JPS6338013Y2 - - Google Patents

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JPS6338013Y2
JPS6338013Y2 JP1982041773U JP4177382U JPS6338013Y2 JP S6338013 Y2 JPS6338013 Y2 JP S6338013Y2 JP 1982041773 U JP1982041773 U JP 1982041773U JP 4177382 U JP4177382 U JP 4177382U JP S6338013 Y2 JPS6338013 Y2 JP S6338013Y2
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JP
Japan
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steel material
rolls
brush
brush roll
hot rolling
Prior art date
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JP1982041773U
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English (en)
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JPS58147614U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は熱間圧延ラインの改良に関するもので
ある。 鋼材が加熱炉において加熱する際発生する一次
スケール、及び粗圧延、仕上圧延等の圧延過程で
発生する二次スケールは圧延ロールの摩耗を早め
たり、製品表面にスケール欠陥を発生させて製品
価値を低下させることになる。 このため従来においては、粗圧延ロール或は仕
上圧延ロールの前面において移送されて来る鋼材
の表面に高圧デスケーリングヘツダーを介して
120乃至150Kg/cm2程度の高圧噴射水を吹きつけ、
鋼材表面のスケールを吹き飛ばす方法が用いられ
ている。 しかしながら、このように鋼材の表面に強固に
付着したスケールを高圧の噴射水により除去する
従来の熱間圧延ラインでは、設備費、運転費、保
守費に多大の費用を必要とし、又、鋼材の表面に
多量の水を噴射するため当然のことながら、鋼材
の表面温度の低下を招くこととなり、このため加
熱炉において前記の温度低下の分だけ余分に加熱
しておく必要があり、燃料消費の面においても問
題を有している。 又、最近高圧水と研掃材によるデスケール方法
が開発され、100Kg/cm2以下の高圧水に研掃材を
混合させてデスケールする方法が提案(特公昭56
−18357号)されているが、この方法では、熱間
圧延の場合材料の温度が1300〜800℃と高く、非
常に材料の変形抵抗も小さい(8〜15Kg/mm2)た
め、研掃材を高圧水と一緒に噴射した場合、研掃
材が鋼材に噛込み、これがスケール欠陥となり製
品の歩留を低下させる原因となつたりする。又、
研掃材の処理及び高圧100Kg/cm2の圧力を得るた
め、多大の電力及び水を必要とし、運転費、設備
費、保守費は従来の高圧水に比べると若干安いも
のの、なおも多大の費用を必要とすることは避け
られない。 こうした問題を解決するため、最近ブラシロー
ルと高圧噴射を組合せたデスケール装置を備える
熱間圧延ラインが提案され(実願昭55−90566
号)、その有用性が確認された。ところがその後
の検討によると、このような熱間圧延ラインにも
次のような問題があることがわかつた。 即ち、まず搬送されてくる鋼材の先端が上反り
あるいは下反りになつている場合、ブラシロール
に鋼材が噛込んだ瞬間、鋼材先端よりヘコミ状の
損傷をうけ、ブラシロールの寿命が大幅に短かく
なるといつた問題がある。又、ブラシロールにヘ
コミが発生した場合、ヘコミ部分が鋼材に接触せ
ず、鋼材のデスケールができなくなるためブラシ
ロールを交換する必要が生じる等、メンテナンス
上の問題も生じる。加えて、前記ブラシロールは
上ブラシロールだけが圧下装置を有し、下ブラシ
ロールは固定となつているため、下ブラシロール
が摩耗してロール径が小さくなつた場合、前記下
ブラシロールのレベル調整は、ライン停止中に入
力によるボルト及びライナー調整により頻繁に行
なう必要がある等の欠点があつた。 本考案は上述したような問題を解決するために
提案されたものであり、ブラシロール前面に鋼材
の上反り、下反りを防止する装置を設けると共
に、鋼材の形状に追従してこれらのブラシロール
を連続的にレベル調整し、これらのロールの圧下
調整を迅速に行なう昇降装置を上下ブラシロール
に取付けてブラシロールの損傷を防止しつつ、寿
命の長いブラシロールでデスケールすることをそ
の基本的特徴とするものである。 以下本考案の一実施例を添付図面に従つて説明
すると、第1図は本考案に係る圧延ラインの概要
を示す側面図であり、1は鋼材、2はテーブルロ
ール、3は所定水圧を噴射するデスケーリングヘ
ツダー、4は圧延ロールを示し、前記デスケーリ
ングヘツダー3の前面には鋼材1の表裏面に接す
るようなブラシロール5,5′が設けられると共
に、このブラシロール5,5′の前面には鋼材の
上下反り防止装置6が設けられる。 前記上下反り防止装置6は本実施例の場合2本
の上ロール7と3本の下ロール7′とから構成さ
れており、油圧もしくは電動の圧下装置(図示せ
ず)により、鋼材1の厚さに応じ且つ鋼材1にス
ケールを植め込まないような適当な圧下量で上反
りあるいは下反りで入つてきた鋼材の先端部を圧
下し、フラツトな形状とするものである。 一方第2図は前記ブラシロール5,5′の側面
詳細図であり、10はハウジング、11,11′
はブラシロール5,5′の軸を受ける上下チヨツ
ク、12,12′は前記チヨツク11,11′を押
えるキーパープレート、13,13′は前記キー
パープレート12,12′の開閉シリンダーであ
る。 しかるに本考案では前記ハウジング10の上部
に前記上チヨツク11と連結する油圧シリンダー
14を設けると共に、あらたにハウジング10の
下部にも油圧シリンダー14′を設け、これを下
チヨツク11′と連結するようにしている。 ここではブラシロール5,5′を圧下ないし圧
上する装置として油圧シリンダーを使用している
が、この油圧シリンダー方式に換えて第3図a,
bに示すような圧縮空気方式を採用してもよい。
即ち第3図aはエアシリンダー20をハウジング
10の上部に固定し、チヨツク11に係止溝21
を形成すると共に、この係止溝21に前記エアシ
リンダー20のクレビス22をはめ込んで、該エ
アシリンダー20により前記チヨツク11を上下
動させるようにしたものである。尚、第3図bは
上ロールの圧下調整に用いられている従来の昇降
装置であり、ハウジング10に内設したナツト3
0にスクリユー31を螺入し、該スクリユー31
の下端にはチヨツク11を固定すると共に、スク
リユー31の上端部にはウオームホイール32を
設け、このウオームホイール32をモータ33に
設けられたウオーム34と噛合せしめたもので、
前記モーター33の駆動によりチヨツク11を上
下動せしめるようにしたものである。 又、以上は上チヨツク11の圧下すなわち上ブ
ラシロール5の圧下装置を説明したが同様な構成
の装置を上下逆にして下チヨツク11′に取付け、
下ブラシロール5′の圧上装置としてもよいこと
はいうまでもない。 上記した各方式の特性は第1表の通りであり、
圧下ないし圧上方式としては油圧方式が望ましい
が、第3図aの圧縮空気方式は圧下力が小さくて
も良い場合は上ブラシロール5の圧下用としての
み採用してもよく、第3図bの従来のスクリユー
ナツト方式は鋼板形状の追従性をもつような制御
機能をもつ場合であつても、迅速なロールの圧下
調整を行なうことはできないので本考案のものと
しては不適当である。
【表】 以上のような本考案によるときは、鋼材1は、
まず上下反り防止装置6により上反りないし下反
りがフラツトに矯正された後、上下ブラシロール
5,5′を鋼材の形状に追従して連続的にレベル
調整をし、その圧下調整を行なうことででスケー
ルの一部除去と残留スケールが剥離しやすい状態
をつくり、次いでデスケーリングヘツダー3によ
り20Kg/cm2以上の水圧で完全なデスケーリングが
行なわれた後、圧延ロール4に装入されることに
なる。 この場合前記上下ブラシロール5,5′におい
ては、上下チヨツク11,11′を油圧シリンダ
14,14′等により上下動せしめることで、上
ブラシロール5のみならず下ブラシロール5′の
レベル調整を連続的に行なうことが可能であり、
前記上下反り防止装置6によるロール7,7′表
面へのスケール付着や鋼材1へのスケール噛み込
みを防止するために必要以上の圧下を加えること
ができないので、鋼材1の形状矯正が完全になさ
れていない場合もあるが、万一前記上下反り防止
装置6を経てきた鋼材1に形状不良があつたとし
ても鋼材の形状に追従して常に上下ブラシロール
5,5′が鋼材1に適切に接触し、デスケールを
行なうことが可能となる。 以上説明したように本考案によれば、特にブラ
シロールの前面に上下反り防止装置を設け、且つ
このブラシロールの連続的なレベル調整による圧
下調整を行なうようにしたことにより、鋼材は常
にフラツトな状態でブラシロールに装入され、
又、万一鋼材に形状不良があつても、上下ブラシ
ロールを連続的にレベル調整するため、該ブラシ
ロールが鋼材の形状不良により損傷を受けたり、
その損傷部の影響により鋼材のデスケールができ
なくなるような心配がなくなり、ブラシロールの
耐用寿命が長くなつて、安定したデスケーリング
が可能となり、このデスケーリング直後に熱間圧
延を行なうことでスケール欠陥等のない美麗な製
品を製造することができる等、種々のすぐれた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧延ラインの概要を示す
側面図、第2図はブラシロールの側面詳細図、第
3図a,bはいずれもブラシロール圧下ないし圧
上装置の他の実施例を示す概略図である。 図中、1は鋼材、3はデスケーリングヘツダ
ー、4は圧延ロール、5,5′はブラシロール、
6は上下反り防止装置、10はハウジング、1
1,11′はチヨツク、12,12′はキーパープ
レート、13,13′は開閉シリンダー、14,
14′は油圧シリンダー、20はエアシリンダー、
21は係止溝、22はクレビス、30はナツト、
31はスクリユー、32はウオームホイール、3
3はモーター、34はウオームを各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼材の上下反り防止装置と、これに続いて上下
    に一対のブラシロールを有し且つ鋼材の形状に追
    従してブラシロールを連続的にレベル調整し、こ
    れらのロールの圧下調整を迅速に行なう昇降装置
    を備えたブラシロール装置と、噴射水による鋼材
    スケール除去用デスケーリングヘツダーと、その
    後方に続く鋼材熱間圧延用の熱間圧延機とを順次
    連設せしめたことを特徴とする熱間圧延ライン。
JP4177382U 1982-03-26 1982-03-26 熱間圧延ライン Granted JPS58147614U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4177382U JPS58147614U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 熱間圧延ライン

Applications Claiming Priority (1)

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JP4177382U JPS58147614U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 熱間圧延ライン

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Publication Number Publication Date
JPS58147614U JPS58147614U (ja) 1983-10-04
JPS6338013Y2 true JPS6338013Y2 (ja) 1988-10-06

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ID=30052951

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JP4177382U Granted JPS58147614U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 熱間圧延ライン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231203Y2 (ja) * 1984-10-01 1990-08-23

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5139533A (en) * 1974-10-01 1976-04-02 Nisshin Steel Co Ltd Kono kurokawahotsutokoiruno datsusukeeruhoho
JPS5716207B2 (ja) * 1975-10-31 1982-04-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691614U (ja) * 1979-12-18 1981-07-21
JPS6124329Y2 (ja) * 1980-06-30 1986-07-22

Patent Citations (2)

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JPS58147614U (ja) 1983-10-04

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