JPS6337235Y2 - - Google Patents

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JPS6337235Y2
JPS6337235Y2 JP4384281U JP4384281U JPS6337235Y2 JP S6337235 Y2 JPS6337235 Y2 JP S6337235Y2 JP 4384281 U JP4384281 U JP 4384281U JP 4384281 U JP4384281 U JP 4384281U JP S6337235 Y2 JPS6337235 Y2 JP S6337235Y2
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JP
Japan
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sliding material
film
heating plate
adhesive
wire mesh
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Expired
Application number
JP4384281U
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English (en)
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JPS57156315U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなど
のプラスチツクのフラツトヤーンを製造するに
は、プラスチツクフイルムの原反をスリツトにか
けてテープ状に分割し、これを加温盤に通して加
熱延伸しながら平滑にし、これを複数のロールに
巻きとるプラスチツクテープ延伸装置が使用され
る。
本考案はこのプラスチツクテープ延伸装置にお
ける加温盤に関するものである。
従来プラスチツクテープの加熱延伸を容易にか
つ安定して行うため加温盤の表面に低摩擦の材料
からなる摺動材を被覆して加熱延伸を行つてい
る。
ポリエチレンの加熱延伸では低温(120〜130
℃)で行うことができるため、四ふつ化エチレン
樹脂(以下PTFEという)を含浸、焼結したガラ
スクロスを摺動材となし、この摺動材の片面に粘
着剤を塗布してこれを加温盤の盤体に貼り付けて
いる。しかしこの摺動材のPTFE膜が薄く2〜3
週間位でガラスクロス面が露出して使用不可にな
つている。またポリプロピレン、ナイロンでは加
熱温度が高く(170〜220℃)使用に耐えない。
この対策として耐摩耗性を付与する充填剤を混
入したPTFE製フイルム(厚さ0.5mm)を摺動材
として使用したが高温でのクリープ現象、膨張が
生じ摺動材が加温盤から浮いてきた。
またこの浮き防止、クリープ対策として厚さ
0.1〜0.2mmの金属板に充填剤入りPTFEフイルム
を接着したものを摺動材となしたが、接着むらが
生じその部分での浮きが発生した。このように摺
動材の浮き現象によつて加熱温度のむらが生じプ
ラスチツクテープの安定した延伸加工ができなか
つた。
そこで本考案は耐摩耗性を付与する充填剤を混
入した四ふつ化エチレン樹脂製フイルムの片面に
接着性処理を施し、その接着性処理面に接着剤を
塗布して金網を接着してなる摺動材を形成し、こ
の摺動材を加温盤の表面に張力を付与して載置す
ることによつてプラスチツクテープを安定して加
熱延伸することのできるプラスチツクテープ延伸
装置における加温盤を提供するものである。
以下図面について本考案を説明する。1は耐摩
耗性を付与する充填剤を混入した四ふつ化エチレ
ン樹脂製フイルムで裏面をナトリウム・アンモニ
ア法などによつて接着性処理を施す。上記充填剤
にはガラス粉末、2硫化モリブデンなど耐摩耗性
を付与する公知の材料が使用される。前記フイル
ム1の接着性処理を施した面には耐熱性の接着剤
2を塗布しその塗布面に金網3を加圧し接着して
摺動材Aを成形する。
次に表面を弦状に形成し内部に複数個のヒータ
ー4を収蔵した盤体5の表面に上記摺動材Aを添
わせて載置し、摺動材Aの一端を盤体5の一端部
下面に配置した固定シヤフト6に固定し、他端を
盤体5の他端部下面に配置した張力調整シヤフト
7に固定し張力調整シヤフト7を巻いて盤体5の
表面に摺動材Aを張力を付与して載置しこのよう
にして本考案のプラスチツクテープ延伸装置にお
ける加温盤Bが構成されている。
上記のように構成された加温盤Bの前方にはポ
リエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなどのプ
ラスチツクフイルムの原反の巻取ロールaを配置
してその巻取ロールaと加温盤Bとの中間にはス
リツトbを配置し、加温盤Bの後方にはスリツト
bにより数個に分割され加温盤Bにより加熱延伸
された数個のプラスチツクテープを巻取る複数個
のロールCが配置されている。
次に本考案において表面を弦状に形成し内部に
ヒーター4を収蔵した盤体5の表面に張力を付与
して載置した摺動材Aの実施例およびその効果を
説明する。
実施例 厚さ0.5mm、幅500mm、長さ3mのガラス粉末お
よび2硫化モリブデンを混入したPTFE製切削フ
イルムの片面に接着性処理を施しこの接着性処理
面にエポキシ系の接着剤を塗布する。このフイル
ムの接着剤層に30メツシユ、幅500mm、長さ3m
のステンレス製金網を重ねて100℃の熱プレスに
入れ3〜5Kgf/cm2の圧力を加え20分間加硫する。
その後プレスから取り出し冷却してPTFE製フイ
ルムに接着剤を介して金網を接合した摺動材Aを
形成し、この摺動材Aをプラスチツクテープの延
伸装置における加温盤Bの表面に張力を付与して
載置した。
加温盤Bに温度190℃かけ(摺動材温度170℃)
ポリプロピレンフイルムの原反を用いて実際に延
伸作業をしたところ、摺動材Aやクリープ現象を
生じることなく、また加温盤から摺動材Aが浮い
てくるようなことなく6ケ月間安定した延伸作業
を行うことができた。このときの摺動材の摩耗量
は約0.1mm/月であつた。
また加温盤に温度220℃かけ(摺動材温度205
℃)ナイロンフイルムの原反を用いて延伸作業を
したところ上記同様に安定した延伸作業を行うこ
とができた。なお、エポキシ系の接着剤の耐熱限
度は130゜〜160℃であるが温度200℃以上において
も接着剤による問題が生じることがなかつた。
叙上のように本考案は充填剤を混入したPTFE
フイルムを摺動材に使用しているので摺動材の耐
摩性が向上するとともに該フイルムの厚さの選定
により長寿命の摺動材が得られる。また摺動材が
PTFEフイルム単体では高温時のクリープ現象・
膨脹による浮き防止が困難であるが摺動材が金網
との接合構造であるので高温時において金網が骨
格となつてPTFEフイルムの熱膨脹、クリープ現
象を抑制できPTFEフイルムの浮き現象の発生が
防止される。かつPTFEフイルムと金網との接着
剤による接合は金網の網目を通して完全な脱気が
行われ空気を内蔵することがない。従つて接着む
らのない接合が得られ使用時はPTFEフイルムの
局部的浮き現象が生じない。
さらに摺動材Aは従来のように金属板を使用せ
ず金網を使用しているので柔軟性を有し加温盤へ
容易に装着でき、また金網が骨格となつて十分な
張力を付与することができて均一に加温盤に載置
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の加温盤を用いたプラスチツク
テープ延伸装置の概略図、第2図は加温盤に取付
ける摺動材の一部拡大断面図。 A……摺動材、B……加温盤、1……四ふつ化
エチレン樹脂製フイルム、2……接着剤、3……
金網、4……ヒーター、5……盤体、6……固定
シヤフト、7……張力調整シヤフト、a……原反
巻取ロール、b……スリツト、c……プラスチツ
クテープ巻取ロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐摩耗性を付与する充填剤を混入した四ふつ化
    エチレン樹脂製フイルム1の片面に接着性処理を
    施し、その接着性処理面に接着剤2を塗布して金
    網3を接着してなる摺動材Aを、表面を弦状に形
    成し内部にヒーター4を収蔵した盤体5の表面に
    四ふつ化エチレン樹脂製フイルム1を表面となし
    張力を付与して載置したことを特徴とするプラス
    チツクテープ延伸装置における加温盤。
JP4384281U 1981-03-28 1981-03-28 Expired JPS6337235Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4384281U JPS6337235Y2 (ja) 1981-03-28 1981-03-28

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JP4384281U JPS6337235Y2 (ja) 1981-03-28 1981-03-28

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JPS57156315U JPS57156315U (ja) 1982-10-01
JPS6337235Y2 true JPS6337235Y2 (ja) 1988-10-03

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