストカラー表面
の直角度がよくスラスト軸受の片当りによる損傷
がない等の多くの効果を達成できる。
応じて最適な選定ができるうえロータから削り出
されたスラストカラーに保護プレートを直接取付
けているので、ロータ中心とスラストカラー表面
の直角度がよくスラスト軸受の片当りによる損傷
がない等の多くの効果を達成できる。
また、カツプリングも削り出しにより一体化さ
れているので焼きばめの場合のように大形化させ
る必要がない。
れているので焼きばめの場合のように大形化させ
る必要がない。
第1図と第2図はそれぞれ従来のタービンロー
タを例示する縦断面図、第3図は本考案の実施例
を示す縦断面図、第4図は本考案のタービンロー
タで使用されるスラストカラー保護プレートを例
示する平面図である。 1,10……軸受損傷感受性の高い材料から成
るロータ、2,7……焼きばめスラスト軸受、3
……焼きばめスラストカラー、4a,4b……焼
きばめカツプリング、5……軸受損傷感受性の低
い材料からなるロータ、6,11……削り出しス
ラストカラー、12……削り出しカツプリング、
13,14……鍔、15,16……挿入溝、1
7,18……スラストカラー保護プレート、19
……止めねじ、20……スラスト軸受本体、2
1,22……スラスト受プレート、23……スラ
スト軸受固定部、24,25……シールリング。
タを例示する縦断面図、第3図は本考案の実施例
を示す縦断面図、第4図は本考案のタービンロー
タで使用されるスラストカラー保護プレートを例
示する平面図である。 1,10……軸受損傷感受性の高い材料から成
るロータ、2,7……焼きばめスラスト軸受、3
……焼きばめスラストカラー、4a,4b……焼
きばめカツプリング、5……軸受損傷感受性の低
い材料からなるロータ、6,11……削り出しス
ラストカラー、12……削り出しカツプリング、
13,14……鍔、15,16……挿入溝、1
7,18……スラストカラー保護プレート、19
……止めねじ、20……スラスト軸受本体、2
1,22……スラスト受プレート、23……スラ
スト軸受固定部、24,25……シールリング。
Claims (1)
- スラストカラーとカツプリングが一体的に削り
出された軸受損傷感受性の高い材料からなるター
ビンロータにおいて、前記スラストカラーの両面
に挿入溝を削成し、これら挿入溝に軸受損傷感受
性の低い材料からなるスラストカラー保護プレー
トを着脱自在に装着することを特徴とするタービ
ンロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11103782U JPS5917201U (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | タ−ビンロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11103782U JPS5917201U (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | タ−ビンロ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5917201U JPS5917201U (ja) | 1984-02-02 |
JPS6245042Y2 true JPS6245042Y2 (ja) | 1987-12-01 |
Family
ID=30257997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11103782U Granted JPS5917201U (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | タ−ビンロ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917201U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5710703A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-20 | Toshiba Corp | Turbine rotor |
JPS57101122A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-23 | Hitachi Ltd | Journal sleeve |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54127906U (ja) * | 1978-02-28 | 1979-09-06 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP11103782U patent/JPS5917201U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5710703A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-20 | Toshiba Corp | Turbine rotor |
JPS57101122A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-23 | Hitachi Ltd | Journal sleeve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5917201U (ja) | 1984-02-02 |
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