JPS6336827B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6336827B2 JPS6336827B2 JP55180628A JP18062880A JPS6336827B2 JP S6336827 B2 JPS6336827 B2 JP S6336827B2 JP 55180628 A JP55180628 A JP 55180628A JP 18062880 A JP18062880 A JP 18062880A JP S6336827 B2 JPS6336827 B2 JP S6336827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractory
- nozzle
- mantle
- tip opening
- tip
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐火物を至近距離から広面積に吹付
けるのに好適な吹付ノズルに関するものである。
けるのに好適な吹付ノズルに関するものである。
鋼の連続鋳造においてモールド内に注入する際
の溶鋼流の安定化、溶鋼温度の均一化および溶鋼
中の非金属介在物の浮上分離等の目的で、取鍋と
モールドとの中間工程にタンデツシユが設置され
ている。このダンデツシユ内張り表面には、鋳込
終了後に側壁や底部に残存付着している地金を容
易に除去すること、および溶損防止を目的とし
て、鋳込終了毎に10〜30mm程度の耐火物を被覆し
ている。
の溶鋼流の安定化、溶鋼温度の均一化および溶鋼
中の非金属介在物の浮上分離等の目的で、取鍋と
モールドとの中間工程にタンデツシユが設置され
ている。このダンデツシユ内張り表面には、鋳込
終了後に側壁や底部に残存付着している地金を容
易に除去すること、および溶損防止を目的とし
て、鋳込終了毎に10〜30mm程度の耐火物を被覆し
ている。
従来、この被覆はコテ塗りによつて行なわれて
いたが、作業環境の悪い炉内での長時間にわたる
作業は相当な重労働であり、しかも非能率である
ため、最近、これを吹付で行なうことが提案され
た。
いたが、作業環境の悪い炉内での長時間にわたる
作業は相当な重労働であり、しかも非能率である
ため、最近、これを吹付で行なうことが提案され
た。
耐火物の吹付けは転炉、取鍋、電気炉などの内
張り補修方法として従来から盛んに行なわれてい
る。しかし、ここで使用されている吹付ノズルは
前記のような大型容器の局部溶損に対しては有効
であるが、ダンデツシユのような小型容器では至
近距離からの吹付けとなるので噴出面積が小さ
く、したがつて一度に広範囲吹付けられないた
め、平滑な厚みの被覆層が得られ難いと共に一
旦、付着した耐火物が続いて吹付けられる耐火物
の衝突によつて飛散しやすいという欠点があつ
た。
張り補修方法として従来から盛んに行なわれてい
る。しかし、ここで使用されている吹付ノズルは
前記のような大型容器の局部溶損に対しては有効
であるが、ダンデツシユのような小型容器では至
近距離からの吹付けとなるので噴出面積が小さ
く、したがつて一度に広範囲吹付けられないた
め、平滑な厚みの被覆層が得られ難いと共に一
旦、付着した耐火物が続いて吹付けられる耐火物
の衝突によつて飛散しやすいという欠点があつ
た。
また、この耐火物の飛散を防止するために噴出
速度を下げると、吹付ノズル先端から耐火物の一
部が吹付けられないままダレ落ちる現象が生じ
る。ダレ落ちるのは耐火物の組成中でも微粉部分
が殆んであることから、耐火物は粒度構成のバラ
ンスが失なわれて付着性、耐食性、あるいは耐ス
ポーリングなどの低下を招くことになる。
速度を下げると、吹付ノズル先端から耐火物の一
部が吹付けられないままダレ落ちる現象が生じ
る。ダレ落ちるのは耐火物の組成中でも微粉部分
が殆んであることから、耐火物は粒度構成のバラ
ンスが失なわれて付着性、耐食性、あるいは耐ス
ポーリングなどの低下を招くことになる。
本発明は、上記欠点を除き、例えばダンデツシ
ユの内張りに対する吹付けのように、至近距離か
らの吹付けに好適な吹付ノズルを提供することを
目的とする。
ユの内張りに対する吹付けのように、至近距離か
らの吹付けに好適な吹付ノズルを提供することを
目的とする。
本発明は、先端開口部がテーパーをもつて先細
にした外套中に、その中心軸上に沿つて前記先端
開口部より口径大なる材料ノズルを挿通すると共
に、この材料ノズルの先端を外套の先端開口部よ
り適宜距離をもつて後方に位置させ、且つ、前記
外套と材料ノズルとの間に外套の先端開口部に向
かつて延びた小孔の高圧気体ノズルを周方向に高
圧気体ノズルを複数個設けてなる乾式耐火物吹付
用ノズルである。
にした外套中に、その中心軸上に沿つて前記先端
開口部より口径大なる材料ノズルを挿通すると共
に、この材料ノズルの先端を外套の先端開口部よ
り適宜距離をもつて後方に位置させ、且つ、前記
外套と材料ノズルとの間に外套の先端開口部に向
かつて延びた小孔の高圧気体ノズルを周方向に高
圧気体ノズルを複数個設けてなる乾式耐火物吹付
用ノズルである。
以下、図面にもとづいて本発明を説明すると、
第1図および第2図は本発明実施例を示し、先端
開口部1をテーパーをもつて先細にした外套2中
に、その中心軸上に沿つて材料ノズル3を挿通す
る。この材料ノズル3は外套2の先端開口部1よ
り口径を大きくし、且つその先端は外套2の先端
開口部1より適宜距離をもつて後方に位置させ
る。外套2と材料ノズル3との間に外套2のテー
パーに沿つて外套の先端開口部に向かつて延びた
た小孔の高圧気体ノズル4を周方向に複数個設け
る。この高圧気体ノズル4は、基端が材料ノズル
3の外周に周設した気体貯留室5に連結し、さら
に気体導管6を介してエヤーコンプレツサー(図
示せず)などの圧搾空気供給源へと連通させる。
気体貯留室5は必ずしも必要としないが、気体導
管6を分枝して直接、高圧気体ノズル4に連結す
るのに比べ構造が簡単になるので好ましい。ま
た、高圧気体ノズル4は、その噴出方向に捩れを
与え、噴出方向が互いに交差しないようにしても
よい。
第1図および第2図は本発明実施例を示し、先端
開口部1をテーパーをもつて先細にした外套2中
に、その中心軸上に沿つて材料ノズル3を挿通す
る。この材料ノズル3は外套2の先端開口部1よ
り口径を大きくし、且つその先端は外套2の先端
開口部1より適宜距離をもつて後方に位置させ
る。外套2と材料ノズル3との間に外套2のテー
パーに沿つて外套の先端開口部に向かつて延びた
た小孔の高圧気体ノズル4を周方向に複数個設け
る。この高圧気体ノズル4は、基端が材料ノズル
3の外周に周設した気体貯留室5に連結し、さら
に気体導管6を介してエヤーコンプレツサー(図
示せず)などの圧搾空気供給源へと連通させる。
気体貯留室5は必ずしも必要としないが、気体導
管6を分枝して直接、高圧気体ノズル4に連結す
るのに比べ構造が簡単になるので好ましい。ま
た、高圧気体ノズル4は、その噴出方向に捩れを
与え、噴出方向が互いに交差しないようにしても
よい。
以上のように構成した吹付ノズルを従来公知の
乾式、あるいは湿式の吹付装置に装着し、材料ノ
ズル3から泥漿状の耐火物を、そして高圧気体ノ
ズル4からは空気を噴出させると、耐火物は吹付
ノズルから広角度をもつて噴出する。しかも、噴
出が広角度のために一旦付着した耐火物が続いて
吹付けられる耐火物の衝突によつて飛散するよう
なこともない。さらに、吹付ノズルからの耐火物
のダレも全く生じない。
乾式、あるいは湿式の吹付装置に装着し、材料ノ
ズル3から泥漿状の耐火物を、そして高圧気体ノ
ズル4からは空気を噴出させると、耐火物は吹付
ノズルから広角度をもつて噴出する。しかも、噴
出が広角度のために一旦付着した耐火物が続いて
吹付けられる耐火物の衝突によつて飛散するよう
なこともない。さらに、吹付ノズルからの耐火物
のダレも全く生じない。
外套2は、気体貯留室5に螺合することによつ
て前後移動自在とし、外套2と材料ノズル3先端
との間隙を調整できるようになつている。
て前後移動自在とし、外套2と材料ノズル3先端
との間隙を調整できるようになつている。
この調整で耐火物の噴出角度を変化させること
ができる。外套2と材料ノズル3先端との間隙を
狭めると噴出角度が大きくなり、逆に広げると噴
出角度が小さくなる。
ができる。外套2と材料ノズル3先端との間隙を
狭めると噴出角度が大きくなり、逆に広げると噴
出角度が小さくなる。
吹付ノズルを湿式吹付装置に装着して使用する
場合は特に問題ないが、乾式吹付装置の場合は耐
火材への水分添加が材料ノズル内で行なわれるた
め、耐火物と水分が十分混合されないままに吹付
けられることによつて付着率の低下が見られる。
そこで、材料ノズル3にスプリング7を抵抗部材
として挿入する。材料ノズル3の内周面に直接、
凹凸を形成して抵抗部材にするのと異なり、スプ
リング7は損耗すると簡単に取り換えできる。
場合は特に問題ないが、乾式吹付装置の場合は耐
火材への水分添加が材料ノズル内で行なわれるた
め、耐火物と水分が十分混合されないままに吹付
けられることによつて付着率の低下が見られる。
そこで、材料ノズル3にスプリング7を抵抗部材
として挿入する。材料ノズル3の内周面に直接、
凹凸を形成して抵抗部材にするのと異なり、スプ
リング7は損耗すると簡単に取り換えできる。
以上のように構成した吹付ノズルは、耐火物の
噴出角度が大きく、耐火物のダレも全くない。
噴出角度が大きく、耐火物のダレも全くない。
本発明ノズルが広角度の噴出を示す明確な理由
は明らかではないが、高圧気体ノズルからの高速
空気流が、外套先端開口部から噴出すると広所に
出たために急激に拡散し、この拡散した空気流に
噴出速度の遅い耐火物流が吸収されるからと考え
られる。
は明らかではないが、高圧気体ノズルからの高速
空気流が、外套先端開口部から噴出すると広所に
出たために急激に拡散し、この拡散した空気流に
噴出速度の遅い耐火物流が吸収されるからと考え
られる。
従つて、耐火物流の外周に単に空気流を流すだ
けでは効果がなく、本発明の吹付ノズルのよう
に、空気流に十分な速度を与えるために高圧空気
ノズルを小孔にして放出断面積を小さくし、さら
に外套にテーパーを設けたことによつて、空気流
が耐火物流に角度をもつて当たるようにしなけれ
ばならない。
けでは効果がなく、本発明の吹付ノズルのよう
に、空気流に十分な速度を与えるために高圧空気
ノズルを小孔にして放出断面積を小さくし、さら
に外套にテーパーを設けたことによつて、空気流
が耐火物流に角度をもつて当たるようにしなけれ
ばならない。
また、耐火物のダレがないのは、吹付ノズルの
内周面との摩擦によつて、速度が低下した耐火物
流の外周部分が、その表面を流れる高速空気流で
加速されるからと考えられる。
内周面との摩擦によつて、速度が低下した耐火物
流の外周部分が、その表面を流れる高速空気流で
加速されるからと考えられる。
以上から明らかなように、本発明の吹付ノズル
は耐火物の噴出角度が広角度なのでダンデツシユ
に対する吹付けのように至近距離からの吹付けで
あつても一度に広面積に吹付けられるので能率的
であると共に、均一厚みの平滑な被覆層が容易に
得られ、しかも、一旦付着した耐火物が続いて吹
付けられる耐火物の衝突によつて飛散するようこ
ともない。耐火物のダレが生じないことから、材
料損失が少ないことはもちろん、このダレに起因
する耐火物の付着性、耐食性、耐スポーリング性
の低下を防止できる。
は耐火物の噴出角度が広角度なのでダンデツシユ
に対する吹付けのように至近距離からの吹付けで
あつても一度に広面積に吹付けられるので能率的
であると共に、均一厚みの平滑な被覆層が容易に
得られ、しかも、一旦付着した耐火物が続いて吹
付けられる耐火物の衝突によつて飛散するようこ
ともない。耐火物のダレが生じないことから、材
料損失が少ないことはもちろん、このダレに起因
する耐火物の付着性、耐食性、耐スポーリング性
の低下を防止できる。
さらに、ノズル内へのスプリングの挿入で耐火
物と水との混合が促進される。スプリングは損耗
されても取り換えが容易である。
物と水との混合が促進される。スプリングは損耗
されても取り換えが容易である。
本発明の吹付ノズルは、ダンデツシユに対する
吹付けに限らず、至近距離からの吹付けを行な
う、例えばDH式、あるいはRH式の真空脱ガス
装置における浸漬管、環流管の外周面または内周
面に対する補修などにも好適である。
吹付けに限らず、至近距離からの吹付けを行な
う、例えばDH式、あるいはRH式の真空脱ガス
装置における浸漬管、環流管の外周面または内周
面に対する補修などにも好適である。
第1図および第2図は本発明実施例を示す断面
図であり、うち第2図は第1図A−A線断面図で
ある。 1…先端開口部、4…小孔の高圧気体ノズル、
2…外套、5…気体貯留室、3…材料ノズル、6
…気体導管。
図であり、うち第2図は第1図A−A線断面図で
ある。 1…先端開口部、4…小孔の高圧気体ノズル、
2…外套、5…気体貯留室、3…材料ノズル、6
…気体導管。
Claims (1)
- 1 先端開口部がテーパーをもつて先細にした外
套中に、その中心軸上に沿つて前記先端開口部よ
り口径大なる材料ノズルを挿通すると共に、この
材料ノズルの先端を外套の先端開口部より適宜距
離をもつて後方に位置させ、且つ、前記外套と材
料ノズルとの間に外套の先端開口部に向かつて延
びた小孔の高圧気体ノズルを周方向に複数個所設
け、さらに材料ノズル内にスプリングを挿入して
なる乾式耐火物吹付用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18062880A JPS57105255A (en) | 1980-12-20 | 1980-12-20 | Nozzle for blowing refractory |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18062880A JPS57105255A (en) | 1980-12-20 | 1980-12-20 | Nozzle for blowing refractory |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57105255A JPS57105255A (en) | 1982-06-30 |
JPS6336827B2 true JPS6336827B2 (ja) | 1988-07-21 |
Family
ID=16086517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18062880A Granted JPS57105255A (en) | 1980-12-20 | 1980-12-20 | Nozzle for blowing refractory |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57105255A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0233975Y2 (ja) * | 1985-11-06 | 1990-09-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5339745Y2 (ja) * | 1976-08-09 | 1978-09-26 |
-
1980
- 1980-12-20 JP JP18062880A patent/JPS57105255A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57105255A (en) | 1982-06-30 |
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