JPS6337562A - プラスチツク電池用電極の製造方法および製造装置 - Google Patents

プラスチツク電池用電極の製造方法および製造装置

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JPS6337562A
JPS6337562A JP61180886A JP18088686A JPS6337562A JP S6337562 A JPS6337562 A JP S6337562A JP 61180886 A JP61180886 A JP 61180886A JP 18088686 A JP18088686 A JP 18088686A JP S6337562 A JPS6337562 A JP S6337562A
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electrode
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liquid
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JP61180886A
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Yasuhiro Nonobe
康宏 野々部
Shoji Yokoishi
章司 横石
Toru Onishi
徹 大西
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック電池用電極の製造方法および製
造装置に関し、詳細には、電解重合により集電体と導電
体の表面に導電性高分子材料と金属材料を形成するプラ
スチック電池用電極の製造方法および製造装置に関する
〔従来の技術〕
従来より電極として導電性高分子材料を用いたプラスチ
・ツク電池が知られている。この電池は鉛電池に比べて
開路電圧が大きく、しかも軽量であるため出力密度が大
きいという優れた利点を有する。
そして、導電性高分子材料からなるプラスチック電池用
電極を製造する際には、導電性材料からなる集電体の表
面に電解重合によって導電性高分子材料の薄膜を析出さ
せている(「機能材料」1984年4月号第8〜18頁
)。
従来のプラスチック電池用電極の製造は、次のように行
われていた。
電解液を収容した電解重合槽中に、高分子薄膜を析出さ
せるための集電体とそれに対向する導電性基板を浸漬し
、集電体を電源の正極に接続するとともに、導電性基板
を電源の負極に接続する。
そして、電気分解を行い、集電体の表面に高分子材料の
薄膜を形成するとともに、導電体の表面に金属材料を析
出させていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この従来の製造方法によれば、電解重合液の電解質(た
とえばホウフッ化リチウム(LiBF*))が空気中の
水分と反応するため、本出願人は電解重合槽を窒素ガス
雰囲気で覆って電気分解を行うことを先に提案法である
(特願昭61−5935号:未公知)。
ところが、窒素ガスで電解重合槽を覆い、電解質と空気
を遮断しても、負極の導電体にリチウムが析出しないこ
とがありた。特に、これは、集電体と導電体を多数積層
させた場合に顕著であった。
この問題を解析した結果、電解重合液中に含まれる不純
物や除去されずに残った水分が気化し、さらに、それが
電解重合液中に溶は込み悪影響を及ぼすためと判明した
したがって、末弟1の発明の目的は、電解重合液より発
生するガスを電解重合液の表面に停留させることなく、
電解効率を向上させるプラスチック電池用電極の製造方
法を提供することにある・そして、末弟2の発明の目的
は、第1の発明の製造に用いられるプラスチック電池用
電極の製造装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、末弟1の発明にかかるプラスチック電池用電極
の製造方法は、電解重合液の液面を雰囲気ガスで覆い、
かつ、液面付近を常に新しい雰囲気ガスと置換すること
を特徴とする。
末弟1の発明の具体的構成は、次の通りである。
末弟1の発明は、電解質を有機溶媒に溶かした導電性高
分子材料を含む電解重合液を収容する電解重合槽中に少
なくとも一つの集電体と少なくとも一つの導電体を浸漬
し、この両体間に通電して電気分解により集電体上に高
分子材料を重合付着して正極とするとともに導電体上に
金属材料を析出して負極とするプラスチック電池用電極
を製造する方法である。
そして、電解重合液の液面を雰囲気ガスで覆い、かつ、
液面付近を40ないし100cc/秒の流量で常に新し
い雰囲気ガスと置換を行う。
上記の末弟1の発明の構成において、集電体としては、
導電性で電解液と反応することのない材料であればよく
、例えばアルミニウム板等の金属材料をシート状に加工
したもの、カーボン繊維によって繊維間に間隔を有する
ようにシート状に加工したもの等を挙げることができる
。なお、カーボン繊維は導電性を有するために、特に他
の導電性材料を被覆する必要はないが、より導電性を向
上させるために他の導電性材料を被覆したものを用いて
もよい、その際の導電性材料としては、金、銀、銅等の
金属材料の他、In1Os  Snowの固溶体等を用
いることができる。そして、導電性材料は真空蒸着法、
イオンブレーティング、スパッタリング等の適宜手段に
よってカーボン繊維の表面に形成することができる。
また、導電性高分子材料としては、ポリピロール、ポリ
チェニレン、ポリアニリン、ポリチオフェン等を挙げる
ことができ、これらの導電性高分子材料は集電体の表面
に電解重合によって形成される。
また、集電体の対極となる導電体としては、アルミニウ
ム、ニッケル、銅、銀等の金属材料を挙げることができ
る。
また、電解重合液は、電解質を有機溶媒に溶かした溶液
である。電解質としては、ホウフッ化リチウム(LiB
F*)、過塩素酸リチウム(LiC104)、Ra N
 CI Os  (R: フルキル基、以下同じ)、R
4NBF4、R4NBF4等を用いることができる。ま
た、有機溶媒としては、プロピレンカーボネート、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル、ニトロメタン、スルホラ
ン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、γブ
チロラクトン、ジメチルホルムアミド等を用いることが
できる。
また、雰囲気ガスは、窒素ガス、アルゴンガス等の不活
性ガスを用いることができる。
これに対し、木筆2の発明にかかるプラスチック電池用
電極の製造装置は、雰囲気ガス供給手段とガス排気手段
とを設けた雰囲気箱で電解重合槽を覆うようにしたこと
を特徴とする。
木筆2の発明の具体的構成は、次の通りである。
木筆2の発明は、電解質を有機溶媒に溶かした高分子材
料を含む電解重合液を収容する電解重合槽中に少なくと
も一つの集電体と少なくとも一つの導電体を浸漬し、こ
の両体間に通電して電気分解により集電体上に高分子材
料を重合付着して正極とするとともに導電体上に金属材
料を析出して負極とするプラスチック電池用電極を製造
する装置である。
そして、電解重合槽を収容する雰囲気箱と、雰囲気箱内
への雰囲気ガス供給手段と、雰囲気箱外へのガス排気手
段とが設けられている。
上記の本発明の構成において、電解重合槽は、フッ素系
樹脂からなる材料を用いることができる。
また、雰囲気ガス供給手段とガス排気手段は、供給ガス
が電解重合槽の液面付近を流れるように配設されること
が望ましい。たとえば、雰囲気箱において雰囲気ガス供
給手段を電解重合槽の一方の側の下方に設け、ガス排気
手段を電解重合槽の他方の側の上方に設けることができ
る。
〔作用〕
上記した木筆1の発明のプラスチック電池用電極の製造
方法によれば、電解重合液の液面を雰囲気ガスで覆い、
かつ、液面付近を常に新しい雰囲気ガスと置換するよう
にしたので、電解重合液より生ずるガスはその液面より
除去され、電解に悪影響を与えることがない。
また、40ないし100cc/秒の流量で雰囲気ガスを
置換するが、これが40cc/秒より小さい場合は、電
解重合液より発生するガスが十分に除去されない。流量
が100cc/秒より大きくても、それ以上の効果が期
待できず、コスト高になるので、40ないし100cc
/秒とした。
上記した木筆2の発明のプラスチック電池用電極の製造
装置によれば、雰囲気ガス供給手段とガス排気手段とを
設けた雰囲気箱で電解重合槽を覆うようにしたので、雰
囲気ガス供給手段より供給される雰囲気ガスが電解重合
槽内の電解重合液の液面を覆いながら流れ、液面より発
生するガスとともにガス排気手段により雰囲気箱外へ排
出される。
したがって、この装置は、第1の発明の製造方法に好適
に用いることができる。
〔実施例〕
次に、図面に基づき、木筆1の発明の実施例にかかるを
プラスチック電池用電極の製造方法を木筆2の発明の実
施例にかかるプラスチック電池用電極の製造装置に基づ
き、順を追って説明する。
第1図は、木筆1の発明および木筆2の発明の実施例に
かかるプラスチック電池用電極の製造装置の断面図、そ
して、第2図は、同製造装置における電解重合槽の断面
図である。
第1図において、プラスチック電池用電極の製造装置1
0は、雰囲気箱12の台14上に電解重合槽16がi!
置されている。
電解重合槽16は、m縁材料であるフッ素系樹脂によっ
て形成されており、上方のみが開放され、電解重合液1
8が満たされている。そして、電解重合槽16の中央に
は、カーボン繊維によって間隔を有するように編み込ん
だシート状の集電体22が電解重合液18に浸漬するよ
う支持されている。集電体20の両側に対向するように
、アルミニウム板22.24が、同じく電解重合液18
に浸漬するように電解重合槽16に支持されている。
集電体20およびアルミニウム板22.24は、それぞ
れ、電源26の正極および負極に接続されている。
この電解重合槽16を収容した雰囲気箱12には、電解
重合槽16の側方に雰囲気ガス供給口28が形成され、
外に配置された窒素ガスボンベ30より窒素ガスを供給
し、雰囲気ガス供給手段を構成するようになっている。
ボンベ30の途中には、制御バルブ32が付設されてお
り、供給ガスの流量を制御するようになっている。
また、電解重合槽16に対して雰囲気ガス供給口28の
反対側の上方には、ガス排気手段としてのガス排気装置
34が設けられている。ガス排気装置34は、濾過フィ
ルタ36を雰囲気箱12側に備えたプロワ−38が、雰
囲気箱12に取り付けられている。このプロワ−38は
、雰囲気ガスの供給量に応じて制御され、所定流量のガ
スを排出するようになっている。
この電解重合装置を用いて集電体20および導電体22
.24より通電し、電解重合を行った。
電解重合液18は、0.5〜2.0 M (mof /
 l )のホウフッ化リチウム(LiBF*)および0
.2〜1、0 M (son / 1 )のピロール(
C4Hs N)をアセトニトリルCCH3CN)で溶解
し、これをモレキュラーシーブス(脱水剤)で脱水処理
したものを用いた。
集電体20とアルミニウム板22.24との間には、5
〜10mA/−の定電流を約1時間流した後通電を停止
した。
この時、正極側に接続されている集電体20の表面には
ホウフッ化リチウムイオンがドープされた黒色で、しか
も導電性のポリピロール(C,Hs N)nからなる1
膜20aが全体に析出された。
また、負極側に接続されているアルミニウム板22.2
4の表面には、リチウム(Li)からなる薄膜22a、
24aが析出された。
上述の電解重合を行う間、雰囲気ガス供給手段の制御バ
ルブおよびガス排気手段のプロワ−38を制御し、電解
重合槽16の電解重合液18の表面を流れる窒素ガスの
流量制御を、次のように行った。
制御バルブ32により雰囲気ガス供給口28より流入す
る窒素ガスの流量を80cc/秒とし、プロワ−38の
回転を制御して排出ガスの流量を同じになるようにした
。このとき、電解重合液の付近に設けられた流量測定計
は、80cc/秒の値を示した。
これにより作製された負極板に析出したリチウムの付着
量は、30mgであった。
次に、制御バルブ32とプロワ−38を制御して、電解
重合液1Bの液面付近のガス流量を種々変えて、実験を
行い、リチウムの析出量を比較した。
その結果を次表に示す。
上表より分かるように、ガスを充填しない場合は、リチ
ウム析出量が極端に少なく、流量が40cc/秒以上の
場合にリチウムの析出量が増えていることが分かる。ま
た、100cc/秒と140 cc/秒の場合では、リ
チウムの析出量が大差なく、増量効果がないことが分か
る。
したがって、40〜100cc/秒の流ガス流量が好適
であることが本実験より判明した。
以上、本発明の特定の実施例について説明したが、本発
明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるも
のである。
たとえば、末弟2の発明の製造装置としては、電解重合
槽と雰囲気箱を一体型にしてもよく、その場合は、設備
の設置スペースの節約になる。
また、雰囲気ガス供給手段を電解重合槽の上方に設け、
ガス排気手段を電解重合槽の側方に設けることにより、
上方から側方にかけてガスの流れをつけることができる
。この場合、装置周辺の配管は若干複雑となるものの、
ガスの置換効率が高まる。
〔発明の効果〕
(末弟1の発明の効果) 以上より、末弟1の発明のプラスチック電池用電極の製
造方法によれば、電解重合液の液面を雰囲気ガスで覆い
、かつ、液面付近を常に新しい雰囲気ガスと置換するよ
うにしたので、電解重合液より生ずるガスはその液面よ
り除去され、電解に悪影響を与えることがなく、導電体
に金属を効率良(析出させることができる。
また、末弟1の発明によれば、電解重合槽の外部におい
ての操作で済むため、電解重合液中の不純物を複雑な工
程を設けて除去する必要がなく、設備費用が安価に済む
利点がある。
(末弟2の発明の効果) 以上より、末弟2の発明のプラスチック電池用電極の製
造装置によれば、雰囲気ガス供給手段とガス排気手段と
を設けた雰囲気箱で電解重合槽を覆うようにしたので、
雰囲気ガス供給手段より供給される雰囲気ガスが電解重
合槽内の電解重合液の液面を覆いながら流れ、液面より
発生するガスとともにガス排気手段により雰囲気箱外へ
排出され、第1の発明の製造に用いられるプラスチック
電池用電極の製造装置を提供することができる。
また、末弟2の発明によれば、雰囲気箱により電解重合
槽を覆っているため、要する雰囲気ガスは、必要最低限
で済むという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、末弟1の発明および第2の発明の実施例にか
かるプラスチック電池用電極の製造装置の断面図、 そして、第2図は、同製造装置における電解重合槽の断
面図である。 10・−・−・プラスチック電池用電極の製造装置12
−・−−−−一雰囲気箱 16・−−−−−一電解重合槽 18−・−−−−一電解重合液 20−−−−−−一集電体(カーボングラファイトシー
ト)22.24・−・−導電体(アルミニウム板)26
−〜−−−・−電源 28−・−雰囲気ガス供給手段(雰囲気ガス供給孔) 30−・・・・雰囲気ガス供給手段(制御パルプ)32
・−・−雰囲気ガス供給手段(ボンベ)34−−−−−
−−ガス排気手段(ガス排気装置)出願人  トヨタ自
動車株式会社 18  −、、   竜角2i!虐i合イ1第2図 10 −−−−−−− フ0ラス÷ツフ電氾¥@電王沖
の製:J!IL装置12 −−−−−−  ’8回気箱 16 −−−−−一 電屓1L@−1 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性材料からなる集電体の表面に、電解重合に
    よって導電性高分子材料の薄膜を形成するとともに導電
    体の表面に金属材料の薄膜を形成するプラスチック電池
    の電極を製造するに当たり、電解質を有機溶媒に溶かし
    た導電性高分子材料を含む電解重合液を収容する電解重
    合槽中に少なくとも一つの集電体と少なくとも一つの導
    電体を浸漬し、この両体間に通電して電気分解により集
    電体上に高分子材料を重合付着して正極とするとともに
    導電体上に金属材料を析出して負極とするプラスチック
    電池用電極を製造する方法であって、前記電解重合液の
    液面を雰囲気ガスで覆い、かつ、液面付近を40ないし
    100cc/秒の流量で常に新しい雰囲気ガスと置換す
    ることを特徴とするプラスチック電池用電極の製造方法
  2. (2)導電性材料からなる集電体の表面に、電解重合に
    よって導電性高分子材料の薄膜を形成するとともに導電
    体の表面に金属材料の薄膜を形成するプラスチック電池
    の電極を製造するに当たり、電解質を有機溶媒に溶かし
    た導電性高分子材料を含む電解重合液を収容する電解重
    合槽中に少なくとも一つの集電体と少なくとも一つの導
    電体を浸漬し、この両体間に通電して電気分解により集
    電体上に高分子材料を重合付着して正極とするとともに
    導電体上に金属材料を析出して負極とするプラスチック
    電池用電極を製造する装置であって、前記電解重合槽を
    収容する雰囲気箱と、 前記雰囲気箱内への雰囲気ガス供給手段と、前記雰囲気
    箱外へのガス排気手段とを設けたことを特徴とするプラ
    スチック電池用電極の製造装置。
JP61180886A 1986-07-31 1986-07-31 プラスチツク電池用電極の製造方法および製造装置 Pending JPS6337562A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988008210A1 (en) * 1987-04-15 1988-10-20 Ricoh Company, Ltd. Sheet-like electrode, method of producing the same, and secondary cell
JP6089137B1 (ja) * 2016-06-16 2017-03-01 Secカーボン株式会社 カソード
CN108701818A (zh) * 2016-03-10 2018-10-23 松下知识产权经营株式会社 蓄电装置用正极的制造方法及蓄电装置的制造方法

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